の、つづくとこ
空晴
in→dependent theatre 2nd(大阪府)
2023/09/28 (木) ~ 2023/10/02 (月)公演終了
満足度★★★★
今回で看板女優が退団してしまうのがショック😨だが、とってもハートウォーミングで大満足 満席で一番後だったけど、左側がアクター占有率が高く、全体が観れて以外にも良かった‼️
53歳で若年性アルツハイマーにかかってしまう、長男(父がわりでもある)の話
コロナが一段落しても、人生には色々な苦難が待ち受けている 君たちはどう生きるか?を問い掛けていたのかな〰️それをどうのりきるのか
繋がりなんだろうかな〰️
MARIONNETTE(東京公演)
劇団The Timeless Letter
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2023/09/28 (木) ~ 2023/10/01 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2023/09/28 (木) 19:00
座席C列7番
価格6,000円
FAKEチーム初日を観てきました。
大阪公演も良かったですが、更にブラッシュアップされていて、より感情豊かに、魅せる、伝える舞台になってました。
前回好きになった作品ですが、本当に良かったです。まだ伸びしろがあったなんて。
今回は都合上FAKEチームだけの観劇となってしまいましたが、進化したTRUTHも見たくなりました。
ローズのジレンマ
劇団民藝
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)
2023/09/22 (金) ~ 2023/10/01 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2023/09/28 (木) 13:30
座席1階
ニール・サイモンは喜劇という印象なのだが、最晩年の2003年に発表されたこの作品は、劇作家たちの愛の物語。まるでこれまでの人生を振り返るかのような筋書きに、この作家はある意味、集大成を書きたかったのだろうか、と感じた。
主人公は愛するウォルシュを5年前に脳卒中で亡くした著名劇作家ローズ。ウォルシュも業界では尊敬を集める劇作家であり、ローズの元に時々現れては会話をしている(幽霊である)。そのためかローズは新たな戯曲を書こうともせず、破産寸前だ。助手のアーリーンは何とかこの窮地を脱したいとあの手この手で説得を重ねるのだが、亡き恋人の幽霊との会話が日課のローズは仕事をしようともしない。この作品はこんな設定で始まる。
舞台はビーチを目の前にしたしゃれた別荘。ウォルシュと過ごした思い出の家である。ウォルシュもこれではまずいと思ったのか、絶筆となった自分の作品を世に出してその印税でローズを救おうとある計画を立てる。
登場人物は4人だけで、いずれも劇作家という役柄だ。近年俳優だった夫(綿引勝彦さん)を亡くしたばかりの樫山文枝がローズを演じ、客席の心を揺さぶる。アーリーン役の桜井明美もいい。特に休憩後の後半、舞台が展開して物語のメーンに躍り出るのだが、ローズとの会話劇が心を打つ。
亡くなった愛する人を幽霊として登場させる戯曲は日本でも多い。生と死を越えて登場人物が心を通わせるという筋立ては、劇作のお国柄を越えて出色の会話劇になっているようだ。
最悪の場合は
トツゲキ倶楽部
「劇」小劇場(東京都)
2023/09/27 (水) ~ 2023/10/01 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
ブラッシュアップされた再演作、大いに楽しめました。現実にビッグモーター、日大、ジャニーズとしょーもない謝罪会見が続いてる中、今回も期せずしてタイムリー。組織内の描写は自分も組織の中の一人なので、すごく納得できますね。
新宿羅生門
舞台新宿羅生門製作委員会
こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)
2023/09/22 (金) ~ 2023/10/01 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
羅生門のセットのインパクトがかなり大きい、加えて妖しい照明使いがドラマティックな雰囲気を作る。ストーリーはやや難解かも?本筋というか、話の向かう先がはっきりしないのが難点?はじめは誰がどれ?状態だったが、次第にキャラが立ってくる。個々のキャラ造りはなかなかだったんではないかと思う。殺陣は抜群!切れ良し、魅せ方もイイ、しばらくぶりにイイ殺陣観たなと満足!もう一捻り入れての再演希望です。
天召し -テンメシ-
ラビット番長
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2023/09/21 (木) ~ 2023/09/24 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
