名前を呼んで、もう一度
ブルー・ビー
銀座タクト(東京都)
2023/09/12 (火) ~ 2023/09/13 (水)公演終了
名前を呼んで、もう一度
ブルー・ビー
銀座タクト(東京都)
2023/09/12 (火) ~ 2023/09/13 (水)公演終了
実演鑑賞
きゃんどる観劇。芝居そのものは星★★★★。スタッフへのダメ出しは観客が帰った後でやるべきでは。聞いていて嫌な気持ちになります。折角の芝居が台無しです。
名前を呼んで、もう一度
ブルー・ビー
銀座タクト(東京都)
2023/09/12 (火) ~ 2023/09/13 (水)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
面白い、お薦め。
サスペンス ミステリィを思わせる説明で興味を惹くが、 自分には微妙な印象。と言うのもシチュエーションやエピソード(高齢者施設への入所、両親の離婚等)が最近観た演劇に似ており、新鮮味に欠けたからである。結末は異なるが、それだけ この問題の深刻さを表しているとも言えるのだが…。
アコーディオン(DANサン)の生演奏、劇中で歌う曲(うちにかえろう)に手話を交えるなど、多くの人に観てほしいとの気持が伝わる。また銀座TACTという雰囲気がある会場(ライブハウス)、天井のミラーボールが回転し煌びやかな光彩を放つ。観(魅)せることに 力 を入れた演出だ。
(上演時間1時間)【きゃんどる】
俺たちはどう生きるか!
株式会社L4
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2023/09/06 (水) ~ 2023/09/12 (火)公演終了
『会議』『街角の事件』交互公演
Pカンパニー
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2023/09/06 (水) ~ 2023/09/12 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2023/09/12 (火) 13:00
座席1階
「会議」に続いて鑑賞。「会議」が別役作品の中でも上位に来ると書いたが、今作は「会議」を上回る切れ味だった。何げなく発せられている言葉が場の空気を一気に変えたり、登場人物の立ち位置を反転させたりする。このように緻密に組み立てられた戯曲を味わうことができるのは、ほかにはなかなかないと思う。
冒頭は「会議」と同じ裸電球付きの木製電柱とベンチ、そして踏み台。この踏み台に乗って、男が手旗信号をしているところからスタートする。おなじみのせりふ「ここで何をしているんですか」と声を掛ける、乳母車を押した女。ただ、母親らしくない黒い喪服のような出で立ちだ。なんだか嫌な予感がする(笑)
時間を追って、次々に新しい人物が登場する。看護師によって車いすを押されてくる男、「ただいま容疑者を護送しています」とアナウンスをしながら赤いロープに男をつないでくる男。この「容疑者を護送しています」という説明言葉が、後段とんでもない力をもって客席に迫る。言葉の仕掛けはこれだけでない。「会議」と同じように公衆の面前での殺人事件が起きるが、「私は引き金を引いただけ」「私はピストルを渡しだだけ」とか、言葉が重ねられることで、犯人は明白であるにもかかわらず、いったい誰が悪いのか分からなくなる。
どうなってるんだ!という混乱が頭に渦巻く。なぜかそれが爽快感?みたいになって満たされていく。これが別役中毒か。初めて別役作品に触れた人で、こんな中毒症状を呈してはまっていく人もいるに違いない。
シリーズ「べつやくづくし」を演じてきた俳優たちも、戯曲同様、切れ味が増してきている。緻密に組み立てられたせりふを力を抜いて自然に演じられると、戯曲の言葉のマジックが客席を直撃する力を持つようになってくるような感じだ。
1時間半の作品を見て、頭がしびれたまま帰途に就く。これはもう、完全な中毒だ。
ビートルジュース
松竹/フジテレビジョン
新橋演舞場(東京都)
2023/08/04 (金) ~ 2023/08/27 (日)公演終了
いつぞやは【8月27日公演中止】
シス・カンパニー
シアタートラム(東京都)
2023/08/26 (土) ~ 2023/10/01 (日)公演終了
俺たちはどう生きるか!
