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舞台『鋼の錬金術師』

舞台『鋼の錬金術師』

舞台『鋼の錬金術師』製作委員会

日本青年館ホール(東京都)

2023/03/17 (金) ~ 2023/03/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

「鋼の錬金術師(略称ハガレン)」は『月刊少年ガンガン』で2001年8月号から2010年7月号まで連載された。全108話、単行本27巻で完結している。この舞台はそのうち16話の途中までを扱っている。最後に「to be continued」が出るのだがこの調子ではさらに5,6回続けねばならない。さてどうなるのか。

連載雑誌から分かるように少年向きのお話なのだが会場は99%がイケメン俳優さんファンの女性である。私も瑞生桜子さん推しのコミック一夜漬けの口なので完全にお仲間なのだ。

舞台は丹念に漫画を3次元化してあって皆さんのセリフも明瞭で衣装・音楽なども良い出来である。この作品のファンの方や推しが出演している方にはお勧めである。そうでない方は世界観が分からずにとまどうことになるだろう。

四兄弟

四兄弟

パラドックス定数

シアター風姿花伝(東京都)

2023/03/17 (金) ~ 2023/03/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

贅沢な時間でした。
いい四兄弟でした!もっと勉強して観劇したら、また一味違ったかもと思う箇所もありました。

あの日、

あの日、

南森町グラスホッパーズ

NAGARABBIT CAFE(大阪府)

2023/03/21 (火) ~ 2023/03/22 (水)公演終了

満足度★★★★

場所が分かりにくいので、迷ってしまった 特に暗かったし
演劇の内容は映画にもなっている感はあったが、将来的には起こりうる話 時間は比較的短いけど演技は素晴らしい
最後は少しモヤットするが、楽しめた

バリモア

バリモア

無名塾

THEATRE1010(東京都)

2023/03/16 (木) ~ 2023/03/23 (木)公演終了

実演鑑賞

仲代達矢が一幕50分、休憩20分の後二幕30分、一人で、バリモアという老年のシェイクスピア役者の独白を演じる。設定としては、久しぶりに舞台に出るので、昔覚えた台詞を入れ直すのでプロンプター(影で表には出てこない)を呼んで、その彼とのやりとりというを設定になっている。
とにかく、90歳の仲代がみもの。さすが長年主役を張ってきただけのことはある。商業演劇系のスター役者だとこういうときには客への甘えが出てそれに頼ってしまうのだが、気張らずにこの落魄の老役者を飄々と演じる、とちりもなければ、動きもしっかりしていて、さすが新劇の役者である。それにつきる舞台で、内容はどうと言うことはない。これだけ出来るなら、もう少し難しいものをやってみてほしかったとも思うがそれは客の勝手な注文だろう。採点しては失礼になる。一時代を画した名優を生で見るのも、これが最後かもしれないと感慨がある。

挿話エピソオド~A Tropical Fantasy~

挿話エピソオド~A Tropical Fantasy~

文学座

文学座アトリエ(東京都)

2023/03/14 (火) ~ 2023/03/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

日本軍の虐殺行為と加害についての「懺悔と贖罪」を、どこか牧歌的幻想的に描いた異色作である。南方のある島に派遣された12人の日本兵の、敗戦の日の出来事を描く。島民と仲良くなった小島上等兵(小石川桃子)らと違い、師団長(清水明彦)や参謀長(中村彰男)は島民を警戒している。みんな出払って一人兵舎(?)に残った師団長のもとに、自分が殺したはずの島民たち(横山祥二ほか)が現れる。亡霊たちに「赦してくれ」と泣いて詫びる師団長…

原爆や戦地での飢餓体験など、被害を描く作品は多いが、加害を語るものは少ない。こんな作品が埋もれているとは知らなかった。今まさに見る価値のある舞台である。島民と仲良くなった温和な兵士を女性が演じていた。ぎすぎすした感じがなく、柔和で、師団長に対しても男性同士の上下関係とは離れた、子供をあやすような態度を見せる。師団長のとがった心をほぐしていく過程が見もの。若い女性が演じることが思いがけない効果を生んでいた。

ネタバレBOX

師団長は日本に帰らず「懺悔と贖罪」のため島に残り、島民と同じように暮らすという。奇しくも(というべきか)戦場で気まぐれで中国人老夫婦を殺した武田泰淳「審判」の青年と同じ選択である。参謀長は住民虐殺の容疑でオランダ軍によって連行され、行方不明と。戦犯裁判が生々しい出来事としてまだ意識されているころの作品だ。

