最新の観てきた!クチコミ一覧

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ほおずきの家

ほおずきの家

HOTSKY

座・高円寺1(東京都)

2023/01/11 (水) ~ 2023/01/15 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

面白い お薦め。
脚本・釘本光さん、演出・横内謙介さん ということで楽しみにして観に行った。物語も面白いが、舞台美術が素晴らしくラストの演出効果を見事に引き出していた。そこにフライヤーの絵柄の意味合いが込められている。勿論、波の音などの音響、適宜 諧調していく照明、その舞台技術も印象的である。

フィクションとノンフィクションの境界線上にありそうな内容、いつの間にか異なる国籍・文化・境遇を乗り越えて、そんな感動作である。「ほうずきの家」は、九州の海沿いにある街の食堂の話である。亡くなった恋人の忘れ形見(一人娘)と暮らす女性、そして彼女を取り巻く人々との温かい交流。いつの間にか大切な人と共に生きていたい という思いを強くさせる。人種・性別・年齢など様々な違いがあっても、それでも共に生きていけるは、どんな誤解や憎しみよりも強靭な愛情へ昇華していく。

物語は、過去と現在を往還し 時代が変わっても信じることの大切さを伝える。そのことは 街の活況・衰退・復活といった様子の変化を描くことで、より一層 人の心の変わらない愛を印象付ける。殺伐としがちな現代社会、とりわけコロナ禍という閉塞感ある状況に温かい希望の光を灯すような…。

一方、食堂の女主人の亡くなった恋人、生前の彼の思いは差別・被差別という理不尽な世の中への怨嗟にあったのではないだろうか。今でも在る様なコトへの批判的な観点、きれいごとでは済まされない、といった思いを強くする。それは登場する人物の国籍等だけではなく、この国にいる全ての人に当てはまるのではないか。登場するのは皆 善人である。悪意(人)を潜ませることによって 逆に強調される不条理、そんなリアルが垣間見えたら、劇的にはどうなのか と思ってしまう。

理不尽な理由による別離、哀しい運命に翻弄された男女の愛の行く末が、一人娘の成長によって救われる。親(父)の愛情を知らずに育ち、不器用だが懸命に生きる娘の複雑な心情、それを温かく見守る母、それを情感たっぷりに演じた母の凪・みょんふぁサン、娘の真波・七味まゆ味サンの演技が素晴らしい。また2人を取り巻く個性豊かな人々と 街の風景(舞台美術)が相まって風土を巧く表していた。観応え十分。
(上演時間2時間 途中休憩なし)追記予定

恥ずかしくない人生

恥ずかしくない人生

艶∞ポリス

新宿シアタートップス(東京都)

2023/01/07 (土) ~ 2023/01/15 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

面白い、お薦め。
自分に信念がないというか、嫌われるのが怖く いい子ちゃんとして育った女性とその周りの人々の人間模様を描いた物語。彼女の職業が留置所の留置担当官という設定が秀逸。そこにある檻は、自分の心の囚われの象徴である。逆に檻の中の被疑者の心は自由奔放といった対比で描いており、そこに見えない心の檻と実際にある檻の奇妙な面白さを表現する上手さ。

この留置所担当官(部長) 真山カヲル子役は、当初、今藤洋子さんが演じる予定であったが、稽古中の事故で降板した。そのことは劇団ホームページや本人のTwitterで知らせている。その代役として観た回から関絵里子さんが演じていた。前説では、急遽のことであり 台本を手に持っていることを説明していたが、敢えて言わなくても、何となく関係書類を持っているようで不自然さはない。逆に妙なリアリティが出るという演出の妙を感じる。

タイトル「恥ずかしくない人生」<フライヤー絵柄も囚われのよう>は、警察官であった父の最期の言葉、そのトラウマが心を縛り付ける。真面目に生きようとすればするほど、その呪縛に囚われ、逆に人に利用されるといった悪循環に陥る。それを留置所ではあってはならない「パワハラ」という台詞に集約させる。留置所という場所は打って付けの設定であり、更に 登場する男2人の身勝手さを描くことで女性の悲哀が…。色々な意味で対比させる事を描くことで、そこに内在する問題や課題が浮き彫りになる。

舞台美術も見事で、冒頭は留置所の外と内(職場)を表し 人間臭さ(衣裳を含め)ーそこに生身の女性を強調させているかのようだ。そして徐々に蝕まれる心の均衡、それは天井部の格子が…。実に緻密に計算された演出だ。そして 彼女を追い詰める職場の仲間や被疑者の面々、そのキャスト陣の確かな演技がこの公演を支えている。
(上演時間1時間35分 途中休憩なし)追記予定

風に画かれたクロニクル

風に画かれたクロニクル

いるかHotel

Art Theater dB 神戸(兵庫県)

