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荒人神 -Arabitokami-

荒人神 -Arabitokami-

壱劇屋

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2022/12/21 (水) ~ 2022/12/27 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

今回、初めて劇団壱劇屋の舞台を観に行きました。荒人神最高でした。五彩の神楽、全て観たかった。もっと早く出会いたかった!!凄い!!!とスタンディングオベーションを自らするのは初めての体験でした。いつも他の方が立ったから立つ、でしたが終演後の胸いっぱいの素直なスタンディングオベーション。台詞なしの舞台初めてでしたが本当に素晴らしかったです!2回観に行きました。

code:cure

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壱劇屋

ABCホール (大阪府)

2022/07/29 (金) ~ 2022/07/31 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

座長大熊さん作演出となる2年ぶりの本公演!
「世にも奇妙なエンターテイメント」の醍醐味をこれでもか!と凝縮した演出と展開に、心躍る観劇体験をすることが出来ました。パフォーマンスと会話劇による緊張と緩和、そして物語が進むにつれて判明していく真実…「治験」という難しそうなテーマを面白くも妖しく作品として創り上げた座組の皆さんに拍手です!

ネタバレBOX

大千秋楽のみの展開…「こりゃ壱劇屋だなー」と思わず笑ってしまう展開でした。キャストの皆様の吹っ切れ具合もこれまた面白かった…!
code:cure

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壱劇屋

ABCホール (大阪府)

2022/07/29 (金) ~ 2022/07/31 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

めちゃくちゃ好き。
これぞ大熊作品、の要素がてんこ盛りで、まさに壱劇屋のベストアルバム。
複雑さとわかりやすさのバランスが良く、量子論との絡みも劇中に語られる内容だけ知っていても楽しめるし、もっと深く知っていれば掘り下げて「じゃあこれは?」と思考が広がっていくし、要素の取り込み方と出し方の塩梅が良い。
そのストーリーのバランスの良さ × 多彩なパフォーマンス × 音と光の洪水、すべてがスクラム組んで壱劇屋の世にも奇妙なエンターテイメントに引き込んでくる。

目覚めを繰り返すミステリー…というアオリ文句がシンプルでその通りだと思う。
奇妙な錯綜とともに駆け抜けていく疾走感もあって、ただ繰り返すだけではない、趣向と意味を凝らしたループものSFエンタメ。
廃墟・治験など、要素要素は少し不気味な面もありつつ、ぶっ飛んだキャラクターはいるものの全員「愚か」ではない安心感があるし、全体的にクールで、それでいて高揚感も押し寄せてくる…
バランス感や劇の波への乗らせ方が本当に心地よくて、中毒性がある。
選出テーマや台詞が絶妙に生活に隣接…がっつり絡むほどではないが隣接していて、あんなに奇妙な空間時間だったのにふとした時にあの世界がふと隣に湧いてくるように感じるのも好きなところ。

まっすぐなゲームや冒険感をアングラ的劇薬オブラートで包んだような、初見はたまげるかもしれないが、非常にバランスが取れていてとても好きだし、エンタメ好きにはお勧めしたい。
またこういう作品も観たい!

戰御史 -Ikusaonshi-

戰御史 -Ikusaonshi-

壱劇屋

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2022/11/23 (水) ~ 2022/11/29 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

とにかく「殺陣まみれ」で爽快感とスピード感溢れる80分間でした。二人の主人公の関係性とその謎、そして残留思念で記憶を追体験するという物語をワードレスで創り上げる(むしろワードレスだからこそ創り上げることが出来た)、壱劇屋の殺陣芝居の醍醐味を詰め込んだ作品です。

supermarket!!!

supermarket!!!

壱劇屋

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2022/11/03 (木) ~ 2022/11/06 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

壱劇屋初、いや演劇界においてもなかなか珍しい「複数の脚本を一人の演出で繋げる」という試み、そしてノンストップ150分間の会話劇…演出家九者九様の作品に、演出家大熊さんのテイストが盛り込まれた濃密な作品集、でした。コメディタッチもあればシリアスで奇妙な展開、ヒューマンドラマ等、一度の舞台で沢山の作品を見られる贅沢な時間でした!

荒人神 -Arabitokami-

荒人神 -Arabitokami-

壱劇屋

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2022/12/21 (水) ~ 2022/12/27 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

五彩の神楽のひとつだけしか観ていなかったけれども最高でした!スタオベ!3回行ってしまった!

