幻灯の星たち
春匠
神戸三宮シアター・エートー(兵庫県)
2023/08/04 (金) ~ 2023/08/06 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
ヤスさんがむちゃくちゃ良かった!
園岡新太郎さんの声が好き
春田さんをあの距離で見られるって
むちゃくちゃ贅沢
次回作も観たい!!
KOTODAMA
演劇Lab.シェノナリウム
新宿ファンタジーホール(東京都)
2023/08/05 (土) ~ 2023/08/06 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
#シェノナリウム
#コトダマ
コアなファンと演劇仲間に支えられた公演のようだ。Twitterで「演劇Lab.シェノナリウム」は小さな幸せを紡ぐ場所、そんな意味を込めている とある。そして会場が新宿ファンタジーホール。因みに 施設の正式名称は「新宿44(しあわせ)FANTASYタワー」で、「44」は四谷四丁目の略で、四と四を合わせるとかけて「しあわせ」と読むらしい。プロローグ公演<第0回公演>を なんてシャレた場所で上演することだろう。
タイトル 「KOTODAMA」は<言霊>のことであり、舞台人らしい物語を紡ぐ。が、物語の雰囲気は表現されているが、描いている内容が表層的で 深みが感じられないのが残念だ。
(本編45分 アフタートーク15分 計1時間)
月の鏡にうつる聲
おぼんろ
Mixalive TOKYO・Theater Mixa(東京都)
2023/08/04 (金) ~ 2023/08/13 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
面白い、お薦め。
「桃太郎伝説」という歴史ロマン、それを壮大な幻想劇として描く。その〈滅亡と再生の美学〉に酔いしれる。今まで観てきた おぼんろ公演の中では一番世界観が はっきりしており分かり易い。
桃太郎と温羅(うら)の出会いと別れが、こんなにも美しく哀しい物語へ昇華する。時の権力者の思惑に翻弄される住民たち、それは時代を超えても…。「戦争の風潮が世界に影を落とす2023年、大幅な改稿と新たな演出で幕を開ける」は、まさに 時勢を捉えたと言えるだろう。見応え十分。
(上演時間2時間25分 途中休憩なし)追記予定
犬の刺客2023
友池創作プロジェクト
駅前劇場(東京都)
2023/08/01 (火) ~ 2023/08/06 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
男性バージョンを観劇。前説で友池さんが盛り上げてくれて楽しい気分のまま本編へ。
どんなに一生懸命にやっても中々結果が出せないやるせなさや方向性の違いでの解散そして・・・
マネージャー?の女性の切なさがとても良かったです。
オイ!
小松台東
ザ・スズナリ(東京都)
2023/08/03 (木) ~ 2023/08/13 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
久々の感がある小松台東(と言っても一公演見逃したくらい?)。開幕、暗がりで登場人物らが出入りし、動いている意味深な断片があり、やがて明転して六畳間ほどの座敷。オープニングのMはちょっとフォークで生ギターにメロディが「珠」をイメージさせるシンセ音(ハモニカとビブラフォンの相の子のような)で爽やかな青春物なのか「敢えて」の引っ掛けなのか・・という微妙なラインの出だしにまず満足。黒い制服を着た男ら4名。セーラー服の女子2人と私服が一人、オヤジが一人。
高校生らしさを演じる面白さ、関係性が徐々に見えてくる面白さ。表情の奥に何かが潜んでいる風情が、ちょうどいい。
彼ら高校生の頭上には「将来」という重しがのしかかっている。そんな中にも男女の出会いはあり、地方の町ならではの「地元にとどまるか都会に出るか」を巡る悩みがあり、なりたい職業と家庭の事情との葛藤がある。そうした青春期の鬱屈には青春期ならではの昇華の方法があり、不安の雲が垂れこめる未来であっても「未来」は彼らのもの。・・カラオケで熱唱する男らの歌をBGMに冒頭見せた動きとは異なるそれぞれ動き方・居方で群像を表わす。懐かしさに胸がざわつく。
人生讃歌と言って良い作品だが、個々人の実在感がこの作品世界を支えている。中でも小椋氏はモダンでは見ない、寡黙で時折言葉を選んで喋るキャラに終始説得力がある。それがラストに繋がっている。他、キャラにあった俳優面々の佇まいがオイシイ。
六英花 朽葉
あやめ十八番
座・高円寺1(東京都)
2023/08/05 (土) ~ 2023/08/09 (水)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2023/08/05 (土) 19:00
昭和モダンを観劇。
中野さんの顔の動きや表情に目を奪われました。
ムトさんの熱い演技も良かった。
六英花 朽葉
あやめ十八番
座・高円寺1(東京都)
2023/08/05 (土) ~ 2023/08/09 (水)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2023/08/05 (土) 14:00