2023/01/12 (木) ~ 2023/01/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

初演は20年以上も前らしいけど、色褪せてない
高校生の何とも言えない葛藤を、とても上手く表現していた
泣けるところも何ヵ所かある(泣いた😞💦)
明日も見たいけど…
Tシャツ欲しかった(お手頃で、デザインも良かった)

ほおずきの家

ほおずきの家

HOTSKY

座・高円寺1(東京都)

2023/01/11 (水) ~ 2023/01/15 (日)公演終了

実演鑑賞

良い舞台だったと思います。

オイコラケンジ~何しれっと帰ってきてんだよ~(仮)

オイコラケンジ~何しれっと帰ってきてんだよ~(仮)

オイウチケンジ製作委員会

中板橋 新生館スタジオ(東京都)

2022/12/24 (土) ~ 2022/12/24 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2022/12/24 (土) 14:00

この企画の発端となった8年前の「オイウチケンジ」の中の1編を見せてから今回出演者の一人がそれ以降のいきさつを語り……というスタイルで始まる連作短編集。
そんな構成が巧みだし各編が名作映画オマージュやシュールなものなども含めて作家性がモロに出た色とりどりだしアッパレなプロデュース公演でありました。
喩えて言えば、みたらし・ごま・あんこなど味が異なる……と言うより選りすぐった銘店の代表的な団子を1本の串に刺したような?(笑)

戦国NEO原∞

戦国NEO原∞

イベント企画OZ

六行会ホール(東京都)

2023/01/11 (水) ~ 2023/01/15 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2023/01/11 (水) 19:00

座席1階B列5番

価格9,800円

#NEO原 #ランマル #澤田奏音 待ちに待った初日を観劇して来ました。すごくいいテンポで話が進み戦国時代が不得意な自分でも、どんどん前のめりになる舞台でした。色んな所に伏線がありそうでその回収のために何度も観たい舞台です。ファッションとは何か?生きるとは何か?演者さんの熱量がそのまま客席まで届くステキな舞台でした。個人的には、ノブナガとランマルの関係に嫉妬してました(笑)

恥ずかしくない人生

恥ずかしくない人生

艶∞ポリス

新宿シアタートップス(東京都)

2023/01/07 (土) ~ 2023/01/15 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2023/01/11 (水) 19:30

本ユニットは4回目で安定の面白さだが、ちょっと変則的な方向に向かった気はする。(3分押し)99分。
 留置場の担当官で部長にまでなったカヲル子(関絵里子)だが、副所長の谷と不倫したり、部下がいろいろだったり、やってくる犯罪者がいろいろだったり…、の群像劇。留置場に入ったことはないが、きっとこういうことはあるんだろうな、と思わせる「あるある」の展開の中で、高校の同級生が殺人未遂で入ってくるあたりから物語が動く。犯罪者も管理する側も同じ人間なのね、的な物語。
 主人公を演じる予定だった今藤が怪我をして関に変わったのだが、全く違和感はなく、見事な舞台だった。ろりえの徳橋が面白い役所を演じる他、近江谷太朗はさすがの「嫌なヤツ」だったのは見応えあり。出てくるだけで笑いを取る加藤の存在は爆弾。

ほおずきの家

ほおずきの家

HOTSKY

座・高円寺1(東京都)

2023/01/11 (水) ~ 2023/01/15 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

とても内容の濃いお話でした。セットもしっかりしていて、なかなか難しいテーマなのですが、和やかにでもきちんと画かれていてよかったと思います。役者の皆さんの演技も引き込まれました。いい時間を過ごせました。

ただでは死なねえぞ!

ただでは死なねえぞ!

新春寄せ鍋

王子小劇場(東京都)

2023/01/06 (金) ~ 2023/01/10 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度

駄目です全て

すずめのなみだだん!

すずめのなみだだん!

やみ・あがりシアター

駅前劇場(東京都)

2023/01/06 (金) ~ 2023/01/08 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

泣いてしまった

高島嘉右衛門列伝4 アンコール

高島嘉右衛門列伝4 アンコール

THE REDFACE

横浜関内ホール(神奈川県)

2023/01/08 (日) ~ 2023/01/09 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2023/01/08 (日) 17:00

横浜の劇場はKAAT以外はほとんど来たことがなく、この関内ホールも初めて。外観が立派だが、小ホールに入ってみると、10列目までは床面がフラットで、前列に座高の高い人が居ると、舞台が観辛そう。と思っていたら、前列に見るからに怖そうなガタイのいい一団が並んで座り、結構声高に喋りまくっている。話の様子だと、あまり観劇の経験がなさそうな一団だが、どういう関係での観劇なのだろうか。「キャバクラ1時間分(のお金)で社会勉強だ」という会話には笑ってしまったが……。

定刻に開演。幕が上がると、流木をメインにした大きな生け花が舞台中央に置かれ、その周りに椅子がある。

事前に把握していなかったのだが、リーディング劇である。男優はスーツを主体にした現代の服装、2人の女優は着物姿である。上演時間は途中休憩20分を含んで2時間。

まず驚いたのは吉田松陰があまりに豪放磊落で、大胆な人物として描かれていること。学者然とした松陰の印象が大きく変わってしまった。坂本龍馬は榊原利彦が高島嘉右衛門と二役を演じている。

