最新の観てきた!クチコミ一覧

7141-7160件 / 184803件中
いつぞやは【8月27日公演中止】

いつぞやは【8月27日公演中止】

シス・カンパニー

シアタートラム(東京都)

2023/08/26 (土) ~ 2023/10/01 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2023/09/12 (火)

舞台美術から引き付けられた。シンプルなのにおもちゃ箱のようにいろいろ出てきたり入っていったり。限られた空間の中に人は生きているという感覚もわかる。キャストの交代があり、どうなるのかと思ったけれど、観ることで来てよかった。
なんか切ないなぁ。

濫吹

濫吹

やみ・あがりシアター

新宿シアタートップス(東京都)

2023/09/07 (木) ~ 2023/09/10 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2023/09/08 (金)

2列目で観劇!なので下界?の様子もよくわかり、きっと面白さが倍増していたのかもしれない。
すごくよくできていて、あれだけ人が出ているのにそれぞれのキャラが立っていた。しかも見えないものの表情も感じることができてもう本当に面白かった!!

ボタン穴から見た戦争

ボタン穴から見た戦争

劇団俳優座

俳優座スタジオ(東京都)

2023/07/11 (火) ~ 2023/07/17 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2023/07/14 (金)

生演奏と、劇団俳優座ならではの役者さんたちとの言葉が沁みた作品でした。

ブラウン管より愛をこめて-宇宙人と異邦人-(7/29、30 愛知公演)

ブラウン管より愛をこめて-宇宙人と異邦人-(7/29、30 愛知公演)

劇団チョコレートケーキ

シアタートラム(東京都)

2023/06/29 (木) ~ 2023/07/16 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2023/07/13 (木)

お代わりしてきました!!
また違った角度からみると面白い~

わが友、第五福竜丸

わが友、第五福竜丸

燐光群

座・高円寺1(東京都)

2023/11/17 (金) ~ 2023/11/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2023/11/20 (月) 19:00

久しぶりの燐光群観劇。しっかりと感動した。縦横無尽に動く役者たちが高円寺の空間に様々な世界を作りだす。放射能という言葉がまだ知られていなかった時代に放射能汚染の被害で亡くなった漁師たち。苦しみ、やるせない思い。そういうかきむしられるような感情を受け止め、前へ進んでいこうとする登場人物たち。演劇は鎮魂の作用もあるのだなとあらためて思った。芝居が今の私たちの世界のある側面を見せてくれ、体感させてくれる。そしてどうしたいかと問いかけてくる。舞台セットの組み替えも創造的。

「慈善家-フィランスロピスト」「屠殺人 ブッチャー」

「慈善家-フィランスロピスト」「屠殺人 ブッチャー」

名取事務所

「劇」小劇場(東京都)

2023/11/17 (金) ~ 2023/12/03 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

「慈善家-フィランスロピスト」
いわゆる社会派ドラマということになろうが、社会の矛盾や正義よりも個々人の行動の矛盾や内面の打算、現実との折り合いが印象づけられ、一筋縄にはいかない作品と感じられる。今回はちょっとわかりにくいがやはり意外な(というより一枚上手な)結末が用意されている。

湯気立つ静寂に、鳩が舞う

湯気立つ静寂に、鳩が舞う

ガリキ

下北沢 スターダスト(東京都)

2023/11/17 (金) ~ 2023/11/19 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

とても面白かった。内容も構成も演出も素晴らしかったです。観客の間も舞台にして、文字通り舞台上に一緒にいるかのような一体感。笑いありホロッと来る場面あり。それが一時間で隙なくまとめられていて本当に良かったです。心が暖かくなる優しいお芝居でした。優しい時間ありがとうございました。次回も楽しみにしています。

お局ちゃん御用心!!!

お局ちゃん御用心!!!

片岡自動車工業

ABCホール (大阪府)

2023/11/17 (金) ~ 2023/11/19 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

華美で豪奢な衣装、舞踊とビンタがビンビン飛び交う過激でド派手な女の園。
一時たりとも目が離せないので観ているだけでも疲れましたが、面白かったです。
急遽予定を変更して観たのが、知らず知らずのおシャッフル回。最初は何か声が枯れたり割れている? とも思いましたが、しばらく観ていたら、それぞれの役者さん達の魅力が伝わってきて良かったです。
時間も超過してお得感もありつつ、お金と時間に余裕があれば、本来の役どころも観たくなりました。
おそらく何度観ても楽しめる構成ではあると思いますが、とにかく完成度の高い本気の一発勝負だけを観たい人は、やはり本来の回を観た方が良い気がします。

わが友、第五福竜丸

わが友、第五福竜丸

燐光群

座・高円寺1(東京都)

2023/11/17 (金) ~ 2023/11/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2023/11/20 (月) 19:00

座席1階

燐光群らしさ爆発の舞台。米国の水爆実験に巻き込まれた第五福竜丸の軌跡をたどる物語だ。

冒頭は記念館の場面から始まる。時系列的には少し行ったり来たりするが、ラストに向かっては時計が逆回転するかのように盛り上がっていく。短い台詞を次々にリレーするような展開は坂手洋二のおなじみの舞台回し。福島の原発事故などへ話を飛ばし、客席へのメッセージを次々に投げ込んでいく。
しかし、今回はやや詰め込みすぎの感も。役者も大変だったと思うが、2時間半を超える舞台への疲労感が客席に停滞していた。

