笑う
大川企画
王子小劇場(東京都)
2023/09/06 (水) ~ 2023/09/10 (日)公演終了
チョークで描く夢
TRASHMASTERS
駅前劇場(東京都)
2023/09/07 (木) ~ 2023/09/18 (月)公演終了
俺たちはどう生きるか!
株式会社L4
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2023/09/06 (水) ~ 2023/09/12 (火)公演終了
濫吹
やみ・あがりシアター
新宿シアタートップス(東京都)
2023/09/07 (木) ~ 2023/09/10 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
想像通り期待以上の舞台でした。オープニングから中国の少し幻想的な話で始まり、現代のPTAの話へと展開し、大人や子供のそれぞれの人間関係を軸に、可笑しくも各人の悩みが巧みに絡み合い、惹き込まれました。コロナ禍でのオンラインや業務委託等、最近の話題も織り交ぜながらも、負の面も見せられ、また多くの登場人物達も言葉の端からバックボーンが見えるような脚本は流石でした。役者さん達も、こういう人いるよなと感じさせる自然体の熱演で、どこか憎めない人達ばかりでした。大好きな同劇団で、また大好きな作品が増えました。
俺たちはどう生きるか!
株式会社L4
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2023/09/06 (水) ~ 2023/09/12 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
「俺たちはどう生きるか!」拝見しました。
あえて小難しい哲学的な言い回しは回避し、
エンターテイメントで話に入り込ませて
笑ったかと思えば、次の瞬間には
いつの間にか当たり前になっている価値観に
疑問をつきつけてくる。
日常の違和感をあぶりだす。良くできた話でした。
難しいことを難しくやることだけが演劇じゃなく、
幅広い層に訴えかけることができる脚本だと感じました。
感動と考えさせられる体験が同時にでき、心に残る演劇でした!
ニューアナログな君へ
劇団ヒラガナ( )
ウエストエンドスタジオ(東京都)
2023/09/07 (木) ~ 2023/09/10 (日)公演終了
俺たちはどう生きるか!
株式会社L4
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2023/09/06 (水) ~ 2023/09/12 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
研究所を軸に4つの短編を集めた形式の舞台。どの短編もコメディながら本質をつくテーマがそれぞれ隠れていて面白く、短い時間を感じさせない。最初の短編のアクシデントを次の短編に織り込む演出も良かった。
9
劇団Pinocchio
Bar Theatre Ludo(大阪府)
2023/09/08 (金) ~ 2023/09/10 (日)公演終了
満足度★★★★
コロナで二回延期となった作品だそうで、最後は役者泣いていた
内容は探偵ものではないけど、楽しめた❗これからもがんばれー👊😆🎵
夏の夜の夢
イエローヘルメッツ(Produced by GMBH)
かなっくホール(神奈川県)
2023/09/08 (金) ~ 2023/09/10 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
“子供のためのシェイクスピア”の後継劇団。イエローヘルメッツとは、元々は開演前に一曲歌う黄色いヘルメットに黒コート集団の呼び名。今回は若松力氏が松田聖子の「SWEET MEMORIES」を歌った。ハンドクラップ、オノマトペ、腹話術人形のシェイクスピア、「ほーほーほぉぉぉ」。山崎清介氏の味のある声。小さな机や椅子をレゴブロックのように自在に配置して組み合わせる舞台美術。とは言えガチガチに原典に準拠するファンダメンタリズム(原理主義)は健在でシェイクスピアの品格を貶めない。
『夏の夜の夢』は高橋留美子調のラブコメ。妖精王が惚れ薬を使ってこの世の諍いを整理しようと試みるも、手下のパックがいい加減な仕事をすることで更に事態はこんがらがっていくというもの。惚れた腫れたの大騒ぎを笑うドタバタコメディ。
この世に要らぬ揉め事をもたらす美女ハーミアは大井川皐月さん。
誰にも相手にされない悲しいヘレナに川澄透子さん。彼女が実に良かった。
妖精の女王は劇団代表でもある鷹野梨恵子さん、凄い貫禄。若いのに大御所のオーラ。
若松力氏は月船さららさんのmétro(活動停止中)で大好きになった俳優。
8人の芝居とは思えない入れ代わり立ち代わりの妙。
このシリーズを味わわないのは実に勿体無い。
是非観に行って頂きたい。
俺たちはどう生きるか!
