『Artist Unit イカスケ × 謎の女ーーー《まなみ》。』
火曜日のゲキジョウ
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2022/09/01 (木) ~ 2022/09/01 (木)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
内側に秘めた欲望をいかようにして発露させるか、いかようにして叶えるか、あるいは諦めるのか。二団体通して様々に観られた夜でした。
『シイナナ×MoreGoofy‘s』
火曜日のゲキジョウ
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2022/09/06 (火) ~ 2022/09/06 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
とても胸熱な夜でした。濃ゆい時間を過ごせた。演劇はなまものだ。その日その時限りの今を生きてる。そんな実感のある夜でした。この公演はシイナナの側に当日のキャスト変更があり、その経緯により、おそらく作り手からは不本意かもしれないのですが、どうしてもバイアスかかってしまいました(笑)
『金曜日のうさぎ×Micro To Macro』
火曜日のゲキジョウ
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2022/09/13 (火) ~ 2022/09/13 (火)公演終了
『カンザスハリケーン×劇団グラスホップ』
火曜日のゲキジョウ
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2022/09/20 (火) ~ 2022/09/20 (火)公演終了
『謎の女―――《まなみ》。×MEHEM』
火曜日のゲキジョウ
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2022/09/27 (火) ~ 2022/09/27 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
30リーグにもエントリーしてるのに、それ以外でも火ゲキ出ちゃうマナカくん。脂ノリノリ。おかげで制作されてるほのかさんのMEHEMも一年ぶりな気が全くしない。今宵は久しぶりに観られて嬉しい役者さんに会えた夜でした。
『ニュートラル×パン・パン・パリー』
火曜日のゲキジョウ
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2022/10/11 (火) ~ 2022/10/11 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
ニュートラルを火ゲキでまた観られた事が嬉しい。一度は中止になったパン・パン・パリーのリベンジが叶って嬉しい。観られて嬉しい夜でした。
『カヨコの大発明×謎の女ーーー《まなみ》。』
火曜日のゲキジョウ
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2022/10/25 (火) ~ 2022/10/25 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
今期火ゲキのラストであり30リーグの決勝戦でもあった今宵の火ゲキ。
いやぁ、もぉ、素晴らしかったです!贅沢させて頂きました!
演劇は勝ち負けじゃない。でも、残るからには残るだけの理由がある。
そんな夜でした
憫笑姫 -Binshouki-
壱劇屋
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2022/08/17 (水) ~ 2022/08/23 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
白い人が出てきた瞬間に「これから五彩が始まるんだ…!」とドキドキしました。
姉の優しさと自己犠牲、妹の可愛さと覚悟、姉妹の健気さと成長にボロ泣きして、理不尽と悪意に立ち向かっていくかっこよさに痺れました。
理不尽で辛くてどうしようもない状況で時に声を上げて、時に胸を叩いて、時に気合を入れてもらって自分を奮い立たせるミラの強さがまぶしい…!
理不尽な現実に打ちのめされながらも、逃げずに歯を食いしばって頑張る姿に見てるこちらも励まされて頑張ろうという気持ちになれる作品でした。
禁猟区
柿喰う客
本多劇場(東京都)
2022/12/22 (木) ~ 2022/12/30 (金)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
観ていて、集中力が途切れることなく、体感時間は30分位
役者のスキルの高さ、圧倒的なフィクションに魅せられる
また、度重なるアクシデントを乗り越えて上演してくれたことにも敬意を評します
禁猟区
柿喰う客
本多劇場(東京都)
2022/12/22 (木) ~ 2022/12/30 (金)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
降り注ぐ言葉のシャワーは、祝福か、呪縛か。
開放的なようで閉塞的な商店街で繰り広げられる、不思議な人間ドラマ。
独特の言い回しとリズムは、肌に合えば心地よく。
ユニゾンと掛け合いと、独白とで展開されていく過去のトラウマと現在の怪奇のコントラスト。
終盤に向かうにつれてさらに加速するセリフのBPM、つられて高まる心拍数。
商店街を一直線に駆け抜けたような、疲労感と息切れとがいつしか癖になり。
劇場で何度観ても配信ヘビロテ必至な中毒性。
2022年の観劇納めに選んで後悔のなかったクオリティ。
初体験
柿喰う客
全電通ホール(東京都)
2022/11/05 (土) ~ 2022/11/05 (土)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
世間では、「推し活」という単語が浸透していて、誰かを応援することがキラキラした趣味のように受け止められる。
けれど、お金を出して他人を消費するのはグロテスクな行為でもある、というのを改めて思い知らされる作品だった。
推す側から見られるのは、推される側のほんの一部でしかなくて。
そのわずかな面に「物語」を見出すことで、偶像を狂信的に崇めている。
そして「物語」は自然に生まれるものだけではない。演出され、作り出されたものの可能性だってある。
けれど、そんなことはきっと、「推し活」という括りの中ではどうでもいいことで。
「この作品はフィクションです」と繰り返されるフレーズが脳裏から離れなくなる頃には、過去も今も夢も幻想もすべてがドロドロに溶け合って区別がつかなくなって。
その曖昧で不安で、けれどどうしようもなく愛おしい感覚は、愛にも似た執着とよく似ているな、と感じた。
いや、むしろ、執着も憧憬も未練も嫉妬も献身も、そのすべてが愛だったのかもしれない。
不思議に爽やかな終わり方に、救いを見出していいのか悪いのか。戸惑いながらもリフレインするあの歌を帰り道に口ずさんでみた。
荒人神 -Arabitokami-
