奇跡のミルク
WAO!エンターテイメント
アトリエアーサム(大阪府)
2023/04/11 (火) ~ 2023/04/16 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
乳房炎、妊娠率の低下、借金、離農、酪農農家さんが直面する問題。
実在の「風の牧場」さんの実話の物語。
農家さんの熱い情熱と、生き物への愛情が溢れる公演。
私も熱い物が込み上げ、涙溢れた。
感動😭
満員御礼、杮落とし👍
ある日、ぼくらは夢の中で出会う
劇団六風館
大阪大学(豊中キャンパス)(大阪府)
2023/04/13 (木) ~ 2023/04/15 (土)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
千秋楽観劇。
ホンモノとは?
オリジナリティとは?
新米とベテラン刑事、新米とベテラン誘拐犯。
2つのグループが少女誘拐事件で出会う時、正義のない刑事ドラマが…
硬軟織り混ぜた内容で、楽しかった。
新人さんが沢山入団されること祈念してます。
まだここは
劇団CLOUD9
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2023/04/06 (木) ~ 2023/04/09 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
千秋楽観劇。
恋人の、高校の、バ先の先輩後輩の…
人生の岐路、身を沈め飛び出す準備、旅立ち前夜の物語。
CLOUD9 さんはずっと拝見したいと思ってた劇団!
とても趣と余韻のある公演。
全てを語らず、それぞれ悩みを抱えながら、旅立とうする姿が刺さった!
おまおまいういう
綾門優季+三橋亮太
アトリエ春風舎(東京都)
2023/05/04 (木) ~ 2023/05/07 (日)公演終了
実演鑑賞
鑑賞日2023/05/07 (日) 16:00
小難しい芝居をやるんじゃないか、と思って行ったのだが、予想通り小難しい芝居だった。38分(場面転換2分)31分。
『え待って…』は女子3人の不条理系会話劇。よく分からない感触に満たされてします。
『蹂躙を…』はパーカッションに合わせたダンス系で始まり、1人(郡司麻衣)によるパフォーマンス要素が大きいのかと思ったが、セリフも膨大で後半は演劇的かと思う。エンディングは美しい。郡司の身体能力の高さは見事。
PARADURE -パラデュール-
壱劇屋
すみだパークシアター倉(東京都)
2023/04/22 (土) ~ 2023/04/30 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2023/04/30 (日) 18:00
殺陣が素晴らしいのはいつものことです。
ストーリー展開がシンプルなようで奥深いです。
張り巡らされた伏線が増えながら回収もされていく。
あと、2回。いや3回見たかったです。
あたらしい朝
うさぎストライプ
こまばアゴラ劇場(東京都)
2023/05/03 (水) ~ 2023/05/14 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
かなり面白い。
清水緑さんと木村巴秋氏の夫婦がピンクの車で山道を走っている。誰も通らないような山奥で『羽田空港』行きのボードを掲げているヒッチハイカーの北川莉那さん、何故か中世のペスト医師の『くちばしマスク』姿。それが可笑しくて何度も何度もUターンしてそこを通る二人。到頭乗せる羽目になる。車の中で盛り上がる話題。何処か遠くへ旅行に行きたい気分。
木村巴秋氏は宮藤官九郎風味のもう中学生。矢鱈ハイテンションで明るい。
清水緑さんは扱いがムズい情緒不安定女子。
北川莉那さんの態度の悪さが笑えた。チュッパチャップス。
デヴィッド・リンチの『ロスト・ハイウェイ』や筒井康隆の『夢の木坂分岐点』を思わせる作風。新婚旅行の思い出や病死した母親と行けなかった旅行。鯖にあたって死んだ男のエピソードの断片や『あいのり』風のラブワゴンでの旅。ベトナムのメコン川、ヴェネツィアの墓地であるサン・ミケーレ島。『地獄の黙示録』のように記憶の川を遡上し、『ベニスに死す』のように耽美的な終焉へと。曖昧な記憶と想像と妄想とが何処までも彷徨い続けていく。つげ義春だよなあ。
途中、哀しみが足りなく感じていたが、一曲の唄で作品を決定付けてみせた。
是非観に行って頂きたい。
花魁珍道中
激嬢ユニットバス
OFF OFFシアター(東京都)
2023/05/03 (水) ~ 2023/05/07 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2023/05/07 (日) 16:30
華麗奔放チームを観劇。
舞台美術も綺麗で、とても華やかな花魁の世界を楽しめました。
花街の人々の矜持が描かれいて良かった。
令和5年の廃刀令
Aga-risk Entertainment
としま区民センター・小ホール(東京都)