加藤道夫の戦後復員後の最初の作品だという。語り手の通訳に「私は唯、此の信じられない様な現代のお伽噺を、忘れぬうちにどうしても皆様の前で一度語ってお聞かせしないではいられなかったのです」と言わせている。加藤道夫も南洋で住民虐殺を目撃したのだろうか。自分が行ったということはないと思うけれど……。
ハンドポケット・カフェ

ハンドポケット・カフェ

ステージタイガー

松原市文化会館(大阪府)

2023/03/21 (火) ~ 2023/03/21 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

今回も感動させてくれたけどいつもの熱いステージタイガー節というよりジワっと込み上げて来る穏やかな感動を与えてくれました☆「おかえり」というありふれた言葉にこそ幸せが宿ってるんでしょうね♪「ただいま」「おかえり」「ありがとう」をもっと大事に使い続けて行こうと改めて強く感じました☆

アウトカム~僕らがつかみ取ったもの~

アウトカム~僕らがつかみ取ったもの~

劇団銅鑼

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2023/03/17 (金) ~ 2023/03/22 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

劇団銅鑼の一人一人を尊重する庶民的人生肯定リアリズムが見事に発揮された舞台だった。登場人物は22人。劇場受付でもらった人物関係図を見て、こんなに人物が多くて話が深まるのだろうかと危惧した。しかし全くの杞憂だった。運営でも民主主義を貫く劇団らしく、登場人物それぞれに物語があり、願いがあることが丁寧に描かれる。突出したスターはいないけれど、その分若手から超ベテランまでがのびのびとアンサンブルをつくる。出色の群像劇だった。最後は涙腺が緩んでしまった。銅鑼所属の劇作家の新作だそうだ。自分たちの持ち味をよく知る作家だからこそ書けたものだとおもう。

廃業した銭湯を使った起業講座に集まった7人は、元水商売、元タクシー運転手、あるいは講師の女性に会いたいだけとか、皆頼りない人たちばかり。志望者というより失業者の寄せ集めだ。しかし視野と懐の広い桐谷会長(谷田川さほ)のリードで、そういう彼らの可能性にかけていく。受講者と運営側のそれぞれの弱点と「願い」のぶつかり合いが化学変化を起こし、最後は思いもかけない「アウトカム(成果、波及効果)」をもたらす。
いわば大人の「がんばれ、ベアーズ」である。

見ながら「弱さの中に強さがある」ことを気づかせてくれた。「自分を弱いダメな奴と考えるのはやめて、自分は自分と生きていこう」というセリフに励まされる。

ネタバレBOX

このプロジェクトをサポートする会社「ムーンライト」の社名の由来が、最後に明らかにされる。「暗闇を照らす月のような会社」とは、いい言葉だった。
ハンドポケット・カフェ

ハンドポケット・カフェ

ステージタイガー

松原市文化会館(大阪府)

2023/03/21 (火) ~ 2023/03/21 (火)公演終了

満足度★★★★★

子供食堂は知ってだけど、実態は知らなかった 勉強になりました
国は出生率を上げることに必死だけど、実態がわからん政治家が多すぎ…カップラーメンを千円くらいと言っている副総理何かいらない👋😞日本を変える為には自民党を壊さないと…

あげとーふ

あげとーふ

無名劇団

無名劇団アトリエ(大阪府)

2023/03/17 (金) ~ 2023/03/21 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

とにかく熱量がスゴかったです!
お互いの真っ直ぐな気持ちをぶつけ合い、葛藤も抱えつつも、わかり合える仲間たち…最高でした!本当に見ているこちらもジーンときました。ありがとうございました。

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視点

座・高円寺1(東京都)

2023/03/15 (水) ~ 2023/03/21 (火)公演終了

実演鑑賞

#背に描いたシアワセ
#やみ・あがりシアター
#安藤安按 #五十里直子
#内野智 #加藤睦望
#河原邦恵 #小切裕太
#谷川清夏 #吉成豊(敬称略)
E初回。
この劇団の作品は幾つも拝見している。ココの魅力はドライブ感だと思う。そしてそれは上演を重ねる毎に増している気がする。
そして、そのエンジンを担う加藤睦望さんも、チャーミングさを増している。
今作は初演が90分だったモノを60分にブラッシュアップさせての上演とのこと。2/3の長さになったそれは、もうリメイクでもなく新作レベルではなかろうか。
ドライブ感が増したのかもしれないけれど、なんだか一足飛ばしで駆けているようなソレは、凝縮されたというよりは、味を薄めてしまったように感じた。そんな、跨いでいかれた部分について考えているうちにボーッとしてしまい、終盤の、恐らく重要ではないかと思われるタイミングを聴き逃した。
『あれっ、いま何か重要なコトを言ったかな⁉︎』という大失態で作品から振り落とされてしまった。こうなるともう理解しようとするモチベーションを上げるのは困難。