株式会社L4
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2023/09/06 (水) ~ 2023/09/12 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
とても久しぶりに舞台を見ました!
10年前、決勝を楽園で見ていました。
(予選はDVDで拝見しました)
大きな劇場で、あの優勝作品を
もう一度見られて大満足です。
上演時間も100分と見やすく、
初めての方でも見やすい気がします。
ニューアナログな君へ
劇団ヒラガナ( )
ウエストエンドスタジオ(東京都)
2023/09/07 (木) ~ 2023/09/10 (日)公演終了
トラベルモード
sitcomLab
上野ストアハウス(東京都)
2023/09/04 (月) ~ 2023/09/10 (日)公演終了
実演鑑賞
こりゃあ、面白い!
「スペース・トラベロイド」の時にあった無理すぎるだろ?と思われる嘘や勘違いも今回はなし。
素直に面白かったあ。
それと殺陣とかアクションが、これまた見事!
Pickaroon! -ピカルーン-
壱劇屋
すみだパークシアター倉(東京都)
2023/06/24 (土) ~ 2023/07/02 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
悪役どものピカレスク、全員主役のバチバチ個性のぶつかり合い冒険活劇!劇団員と豪華ゲストしかもABで繰り返しの観劇体験が豊かでした。高田淳さん演じる佐久間の悪役に相対する悪役っぷりが露悪的で知的で魅力的でした。
煙突もりの隠れ竜
壱劇屋
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2023/08/31 (木) ~ 2023/09/03 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
人と人も別の生き物で、同じ言葉を使ってても本当に同じように通じてるのかって確かめようがない。コミュニケーションってそれでも伝えたいって願いなのかなと。翻ってワードレスと台詞芝居、言葉がない、異なるからこそ普遍的なメッセージが浮かび上がる。そんな殺陣、お芝居、小道具大道具、身体表現、歌、全てで伝えてくる最高の舞台でした。
俺たちはどう生きるか!
株式会社L4
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2023/09/06 (水) ~ 2023/09/12 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
★魅惑のロマンスチーム★を観劇
イカれた博士っていうのはてっきりモジャ頭でチョビ髭の御爺さんかと思っていたら若くて長身のイケメン博士、そして傍らには可愛い助手が
そのクールなマッドサイエンティストっぷりと無邪気にヤバい助手娘の組み合わせが、ちょいブラックに皆をかき回してくれる、面白かった!
困窮した登場人物がスペシャルなアイテムや能力を手渡されて思わぬ騒動を巻き起こす展開部分は「ドラえもん」や「笑ウせぇるすまん」なんかも彷彿させるのだけれど、手塚治虫だとかどこか懐かしい漫画のテイストが随所に感じられ不思議に惹きつけられてしまう
全編に渡って“生きている意味”や“正義vs悪の立ち位置”などなど、角度を変えてどこか固定化してしまっている概念を揺さぶってくるのは、普通のコメディーとはまたひと味違った面白さ
悪魔が願いを叶えるパートは、博士たちではなく悪魔(この悪魔もヤバい(笑))が運命の案内人となる異色パート(どれも異色のパートと言えるが)
ここで前のパートに起きたおもしろトラブルをちゃっかりアドリブで組み込んでしまうチームワークの良さ
その俊敏さに笑いながらも感心してしまったのだけれど後で確認してみたら仕掛けたのは本公演の演出家さんでもありました、さすが柔軟にして大胆!
煙突もりの隠れ竜
壱劇屋
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2023/08/31 (木) ~ 2023/09/03 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
殺陣、照明、小道具、あらゆる角度から新しい発見のあるお芝居でした。口で説明すると、「それ本当に面白いの?」と思う様な演出でも役者が本気で取り組んでいる熱量に気圧され、物語の世界に入って行けるパワーのある作品でした。本当に観劇出来て良かったです。
煙突もりの隠れ竜
壱劇屋
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2023/08/31 (木) ~ 2023/09/03 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
東京公演を見ました!
布を炎にしたり、紙や剣に術者の意志を宿らせたりできる人間CG職人集団こと壱劇屋さんが「生き物」を操ったらどうなるのか!?ってことなんですよ!
もう本当に…生きてる…!
