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播磨谷ムーンショット

播磨谷ムーンショット

ホチキス

あうるすぽっと(東京都)

2023/04/07 (金) ~ 2023/04/16 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

コメディーというと、勘違いの雪だるまが多いが、ホチキスのそれは全く違う!小ネタ・大ネタ・独特のキャラの造りに、ぶっ飛んだストーリー!ついつい引っ張り込まれて笑いが止まらない。そのくせ、人情味さえぶち込まれている!じんわりとした想いももふんわり漂って・・・もう満足です!!

半魚人たちの戯れ

半魚人たちの戯れ

ダダ・センプチータ

王子小劇場(東京都)

2023/04/13 (木) ~ 2023/04/16 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

鑑賞日2023/04/13 (木)

倫理的な問いかけを放つ近未来の群像劇

 青年期を終え壮年期に移行する人生のひととき、10人の男女がそれぞれの人生に落とし前をつけようともがく人間模様のなかから、近未来の国家統治や科学技術の有り様が浮かび上がる異色の群像劇である。

ネタバレBOX

 バンド「シャムフィッシュ」ボーカルでソングライティングを担う瑠璃(サトモリサトル)は、ベースのかえで(山岡よしき)とともに新しいドラム担当の候補である近藤(大村早紀)とセッションしたものの浮かない顔をしている。前ドラマーであり瑠璃の彼女だったちさ(横室彩紀)を自殺で失ってからというもの、彼はスランプ状態にあった。音楽活動に反対している母とは距離ができてしまい、姉の裕子(梁瀬えみ)に世話を任せきりにしている。物語は瑠璃の家族や音楽活動、バイト先の人間関係などの小景を積み重ねながら展開していく。

 瑠璃の学生時代の音楽仲間のアヤネ(増山紗弓)は、同じく瑠璃の音楽仲間であった平井(小林和葉)が働くレコード会社に所属してヒットを放ち、瑠璃に羨ましがられている。しかし自作と称した作品の多くはすべてゴーストライターが書いたものであるため、彼女は常にやりきれない思いを抱えていた。アヤネは平井にレコード会社を辞めたいと申し出るが、平井は「そうするとお前を潰す。うちの会社はそれができるだけの力がある」と笑わない目で静かに恫喝する。

 瑠璃のバイト先では舞(安齋彩音)が社員の色森(宇都有里紗)の後押しを受け、同棲中の柳楽(志賀耕太郎)にプロポーズする。しかし小説家志望の柳楽は待ってほしいと願い出る。舞は柳楽の小説がディストピアを描き現実に起こってしまっていることを怖がっているため、自分に隠れて小説を書いていた柳楽を咎めるのだが、柳楽は飄々として意に介さない。

 ある日瑠璃の前だけに成仏できないちさの幽霊が現れてからというもの、彼の周囲では不可思議な現象が起こりはじめる。ちさが遺した詞「半魚人たちの戯れ」に曲をつけバンドで演奏した動画はバズり、平井から誘いの声がかかった。ちさは柳楽について瑠璃に「彼は本物だよ」と微笑む。バイト先で旅行の計画をしていた際「海はやめたほうがいい」と瑠璃に忠告したちさの予言どおり、山を選んだ瑠璃と舞、色森の3名と、海を選び旅行に参加しなかった舞の彼氏の柳楽とでは運命が分かれてしまう。

 上述を大枠として、物語はシンプルな漆黒の舞台美術を背景に登場人物たちが対話を重ねつつ、時折なにかに取り憑かれたようにして皆で「ボトンベルトのおかげ」「ムーンショット目標」などと謎めいた文言を群読する場面を挟み進行していく。この場面になると出番のない俳優たちも現れる。それがまるでギリシャ悲劇のコロスのようにも、能の地謡のようにも見えてくる。こうした近未来の不穏な空気感を説明的なセリフを使わずに舞台上にあげようとした作・演出の吉田有希の企みが面白い。

 しかしながら、登場人物たちの芝居が細切れになって進行していくことや、一度にあまりにたくさんの情報が入ってくるため、物語の世界観に馴染むのに時間がかかり芝居を堪能するまでには至らなかった。私が観たのが初日ゆえか俳優たちの芝居がかたく、バイト先でのわんこそばの話題をめぐる瑠璃と舞のノリツッコミや、皆で色森の子供の名前を考えるうちどんどん荒唐無稽なものになってしまうくだりなど、本来であれば会場を湧かせる場面が上滑りしていて残念だった。