壱劇屋
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2022/12/21 (水) ~ 2022/12/27 (火)公演終了
荒人神 -Arabitokami-
壱劇屋
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2022/12/21 (水) ~ 2022/12/27 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
5ヶ月連続上演「五彩の神楽」最終作。
1作品でも観ていたらより楽しめる、という言葉を信じて全作品追い続けた5ヶ月目。
期待以上のものが、そこにありました。
初めて五彩の神楽に触れる観客にも楽しめるよう配慮がされながらも、ここまでずっと観てきた人間には「ご褒美」としか言いようのない仕掛けが織り込まれていて。
シリーズ集大成としての自信と情熱を感じる構成でした。
人間の記憶は脆く、薄れやすい。
けれど、それを補うかのように音楽で、モチーフで、演出で、衣装で。
繰り返し思い出ごと呼び起こそうとする試みに、8月に、9月に、10月に、そして11月に戻ったかのような錯覚を覚えました。
暑い夏に「憫笑姫」から始まった五彩の神楽が、寒い冬にアツい「荒人神」で締めくくられる。
長い人生のほんの5ヶ月のことだけれど、きっと、あの光景とその時の感情とをわたしは忘れないと思います。
頑張った人が、頑張って、報われる。
そしてその傍らには、自分の絶対的な味方になってくれるかけがえのない誰かが寄り添ってくれる。
5作品を通して繋がっていったテーマが、これからの人生のどこかで、そっと背中を押してくれるでしょう。
五彩の神楽に出会えてよかった。そして、壱劇屋東京支部に出会えてよかった。そう、心から思えたひとときでした。
心踏音 -Shintouon-
壱劇屋
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2022/10/19 (水) ~ 2022/10/25 (火)公演終了
賊義賊 -Zokugizoku-
壱劇屋
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2022/09/21 (水) ~ 2022/09/27 (火)公演終了
戰御史 -Ikusaonshi-
壱劇屋
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2022/11/23 (水) ~ 2022/11/29 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
構成の9割以上が殺陣という、恐るべき運動量の作品。
しかし、その中にもしっかりとしたストーリー性とテーマが存在し、観たあとに色々と思いを馳せる余白がありました。
顔無し、野武士、女頭領、狂人、そして名もなきアクションモブたち。
すべての登場人物が武器ごと、人ごとにバリエーション豊かな殺陣で魅せる総力戦は、人格の入れ替わりというギミックを丁寧に演出しながらも、物凄いスピード感と熱量で。
ひとりひとりの実力と、体力、そして積み上げられた日々の稽古によって生み出された、最大級のフェス。
心拍数を上げる選曲も最高!
岡村圭輔と、小林嵩平。
なにかと対になる二人の、それぞれの魅力の対比も鮮やか。
満を持してのキャスティングはエモさ全開で、何度観てもテンションの上がる濃密な時間を過ごすことができました。
荒人神 -Arabitokami-
壱劇屋
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2022/12/21 (水) ~ 2022/12/27 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
五彩の神楽最終章となる本作品。
制覇した神楽分だけ楽しめるとは言われていましたが、まさかまさかの演出に涙腺がぶっ壊れました。
五彩の神楽は映画やアニメで観ていたいな〜と思っていましたが、「荒人神」だけは舞台で観るからこそ度肝を抜かれる演出だと感じました。
他にも、主人公の「荒」の心情がワードレス殺陣芝居であるからこそのわかりやすい心情の変化であったり、「白」「元」との関係性もとてもわかりやすいようになっていたので、舞台初心者であってもとても観やすい舞台になっていると感じました。
ワードレス殺陣芝居のメインにもなる殺陣では、どのシーンにおいても様々な武器を使いこなしている主人公に圧巻されながらも、舞台上を駆け回るアクションモブと呼ばれる方々が100分間という上演時間をあっという間に感じさせられました。
2022年の五彩の神楽に出会えたことをとても誇りに思える、そんな作品でした。
また、再演があったら絶対に観にいきたいと思える作品です。
戰御史 -Ikusaonshi-
壱劇屋
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2022/11/23 (水) ~ 2022/11/29 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
世にも奇妙な殺陣芝居と謳われていた通りのSF(すこしふしぎ)物語でした、そして奇妙不可思議を上回る殺陣に次ぐ殺陣、息もつかせぬアクションの連続、舞台を観ながら、「このゲームやりたいな」という考えが浮かんだとかないとか。
どうしてこうなったのかはわからない、けれどなにが起こっているのかはわかるという塩梅でその表現力と構成と演出、なにより演者さんの体力がすさまじい舞台で圧巻でした。
フェスのシーンはテンション上がりまくりました!
荒人神 -Arabitokami-
壱劇屋
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2022/12/21 (水) ~ 2022/12/27 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
五ヶ月通ったからこその観劇体験…!もちろんこの作品単体でも楽しむことができるのですが、ここまで積み重ねてきた五彩の神楽へ思い入れがストーリーを進むごとに爆発していきます。
誘爆に続く誘爆、大爆発!途中で小さく声を上げてしまうほどの興奮、キレッキレのアクション!昂る感情を抑えるために拳を握りしめたのはこれで何度目か!
賊義賊でも見られた五彩中でも一番好きな演出である血飛沫表現の赤い紙吹雪がアップグレードされてそれにも興奮、好きすぎる!!好き大好き愛してる一生分言っても足りないのではないでしょうか、惜しいのは…全人類に見てもらえないことです……。
【Strong Punch】
劇団1mg
in→dependent theatre 2nd(大阪府)
2022/05/25 (水) ~ 2022/05/30 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★
やっぱりこの劇団は演出も凝っていて、なにより役者のレベルが高い!
感情揺さぶられる。
が、今回に限っては台本が少しよくなかった。