株式会社L4
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2023/09/06 (水) ~ 2023/09/12 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
面白い。
やりとりは多少冗長な感じはするものの、
本当に言いたいことをうまくエンタメに潜ませた
ストーリー自体に見ごたえがある。
いまは真面目な話というのはなかなか受け入れがたく、
何事もライトな方向に向かっていると思うが、
ライトなエンタメと思わせて、いきなり斬りこんでくる
その手法が見事だと思う。
非常に見やすく、考えさせられるという点で価値が高い。
煙突もりの隠れ竜
壱劇屋
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2023/08/31 (木) ~ 2023/09/03 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
マジ、タイツの印象が強すぎ!本編の良さは、全て塗り替えられました。
嘘です!本編、すっごく良かったです。
ホントに不死鳥美しかったです!
そして、九尾もまた美しかったです。
さらに、たぬき、お兄さん(弟か?それとも、、、親父さんか?)が客席にいらしてました。
幻獣でも身内の出演は気になるみたいですね!!
引き結び
ViStar PRODUCE
恵比寿・エコー劇場(東京都)
2023/08/23 (水) ~ 2023/08/27 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
1度中止になった公演、その為、次回作を先に観てしまっていたので、
ネタバレではないですが、所々の関係性などがわかっていましたが、
そして、ちょっと切ない結末でしたが、それでも良かったです!
最初にこっちを観ていたら、また違った感想になっていたように思います。
新・ワーグナー家の女
Brave Step
アトリエ第Q藝術(東京都)
2023/08/30 (水) ~ 2023/09/03 (日)公演終了
トラベルモード
sitcomLab
上野ストアハウス(東京都)
2023/09/04 (月) ~ 2023/09/10 (日)公演終了
俺たちはどう生きるか!
株式会社L4
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2023/09/06 (水) ~ 2023/09/12 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
う~ん、扱うテーマはいいんだけどな
スマホ依存とか、武装集団の資金源のレアメタルとか(話が飛躍するが)
主張には賛同できる
しかし、あまりにエンタメ要素追い求めすぎて、学芸会的ドタバタの色彩が濃く、それで終わってしまった
会場スタッフは大変丁寧だった
ミュージカル『ファントム』
梅田芸術劇場
東京国際フォーラム ホールC(東京都)
2023/08/14 (月) ~ 2023/09/10 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
本作の最大の特徴は、ロイド・ウェバー版「オペラ座の怪人」のあくまで悪の世界に住む不気味な怪人と違い、音楽を愛する純真な怪人を創り出したところにある。城田優は子どもっぽい声と口調で、ファントムの無垢を表現していた。
ふるあめりかに袖はぬらさじ
松竹
新橋演舞場(東京都)
2023/09/02 (土) ~ 2023/09/26 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
大竹しのぶのちょっと蓮っ葉でかわいげのあるお園が光る。杉村春子の持ち役だったが、いま杉村春子を継ぐ存在と言えば、まず大竹しのぶに指を折るだろう。そういえば「女の一生」も大竹しのぶが継いでいる。
話は、客の期待や店主の求めのままに、あれよあれよと「攘夷女郎」の美談をお園が作り上げていく。もともとおしゃべりで芸達者のお園の持ち味がそこに発揮されるわけだが、彼女には悪気も迷いもない。すべては成り行き任せで、お園に葛藤がないから、話の深みにかける。