高島嘉右衛門列伝となっているが、高島嘉右衛門は冒頭とラストに顔を出すだけで、あとはひたすらに幕末の志士たちの話である(江戸の材木商の嫡子であった高島嘉右衛門は幕末の激動期をほとんど獄中で過ごした)。
3回分の公演の総集編という位置づけなのでやむをえないとは思うものの、高島易断の開祖としてしか認知していなかった高島嘉右衛門について知りたいと思っていた身には多少の物足りなさも。

男優陣はいずれも基礎のしっかりした演技(と朗読)である。鈴木杏樹が艶やかで美しく、AKB48だった飯野雅が可愛い。

12人のおかしな大阪人2023

12人のおかしな大阪人2023

「12人のおかしな大阪人」製作委員会

紀伊國屋ホール(東京都)

2023/01/07 (土) ~ 2023/01/17 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

面白かったー!12人全員が2時間ずっと立板に水!よく分かんないけど謎に元気が湧いてきます!年明け最初に見るのをこの作品にしてよかった!感想言おうとすると全部に「!」がついてしまうタイプの舞台でした!

オンディーヌ

オンディーヌ

アーティストジャパン

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2023/01/06 (金) ~ 2023/01/11 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

主演主体の舞台という感じでした。主役を引き立てるために周りのキャストが抑えた芝居をしているような・・・メインあっての舞台ではあるのでしょうが、やはり皆がすべて出し切るような舞台が好きな私としては、なんかもやもやしたというか・・・紫吹さん、確かにお綺麗でしたが、綺麗にまとまって、彼女らしい良さが埋もれたというか…市瀬さんも堂々とした演技ではありましたが、無難な造りだったような・・・。全体的にそんな感じがしてストレス溜まりました。しゅやくの出来が悪いわけではないんですけど・・・。

笑う門には福来・る祭 明治座でどうな・る家康

笑う門には福来・る祭 明治座でどうな・る家康

明治座

明治座(東京都)

2022/12/23 (金) ~ 2022/12/26 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

歴史フィクションに、リアルな現代用語、そしてキャストの生身の表情が垣間見える。たっぷり楽しませて頂きました!こういう舞台はこういうもの!これが楽しいんだよねぇ!と疲れた身には有難い息抜きでした。

なまえ(仮)

なまえ(仮)

劇団夢現舎

新高円寺アトラクターズ・スタヂオ(東京都)

2023/01/06 (金) ~ 2023/01/09 (月)公演終了

実演鑑賞

面白かったです。

コチラハコブネ、オウトウセヨ

コチラハコブネ、オウトウセヨ

ポップンマッシュルームチキン野郎

王子小劇場(東京都)

2022/12/22 (木) ~ 2022/12/28 (水)公演終了

映像鑑賞

本当に公演を実現できたこと自体が偉業。苦労のあとが偲ばれる

ネタバレBOX

全体的に暗いトーンとなってしまったが、致し方ないか
宝飾時計

宝飾時計

ホリプロ

東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)

2023/01/09 (月) ~ 2023/01/29 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

全裸監督にも出演していた元国分寺大人倶楽部の後藤さんがいい味出していました。

しゑん者

しゑん者

劇団光合聲

大阪市立芸術創造館(大阪府)

2023/01/07 (土) ~ 2023/01/09 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

今回はとても責めた内容。
私は好きでしたが人によって…
死刑囚のお話。

2月も楽しみにしています。

(アカウントが消えましたので作りました。)

老いた蛙は海を目指す

老いた蛙は海を目指す

劇団桟敷童子

すみだパークシアター倉(東京都)

2022/12/15 (木) ~ 2022/12/27 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2022/12/20 (火) 14:00

微かな光がないでもないが大半は観ているのがしんどいほどの悲劇。でありながら目を逸らせないどころか惹き込まれてしまうのはあの装置の中での演技合戦とも言うべき熱演の賜物か。
特に本作は強力客演陣と劇団員(レギュラー的な客演者含む)の「がっぷり四つ」感が強烈。観ていて「嗚呼、今、舞台演劇(と言うより桟敷童子)を観ているんだ」と何度思ったことか。また、ラストシーンの美しさ/ダイナミックさと言ったら!

しゑん者

しゑん者

劇団光合聲

大阪市立芸術創造館(大阪府)

2023/01/07 (土) ~ 2023/01/09 (月)公演終了

満足度★★★★

日本の死刑制度や死刑基準、刑務官の実態等の話
グローバルな視点でみると、死刑がある国はアメリカの10何州と韓国(長年死刑執行はない)日本だけらしい
近年の日本は法務省管轄の事件、事故が目立つ
その点をグロースアップしたことは評価するが、明日からの仕事を考えると…
個人的には良かったです😊

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