荒人神 -Arabitokami-

荒人神 -Arabitokami-

壱劇屋

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2022/12/21 (水) ~ 2022/12/27 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

今回の五彩の神楽で初めて壱劇屋さんの舞台を拝見しました。一作目の憫笑姫を観たときに、絶対に五作全部観に行こうと決めた8月からついに12月の荒人神まで辿り着きました。こんな観劇体験を味わえるから舞台鑑賞が好きなんだと改めて感じることができる作品でしたし、自分の周りにいる大切な人達にもぜひ観てほしいと思う作品でした。
色んな縁の重なりで壱劇屋さんを知ることができ、五彩の神楽を観客として完走できて本当に幸せです。

荒人神 -Arabitokami-

荒人神 -Arabitokami-

壱劇屋

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2022/12/21 (水) ~ 2022/12/27 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

五彩の神楽、最後の舞台でした。
5ヶ月ずっと見てきて、最後まで全部見れて本当に良かった。。
人生初のスタンディングオベーションでした。
ここまで揺さぶられるステージはなかったな。。
本当に感動しました。ありがとうございました。

薔薇とサムライ2 海賊女王の帰還

薔薇とサムライ2 海賊女王の帰還

劇団☆新感線

新橋演舞場(東京都)

2022/11/01 (火) ~ 2022/12/06 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

天海祐希好きにはたまらない公演でした。
トー〇じゃないけど、閣下を演らせてみたいですよね。
スマッシュヒットは、広瀬アリスさんの代役で出た石田ニコルさんですね。素晴らしかった。

憫笑姫 -Binshouki-

憫笑姫 -Binshouki-

壱劇屋

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2022/08/17 (水) ~ 2022/08/23 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

妹のために強くあろうとしたかっこいいミラお姉ちゃん!でも強さだけでなく、泣き叫びたい弱さも、それを押し隠す健気さもすべて伝わってきて、何度見ても大好きです。
途中から頑張って、頑張ってどんどん登場する女子たちが強くなっていく様が眩しくて涙が出ました・・・。
あんな1曲の中で時の流れを表現する演出がたまらない・・・旗が閃く演出もカッコよく、強くなったミラを送り出す竹村さん演じる団長の表情がまた何度見ても良い!

荒人神 -Arabitokami-

荒人神 -Arabitokami-

壱劇屋

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2022/12/21 (水) ~ 2022/12/27 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

「人」の物語とはまさに。
「人」を「人」で描いていて、「人」のために作られている。
物語的にも演劇的にもそうで、本当に好きな作品。

今までの4作を思い起こさせる形や表現、人物の関係・状況を少しずつ出してきて、そのうえで主人公たちまで呼び寄せてオマケどころかストーリーの芯にしっかり絡ませる集大成としての壮大さはもちろん素晴らしいが、何より、「荒人神」としての、人の醜さややさしさ、その人が作り上げる世界に対する絶望や希望に関する物語が分厚く存在していて、しっかりと描かれている上で、その集大成・お祭り的要素が無駄ではなくそこに絡んでいることが本当に素晴らしいと思う。
憫笑姫・賊義賊・心踏音・戰御史を観てしまっているため、荒人神だけを観た人の本当の感想や感情はわからないが、4作を観ていなくても置いてけぼりになることはないのではないかと思う。
荒人神は、荒・元・白の、悩み、それでも前を向き歩いていく物語である、と言える。

キャスト的サプライズ面については個人的には「ここまでの4作、もしくはそのうちのどれか、作品を愛してくれている客」を信頼してくれていると感じられる。
あの主人公たちが本当に墨絵から飛び出してきたかのような姿で出てきたときは大興奮したし、それぞれのストーリーや殺陣をなぞりながら、荒の絶望や苦悩を一つずつ晴らしていくように剣を交えるところは、こういう時こそ「尊い」という言葉を使いたいなと思う光景で、
特に憫笑姫の主人公、ミラのシーンが一番好きで、再び相まみえることが出来たというようなほほえみが胸に刺さるし、白い衣装も相まって神々しさすら感じられ、それでも胸をドンドンとたたいて鼓舞するミラ姉さまはあの必死に駆けていたミラ姉さまで、いろんな感情が渦巻いていっぱいいっぱいになってしまう。