有吉佐和子は「恍惚の人」「複合汚染」を読んで、僕は大変な才女だと敬服している。しかし文壇的には「物語性は強いが、人間の掘り下げ(特に作家自身の内面)がない」とみられていたらしい。そういう有吉の長所と弱点がよく出た作品である。ただ、女性が引っ張る芝居であることに有吉の女性としての矜持とが見える。亀遊(美村里江)と藤吉(藪宏太)の恋が、物語を動かす源だが、この恋の主導権も、異人の身受けを嫌ってさっさと死んでしまう決断力も亀遊のものである。
時代の風潮が美談をこしらえてしまうという社会風刺性も、社会批評家・有吉の面目躍如である。
「露をだにいとう大和のおみなえしふるアメリカに袖はぬらさじ」とは、よくできた歌である。元の話を書いたのは江戸末期から明治時代に活躍した戯作者・染崎延房だ。延房は著書『近世紀聞』で、亀遊(著書内では喜遊と表記)の死を臨場感あふれるお涙頂戴の記事に仕立てた。ただ、この本が出たのは事件があったという年の12年後。典拠も「噂話」とある。史料では亀遊という女郎が実在したかどうかも不明、というのが本当のところだ。1900年の「文芸倶楽部」に橘家円喬の人情話として載っている。
ガラパコスパコス~進化してんのかしてないのか~
Bunkamura
世田谷パブリックシアター(東京都)
2023/09/10 (日) ~ 2023/09/24 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
ノゾエ征爾は名前は聞くが、今まで代表作を見たことがなかった。彼の戯曲は、5年前に短編「踊るよ鳥ト少し短く」を下北沢の地下の小さな劇場で見ただけである。でも、天井の扇風機に髪が絡まって動けない女性という奇抜な設定で、今でも印象は強い。
今作は再演を繰り返しているノゾエの作・演出の代表作。「チョーク一本で芝居はできる」という斬新な演出に彼の真骨頂があるらしい。この作品の初演の翌年、「〇〇トアル風景」で岸田戯曲賞を受賞したが、こちらもチョークを使った芝居らしい。
舞台の壁面も床も真っ黒で、ここに人物がチョークで文字を書きながら、芝居が進んでいく。冒頭は、路上でピエロしている派遣の青年(流星涼)のもとに、特養を抜け出した老女(高橋惠子)が転がり込んでくる様子を、パントマイムで見せる。青年の部屋を兄夫婦(藤井隆=好演、山田真歩)が訪ね、部屋に女がいるのを見て共起するところから、芝居になっていく。物語の一本の筋に収れんするのではなく、互いに関係の薄い5-6組の2人組のコントがつながっていく。オムニバスの作り。特養のダメ職員の二人(体の大きい山口航太、眼鏡の山本圭祐)派遣の新入社員(芋生悠)にちょっかい出す先輩(青柳祥=好演)、老女の娘と孫、中学の先生と結婚した女性等である。
チョークでは、青年が電灯やテレビの絵を描いて部屋を造り、藤井隆が「兄」、山田真歩が「妻」と書いて役柄を示し、山本圭祐が人生と進化について語って「生赤少青中老死」と一生を凝縮して見せたりする。セリフで説明しないで(あるいは語りながら)文字で見せるのは斬新。ただ、演出で済ませられる分、セリフがやせ細っていく。チョークの内容は戯曲でどこまで指定してあるのか。
青年と老女の同居生活には大きな波乱はないが、周囲の人々の細部の動きや、個々のコントに見どころがある。(青年が電動ベッド=上半身が起き上がるやつ=を買い、その動きを二人でやるところは笑えた。老女がおもらしして、ベッドはさっそく汚れて、青年は怒るのだが)でも、最後に、何か大きな人生的感慨や、掘り下げた人間観の手ごたえが欲しい。井上ひさしがニール・サイモン「おかしな二人」に、「傑作だがやはり一つ物足りない」と注文を付けていたように。そこが、うまい作家と井上ひさし・永井愛・野田秀樹ら「うまいだけではない作家」との違いだろう。
ミュージカル『スクールオブロック』
ホリプロ
東京建物 Brillia HALL(東京都)
2023/08/17 (木) ~ 2023/09/18 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2023/09/03 (日)
東京建物Brilla HALLにて ホリプロ『スクールオブロック』を観劇。
売れないロックバンドのギタリストが名門進学校の臨時教師になりすまし、生徒たちにバンドを組ませるストーリー。ここまでロックな楽曲で構成されたミュージカルを観たのは初めてかもしれない…。ストーリーの面白さに加え、惚れ惚れするカッコ良さ。実にエネルギッシュで見応え満点の作品でした。
