血の底
演劇プロデュース『螺旋階段』
KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ(神奈川県)
2023/08/24 (木) ~ 2023/08/27 (日)公演終了
引き結び
ViStar PRODUCE
恵比寿・エコー劇場(東京都)
2023/08/23 (水) ~ 2023/08/27 (日)公演終了
MARIONNETTE(大阪公演)
劇団The Timeless Letter
ABCホール (大阪府)
2023/08/26 (土) ~ 2023/08/27 (日)公演終了
血の底
演劇プロデュース『螺旋階段』
KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ(神奈川県)
2023/08/24 (木) ~ 2023/08/27 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
バブル時代を映した重厚な舞台。笑いを散りばめているが、中盤から終盤にかけては徐々に重くなり、タイトル通り「血(地)の底」が垣間見れ、何より点と点が繋がる脚本が面白い。登場人物は20人とやや多いかと思ったが、キャラ立ちしており多さを感じさせず、役者さんも上手い方が多い。
舞台セットも面白い作りで、本舞台にはとても合っていた。
Musical『TRACE U』
Musical『TRACE U』製作委員会
浅草九劇(東京都)
2023/08/04 (金) ~ 2023/09/03 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
津田英佑・榊原徹士の回を拝見。通常のステージの他、斜め後ろにサブステージがあったり、通路でも演じる変形スタイルの舞台。前方ステージ上手に生バンドが入るが、1階にドラムとベース、2階にギター2本とキーボード。2人の歌唱は上手いものの、ロックテイストは今ひとつの印象。この歌の構成だと、女性キャストの回の方がしっくりきそうな気も。
Saturday Balloon
ヌトミック
BankART Studio NYK(神奈川県)
2017/02/17 (金) ~ 2017/02/19 (日)公演終了
モノリス
ウンゲツィーファ
Void(兵庫県加西市北条町北条142-9 大正生命ビル 3F)(兵庫県)
2022/10/01 (土) ~ 2022/10/02 (日)公演終了
ザ・コメディショー Second
松本プロデュース
ステージカフェ下北沢亭(東京都)
2023/08/25 (金) ~ 2023/08/27 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
「コメディーショウ」なんて掲げてコメディーの短編集をやる度胸が素晴らしいし面白かったし「芝居見たなー」という感じをしっかり感じた。短編ならではの「濃さ」が役者さんの普段と違う魅力発見にもなる。
「くだんのはは」
かみかわ企画
Art Theater dB 神戸(兵庫県)
2023/08/19 (土) ~ 2023/08/27 (日)公演終了
満足度★★★★
くだんの意味も知らずに観劇
観劇後くだんを調べたけど、想像上の妖怪?でビックリ
内容は母親の子供に対する愛情を表現しているモノだが、最近のニュースではそれも段々と薄れているような…😞
はたしてこれから母親となる人にくだんを育て上げれるのだろうか…
オカンにも聞いてみよう✨
煙突もりの隠れ竜
壱劇屋
ABCホール (大阪府)
2023/08/18 (金) ~ 2023/08/20 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
初日に前から2列目で観れて、世界観どっぷりだった分、これはもう少し引きで観たいなぁというところがチラホラあったので、2回目は当日券で観てきました
(当日券あってよかったぁ!)
全キャラ素敵やし、竹村作品の竹村晋太朗の絶対的ヒーロー感!
さすが、まるでジャッキーチェン!