あと、個人的に元が目指す姿は賊義賊の主人公の姿に似ているなと思っているので、血しぶき演出が荒人神で再び出てきたことにぞくっとした。
荒人神も、「やむを得ず」命を絶つ、ことを改めて考える作品だと思うので、賊義賊の感想に書いた通り、効く。
更に今回は色変化もあり、工夫や趣向を凝らすこと(さらにそのクオリティを落さないこと)を止めない団体だな…ということも思う。
今回も美しい飛び・舞い・散り、を堪能。
迷いながら振るわれる剣の切っ先から飛ぶ血ごしに見るその表情、呆然とする元の頭上に降る血、闇が吹き飛ばされていくように散る黒、偶然か体に張り付いたそれが返り血や傷のように見える瞬間…どれも演劇でしか味わえない解釈のあるうつくしさで印象に残っている。

皮肉だが、圧倒的な強さはフィクションとしてはとても格好いいので、黒い”何か”の手を取り、闇に心を染めて世界を蹂躙する荒の姿はとても魅力的で、恐ろしさとともに快感を感じるシーンでもあった。
苦悩していた荒とは違い、表情もころころと変わり、ただただ好きなもの以外はどうでもよい様子は幼子のようにも見えて、少し悲しくもあり。
竹村さんの芝居は豊かだなと思う。4作連続で出ているが、どれも性格、年齢までも違うように感じられ、荒人神ひと作品の中でもこんなにも色とりどりに変化する。
その芝居が殺陣にも乗っていて、武器による変化だけではなく、心情や状況によって、切っ先から感じられるものが全く違う。迷い、殺意、決意、etc…
作・演出としての竹村さんももちろん好きだが、役者:竹村晋太朗、好きだな。と改めて思う。

また、竹村さんと同じく、個人としては違うが5作品に共通して存在する「アクションモブ」の存在について改めて度肝を抜かれている。
「モブ」にふさわしく群衆として世界になじみつつ、時にキーとなる存在となり、瞬時にいわゆる「人間CG」を担い現象としての存在に推移する。
「モブ」とは名ばかりの、この人たちがいないと世界が成り立たない骨子としての存在と技術、劇団員も含まれているとはいえ、ひと月ごと、1回1回の座組であそこまでの完成度の仕事をしているのが本当にすごいと思う。
アクションモブが居なければ、あらゆる魅力的なシーンは成り立たない。
観ているその時その最中はそこに意識を割かれ過ぎないように目立ちすぎず、でも印象を残しつつ、の職人たち。
しっかり名前を憶えてしまった。素晴らしかった。


興行としても、独立連作の集大成としても、単独の一つの公演としても、素晴らしい作品だと思う。

戰御史 -Ikusaonshi-

戰御史 -Ikusaonshi-

壱劇屋

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2022/11/23 (水) ~ 2022/11/29 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

よくよく考えれば「こんなの台詞や言葉の説明なしにどうやってわかるんだ!?」というような内容と世界観を、見事に芝居・殺陣・演出で成り立たせていて唸る。
謎のしっぽをつかめるようでつかみきれない、そうしている間に目まぐるしく技巧たっぷりの殺陣に心と目が躍る。
台詞がないこと、は割と頭からすぐ抜けてのめりこませられるのは五彩の神楽ひと月目からそうだったが、それでも4作観てきていても「まだこんなに違う色が出せるのか!」と驚く。驚けることに驚く。

最初の主人公の行軍→戦闘シーンだけでも殺陣の充実感がすごいのに、そこからあらゆる武器・あらゆる戦い方が出てきて、殺陣の濃度も熱もどんどん上がっていくのがたまらない。
切りあい殺し合いだが、一線を越えて気持ちよさを感じる。
そうそうこういう殺陣も観たいんだよ、という満足感。
フェスというのも納得。
つかみきれないストーリーラインへの志向が常に脳内で稼働しているうえに、その殺陣への興奮がやってくるので、頭が全身が発火しているのか?というくらい熱くなるし、それが楽しい。
考えてみて!と、考えるな感じろ!の塩梅がとても好みだった。

演出・動きについて、思い返して考えれば「たぶんこうしているんだろうなあ」というのはわかるが、いざ目の前で観ると「今どうなった!?なんだ!?」とまるでマジックでも観ているかのような興奮でいっぱいいっぱい。
ひとつひとつは単純(簡単ではない)でも、それを複数人が交差する舞台上で、観てる間はそこに意識が割かれないよう「当たり前」のようにそれをやっていくのが、この劇団の作る座組の強みだなと思う。