2023/05/01 (月) ~ 2023/05/02 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
鑑賞日2023/05/01 (月)
観客が物語の鍵を握る討論劇
2年前に小学校で発生した日本刀による無差別殺傷事件を受け、某区でタウンミーティング(政治家などが一般市民に対して行う対話型の集会)が催される。歴史上初めて出される廃刀令の是非をめぐり、8人の有識者が1時間に渡り激論を交わしていく。
あたらしい朝
うさぎストライプ
こまばアゴラ劇場(東京都)
2023/05/03 (水) ~ 2023/05/14 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
#清水緑 #北川莉那
#木村巴秋 #小瀧万梨子
#亀山浩史 #菊池佳南
#金澤昭 #大池容子(敬称略)
人との出会いも芸術との出会いも、一瞬で気が合うかどうかって分かる気がする。察知できるモノだと思う。今作もオープニングのあの瞬間、初演の興奮が甦ったし、楽しい〜ってなった。
上演時間が70分であることに驚く。それは『えっ⁉️たったそれだけ⁉️』の意味。充実し過ぎていて、体感は100分超。つまり、無駄なく有意義な時間が詰まっていたってこと。
辻褄を合わせるように観てしまいがちだけれど、幾つかの時間や場所や視点が交錯して、時空も思考も歪みが生じて、まるでシチュエーションコメディのように脳内で混乱を引き起こす。でも、嫌じゃない。むしろ気持ちいい。
金澤昭さんがイイ味を出している。好きだなぁ。
菊池佳南さんが綺麗だったなぁ。
小瀧万梨子さんの美しさと惚けた表情がサイコー。
挙げるとキリがなくなる。皆さん魅力的。
そう、つまりは『演劇って素晴らしい』ってこと。
そういうこと。
だから、ぜひ観てほしい。
ワタシもおかわりする。
ホロー荘の殺人
ノサカラボ
三越劇場(東京都)
2023/05/03 (水) ~ 2023/05/08 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
三越劇場は5月を「ミステリー月間」として二つの公演を行う。
第1弾が本作、アガサ・クリスティーの戯曲版「ホロー荘の殺人」である。1946年の小説版ではポワロが登場するのだが1951年の戯曲版はポワロ無しに改作されている。また論理的にも物理的にも構造が簡素化され舞台映えのする解決篇になっている。70分+15分休憩+90分
5人の女優さんのうち4人が元宝塚である(凰稀かなめ、紅ゆずる、旺なつき、綾凰華)。4人も揃えるのは犯人が誰かを分からなくするためだが、なぜに宝塚なのかは後半になって犯人がブラックな感情を爆発させるところで分かる。普通の女優さんではできない表現をプロデューサーの野坂実さんが期待したのだろう。…って犯人が4人の誰かだって言ってしまった(汗)いやでも4人を差し置いて元アイドルの高柳明音さんが犯人だったりしたら詰めかけた宝塚ファンが暴動を起こすでしょう。配役表を見ると河相我聞さんが犯人臭いけど殺される方だし。
執事役の佐々木梅治さんがさすがの良い味を出しておられた。
雨、晴れる
teamキーチェーン
すみだパークシアター倉(東京都)
2023/05/03 (水) ~ 2023/05/08 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
『A・P・B-Tokyo』の絶対的ヒロイン、横木安未紗さんが好きだった。寺山修司といえば彼女の印象。今は安未紗名義で活動中。またキャバ嬢か、と思えば今回はまさかの弁護士役。
前作の『朝ぼらけ』のイメージが、善人の織り成す優しさの甘ったるいおとぎ話。ファンタジーとしては有りなのだが、現実から目を背けた作風に拒否感。どうしようもない現実の痛みに打ちのめされた時に握り締めるような強さがない。「みんな良い人だったら良い世界になるのにね」。(自分も含めて)そうじゃないから皆苦しんでいるんだろう。リアルな苦しみを凌駕する強さが欲しい。
だが今作には強度があった。テーマは『性同一性障害』。いろいろと不満はあるが、言わんとしていることはしっかりしている。
元フェアリーズの伊藤萌々香さんが主演。初々しい清純派キャラで応援するファンも多そう。
FtM(フィメール・トゥ・メール)=〈肉体は女性だが自己認識は男性〉を演ずる三澤康平氏がMVP。凄く納得させる役作り。清潔感が圧倒的。
不妊治療に励む森川梢さんは見覚えがあるのにそれが何だか思い出せなかった。
化粧品で成功した女社長役、徳岡明(あかり)さんの台詞が芯を食う。それぞれの美しさに手を伸ばすこと。高い鼻梁。
ガサツな今井裕也氏はどこにでもいそうな存在感。
PARADURE -パラデュール-
壱劇屋
すみだパークシアター倉(東京都)
2023/04/22 (土) ~ 2023/04/30 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
とにかく面白かった!!!