救いは、今回も谷川清夏さんのあのフワッとした柔らかさでありながら訳アリな空気を纏う存在感を味わえたこと。好きだなぁ。

送りの夏

送りの夏

東京演劇アンサンブル

すみだパークシアター倉(東京都)

2023/03/17 (金) ~ 2023/03/21 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

主演女優が小学生役を活き活きと好演している。

送りの夏

送りの夏

東京演劇アンサンブル

すみだパークシアター倉(東京都)

2023/03/17 (金) ~ 2023/03/21 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2023/03/21 (火) 14:00

座席1階

三崎亜記の小説の舞台化。東京演劇アンサンブルがなぜこの作品の舞台化を思い立ったのか、それにも興味がある。この作品はブレヒト劇を追求してきた劇団のイメージとは程遠いが、物語も演出も役者も「見てよかった」と思える秀作に仕上がっている。

小学六年生役の永野愛理がすばらしい。見ているうちに本当に小学生じゃないかと思えてくるほどの振る舞いだった。もちろん、せりふは小学生っぽくはないのだが、役に徹するとはこのことかと思えるほどのなりきりぶりだ。この舞台の成功の大きな要因であり、見事だと思う。

物語はこの小学六年生・麻美が、海に近い田舎町にある「若草荘」という共同住宅を訪れるところから始まる。麻美の母は家出同然で若草荘に来て、マネキンと暮らしている。他の住人たちも幼児だったり、若い女性だったりのマネキンと暮らしているのだ。麻美は父親の携帯を盗み見てこの場所を突き止めるが、母が浮気をしているのではないかと疑って家を飛び出してくる。だが、若草荘に来て母や住人たちの生活を見て、夏休みでもありしばらくここに滞在することを決める。

ご近所は「マネキンハウス」と呼んで気味悪がっているのだが、なぜ、住人たちがマネキンと暮らしているのかは物語が進むうちに明らかになってくる。ただ、麻美の母が一緒に暮らす若い男性のマネキンについては、結局正体は分からずじまい。客席としては消化不良感が残るところだ。
しかし、「メメント・モリ」の空気感が流れる中で麻美の視点で語られる物語はすんなりと胸に入ってくる。原作の力であると思うのだが、これをシンプルな舞台設定で描き出した演出も見事だと思う。

本日が千秋楽。とてもいい舞台だった。東京演劇アンサンブルのまた、違った魅力を発見できてよかった。

あげとーふ

あげとーふ

無名劇団

無名劇団アトリエ(大阪府)

2023/03/17 (金) ~ 2023/03/21 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

とても感動しました。最初は、コメディーだと思っていたので、ただただ楽しく熱量の凄さに引き込まれて見ていましたが、終盤思いもよらなかった展開になり、本当の真意に涙しました。よく計算されたストーリーと、特に劇団員のかたのナチュラルなお芝居が本当に素晴らしかったです。是非、再演も見たいです。

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視点

座・高円寺1(東京都)

2023/03/15 (水) ~ 2023/03/21 (火)公演終了

実演鑑賞

#恋の手本 #曾根崎心中
#劇団肋骨蜜柑同好会
#小島望 #嶋谷佳恵
#藤本悠希 #水口昂之
#室田渓人 #フジタタイセイ
#岡村梨加 #辻響平
#星澤美緒(敬称略)
F初回。
辻響平さんを観ることが最大の目的。今やあちこちに客演される実力の持ち主。

古語、文語文をアップテンポで歌うように踊るように発することで何をしたかったのか、それを掴めずにグルグルと思考を廻らせてみている。いくら名の知れた作品であると言っても、古い言い回しを捲し立てるようなテンポでやって、どれほどの人がついていけるだろうか。国語教師であってもなかなかに集中力を要するハードワークではある。実際、途中で作品から振り落とされて、後はもう声を楽しむだけ。言葉を聴かず声をサウンドとして楽しむしかない。
それを楽しめない気分で、なかなかに辛かった。

体調不良は仕方ない。新作が書けないこともある。企画の性質上、上演中止や不参加の選択は難しいのは理解する。それでも、他の手立ては無かったかなぁ。

もう一度チャンスが与えられるならチャレンジして欲しいけれど。

てんしごと

てんしごと

劇団WAO!