ラビット番長レギュラー陣の演技力が上がり、しっかりした作品に仕上がっていたのだが、なんというか演出が今までより"淡泊"というか、ドラマとしての盛り上がりが少々物足りないような気がしないでもない。また、客席を包み込むラビット番長ならではの空気が希薄な気もした。加えて、これは小劇団ではあるあるだが、役の設定と演者の年齢のギャップ、これがどうにもきつい気がした。見慣れたメンバーがそこにいても、ラビット番長を観ている気分にならなかったのは残念。
沼の中の淑女たち
トム・プロジェクト
赤坂RED/THEATER(東京都)
2023/09/27 (水) ~ 2023/10/03 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
鑑賞日2023/09/27 (水) 19:00
ONEOR8の田村孝裕がトム・プロジェクトに書き下ろした作品を、5人の個性ある女優が演じて、楽しい舞台になっている。97分。
大金持ちの「まおまお」(羽田美智子)の家でシェアハウスをしながら暮らす「オカピ」(柴田理恵)・「あいちん」(阿知波悟美)・「ちっち」(長尾純子)は4人ともK-POPアイドルのRIONの沼にはまっているが、そこに新人の「オダマキ」(森川由樹)が住もうとする…、の物語。ちょっとありえない設定だが、推し活あるあるなエピソードが満載で、微笑ましく観ていられる。ちょっといい気分で帰れる作品だった。
AIRSWIMMING -エアスイミング-
WItching Banquet
アトリエ第Q藝術(東京都)
2023/09/26 (火) ~ 2023/09/27 (水)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
理不尽な理由で幽閉された2人の女性を5人の女優で演じる会話劇。話の展開にちょっとついていけなくて、とどまいましたが、終盤になってようやく全貌が分かって納得。ユニークな演出も相まって、印象的な作品でした。ピアノ演奏と歌も良かった。
アメリカの時計
KAAT神奈川芸術劇場
KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ(神奈川県)
2023/09/15 (金) ~ 2023/10/01 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
客席が異様に静まりかえる幕開きである。アメリカの大恐慌の前、数少ないその前兆を感じ取った商売人が、株高に世間が沸く中で売り抜ける。今中国は恐慌下と同じ状況で、日本も、自らの政権以外眼中にない政府の十数年間のめちゃくちゃな経済政策を見れば遠からず、形は違うだろうが同じ目に遭うことは、国民も承知している。それがこの劇場の小さな異様な空気の静寂の中に示されている。大スタジオ、客席250ほど、ほぼ満席。
きっと、我々も同じ運命をたどることになる。
スタジオの一方を横に長く使った舞台で、そこにアメリカの生活の断片が飾られていて、そこで、大恐慌を受けた生活の変化が描かれていく。中心になるのは恐慌で没落していく中流一家だが、フーヴァーも出てくるし、ルーズベルトも出てくる。恐慌蒔絵の趣だが、ミラーがこの作品を書いたのは70年代になってからで、この本人が書いた戯曲はヒットせず、ヴォードヴィル版がロンドンで当たったというのも、時間を考えれば、そうだったんだろうな、ト納得できる脚本である。恐慌は少しアメリカ史をかじれば必ず出てくる話で、新味もないがこうして今の役者が、目の前でやっているのを見ると、変に実感がある。演出もあまりセンチメンタルにならずに、ドキュメンタリータッチで、戯曲の市民感情に触れるところをつるべ打ちする。アメリカでは過去の話だが、日本では戦前の不景気とは違う新しい危機の予言劇でもある。ぼんやりシルビア・グラフの達者さや小劇場の俳優たちの進歩(みんなうまくなった)を見ていても楽しめるが、何しろ一幕、二幕ともに80分、休憩を挟んで3時間半の長丁場である。企画の良さが第一の舞台だった。
アナトミー・オブ・ア・スーサイド【9月11日~20日公演中止】
文学座
文学座アトリエ(東京都)
2023/09/11 (月) ~ 2023/09/29 (金)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
ほぼ全編、三つの場面が舞台上に展開し時に台詞も被りまくる(三つ全部が被るのは避けられ観客の注意力の限界をそれなりに考慮している)。三世代に跨がる女性の話でその関係者を周囲が演じる。その事が分かるのは芝居の中盤であったが(それがためにジグソーパズルを埋めるような面白さもあった)、自分は冒頭の一場面を逃しており最初に全体図の提示があった可能性はある(この日は都心北部の電車が停まった影響で上下線とも遅れがあり、駅から猛ダッシュするもアトリエに入る路地を見失い2分遅れ。あとから客が次々と到着していた)。