緻密に張り巡らされた伏線と愛されるキャラクターたち。説明しすぎずこちら側にも考察の余地を与えてくれるセリフ。素晴らしい脚本だと思いました。
また、プロジェクションマッピングや映像を使うことの多い最近の舞台で、シンプルな舞台装置を全て人力で動かしつつ、これだけ壮大な舞台を造り上げる演出力にも脱帽です。
近い将来チケット入手困難になる劇団さんだと断言出来ます!ファンになるなら今のうちだ〜!!
壱劇屋さんに出会ったのは2018年の独鬼(再演)でしたが、その時から毎回感動と衝撃を頂きます。自分にもこんなに熱くなれる感性があったのかと、新たな自分にも出会えました。
今は東阪とに分かれて活動されていますが、大阪本隊と東京支部が一堂に会する公演が観たい!!
桜姫東文章
CCCreation
こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)
2023/05/03 (水) ~ 2023/05/10 (水)公演終了
実演鑑賞
満足度★★
昨年から数えると四つ目の「櫻姫東文章」である。今作は先の三作品と、全く違う。
大歌舞伎に始まり、ブルカレーテの「スカーレット・プリンセス」、今年になってからの木ノ下歌舞伎。それぞれ舞台面は全く違うが、それぞれに「演劇的」野心のある舞台で、大いに楽しめた。改めて、鶴屋南北、劇作家としてすごい!と思う。
しかしこの四つ目の「櫻姫東文章」には、演劇的野心よりも、若いスターたちのタレントショーという面が強い。観客も、よく知っていて、男性客は十人に及ばず、ほとんどが二十歳前後の若い女性観客である。配役表すら置いていないのは客は配役を熟知しているからだろう。グローブ座がゼロに引っ越した感じだ。
タレントショーとしては、主役・櫻姫の三浦涼介、清玄の平野良、釣り鐘の鳥越裕貴、それぞれに魅力があって、歌に殺陣にと頑張っているが、それはあくまでショーとしてであって、演劇的成功を目指していない。それはそう言うものだから仕方がないが、それなら、こんな難しい物をやらなければ良いのにと思ってしまう。早い話、多くの女性観客は何のことか解らないという空気である。でもご贔屓の歌もあるしかっこいいから・・。
加納幸和の本は長年花組芝居をやってきただけのことはあって、実に巧妙に南北戯曲の山場、見せ場はほとんど全部取り入れて二時間にまとめている。歌舞伎の長編をサマライズするうまさは「義経千本桜」で感心したが、この本も(再演か?)要領よく、加納本人が演出していれば、かなり変わった舞台になっていたと思う。それにしても、櫻姫が出家する寺がキリスト教というのはどういうつもりなのだろう。三浦涼介の衣装は似合っていたから、これでいいとなったのだろうが、それなら別の本でやるべきだ。
音楽が今風のリズム楽器主体なのは致し方ないとして、古典で見せ場になっているところが全部歌になっているが、その曲想が昭和歌謡とは言えないまでもせいぜいJ-ポップスのレベルで、古めかしい。ダンスの入れるタイミングは良いのだが振り付けが平凡。タレントのスチールを撮るためか、と勘ぐってしまう。
チグハグ感が半端ない公演でこれで9500円は高い!だろう。8割近く入ったのはご贔屓スジの奮闘による。
中之島春の文化祭2023
ABCホールプロデュース公演
ABCホール (大阪府)
2023/05/05 (金) ~ 2023/05/06 (土)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
コレコレ!ただただ楽しい一日!久しぶりの文化祭もとびっきり楽しかったです\(^o^)/どの団体も素晴らしかったけど個人的に好きやったのは「喜劇結社バキュン!ズ」と「片岡自動車工業」でした☆やっぱ僕は「お笑い」が好きなのね(^-^)あと「ダイナマイトしゃかりきサーカス」のハーモニーも最高でした☆
PARADURE -パラデュール-
壱劇屋
すみだパークシアター倉(東京都)
2023/04/22 (土) ~ 2023/04/30 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
壱劇屋さん、初めて観劇しましたが、あっという間に心奪われました。休憩無しの長丁場で大丈夫か心配してましたが、そんな事はまったく無く、舞台にかじりついてました。殺陣芝居が売り!!と少しだけ予習して行きましたが、金槌で引っ張ったかれるくらい!!次元の違う本気度で背筋が寒くなったのとまた観たい!!気持ちになりました。
とにかく素晴らしかった!!