国立文楽劇場(大阪府)

2023/03/18 (土) ~ 2023/03/18 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

本当にあった物語がミュージカルになっていて、一つひとつが感動的だった。

ネタバレBOX

エンディングでまさかの主人公本人登場で胸が熱くなった。リアルストーリーのエンタメというものに自分自身がハマりそうだ。次の公演もたのしみ。
掃除機

掃除機

KAAT神奈川芸術劇場

KAAT神奈川芸術劇場・中スタジオ(神奈川県)

2023/03/04 (土) ~ 2023/03/22 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

第十二回東京国際映画祭、『ツイン・フォールズ・アイダホ』を観に行ったつもりが間違えて、レトロスペクティヴ:ロベール・ブレッソン『ラルジャン』の上映館に入ってしまった。時間通りに来た筈がもう始まっているし、渋々途中から観劇。シャム双生児と娼婦の愉快なラブストーリーを観に来た筈が、スクリーンに映し出されるのはトルストイ原作のひたすら陰鬱な物語、最後は一家皆殺し。「どうもおかしいな」とずっと思っていたがまさかの“シネマトグラフ”。
このように本来観る筈のないものとの偶然の邂逅は人生には得てしてあるもの。その化学反応を期待して場違いなチケットを敢えて購入することも。
チェルフィッチュなんて全く知らないが、何か人の話を聞くと糞つまらない批評家向けのイメージ。全く期待しないで観た。

開幕は掃除機の自己紹介から始まる。これは筒井康隆の『虚航船団』だろうし、それに影響を受けた糸井重里の『家族解散』だろう。(無機物の述懐的なものが当時流行った)。栗原類氏が痩せて顔色が悪いのが気になった。

村上春樹のプロットを村上龍が書き下ろし、イ・チャンドンが映画化したような作品。(村上春樹の『納屋を焼く』を『バーニング 劇場版』として映画化したものにテイストが似ている)。途中、環(たまき)ROY氏が客席に向かって語り出す内容がもろ村上龍。『コインロッカー・ベイビーズ』や『愛と幻想のファシズム』、『コックサッカーブルース』、『エクスタシー』、散々読んだ。環ROY氏はライセンス藤原と中邑真輔を足したような感じ。

舞台はスケボーパークのように左右が湾曲している。上手が父親役モロ師岡氏の部屋で壁にテレビが着いていて、下手の娘役家納ジュンコさんの部屋は壁に布団が敷かれてある。寝る時は真横になるので大変だ。
モロ師岡氏は話し始めると意識が三つに分裂する。同じ格好の俵木藤汰氏と猪股俊明氏が登場し同時に同じ台詞を喋らせることでそれを表現。

開幕から居眠り率が高く、こんな舞台を観に来る熱心なファンでさえ次々と意識を失っていく。

引きこもりの家納ジュンコさんが二階でドンドン音を出して喚き散らす。それを下で聴いた環ROY氏が「彼女、ミュージシャンですか?内容が魂の叫びっぼい」と真顔で訊く。閉ざされた家にやって来た闖入者が全てを破壊していくようでそうでもない感じ。

家納ジュンコさんの物語に絞った方がよかった。

ネタバレBOX

つまらなくはないのだが、面白くもない。

Amazonの倉庫を四日で辞めた環ROY氏。「初日からここは糞だなと何となく気付いてて。で、何で気付いてたのに二三日やっていたのかと。そもそも言うとやる前から糞だってことに薄々気付いてたんじゃなかったのかと。じゃあ気付いていながら何でそこで働こうとしたのかと。」
突き詰めると、世界が糞なのに人生が糞なのに何故俺は生き続けているのか?という問い掛け。糞であることを知っていながら、目を逸らして誤魔化してまで生きる価値はあるのか?
糞のような世界を器用にすり抜けて気楽に楽しく生き延びるにはコツがいる。如何に自分の機嫌を取るか、如何に自分を騙して誘導するか。
「どうでもいいじゃないか そんな事はどうでも
 どうでもいいじゃないか そんな事はどうでも」
 ヒロトとマーシーはがなっていた。

カート・コベインの自殺に対し、Oasisは『Live Forever』と歌う。

多分俺は飛びたいだけ
生きていたい、死にたくはない
息をしたいだけかも知れない
信じていないだけかも

多分お前は俺と同じ
俺達は奴等に見えないものが見える
俺達は永遠に生き続けるんだ

ずっと生きてやる
ずっと生きてやる
永遠に生きてやる
Don't freak out

Don't freak out

ナイロン100℃

近鉄アート館(大阪府)