 後半になると平井が働くレコード会社が国家権力に近いことや、大やけどを負った柳楽の治療に使われたロボット技術、流産した色森が子宮に残った赤ん坊の細胞を再生させる「受肉サービス」、亡くなった瑠璃と裕子の母親の意識を残す「メタバース」などといった科学技術の設定を通し、全体主義的で軍事的な統治体制にあり、高度に科学技術が発展した日本の姿がむっくりと頭をもたげる。観劇後に「ムーンショット目標」が、実際に内閣府が標榜している科学技術を用いた大胆な課題解決の指針であると知り驚きを覚えた。倫理的な問いかけを通しカズオ・イシグロの『わたしを離さないで』のような問題提起を狙ったのかもしれないが、こうした設定が音楽仲間の嫉妬と羨望、婚期をめぐる男女の葛藤、成仏できない幽霊などというような話題と有機的に噛み合っているとは思えなかった。試みとしては興味深いので、登場人物や設定を絞ったうえで劇化したほうがよかったように思う。
こぼれるかけら

こぼれるかけら

UGM Kreis

Mixalive TOKYO・Hall Mixa(東京都)

2023/04/12 (水) ~ 2023/04/16 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

青春群像劇、イイですね。個人的には西村美咲さんが印象的。ただ登場人物が多いせいなのか、特に必要性のないシーンも多く、冗長な感じもしましたが。ステージが狭いのか、フロアの通路を歩いたり走ったりするのが多いのも気になりました。

白夜

白夜

劇団演奏舞台

演奏舞台アトリエ/九段下GEKIBA(東京都)

2023/04/14 (金) ~ 2023/04/16 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

アトリエでの公演はまさに小劇場での芝居である。その空気感と演技は何とも言えない寺山の世界観を醸し出す!そしてギターとキーボードによる曲は心情表現そのものであった。

播磨谷ムーンショット

播磨谷ムーンショット

ホチキス

あうるすぽっと(東京都)

2023/04/07 (金) ~ 2023/04/16 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

いつも通り舞台セット、衣装、照明、音響にも手を抜かない楽しいそしてちょっぴり切ない芝居、堪能しました。私にとっては小玉さんは良い意味で常に謎の女優だ。豆腐も油揚げも昔から好きだが食べるたびにあのパーフォーマンスを思い出すだろう(笑)。

ハリー・ポッターと呪いの子

ハリー・ポッターと呪いの子

TBS/ホリプロ

赤坂ACTシアター(東京都)

2022/07/08 (金) ~ 2025/02/28 (金)上演中

実演鑑賞

満足度★★★★★

マントを翻すダンスが最高。

ミュージカル「おとこたち」

ミュージカル「おとこたち」

パルコ・プロデュース

PARCO劇場(東京都)

2023/03/12 (日) ~ 2023/04/02 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

ミュージカルに出演俳優と舞台俳優の歌唱の違いはあるが、その違いが演技の方に注がれていた。

『俺の屍を越えていけ』

『俺の屍を越えていけ』

きのひま編集部

STAGE+PLUS(大阪府)

2023/03/25 (土) ~ 2023/03/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

初回観劇。
業界人らしいチャラさと、コミカルなノリの中、張りつめた糸が…
「リストラする管理職を決めなさい」
身につまされる展開、そしてラストは…
この演目、何度観てもグッときて、涙腺が緩みます。
私も技術部長の様な管理職に…
良かった!

騙しきれないよベイビー

騙しきれないよベイビー

劇団皆奏者

アトリエS-pace(大阪府)

2023/03/25 (土) ~ 2023/03/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

初回観劇。
恋愛詐欺師の婚活パーティー!
お初のオリジナル脚本?!とは思えないサスペンス、曲者揃いの面々に騙し騙され…
役者さんの個性を存分に活かしたキャラ、そのキャラを十二分に引き出す役者さん、間髪入れない展開、大満足の120分!
愉しかった!