大正ロマンを観劇。
金子さんの多才かつ芯の強い演技に迫力に圧倒されました。
生演奏と融合したストーリー展開が面白かった。
前の方で観劇しましたが後方の席で観るとまた異なった印象がありそう。
六英花 朽葉
あやめ十八番
座・高円寺1(東京都)
2023/08/05 (土) ~ 2023/08/09 (水)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
〈昭和モダン〉
周防正行の失敗作、『カツベン!』にガッカリした映画ファンに贈る無声映画の活動弁士もの。「映画の父」と呼ばれるD・W・グリフィス監督、リリアン・ギッシュ主演の『散り行く花』が印象的に使われる。昔何故か自分もこの作品に嵌っていてサントラまで買ったことがある。スタンリー・キューブリックが『シャイニング』でカットごと引用してオマージュを捧げた。そしてやはりウディ・アレン『ギター弾きの恋』だろう。とにかく演劇と映画の境目に生じる一瞬のきらめきがこの劇団の強み。痛みと慈しみ。昔どうしようもなく好きだったバンドの曲が不意に流れてきたような、あの気持ち。ずっと可愛がっていたけれどいなくなってしまった野良猫、似たような猫を久し振りに見掛けたような感慨。いつも不思議な気持ちにさせてくれる。
六英花(6枚の花弁を持つ肥後系の花菖蒲)。
主演の金子侑加さんは観る度に美しくなっていく。今作ではもう全盛期の森下愛子だった。文句なしの看板女優。声色が化物。
中野亜美さんは泣かせてくれる。今作が代表作になるのでは。モブの役の身振り手振りも最高。ファンは絶対観逃してはならない。間違いなく泣ける。
鈴木彩愛さんも最高だった。
田久保柚香さんの発する痛み。
何重にも仕組まれた映画の構造。その人生ですら映写してしまう。映像と音の組み合わせのモンタージュ。貪るように喰らいつく観客。彼等は何を求めているのか?自分等は何を観せたいのか?
是非観に行って頂きたい。
犬の刺客2023
友池創作プロジェクト
駅前劇場(東京都)
2023/08/01 (火) ~ 2023/08/06 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
芸人が書いただけにさすがにリアリティがあるお笑いの世界
男声Ver.を観たが、コンビ二人の対照的なキャラが良く書かれ、演じられていた
特に稔のチャラい(笑)キャラがなんとも言えない
陽子の表情もとても良かった
ブラウン管より愛をこめて-宇宙人と異邦人-(7/29、30 愛知公演)
劇団チョコレートケーキ
まつもと市民芸術館 小ホール(長野県)
2023/08/05 (土) ~ 2023/08/05 (土)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2023/08/05 (土)
まつもと市民芸術館にて劇団チョコレートケーキ『ブラウン管より愛をこめて-宇宙人と異邦人-』を観劇。
2017年に拝見した『60'sエレジー』の印象が良く、他の作品も観てみたいと思っていた劇団チョコレートケーキさんですが、その後なかなか観劇の機会に恵まれず、今回が6年ぶり2回目の観劇となりました。
前回は1960年代、今回は1990年代を舞台とした、やはりどこかノスタルジックな世界観を味わえる作品。脚本家の古川健さんの挨拶文冒頭に「この物語はあくまでもフィクション」「現実に存在する何かを連想することもあるかもしれませんが、全て創造の産物です」と繰り返し忠告?されているように、全てがフィクションであることには間違いないのですが、特撮作品の撮影現場という好奇心を掻き立てられる場所で展開される様々なシーン、会話の数々を見ていると、まるで実話に基づいたメイキングではないかと感じてしまうほど生々しく、すーっと物語の中に入り込めるような感覚がありました。思わずクスッと笑ってしまうコミカルに描いたシーンもあれば、「差別」をメインテーマとした作品だけあり、メッセージ性の強いシリアスなシーンもあったりと、濃い2時間10分でした。
伝えたいメッセージがあり、それを題材にした物語を描きたい制作者サイドと、視聴者からの論争を懸念し、本を書き直すようにと圧力をかけるテレビ局サイドのやり取り。果たしてどのように決着するのだろうと、興味深く拝見させていただきました。結果として制作サイドの強行策という方向になり、それなりのペナルティも受ける展開となりましたが、個人的にはこの展開で良かったと感じましたし、試練を乗り越え、また新たなストーリーを築こうと奮闘している様子を描いたエンディングも比較的すっきりするものでした。「差別」はいつの時代も存在し、どの時代であっても、誰もが差別する側にもなり、差別される側にもなりうる。身近な問題でありながら、あまり深く考える機会もなかったテーマでもあるため、今回の観劇は良い機会になったかもしれません。特撮モノが始まるようなBGM、作品の中を映し出したような照明、放送を見ている脚本家の顔に映るテレビ照明など、細かな仕掛けも見応えがありました。
監督役の岡本篤さん。久しぶりに拝見しましたが、若干訛りが入った味のあるお芝居はやはり良いなぁと感じました。浅井伸治さん演じる特撮ヒーロー俳優役も熱く、カーテンコールでの地元凱旋トークも面白かったです。足立英さんの爽やかで表情豊かな新人俳優役も存在感がありましたし、脚本家役の伊藤白馬さんの自然体な演技も印象的でした。東京公演に伺えず、松本公演での観劇となりましたが、気になっていた作品でしたので観ることが出来て良かったです。