魅力的なゲストが多く、それぞれ存在感や殺陣力・芝居力が大変良かったが、何より中心の主人公たちのスター性ある殺陣芝居がよかった。
華やか…ともまた違う、映える、目を引き付ける殺陣だった。
両側から迫る稼働台に助走なしで垂直乗りする主人公たち(それぞれシーンとしては別だが)など、すごすぎて思わず観ていて笑いが出てしまった。

熱量があり、フェスのような殺陣乱舞が印象的な作品ではあるが、個人的には冒頭・二人(ひとり)が向き合うところ・ラストシーンのしずけさが一番好きなところ。
演出も、芝居も。
緩急とはまた違う、この作品のクールさ…熱量のねっこにある低体温さをそこで改めて感じられるのが良かった。

不満点ではなく希望の話で、動きや稼働台の使い方が鮮やかでダイナミックだったので、もう少しだけ幅広の舞台でも観てみたいと思った。
アの幅ゆえの感覚だったのかもしれないが、「もっと!」を求めたくなるくらい、座組が放つエネルギーがすごくてみちみちだった。

猩獣 -shoju-

猩獣 -shoju-

壱劇屋

ザ・ポケット(東京都)

2022/04/20 (水) ~ 2022/04/24 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

劇団壱劇屋東京支部さん作品、初観劇でした!
物凄い殺陣の量で圧倒されました。。

心踏音 -Shintouon-

心踏音 -Shintouon-

壱劇屋

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2022/10/19 (水) ~ 2022/10/25 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

小説や映画のような味わいとともに哀しくもうつくしい景色が見られる作品

ふつうならよくある「二回観るとあるシーンの見え方が変わってくる」とするところを、一回の観劇でそれを可能にしていて、なおかつ間延びしないどころかアハ体験のような刺激を浴びながら避けられない悲劇をたどることができる仕組みに脱帽する。
そのうえで二回観るとさらにその深みが増すというところが、初見での満足もリピートのうまみも知っている人が作っているんだなという信頼感がある
主人公の、思わずかけよりたくなるかわいさと、早いだけではない浮遊感と重力を同時に感じる不思議で強烈な殺陣を繰り広げるギャップがとてもよい
ヒロインのフミとのやり取りも大変ほほえましく、それだけに後半の悲劇の辛さがささる…
主人公の視界を表すかのような大胆な照明はもちろんだが、個人的にはやはり音が心に残っている。
ワードレス殺陣芝居…台詞が無い(全員言葉をしゃべらない)芝居の中での「声が出せない」の表現と、「目が見えない」ことへの対応方法が芸術的で美しい
音階はないはずのタップ音が、歌うように泣くように、怒りすらも、色とりどりの感情を表現していて、人間の伝えることや読み取るちからや可能性をぐんと広げてもらえたようにも思う。
あんなに軽快に言葉のように跳ねていたタップ音が、くやしく悲しい乱暴な地団駄になるところ、また、槍の尻で床をどんどんとやけっぱちのように覚悟をきめたかのようにたたきつける音、音とともに景色が印象に残っていて、好きなシーン。

賊義賊 -Zokugizoku-

賊義賊 -Zokugizoku-

壱劇屋

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2022/09/21 (水) ~ 2022/09/27 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

ショーのようにポップで華やかで、それに反比例するような時代劇以上の因縁と因果応報、その渦に巻き込まれてとにかく楽しく胸打たれる

殺意を向けられたから、命を守るために、それが仕事だからのあらゆる「やむを得ず」ではない、「人を傷つけ、殺すこと」に比重がかかる作品だからこそ映える血しぶきの演出
演出としても、その技術もすばらしく、悲惨なのに美しくするどく放物線を描く紙吹雪に見とれた
これをあのスピードで出ハケして交差する中でやるのか…というのは観終わってから思うことで、見ている間はただただ夢中だった

ヒールとしての頭領と黒幕、主人公と相対するクロの、闇と影の存在が、暗くもありつつ色鮮やかで魅力的なのと、同心さんや鼠などの頼れる人・頼れるおとながそばにいてくれることの安心感も含めてバランスが良く、
なにより、パワフルな体裁きと花咲くような笑顔で意思を貫き通す姿を見せてくれた主人公コウは、なにかくじけそうなときにふと思い出されるまさにヒーローのように心にきざまれている