そして、全てがかわいかった!(笑)
血の底
演劇プロデュース『螺旋階段』
KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ(神奈川県)
2023/08/24 (木) ~ 2023/08/27 (日)公演終了
あいつをクビにするか
ぽこぽこクラブ
新宿シアタートップス(東京都)
2023/08/17 (木) ~ 2023/08/27 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
サイコパスが家族の中にいたら・・・中々にゾッとする話でしたが、エンターテイメントを意識した盛り沢山な内容
最初は3時間もあった脚本を2/3に縮めた作品と言うのだから、もともとはどれだけボリューミーな内容だったのだろうか
サイコパスの少女 という歪みが周りの人間をどの様に捻じ曲げていくのか、含みを持たせながら徐々に惹きつけられていく展開
印象的なシーンが多く、どのシーンにも「怖いな、怖いな、何かいやだな~」という雰囲気が漂っていて、その正体はオバケでも何でもなく、人の心に棲むモンスターなのだろうというのは予想できるのだけれど、その実体をひとつひとつ紐解いていくという面白味
オバケは出てこないけれど、ちょっとお化け屋敷にも似たスリルがあった様に思う
前レビューの旗森さんの言われる通り焦点をどこに合わせれば良いのか戸惑う所もあったものの、どこか突き出た勢いを感じる舞台でした
劇団10周年と劇場復活から3周年の記念を合わせたアフタートークがあった回で、それも大変興味深かったので満足度プラス
くらいところからくるばけものはあかるくてみえない
果てとチーク
アトリエ春風舎(東京都)
2023/08/18 (金) ~ 2023/08/27 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2023/08/26 (土) 19:30
本ユニットは2回目。ホラーっぽく宗教っぽく、的なややコワイ話。(2分押し)107分。
とある新宗教での女児虐待をきっかけに起こるホラーっぽい物語。かなりリアルに展開されるので充分コワイ。時間軸が動くので、分かりにくい所はあるし、展開に必ずしも納得できるわけではないが、問題提起として受け止めることはできそう。それにしても、アゴラでも宗教にハマる人の話をやってて、テイストは全く違うが、テーマがシンクロするあたりも興味深い。
フクロウガスム
Charm
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2023/08/23 (水) ~ 2023/09/10 (日)公演終了
実演鑑賞
鑑賞日2023/08/25 (金) 19:00
価格5,000円
3つの上演期間でそれぞれ別キャストのうち、第一の期間を観劇。
だいぶ前に書かれた本なのだろうなという印象で、「24人のビリー・ミリガン」を彷彿とさせる。
稽古してると辛くなるだろうなという内容の話であった
イエスタデイランド
青春事情
劇場MOMO(東京都)
2023/08/23 (水) ~ 2023/08/27 (日)公演終了
常夏の花たちへ
スピカピリカ
王子小劇場(東京都)
2023/08/23 (水) ~ 2023/08/27 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2023/08/25 (金) 14:00
旗揚げ公演だと言うが、丁寧に作り込まれた作品で気持ちよく観終える。(2分押し)91分。
ワールドカップを観てサッカーを初めて知った女子たちがフットサルチームを作り頑張る、…な話。いかにも、な展開が多いが、テンポがよく話も分かりやすいし、90分ほどの中で、登場人物のキャラがしっかり立っているのは見事な脚本だと思う。知ってる役者が一人も出なかったけれど、気持ちよく観られる芝居ではあった。役名に、なでしこジャパンの名字を使うあたりは、若干ありきたりな印象もあるし、こんなに巧く行くわけないぞ、とも思うが、若い芝居だし、ありかな、という気がした。観終わってフットサルやりたくなるぞ!鮫島の変身や、上司の榎本のキャラクターが面白い。
ただし、本日は客筋が悪い。帽子を被ったままで声を上げて薄ら笑いをする客や、上演中にスマホを出して打つ客とかがいて、何だかなぁ、の気分。さすがにスマホを出した客にはスタッフが注意をしに行った。帽子を被ったままの客は何人かいて、上演前にスタッフが注意すればいいのに、と思った。もっとも上演前に何人もいたのをスタッフが気にする様子はなかったので…。
「真っ赤なお鼻」の放課後
劇団銅鑼
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2023/08/23 (水) ~ 2023/08/27 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2023/08/25 (金) 14:00
座席1階