文豪たちのことば
文京アカデミー
文京シビックホール(東京都)
2023/04/15 (土) ~ 2023/05/07 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
田上豊の演出・構成による、漱石の「三四郎」を拝見。読んだのは学生の頃なので相当前になるが、この企画、各演目1時間前後だというので、「三四郎」はどういう風にするのだろうと思ったら、三四郎が東京へ着くまで、要は原作の冒頭部分を丁寧に描く形。当パンの田上氏の文章には、「美禰子あってこその三四郎」という原作ファンの方には、何とかご容赦いただき云々とあったが、ああそうか、自分って美禰子のファンだったのだなあと改めて感じた次第。
MAN STANDING vol.2
サブテレニアン
サブテレニアン(東京都)
2023/05/05 (金) ~ 2023/05/07 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2023/05/05 (金) 19:00
Bチームを観た。毛色の違った一人芝居2本。前説3分+32分(場面転換2分)44分。
サテライト☆ちぐさは、中国唐時代の女流詩人・薛濤の『十離詩』。10個のモノが愛でられ堕ちる様子を描いた詩なんだそうだが、それの読み下しを語りつつ「女」の「状況」を語る。パフォーマンス要素が強い。
古い知り合いの清滝美保は『在り、居り、喋り、いま泰子』で、中原中也と同棲した女優の長谷川泰子がある場所に出かけて、インタビューでその様子を語る。一人芝居の王道的な作品だった。
初めて訪れる劇場。
PARADURE -パラデュール-
壱劇屋
すみだパークシアター倉(東京都)
2023/04/22 (土) ~ 2023/04/30 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
一度のみの鑑賞では、情報量が多すぎるために理解が困難。理解しても情報処理に追われて感動が伴わない。が、情報を噛み砕いた上での2度目の鑑賞が絶品。
PARADURE -パラデュール-
壱劇屋
すみだパークシアター倉(東京都)
2023/04/22 (土) ~ 2023/04/30 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
東京支部の演劇では初めて観るワードありの舞台、ワードレスでは自分の中で好きなセリフを想像して楽しんでいたので果たして合うのだろうか…と不安もありつつ、とはいえ根っこの倫理観を信用しているので、事前に購入していたチケットの前日に当日券で鑑賞。
結果、ボロ泣き。
翌日はAB両公演の日だったのでいきなりこれを一日中浴びたら眼球干上がってしまうわ!危ないところでした。
誰かが誰かを大切に思うこと、自分がどう感じているか、というのが直に胸に打ち込まれると人間は涙を止められなくなるらしいです。
漢字の変換が追い付かなくてあとから追いかけぎみなところもありましたが、人物の感情の部分が共感の嵐で没頭して楽しめました。
ギャグとシリアスの塩梅もちょうどよくて見やすかったです。
あとはなんといっても殺陣、殺陣、舞台装置、殺陣、舞台装置!運動量はんぱないのにいつ見てもキレがいい…!圧巻でした。
葛飾ナンバー
A.R.P
小劇場B1(東京都)
2023/04/26 (水) ~ 2023/04/30 (日)公演終了