雨の世界
SPIRAL MOON
「劇」小劇場(東京都)
2023/06/14 (水) ~ 2023/06/18 (日)公演終了
ホテル・ミラクルThe Final
feblaboプロデュース
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2023/06/08 (木) ~ 2023/06/20 (火)公演終了
ホテル・ミラクルThe Final
feblaboプロデュース
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2023/06/08 (木) ~ 2023/06/20 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
【REST ver】前説を兼ねたショートショートに続いてホテルの1室を舞台にした各30分程度の作品が5本、途中の休憩5分が少し長くなったせいかトータル2時間45分、オープニングのダンスはエロ度が減った感じ、2本目の「よるをこめて」がシチュエーション、ラスト共に好み。あと3本目の「きゅうじっぷんさんまんえん」の演技が印象的。
#33経済3篇
JACROW
新宿シアタートップス(東京都)
2023/06/08 (木) ~ 2023/06/18 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2023/06/15 (木) 14:00
座席1階
「焔」を鑑賞。EVに積む燃料電池開発をめぐる、自動車メーカーと下請けのバッテリーメーカーが舞台だ。中国のメーカーに押され気味の国産EV。来春の新型EV発売に社運をかけたイチバ自動車は、カワマツエナジーのバッテリーにさらに航続距離を延ばすように要求する。材料を吟味して作り上げたバッテリーだけに、「これ以上の性能向上は困難」と現場は社の上層部に訴えるが、イチバ側が幹部を派遣して伝えたのは、できなければ取引の打ち切りもあり得るという示唆だった。
冒頭場面は記者会見で、数人の記者たちが会見の矢面に立つ会社の幹部を責め立てている場面から始まる。よく聞くと、会社(イチバ自動車)の不正に関する記者会見と分かる。このところメーカー各社で相次いでいる数値不正をテーマとしている。
JACROWの芝居の面白さは、こうした時事ネタをベースに展開される人間ドラマである。今作は、田中角栄役でおなじみの狩野和馬がイチバ自動車の担当社員として重要な役どころを演じるが、彼をめぐるドラマが客席のハートをつかむ。
また、働き方改革としてノー残業デーのアナウンス(これは、役所だけでなく民間企業もやっているのだろうか)や職場不倫、さらに出張申請の不正だとわめきたてる上司(本当は日帰りでいけたのだが、下請けと飲みに行って電車がなくなって宿泊したという経緯)など、いかにも社内のあるあるエピソードが満載で、「これってうちの会社のこと?」みたいな感覚も味わえる。経費節減のため出張でなくリモート会議を命じるのは、どこの会社も同じなんだなあ。
今回は経済3部作を一挙上演ということで、チラシには「経済と書いて『せんそう』と読む」とあった。「経済せんそう」に巻き込まれる社員たちの人間ドラマということだ。当たり前だが政治も経済も人間の思惑がぶつかり合うところにドラマが出てくる。さらなる快作を期待!
雨の世界
SPIRAL MOON
「劇」小劇場(東京都)
2023/06/14 (水) ~ 2023/06/18 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
月組を拝見。梅雨の真っ最中に雨に纏わる話の上演だが、今作には他にも洒落が幾つか入っている。それは今作の物語が展開する屋敷の主の苗字であるが、他にもこの家主の家系とは反対の役割を演じていた旧家の苗字にも言えることで、ネタバレで少し苗字についても述べることにする。が、反対の役割を果たしていた旧家の苗字に関しては予想して楽しんでも貰いたい。(追記6.18、楽日だから自分の解釈を述べた)
雨の世界
SPIRAL MOON
「劇」小劇場(東京都)
2023/06/14 (水) ~ 2023/06/18 (日)公演終了
R.P.G. ロール・プレーイング・ゲーム
ワンツーワークス
赤坂RED/THEATER(東京都)
2023/06/09 (金) ~ 2023/06/18 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2023/06/15 (木) 14:00
価格4,900円
ここ数年ワンツーワークスさんの舞台を鑑賞しているが、今回も考えさせられる内容で観ている側としては大変満足だった。
前回の「アプロプリエイト」はキャスト陣が普段より少し豪華だったことも関係して作品自体のクオリティが高かった。しかし今回は、パンフレットを見てみるとワンツーワークス初参加の方も何人かおり、カンパニー全体が若くフレッシュに感じられた。