だが観初めてすぐ舞台を目で追わされ、入り込んだ。自分が産んだ子を普通には愛せず砂を噛むような人生の砂漠を手探りで彷徨う母、十代からヤクにハマって地獄をくぐったその娘、さらにその娘は同性パートナーとの関係を持ちながらも自分の奥に燻る何かを持て余している。時間経過の多くの箇所は抜けており想像で補うしかないがかの想像の余地が演劇的である。彼女達が住むのは同じ庭付きの家屋であるのがミソで、そこに人の生の連鎖、反復、過去から未来を臨む視線が宿る。無色だった時間の中に希望の色が微かに灯るのを俯瞰の風景として見るラストが胸に迫る。1970年代に母となる一世代目に栗田桃子、2000年代の三世代目に熱を上げ心の扉を叩き続ける女性に渋谷はるか、が名を知る役者であったが、期待通りの演技ながら全体を構成する一つとしてはまっていた(独特な作りの劇に貢献していた)という印象の方が大きい。
柔らかく搖れる
ぱぷりか
こまばアゴラ劇場(東京都)
2023/09/20 (水) ~ 2023/10/04 (水)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
鑑賞日2023/09/27 (水) 14:00
2021年に上演されて岸田戯曲賞を取った作品の再演で、初演も観てるが、ちょっと違った感触を持った。面白い、とは言える。96分。
広島らしい家の家族の物語。母・長男・その嫁・長女・次女・従妹・その娘などが展開する普通の生活を描く。それぞれ悪い人ではないが、それぞれの持つ感覚のズレが他の家族を傷つける。セリフにもあるが、他人なら距離を置くことができるが家族はそうはいかない、という現状から、幸せになり切れない家族の話が紡がれる。興味深くは観たが、なぜこんな芝居を、とも思う。
暗転が多いが、闇を効果的に使い、エンディングも巧い。ただし、その大切なエンディングのタイミングでスマホを光らせる客がいて(芝居中しばしば光る)、何考えてるんだと思う。劇団のせいではないが…。
AIRSWIMMING -エアスイミング-
WItching Banquet
アトリエ第Q藝術(東京都)
2023/09/26 (火) ~ 2023/09/27 (水)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
ピアノと歌の生演奏付きとは
なかなかに豪勢でした
シンプルに椅子が中央に5つなべられ
周囲に3つの椅子が配され
演者5人で紡がれるリーディング+αな舞台は説明通りで
単に椅子に座しての朗読劇とは
趣が異なるなぁと感心できた
1時間35分の作品
442
ICU劇団黄河砂
ICU内 ディッフェンドルファー記念館東棟1F オーディトリアム(東京都)
2023/09/22 (金) ~ 2023/09/24 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
会場は素晴らしい設備でしたがー
本当に構内入口からは遠い・・・
長い直線道路がほんと長い
さすがに滑走路と呼ばれるのに納得でした
さて舞台セットにも期待はしたんだが
その実はシンプルな長方形の箱を中央に置いたシンプルなものでした
演者は4名で皆男性でした=頑張って長台詞覚えたりもしたんだなぁと
感心しきりでしたが場面状況の説明が無く
演じている場所はどこであるのかは
台詞からの推測の域を出ず
見せたいシーンを繋げているだけの感が強く出ていた
全2幕 10分休憩をはさんだ2時間超えの作品
「HATTORI半蔵‐零‐」
SPIRAL CHARIOTS
シアターサンモール(東京都)
2023/09/27 (水) ~ 2023/10/01 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
Aキャストを観劇しました。
登場人物が多いので、最初は関係性を理解するのに必死でしたが、分かってくると、どんどん面白くなりました。
運命、忠誠、裏切り、愛等、色々な要素があり、切なさの残るストーリーで観応えがありました。
役者さん達は身体能力が高く、殺陣やアクション満載で、目が釘付けでした。
面白かったです!
「HATTORI半蔵‐零‐」
SPIRAL CHARIOTS
シアターサンモール(東京都)
2023/09/27 (水) ~ 2023/10/01 (日)公演終了
最悪の場合は
トツゲキ倶楽部
「劇」小劇場(東京都)
2023/09/27 (水) ~ 2023/10/01 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
#最悪の場合は 初日公演観劇終わりました。始まりから終わりまでノンストップのテンポで、前作の #星の果てまで7人で のエッセンスが良い塩梅で効いた作品でした。(さりとて、前作をご存知無い方でも、劇中に引きずり込まれます🤭)
是非、劇場で観劇してみて下さい🙏
#トツゲキ倶楽部 #物販あります
AIRSWIMMING -エアスイミング-
WItching Banquet
アトリエ第Q藝術(東京都)
2023/09/26 (火) ~ 2023/09/27 (水)公演終了
三人姉妹
アイオーン
自由劇場(東京都)
2023/09/23 (土) ~ 2023/09/30 (土)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2023/09/27 (水) 14:00