2003年に公開されたという映画版の『スクールオブロック』は観たことがなかったので、今回の舞台版で初めてストーリーを知ったのですが、破天荒な生きざまの主人公が教師となり、国語、英語、数学などの“学問”とは異なり、通常の学校・教師では教えないような“大事なこと”を生徒達に伝えていくストーリーは、今年3月に観て心を揺さぶられたトム・プロジェクトさんの舞台『ソングマン』にも似た部分があり、今回も非常にメッセージ性が強い作品だと感じました。
いつの時代であっても、秀才、エリートといわれる人生を送る人は一定数いますし、そうなるための努力は凄まじく、当然敬意に値すると思いますが、様々な学問・知識を身に着けることが第一なのかと考えると、決してそうではないと思います。今回のような作品を観ると特にそう感じます。脚本家ジュリアン・フェリウズ氏のコメントにあるように、「私たちが生まれながらに持つ、純粋でアナーキーで恍惚した炎。社会的圧力を感じても、それを育てていくことが大事」というメッセージにはとても共感を覚えました。年齢に関係なく、自身の可能性を信じ、自身の"好き"を追求し、型にハマらず挑戦し続けることは人生の永遠のテーマであるような気がします。でも何事も一人の力だけではどうにもならず、やはり協力し合って助け合って生きていくことも大事であるともつくづく感じました。今回の作品が、一人一人が重要なパーツとなり、一つの音楽を創っていくというロックバンドを映し出した作品であったから尚更そう感じたのかもしれません。
今回はチームコード班の公演を拝見させていただいたので、デューイ役は柿澤勇人さんでしたが、一見すると脱力系のようにも見えつつも、実は熱い魂の持ち主であるという人物像に映りました。独特の雰囲気があり、非常にカッコ良かったです。濱田めぐみさんが演じた完璧な校長先生からの人間らしい一面を見せる後半にかけての流れも良かったです。子供キャスト達の好演も印象的でした。これはエネルギーチャージにはピッタリの素晴らしい作品。やはりロックって良いなぁ、、バンドも良いなぁ、、。興奮・感動が連続するミュージカル作品でした。お見事!
俺たちはどう生きるか!
株式会社L4
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2023/09/06 (水) ~ 2023/09/12 (火)公演終了
チョークで描く夢
TRASHMASTERS
駅前劇場(東京都)
2023/09/07 (木) ~ 2023/09/18 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
あまりに胸がいっぱいに、感動に包まれ終演後しばらく席を立てなかったです
長きに渡って知的障害者雇用を続けてきた企業の物語ではありますが、社会生活を営むうえで、全ての人に共通する大切な考え方がギッシリ詰まった公演であったと強く思いました
できるだけ多くの方々が、可能であれば一緒に働く会社の人達と(学生さんであればクラスメイト達と)観劇して感想を共有することが出来たのなら、かなり貴重な体験になるのではないかと願いにも似た気持ちになりました
TRASHMASTERSさんの公演であるから徹底した取材をもとにリアルな迫力をもって訴えかけてくる作品であろう事は過去の公演で実証済
なので障害者雇用に伴う問題点やその会社の奮闘ぶりを部外者の立ち位置からドキュメンタリー的な観点で堪能するつもりだったのですが、いつの間にか一緒になって解決の糸口を見つけだそうと躍起になっている
登場人物それぞれの想いを噛みしめてはどうすればいいのかと困り果て、どっぷり作中にハマり込んでいました
障害者と健常者、いやそれだけでなく色んな立場の人間が己の利益や尊厳をかけてぶつかり合うのは至って自然な事
現実にはもっと自己中心的な人間(他者の事情を一切気にかけない人間)がいて、ただでさえ難しいコミュニケーションを修復不可能にしてしまう事もあり得るわけで、その方がよりリアルかと一瞬思ったりしましたが、あえてそこまでの配置をしなかったは見事な英断
全ての事には意味がある
とことん他者を理解しようという意義と難しさ
その先に待ち受けている「幸福」がテーマであったと思えました
力強く とことん深い、素晴らしかったです
おとこのはなし
朗読ひとり芝居
大阪市立芸術創造館(大阪府)
2023/09/11 (月) ~ 2023/09/11 (月)公演終了
満足度★★★★★
隣のバカ女はずっと船こいでて鬱陶しかったけど、その鬱陶しさを吹き飛ばす程良かった‼️
一人の男性(五島出身)が大阪でホームレスになって死んでしまうのだが、死後本人が人生の経緯を語り始める
最後の母に対する描写や言葉で涙した…😭
台本欲しい❗