ここからキャスト個人の話になるが、劇団員の奥村さんと関谷さんは相変わらず流石としか言いようがない。毎度のことだがしっかりとお二人が空気が作っていることが分かる。ネットのカズミを演じた東さんは、何度かワンツーワークスの舞台でお見かけしたことがあるが、毎度忠実に役に入り込んでいて度肝を抜かれる。当時の若い学生そのもので、懐かしさすら感じさせられた。そして石黒を演じた小林さんは、登場シーンが少なかったものの、しっかり演技でインパクトを残す役者さんだと感じた。単純にもっと話しているシーンも観てみたい。プロフィールを調べたらまだ10代ということで、更なる成長と今後の活躍が楽しみである。
ここに記載していないキャストの皆さんも素晴らしいもので、新しいワンツーワークスの形を見たような気さえする。リピートするか真剣に検討したい。
ホテル・ミラクルThe Final
feblaboプロデュース
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2023/06/08 (木) ~ 2023/06/20 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
面白い、お薦め。〈R15指定〉
「ホテル・ミラクル」シリーズは、このThe Finalを含めて全8回、うち6回観ることが出来た。逆に言えば観れなかった第1回と第3回が悔やまれる。
新宿歌舞伎町という歓楽街にあるホテル・ミラクルの一室で繰り広げられる痴態を覗くような感覚 いや官能公演。室内で起こる男女の濃密な痴話を通して人間の、それも身の下相談を見聞きするような面白さ。勿論 隠微な感じはするが、全編を通じて「男・女」というよりは「人・間」の本音、心情が奇妙な感覚を以って迫ってくる。妖しい官能マジック、それは脳を刺激し胸底にある禁断の欲望、いや人間の本性を曝け出させるような心理プレー。
過去シリーズで上演した作品もあれば、新作もあり この間の社会事情・世相の変化も織り込み、変わらぬ男女の<恋愛・痴話>物語もあれば、移ろいゆく心の変化などが紡がれる。色々な男女 いや人間関係を濃密に描き、本来は人に知られたくない くらくらするような短編。もう観られなくなると思うと コトが終わったような虚しさ寂しさが…。
ちなみに 今回観た作品の1つ、その脚本家と帰りがけ話をしたが、役者によって作品イメージが変わる と。自分も前に観た時と印象が異なり、やはり舞台は<生>ものということを改めて認識。
繰り返すが、あ~ 1回と3回が…。<「ホテル・ミラクルThe Final」見逃がし厳禁>かもね。
(上演時間2時間40分 途中休憩あり)【REST ver】
フィクション・モテギモテオ 2023
ライオン・パーマ
赤坂RED/THEATER(東京都)
2023/05/31 (水) ~ 2023/06/04 (日)公演終了
引き結び
ViStar PRODUCE
テアトルBONBON(東京都)
2023/05/31 (水) ~ 2023/06/04 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
ちょっと賑やかしい演出ですが、ストーリーは良かったです!
人と人との繋がり、現実でも不思議なことってありますよね!?
楽園
新国立劇場
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2023/06/08 (木) ~ 2023/06/25 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
相変わらずの新国立の新人シリーズ。今年の三人は、それぞれすでに実績もある人たちだが、なんとか見られたのは須貝英だけで、後は、新国がお役所、政府筋向けにお茶を濁しただけだった。今回も、選りに選って難しい沖縄問題を扱っている。
「未来を担う」作家も沖縄の官費旅行が出来るなら良いかと引き受けたのかも知れないが、途中でさんざん「センセイ、そこはちょっとご配慮いただいて・・」と言われたのか、なんとも中途半端な出来である。
南方諸島の散村で伝統祭事が行われようとしている。折から村は選挙の真っ最中、村長派と村議会長派が対立し、その家族も祭事に参加している。本土からはテレビの情報番組のクルーが撮影に来ているが、その撮影許可を巡って両派は対立する。ここらあたり、最初はきっとそうではなかったのだろうと思わせるが、やむを得ない。
舞台は祭事に参加した女性だけ七人の舞台で。全員達者なと言うより、うまい人たちが揃ったので、こういう事態にも事を荒立てることなく1時間40分務める。昔、というか五十年前なら、こうはいかなかったろう。
芝居から見えてくるのは、こう言う民間の些事を巡っても、もう誰も責任をとらない、いや、とる体制が全く崩壊してしまっている、それなのに、選挙という表向きは責任を取るシステム自体は事々しく通用している、それに乗ったモノは勝手なことをして傲慢だ、ということである。新国も予算があるからやれば良いというモノではないよと、この若い女性作家は皮肉を言っているのである。
そこはお見事、であった。いつも通り、半分の入り。老人が半分。
ホテル・ミラクルThe Final
feblaboプロデュース
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2023/06/08 (木) ~ 2023/06/20 (火)公演終了
#33経済3篇
JACROW
新宿シアタートップス(東京都)