「何のために勉強するのか」「何のために生きるのか」「どんな仕事をしたいと思うのか」。高校生の進路選択で悩ましいテーマだが、これは今も昔も変わらないようだ。ただ、高校生の段階で将来の夢を具体的に描いている子はおそらく、今の方が少ないかもしれない。今作は、やりたいことを見つけたある意味幸せな女子高生の物語。劇団銅鑼らしく、ハッピーエンドを期待して安心して見ることができる。
台本を書いた東京ハンバーグの大西弘記氏は、もともとは高校サッカーの選手であり、そのイケメンの風貌からホストクラブでも働いた経験があるという異色の演劇人と聞いている。彼もまた、自分の人生をささげる職業に悩んだ一人であろう。いろいろ回り道をしながら演劇の道をつかんだ、そんな彼の思い入れも、この戯曲からは感じることができる。
「真っ赤なお鼻」とは道化師クラウンのことだ。病床で子どもたちを励ます姿は本当に勇気づけられる。かつての劇団の俳優で今はタクシードライバーをしながらクラウンをやっているという設定も、本当かと思わせるリアリティがある。
「何のために生きるのか」という解を探すために、僕らの時代は必死になって本を読んだ。加藤諦三の「青春論」などを今、懐かしく思い出す。今時の女子高生はそうした思索をするために本は読まない。行き当たりばったりかもしれないが、行動に移して自分なりの解を見つけていく。そんな行動力には共感が持てる。
ただ、その両親の描き方は今ひとつ。関西出身の母親の関西弁をネタにして笑うのはどうなのか。劇中、両親は娘の成長を見守る重要な立ち位置だけに、もう少しきちんと描いてもいい。
この舞台には、ALS(筋萎縮性側索硬化症)に罹患した母親を介護する高校生男子のヤングケアラーが登場する。この親子の描写には涙が出た。その中でも特に、胃ろうのケアの場面には驚いた。演劇シーンで胃ろうの場面を見たのは初めてだ。とても意味ある場面だ。取り上げた大西氏には敬意を表したい。
客席には夏休みの子どもの姿もちらほら。ぜひ自由研究で取り上げてほしい舞台だ。
引き結び
ViStar PRODUCE
恵比寿・エコー劇場(東京都)
2023/08/23 (水) ~ 2023/08/27 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
最っっっ高でした!
観に行って心から良かったと思います。
構成演出面でコミカルとシリアスの切り替わりがメリハリがあり、ストーリーも積み込み過ぎずとても観やすい舞台でした。
演技面も一人一人が本当に素晴らしく、この舞台に対する熱意と情熱が溢れていました。
本当に演劇が好きな人が集まったんだな、この団体が好きなんだなと思いました。
ここに表現しない演技があり、だからこそ観るものを惹きつける力があったように感じました。
こんなにも素晴らしい舞台をありがとうございました。
次回作も楽しみにしてます。
アクセル!!
LIJOUET
サンモールスタジオ(東京都)
2023/08/23 (水) ~ 2023/08/27 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
舞台上で、どうレースシーンを表現するのか?今どきは映像フル活用ではと思っていたが、思いがけない演出で、その臨場感を出していた。もう少し迫力が欲しいところではあるが、小劇場であれだけできれば上出来ではないかと思う。ストーリーはモーターレースを扱ったものとして、今まで見たものとそう違いは感じられないが、そこに向かうものの想いやそれを見送り見守る気持ちはよく感じられた。キャスト的に少々バランスの悪さを感じないでもないが、ベテラン組のしっかりした演技に助けられたというべきだろうか。
ちなみに私事ではあるが、我が息子が来月耐久レース(車)に出場する。どちらかというとワクワク気分の母だったが、慣れない車に慣れないコース、舞台上の母親の気持ちがどっかーんと伝わってきた!のは言うまでもない。
壁背負う人々
くによし組
こまばアゴラ劇場(東京都)
2023/08/23 (水) ~ 2023/08/27 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2023/08/24 (木) 19:00
余りの面白さに2度目の観劇。スゴイ話をポップに展開する強烈さ。くによし組の短編4本。前説2分,28分,22分,49分,24分。
過去の作品で「壁教」が出てきた作品を3本と新作を1本。
『壁とアルコールとアイドル』は再演だが初見。壁教の(今で言う)宗教2世と友だちになったアルコール依存症とアイドル推し。3人がハマり、知り合い、離れようとすることへの葛藤。深い。
『ななめ島』は再演で初演も観てる。ななめになってる島、という独特の設定で展開される物語。壁ドンをするために壁を背負った女子が出て来て、壁教が出て来たのは本作が最初ではなかったか。
『眠る女とその周辺について』も再演で初演も観てる。これは実に深い作品なのだけれど、ポップに展開する語り手タナカエミが強烈なインパクトを持つ。初演でもインパクトを受けたけれど、そのインパクトは変わっていない。
『壁の人』は、まとめのような新作。壁教の人々が暮らすコミュニティを舞台にして、「壁」になってしまった人と壁教から抜けようとする人を描く。まとめとして、いい感じ。