チェーホフが劇団のために初めて書き下ろしたという戯曲。三人姉妹なのだが実は男の兄弟も一人いて、本来は「四人きょうだい」。舞台はこの男性にもたっぷり時間を割いて物語ができていているので、事前のイメージとは少し異なる展開となった。
時代は19世紀末からに20世紀初頭のロシア。軍の高官だった父親の一周忌に知己が集まる場面からスタートする。劇中「自分たちはお金持ち」というせりふもあるくらい、恩給暮らしだろうが上流階級だ。だが、妹のイリーナが何度も「モスクワに帰りたい」と言うのは、何の不自由もない田舎暮らしに飽き足らず、職業を持つことで「人生への意味」を付与したいという強い思いに裏打ちされている。
当時は女性が一人でモスクワに出ることすら困難だったろう時代だ。「こんな人生意味ないわ」という捨てぜりふに共感できる。一方で、結婚して夫に尽くしていくという生き方をしている姉もいる。チェーホフは、どの姉妹(弟も)にもある胸の内の苦悩を丁寧に描いていく。
自由劇場という音響に優れた場所で、朗々と響くせりふによどみはなかった。幕開け前から流れる効果音もいい。幕の上げ下げによる切り替えもあるが(休憩は2回)、照明をうまく使った場面転換も自然だった。
有名な戯曲だから、上演する劇団によってかなり色合いに差があると思われる。これほどまでに「働く」ことに意味を認めあこがれの対象とする思いを、今の時代の男女はしっかり受け止めなければ、と感じた。
AIRSWIMMING -エアスイミング-
WItching Banquet
アトリエ第Q藝術(東京都)
2023/09/26 (火) ~ 2023/09/27 (水)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
面白い、少し観念的で理解、解釈が難しい面もあるが…。
1920年代から70年代迄の約50年間、精神病院に収容された女性2人の不撓不屈の物語。
説明では、上流階級育ちのペルセポネー・ベイカーは、妻帯者の男性と恋に落ち 妊娠して婚外子を産み、父親に精神病院に入れられてしまう。そして社会の性規範に囚われず、「女らしい」ふるまいをしないことを理由に2年前に収容されたドーラ・キットソンに出会う。この2人が 空想・想像力を交え、励まし合い、笑わせ合いながら 権力の象徴とも言える精神病院内で紡ぐ会話劇。
精神異常者として身体の管理と拘束をする、その理不尽な対象を女性に絞って描いている。それは外国(イギリス)の しかも過去のことではなく、現代日本に通じる問題・課題でもあろう。それが「100年後の今… 私たちは彼女たちの声が聞こえているのか?」という問いかけに繋がる。
当時における触法精神障碍者の実話を基に、現代を生きる女性の「痛み」「苦しみ」「患う」の声をすくい上げるアウトリーチの公演になっている。それゆえ 理不尽・不平等が生じている状況を打開、端的に言えば ジェンダー格差による不利益の克服といった意も込められている。しかし、無条件(表面)に受け止めることが出来ない難しさがある。
同年代、フーコーの「監獄の誕生─監視と処罰」といった 権力を主題にした学術的な書もある。しかし、本作は 実話を基に しかも女性に対象を絞っているため、一層 問題を具体的に捉えることが出来る。ただし、演劇的には ベイカーやキットソンが精神病院に収監された事情・理由は後から描かれるため、その背景を知らないと理解が追い付かないかも…。それでも 2人の女性が励まし助け合いながら<生きようとする>その姿に心魂が揺さぶられる。公演は 主にリーディング、そして 彼女たちの思いを 色々な工夫を凝らした演出…歌やピアノ演奏等で観(魅)せ印象付ける。
閉じられた世界の2人を キャスト5人が組み合わせや役柄を入れ替えて語る。そうすることで状況の変化や時間の経過を表す。その演劇的手法を すんなりと受け入れて楽しめるか否かによって評価が異なるかも知れない。
(上演時間1時間35分 途中休憩なし) 9.29追記
救いの猫ロリータはいま……
ぼっくすおふぃす
南青山MANDALA (東京都)
2023/09/25 (月) ~ 2023/09/26 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2023/09/26 (火) 19:00
清水邦夫が演劇集団円に書いた1985年の作品だが、演出や場所も含めて面白い作品になっている。(5分押し)75分。
とある図書館に迷い込んだ旅行者のカップル(大谷優衣・柳生拓哉)に、図書館の女性(佐藤直子)と使用人の男(永野和宏)が声を掛ける。カップルが泊まるのをためらった民宿の女主人(松岡洋子)が追ってくるが…、の物語。リアルな物語が突然幻想的な展開になり、現実に戻りつつ幻想的に終わる。清水邦夫らしい、とは言えるのだろうか。飲食をしながら見るライブ・スタジオ(初めて行った)での公演で、それなりの制限がありそうだが、それを逆手に取った演出も巧い。効果音を使わずト書きを読む「黒子」(上野恵佳)に語らせるというのも味がある。以前観た『火のようにさみしい姉がいて』を思い出した。