ちっこい三匹のぬいぐるみはそれぞれの生き方で歩行してるし、陰から覗くシーンもそれぞれの生態に乗っ取って壁に張り付いたり腕を引っかけたりしていて!
不死鳥の羽根が分離されてるのも、人智を超えて大きく、もしかしたら火の粉をまとうような不思議な羽根なのかな…と想像も掻き立てられつつ!
またこれは役者さんスタイル(幻獣たちに見えてる姿)ですが、九尾の尻尾やケルベロスの3つの頭などが分かれてるのも非常に面白かったです!肉体ではなく内面で繋がっている…!
そして私が一番好きなのが、大きな大きな布で表現されるロック爺です!この大きさと不気味さと美しさは怪鳥だし、この羽のボロボロ感はおじいちゃんだ…!舞台の端めいっぱいってくらいに大きな羽根がくるくる回って、チョーチが元の世界から攫われてしまった、こんな遠く遠くまで連れてこられてしまった、と同時に私自身も物語に手招きされていく感覚がありました。あのシーン、すごく風を感じて楽しかったです!!
チョークで描く夢
TRASHMASTERS
駅前劇場(東京都)
2023/09/07 (木) ~ 2023/09/18 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2023/09/07 (木) 19:00
実在のチョーク会社を舞台にした作品だが、心が痛くなるシーンもある。最後は人間を信じたくなる。88分(10分休み)69分。
現時点で従業員の7割が障がい者という実在の会社を舞台に、最初の障がい者が入社する時代を描く昭和34年が1幕、2幕は令和の今、障がい者を雇用したことで起こる事件を描く。「障がいは個性である」とは良く言われることだが、それを頭で分かっても体現することは難しいと思う。それを如何に乗り越え、また、起こる事件にどう対応するのか、を、丁寧に描く。1幕はやや都合が良過ぎる気もするけど、演劇的に許容されるギリギリのレベルだろうか。2幕の事件は予想外だったが、確かにそういったことは起こりうると思った。1幕で登場した、他の従業員と対立する菅井の存在と受け入れられ方が、実は大きい出来事だと思う。演じた川崎初夏は、2年ぶりの出演となる劇団員だが、静かだが強いキャラクターを見事に演じた。川崎はじめ、手慣れた役者陣と若手の熱演が心地好い。2幕で上司に逆らって主張する社員の今岡を演じた小崎実希子がいい。
想い光芒、想われ曙光
劇団25、6時間
萬劇場(東京都)
2023/09/06 (水) ~ 2023/09/10 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
人・家族の愛情と伝承というかランタンを空へ飛ばすコムローイ祭りを絡めたヒューマンドラマ。
第35回池袋演劇祭参加作品(★評価は演劇祭授賞式後)。
愛情も伝承も目に見えず、その確認が難しいという共通性があるが、それをヒロインの事情に重ねて紡ぐ。このヒロインの過去・生い立ちがドラマのカギ。人の愛や家族の幸せを求める、しかし 何が<普通の愛や幸せ>なのか説明できない。坦々とした暮らし、が 手放して初めて分かる 愛と幸せ という思い。
タイトル「想い光芒、想われ曙光」の<光>は 勿論ランタンを意味しているだろう。同時に家族の約束の意も込められている。そしてランタン祭りの夜にだけ会える水の精霊姉妹ーーまるで七夕の彦星と織姫のようなーーが人の運気を掌る。物語は 情緒と抒情といった心と光(風)景を観るような余韻あるもの。
祭りの雰囲気は、ランタンが灯り 両壁に花火の映像を映す。それを見上げる人々は着物姿という風情あるもの。舞台美術は上手 下手がほぼ対称で段差(階段)がある。その上り下りが時間と場所の変化を表し、さらにキャストの動きに躍動感ー生きている を感じさせる。
*評価を追記⇨★4
(上演時間1時間40分 途中休憩なし)【A】
ワーニャ伯父さん
ハツビロコウ
シアター711(東京都)
2023/09/05 (火) ~ 2023/09/10 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
「世の中は庶民の我慢で回ってる」という普遍的な事実を突きつけられた。
ラスト、ワーニャ伯父さんに語りかけるソーニャの言葉にボロ泣きする。
世間知らずのインテリ教授には死んでも解るまい、
この「誰かを信じて支える」という崇高な愚直さよ。