~二銭銅貨 白昼夢 指 一人二役 心理試験〜
シアワセナゲキダン
北野工房のまち 講堂(兵庫県)
2023/08/05 (土) ~ 2023/08/05 (土)公演終了
満足度★★★★
朗読劇侮ることなかれ
江戸川乱歩は何度か読んだことあるが、今回の初期作品は…
江戸川乱歩の歴史の勉強になった
内容は良く出来あがっていて、満足でした
犬の刺客2023
友池創作プロジェクト
駅前劇場(東京都)
2023/08/01 (火) ~ 2023/08/06 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2023/08/04 (金) 14:00
激しい言葉の応酬の熱いステージでした。冷房効いてた(と思う)けど、汗をかくほど。劇中の犬の漫才、面白かった。
POINT OF VIEW
ファニーキャンクス
STAGE+PLUS(大阪府)
2023/08/03 (木) ~ 2023/08/06 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
4つのお話しで、1つの物語。人それぞれの生き方、自由に生きることが出来ていることは、誰かに支えられていることだ。4つ目のお話しで、胸がキュットして切なくてホロリときました。
お芝居観られてありがとう。
犬と独裁者
劇団印象-indian elephant-
駅前劇場(東京都)
2023/07/21 (金) ~ 2023/07/30 (日)公演終了
みんなのえほん
9-States
小劇場B1(東京都)
2023/07/26 (水) ~ 2023/07/30 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
設定の幾つかには気になるところがありましたが、リビング・ウィルを考えさえられるヒューマンドラマでしたね。実体験と合わせて、入り込んでしまいました。でも守秘義務は守んないとね。
犬の刺客2023
友池創作プロジェクト
駅前劇場(東京都)
2023/08/01 (火) ~ 2023/08/06 (日)公演終了
KOTODAMA
演劇Lab.シェノナリウム
新宿ファンタジーホール(東京都)
2023/08/05 (土) ~ 2023/08/06 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
劇が45分、アフタートーク15分、トータル1時間位でした。
劇は、笑いあり切なさあり、役者さんも熱演でしたが、やや物足りなさを感じました。
小さな会場で、アットホームな雰囲気が良かったです。
隠し砦の三悪人
『隠し砦の三悪人』製作委員会
明治座(東京都)
2023/07/28 (金) ~ 2023/08/13 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
上演時間は休憩30分を挟んで2時間55分。3階右列の舞台寄りという、上手がやや見切れる席だったが、装置奥側に出番待ちの山名の兵や、回想シーンで登場するために隠れている役者の頭やお尻が見えたりと、こういうのを悪席ならではの楽しみ方と割り切る人もいるのかもしれないが、個人的にはやや興醒め。
ゴメラの逆襲・大阪万博危機一髪
笑の内閣
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2023/08/03 (木) ~ 2023/08/07 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
いやーオモロかったー☆ゴジラ、ウルトラマン、セブン、シン・ウルトラマンのパロディ演劇と言っていい馬鹿馬鹿しさ全開で大爆笑☆それでいて特撮愛、大阪愛を感じるある意味メッセージ演劇の側面も感じました☆高間響さんは演劇界の円谷英二や~\(^o^)/
雉はじめて鳴く
劇団俳優座
俳優座劇場(東京都)
2020/01/10 (金) ~ 2020/01/19 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★
演劇鑑賞会にて 2023.8.2
鋭い観察眼と綿密な取材を元に人間や題材を多面的にとらえる戯曲で数々の賞に輝く横山拓也(俳優座HPより)の作品ということで、かなり期待していた。
3年前の評判作とは思えない、拍子抜けの舞台だった。役者が、とても高校生には見えなくて戸惑う
健の父親が自分の母親の介護を選ぶのも息子として一つの選択かもしれない。だが、自分や家庭を捨てた夫に彼女はどれ程絶望し苦しんだろうか。母子家庭の生活苦から酒や薬に溺れた彼女を私は責められない。養育すべき我が子に依存してしまうケースも珍しくない筈だ。
彼女は果たしてモンスタークレーマーなのだろうか?
結婚願望がありながら、同僚の既婚教師戸倉と不倫をしていた教師の浦川に、これもまた「結婚の現実」であることを垣間見せたかったと思う。
わずかな間に劇的に変わっているジェンダー観の変化に舞台はついて来られたろうか。