ロックは死なない

ロックは死なない

劇団それどころじゃない

神戸三宮シアター・エートー(兵庫県)

2023/03/23 (木) ~ 2023/03/23 (木)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

伝説のロッカー没後10年、不完全燃焼のまま解散したバンドメンバーが偶然…

ハチャメチャで、パワフルで、勢いがあって、シュールな笑い、メッチャ愉しかった。
"それどころじゃない"自由劇場卒業生有志の旗揚げ&解散公演、面白かった!
神様最高ー!

ハンドポケット・カフェ

ハンドポケット・カフェ

ステージタイガー

松原市文化会館(大阪府)

2023/03/21 (火) ~ 2023/03/21 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

こども食堂、そしてポケット食堂…

政治でも、子供First等と言い始めているが、まさにその通りだと思う。
夫婦で、地域で、社会で、子供を大切に育てないといけない。
そして矢尽き、刀折れた大人にもポケットが必要だ…
ウルウル🥺した。
感動した。これで無料って、感謝感謝!
感謝しかない。

サイレントシティポップ

サイレントシティポップ

猟奇的ピンク

ウイングフィールド(大阪府)

2023/03/18 (土) ~ 2023/03/19 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

解散公演千秋楽観劇

劇団主宰、政治家、Bar経営、風俗、店員、勧誘員、等々
"住む世界が違う"人達、日頃接点がない筈の人達がクロスする日常、その一コマ一コマが切り取られた様な公演。
劇団員さんの新たな岐路、解散とダブル!
今まで愉しい公演ありがとう

白夜

白夜

劇団演奏舞台

演奏舞台アトリエ/九段下GEKIBA(東京都)

2023/04/14 (金) ~ 2023/04/16 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

最果ての宿屋の一室での一幕劇!
昭和の匂いが随所に感じられ、叙情的な舞台、良かったです!
ただ、脚本がそうなのでしょうが、見えないところが気になりました。

播磨谷ムーンショット

播磨谷ムーンショット

ホチキス

あうるすぽっと(東京都)

2023/04/07 (金) ~ 2023/04/16 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

随所に、なさそうな設定・展開がありましたが、それも含めて楽しかったです!

あたしら葉桜 東京公演

あたしら葉桜 東京公演

iaku

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2023/04/15 (土) ~ 2023/04/23 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

①岸田國士の『葉桜』の朗読。林英世さんと松原由希子さん。1926年発表。
5分休憩。衣装チェンジ。
②『あたしら葉桜』上演。2015年初演。

林英世さんは杉村春子を思わせる貫禄。こういう役は声が重要。嗄れた声に生活の重みが乗る。
松原由希子さんは吉田羊や中江有里っぽさもある美人。

ネタバレBOX

①縁談を受けるかどうか複雑な心境の娘。母は「そんな男なら断っておしまい!」。でも娘の心は惹かれているようだ。母は自分の経験談を語る。男の張る見栄、つまらないお芝居について。「お前に自分のような思いはさせたくない」と。娘は停車場までの花の散った桜並木、青葉のトンネルのような道を男と歩いたエピソードを語る。そこにホラーのようなBGMが流れ、緊迫感を強調。日が暮れていく中、ゆっくりゆっくり歩く二人の姿。きっとこの縁談は成立し、娘は出て行くのだろう。母娘の零す複雑な涙。

②いきなり関西弁全開の母娘が走り回る。先程との落差で舞台がぱっと明るくなる。アイネキュッヘンシャーベ(ドイツ語でゴキブリ)が出現してパニックに。娘の雑誌の下に潜んでいると踏んで、片側にゴキブリホイホイを置き、逆側から制汗剤をシューッ。何も出て来ない。じっとその様子を見守りながら、娘の恋人の話になる。さらりと語られるので気付かない人も多いのでは。(自分も半信半疑だった)。娘は同性愛者でネットで知り合った恋人にドイツ赴任の同行を誘われている。同性婚が合法な国。複雑な心境の母。現代版『葉桜』という位置付けなのだろうが、同性愛を入れる必要はなかったのでは。母娘の想いのノイズになってしまっている。(同性愛ネタが強すぎる)。さらりと触れられるだけなのだが、逆にそれが物語を阻害している。(いろんな推測を呼んで混乱を招く)。母はずっと自分の運命の男を探していたと言う。学生時代、会社員だった男を逆ナン、それが今の旦那。自由な現代に背景を変えても、母娘の持つ複雑な想いは変わらない。