憫笑姫 -Binshouki-

憫笑姫 -Binshouki-

壱劇屋

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2022/08/17 (水) ~ 2022/08/23 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

老若男女のあらゆる「つよさ」が詰め込まれていて、とても好きな作品。

男も女も関係なく、生きるため殺すために泥臭く剣を振るう姿がいとおしく、かっこいい。
旗の演出もお話に合っているし、あの狭い劇場でたくさんの旗が振られることにびっくりしたし、でも迫力だけじゃなくて音や風を客席でも感じることが出来て、これぞ演劇のだいご味!を浴びることが出来て嬉しかった。

はじめはアニメ映画のようなOPから理不尽さに放り込まれて主人公と同じように戸惑ったり辛くなったりするが、そこから主人公とお付き女官、少しすれ違っていた妹と、戦うことについて素人から手練れへ変化していくシーンがかっこよく、またその中で心の距離も近づいていく様子が描かれていてお気に入りのシーン。
ストーリーとしては王道的でわかりやすいが、動乱や陰謀に巻き込まれて目まぐるしく・それでいて置いてけぼりにならない疾走感もあって、その中でドキドキハラハラできる緩急があって良い。
また、個性的で魅力的なキャラクターばかりで、それが各役者さんに合っているのか「そこにいる」感が強くて思わずお話にのめりこんでしまう。

この作品の主人公はそのとおり映画や漫画のように稀有な体験をして稀有な結末を迎えているけど、不思議と遠い存在には感じない。
困難を乗り越えていく姿を主人公の視点を軸に見せてくれているから、どうしても応援したくなってしまうし、隣に並び立ちたいと思ってしまうし、そのふんじばって乗り越えていく姿が心に残っていて、劇を離れても勇気をくれる存在になっている。
独立作品5連続上演、の一作目としてふさわしいお話だと思うし、主人公だと思う。


「ワードレス殺陣芝居」、観客の想像力が信頼されていることが舞台上での表現でわかって嬉しい。
台詞が無いものの、しっかり伝えてくれる芝居をしてくれていて、かつスムーズに受け取れる演出になっているので、台詞がある芝居と同じ程度の「これは今どういう心情なんだろう」「今何が起こってるんだ!?」のライブ感で味わうことができる。
「台詞が無い」ことは特徴的ではあるが、割と些細なことであると思う。
体験すればわかるが、体験しないとわからない…のが難点…けど、ミュージカルも「台詞ではなく歌で表現」だし、昨今人気のサイレントアニメやサイレント漫画もあるので、言われてみれば実は言葉じゃないところですでに表現を受け取っていたりすると思うので、「ワードレス殺陣芝居」がもっとエンタメとして体験されてほしいなあ…と思う。

猩獸 -shoju-

猩獸 -shoju-

壱劇屋

ザ・ポケット(東京都)

2022/06/01 (水) ~ 2022/06/05 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

初めて壱劇屋さんを生で観た舞台
生で見るからこその素晴らしさが詰まってた
殺陣の音はめが凄すぎる!
かっこよかった!!

憫笑姫 -Binshouki-

憫笑姫 -Binshouki-

壱劇屋

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2022/08/17 (水) ~ 2022/08/23 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

最高にかっこいい主人公ミラ!
妹想いの優しくて強いお姉ちゃん!
こう言う話大好きです…泣いた😭

荒人神 -Arabitokami-

荒人神 -Arabitokami-

壱劇屋

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2022/12/21 (水) ~ 2022/12/27 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

4作品追いかけることができた最後の集大成、もうお祭りのような作品でした!初演は絶対に予習してはいけない、との周囲の教えを守ってよかった・・・途中の演出では鳥肌が立ちました!
ワードレスであってこその指先まで行き届いた感情表現を浴びて、またそれまでの作品の面影も蘇ってきて、それぞれの作品が一度エンドマークがついたその先、またこの作品で救われたなぁと強く感じました。

賊義賊 -Zokugizoku-

賊義賊 -Zokugizoku-

壱劇屋

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2022/09/21 (水) ~ 2022/09/27 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

義賊のお話。女主人公がとにかくかわいくてかっこいい!アクションモブのポップな動きも面白い!

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