2023/06/08 (木) ~ 2023/06/18 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2023/06/14 (水) 19:30
『ざくろのような』を観た。2015年に初演、2019年に再演された作品の再々演で、初演も再演も観てる。114分。
3作同時上演の中でも、最も面白いと思う。松下による三洋の買収劇を題材にした作品だが、こんなことがあったかもしれない、と思わせるリアルさが見事で、手慣れた役者陣がしっかりと上演し、とてもよい舞台になっている。小平の健闘は言うまでもないが、谷仲のコミカルな演技は見事だし、福田と堤の会話のシーンがなんだかジーンときた。終盤の小平と狩野の討論シーンには見入ってしまった。
R.P.G. ロール・プレーイング・ゲーム
ワンツーワークス
赤坂RED/THEATER(東京都)
2023/06/09 (金) ~ 2023/06/18 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2023/06/10 (土) 14:00
原作未読で観劇。未読だけどもおそらく小説のボリュームを2時間の脚本にするのは大変だったのでは?と想像する。とても上手い構成だった。途中でダレることもなく、コミカルなやり取りが続いても緊張感が持続する。後から「ああ!だからあそこでこうだったのか!」というのがいっぱい出てきて、記憶を反芻しながら今も楽しんでいる。キャラクターもそれぞれに魅力的で、演者さん達が愛情持って命を吹きこんでいるのが分かる。この後、原作を読もうと思っている。
R.P.G. ロール・プレーイング・ゲーム
ワンツーワークス
赤坂RED/THEATER(東京都)
2023/06/09 (金) ~ 2023/06/18 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
家族が待ち合わせるのにどうして目印が必要なの?と思ったらそう言う訳だったんですね。
途中からいろいろ、あれ?もしかして・・・と分かってくるところも面白かったです。
「ダイハツ アレグリア-新たなる光-」日本公演
CIRQUE DU SOLEIL
お台場ビッグトップ(東京都)
2023/02/08 (水) ~ 2023/06/04 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
今期?は今日で見納めです。今回も演出が違っているところがあって楽しかったです。演目もタイトルは同じですが、メンバーが違っていたりして楽しめました。
Cブロックだったのでスノーストームも浴びることができて良かったです。
誘いに応じてくれた妹からも好評でした。次はいつ、何が来るのか楽しみです。
公演が延長されたので実際に見たのは6月14日です。
雨の世界
SPIRAL MOON
「劇」小劇場(東京都)
2023/06/14 (水) ~ 2023/06/18 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
初日、月チームの回。前日まで、雨の中を劇場まで向かうことになるだろうから、この舞台を観に行くにはちょうどいいかなと思っていたのに雨が止んでしまい、ホッとしたような少々ガッカリしたような、こちらの勝手な思い込みのせいで妙な気分のまま開演を迎えることに。序盤はこのモヤモヤに邪魔されたものの、徐々にこの不思議な展開に引き込まれ、星チームだとどうなるのかという興味も湧いてきた。
Family~明けてほしくなかった梅雨~
ヒューマン・マーケット
ウエストエンドスタジオ(東京都)
2023/06/13 (火) ~ 2023/06/18 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
未見のシリーズ作品で3部作の2部目でしたが、最初に前回のあらすじを語って頂けたおかげで、2部目でもすんなり物語に入り込めて楽しめました。
楽園
新国立劇場
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2023/06/08 (木) ~ 2023/06/25 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
こんな田舎あるあるの聞き飽きた話は退屈なだけだ(まあいろいろ現代の日本をまぶしてはいるけれど)。最初の1時間はもう拷問。もっとワクワクするお話を作ってよ。もっとも村長の娘と区長の妻、どちらも嫌味さが秀逸で、かなり興奮させられた。
#33経済3篇
JACROW
新宿シアタートップス(東京都)
2023/06/08 (木) ~ 2023/06/18 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2023/06/13 (火) 19:30
『焔』を観た。2018年に初演の作品の再演で、初演は観てない。(3分押し)108分。
EV車開発を題材にした3作同時上演で、時間的には最後となるということだが、イオン電池開発に伴う改竄を扱う。企業って、ここまでやるんだよね、というストーリーを手慣れた役者陣が丁寧に描く。全員が熱演だと思うが、堤千穂の演じたキャラクターが微笑ましい。エンディングのシーンの対比が興味深い。