何か物足りない。
猫と犬と約束の燈~2023編~

猫と犬と約束の燈~2023編~

劇団TEAM-ODAC

こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)

2023/04/12 (水) ~ 2023/04/16 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

普通なら特別記念公演でもおかしくないくらい”力”ある公演
とっつきやすいアプローチは若さ溢れる新喜劇といったところか
豊かな人間模様にファンタジー、テンポ良く笑わせながら時には熱量ある見せ場が幾つもあって見応えたっぷり
超デカ盛り2時間40分の長尺は一回休憩を挟んで欲しいところではありますが、変化をつけて常に惹きつけていく工夫はしっかりとされていたのでした

ホラーのイメージが強い遠山景織子さん、良い塩梅の“陰”を活かした未亡人役
「トゥギャザーしょうぜ」のキャラをそのまんま活かしたルー大柴さん
ちゅうえいさんのお馴染み、ウザい感じ(悪口じゃないですから)
良く知っている役者さんの活かし方が巧いなぁと思えたのと、若手の俳優さん達も役を楽しんでいる感、勢いがあって好印象
主役の小松準弥さんは、全編に渡って色んな表情見せまくりの大活躍で、これならファンの方たち大満足でしょう

奇跡のミルク

奇跡のミルク

WAO!エンターテイメント

アトリエアーサム(大阪府)

2023/04/11 (火) ~ 2023/04/16 (日)公演終了

満足度★★★★

リアルな話
牛🐮にストレスを与えないために、モーツァルトを聞かせたり、敷地に炭をひいたりと…
しかし、こんな牛からできた牛乳なんか美味しいんだろうな〰️牛も生き物だからな〰️等々色々考えさせられた❗
あやぽりも来ていたな〰️昔はここで頑張っていたみたいだし
とても良いこけら落としでした‼️

彼女も丸くなった

彼女も丸くなった

箱庭円舞曲

新宿シアタートップス(東京都)

2023/04/12 (水) ~ 2023/04/18 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

題名とはかなり違って、実際の内容は作者の最近の社会問題についてのエッセイだ。大雑把にまとめると「ハラスメントについて」ということになるだろうか。一番目立つのは「*ネタバレbox参照*」な大迷惑正義の味方野郎である。まあこの件は右も左もないが、他では最近の風潮に軽く疑念を呈するところもあって新鮮に感じられた。これは私の誤解かもしれないので各自確かめていただきたい。

演劇の作りは時系列不詳のピースを提示されて終演にかけてどんどん全体像が見えて来るものだ。面倒くさいが頭の体操にはなる。まあそれは良いのだが、ほとんどの会話が遅延の大きな電話越しのようにぎこちないのが疲れる。「あっ」とか「はっ」とか言って発言を繰り返させてしまったりする。私自身が電話ではこういう会話になりがちなのも不快だった原因ではある。しかし、タイミングの合わない会話を続ける役者さんたちには本当に感心してしまう。単にタイミングが合わないのではなく“微妙に”合わないのだ。そして合わない間隔は一定でなければいけない。地獄だと思う。そこは凄いのだけれどもやはり不快なのでこの作者の作品はもう観ないとなってしまう。

ネタバレBOX

大迷惑なのは「飲み会で女性が潰れるのを止めなかったのは結果的にその後の(別の人物による)レイプの手助けをしたことになる」として謝罪のために過去をほじくり返して関係者の閉じた傷口をまた開いてしまうこと。
アイーダ

アイーダ

新国立劇場

新国立劇場 オペラ劇場(東京都)

2023/04/05 (水) ~ 2023/04/21 (金)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

2幕後半の凱旋の場の重厚で奥行きのある宮殿建築、延々と続く隊列、ダンスパフォーマンス、本物の馬もでる豪華絢爛な演出がすばらしい。音楽ももちろん素晴らしい。3幕のアイーダと父王の歌、4幕の王女の歌がとくによかった。王女の狂乱ぶりの歌の迫力は特筆ものであった。

播磨谷ムーンショット

播磨谷ムーンショット

ホチキス

あうるすぽっと(東京都)

2023/04/07 (金) ~ 2023/04/16 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

徹底して漫画チックな構成で、爽快感がありとても楽しかった。

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