2023/03/30 (木) ~ 2023/04/02 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

キャストが魅力満載でした!とても満足。モノクローム・穴に響く声・ガラスが透けたり閉ざされたり、どうやっているのか分からなくて、テクの良さも良さを後押ししてました。

ポポフゴーストの救命曲線〜闇医者サボテンシリーズ Phase2

ポポフゴーストの救命曲線〜闇医者サボテンシリーズ Phase2

BOOT

シアターブラッツ(東京都)

2023/03/01 (水) ~ 2023/03/05 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

Bチームを鑑賞してきました。
医療×幽霊の、全体的にギャグだけど、人命に関わる話題を扱うということでシリアスな部分はきっちりあるドラマという感じでした。
所々にパロディを盛り込んで、笑いどころを作っていますが、全体的に早いので受け取られず流れちゃうところもあったと思います。

ネタバレBOX

ガッツリパロディされてましたが、私の見に行った公演はBチームで、朝木さん主演で特に『闇医者版ドクターX』感がありました。
完全にエンタメ感の強い作品ですので許容範囲ではありますが、やはり医療という専門的領域への解像度は低めなのかなと思いました。(特に最後のロボット脳手術のシーン)ただ、やりたいことはしっかり伝わってきますので前述の通り許容範囲ではあるなと。
DOLL(ドール)

DOLL(ドール)

ちょっとはいしゃく

シアター・バビロンの流れのほとりにて(東京都)

2023/03/16 (木) ~ 2023/03/19 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

友人に誘われて鑑賞してきました!脚本の力もあると思いますが、メインの女優たちの演技が生々しくて没入できました。照明の色混ぜが綺麗で好みでした。

少女の魂は謳う

少女の魂は謳う

シアターX(カイ)

シアターX(東京都)

2023/03/20 (月) ~ 2023/03/21 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

 長い人生を生き抜いてきた4人の女性の人生を歌とドキュメンタリー仕立ての表現で構成し、観客に活力をくれる舞台。本日まで。べし観る!

ネタバレBOX

 シアターXルナ・パーティーの第12回公演は丈夫ならぬ「ますら女」4人による歌とドラマの実験的作品。伴奏は無論、生ピアノ。奏者は志村 百子さん。歌うは今回脚本・構成も担当した渡邊 嘉子さん他総勢4名だが、以下順次紹介してゆこう。渡邊さんは毎年銀座某所でたくさんのお仲間とシャンソンコンサートを催し、季刊誌・OPINION♀を編集なさっているキャリアウーマンだ。因みに今回歌ってくださる女性は、総ての方がキャリアウーマンとして男性優位社会のガラスの天井を砕き女性の社会進出や権利拡大に貢献してきた方々ばかりである。無論、お子さん、お孫さんもいらっしゃる。日本でもつい最近実現した育休や、遡ると零歳児保育等への先鞭をつけたパイオニアでもあるから、サブタイトルに“ますら女”と入っている訳だ。
 歌い手紹介は、脚本・構成も担当なさった渡邊さんから始めたので逆あいうえお順で紹介してゆく。
宮崎 絢子さんは、アナウンサーを続けてこられた。ラジオ・TVどちらも放送している放送局から民放に移りずっとこの仕事をなさってきたが、現在はボイストレーナーなどもこなしていらっしゃるようだ。
 次に黒田 恵子さん、宝塚出身だ。男役希望であったが、身長が届かなかった為、脚本家が少年役を作ってくれたこともあったが遂に宝塚を退団。その後は歌や演技で活躍、若手育成も続けている。一度、癌で活動を休止せざるを得ない時期もあったが、復帰後現在に至るまで活躍なさっている。
 最後に紹介するのは、父はドイツ系ロシア人、母はウクライナ人のエカテリーナさん。現在はボニージャックスと共演することが多いというが、来日28年。ソ連崩壊後の1990年代に息子さんと一緒に日本に来て暮らしてきた、子供の頃から歌などで舞台に立っていた方だから歌の上手さは勿論、ちょっとした仕草も茶目っ気も、とてもチャーミングな方である。
 舞台は、紹介した4名の女性の人生それぞれを描くと共に、歌を挟む形で進められたので、シャンソンの本質をキチンと捉えた上で地に足のついた自然で深いものになった。4名の歌い手それぞれの歌の上手さは無論のこと、生き抜いてきた人生の侘び寂も表現されているばかりではない、当に今を力いっぱい生きている姿を見せて活力を観客に与える舞台であった。

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