客席に

フィレンツェに燃える

フィレンツェに燃える

共立女子大学ミュージカル研究部

共立女子大学 共立講堂(東京都)

2023/11/19 (日) ~ 2023/11/19 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

宝塚を意識した衣裳やメイクで、華やかな舞台でした。
ストーリーも面白かったし、皆の一生懸命さが伝わってきました。
他の方のコメントにもありますが、パメラ役の役者さんが美しかったです。
男性を演じた役者陣も、カッコ良かったです。
レビューも楽しく華やかで、もっと観ていたかったと思いました。
1公演のみの貴重な舞台を観る事が出来て良かったです。

わが友、第五福竜丸

わが友、第五福竜丸

燐光群

座・高円寺1(東京都)

2023/11/17 (金) ~ 2023/11/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

 必見、観るべし! 華5つ☆ 綿密な取材と得られた科学的知見をベースに見えない放射能の齎す恐ろしさを見事に劇化。(追記完了11.22)

ネタバレBOX

 オープニングは、喫茶モービーディックを訪れた視覚障害を持つ女性客と二代目マスターとの不可思議な対話から始まる。一元の客なのだが導かれるようにやってきた。してその原因は、店名に似つかわしく置かれている舵輪(舵輪とは航海の際に操舵室にある羅針盤と天測によって得られた自らの位置、そして海図を用いて目的地に向かう正しい航路を進む為に用いられ舵の角度を決めるハンドルのような器具のことだ。航海の象徴としても良く用いられる)や店の歴史、殊にこの舵輪が核戦力競争の中でアメリカがマーシャル海域のビキニ環礁で行った広島原爆の千倍の威力を持った水爆・ブラボーの核実験によって被爆した第五福竜丸が除染後水産大学の練習船・はやぶさ丸として用いられるに至る経緯で第五福竜丸で用いられていた舵輪は被爆等の影響があって使用されず除染後の水産大学練習船・はやぶさ丸には新たな舵輪が用いられたこと、そしてモービーディックに置かれている舵輪こそ、第五福竜丸二代目の舵輪であることが明らかにされる。
 作・演の坂手氏は若い頃書いた作品で盛んに複式夢幻能のコンセプトを語っていたことが、このファーストシーンにも出ているかも知れない。何れにせよ上手い導入部である。また、既に多くの方々が知っているように放射性核種は目に見えない。ブラボーによって放出された核種も200種以上あるハズだが半減期が秒単位の核種もあるから、残留放射能問題を引き起こすのはこの半分の100種以上ということになろう。何れにせよ半減期の長いウラン238は地球の年齢と近似して44億7千万年にもなる。
 物語はビキニ事件以降に起きた核にまつわる事件の本質をほぼ網羅し、観る者総てに考えて貰えるように創られている。例えば実に残念なことだが、政治は都合の悪いことは隠蔽するのが実際である。つまり民衆を犠牲にして今作が告発しているように事実を隠し、隠した事実も多くの場合隠蔽して蓋をしてしまうのだ。民主主義国家のリーダーを自称するアメリカは、それでも事象によって定められた情報開示時期がくれば殆どの秘密指定を解除し発表するが、民主主義の何たるかを弁えぬばかりか、近年に於いては民衆のことを一切考えないことが常態と化した民裏切り政党ばかりが与党を握り民主主義を破壊するに充分な隠蔽、嘘を垂れ流している。事実を述べる者に対する嫌がらせ行為実施事実の隠蔽・風化待ち、御用学者と共闘したフェイク情報作り、更には情報操作や偽情報拡散をしてきた件に対し、あくまで事実をベースに広島・長崎被爆国民の次に大々的に日本国民をも被ばく対象(鮪の核汚染、放射能雨、海洋汚染などの環境汚染)となった。被ばくし象徴となった第五福竜丸のみならず各操業船に通じる船員の役割(船長、漁労長、無線長、機関場船員などと日本がアメリカの責任を追求しなかった米日の方針、第2次大戦との絡み等の情報をも織り込み乍ら被ばくした漁師らの切歯扼腕が描き込まれ、被ばくの実相の一端と政治が対比されて胸に迫る)1954.3.1の第五福竜丸を象徴とするビキニ事件(日本政府はアメリカから3月1日に核実験をマーシャル海域で行うことを知らされていたが、操業船舶にこの事実を一切連絡しなかった。当時の日本管轄省が認めただけで992艘の漁船が被ばく、その殆どがキチンとした賠償ではなく見舞金すら受け取れなかったのに対し福竜丸船員だけが1人200万円の見舞金を受けた)このことが被ばく者間分断を生み第五福竜丸船員の証言をし難くさせた。恥ずべき日本の政、官、財の実態を緻密な取材や学術会議有志の調査船による調査(海流が海洋中で大河が流れるように流れており、他の海水と交じり合わないことを観測によって実証、結果降下した死の灰などによって汚染された海水は他の海水によって希釈されない)などを通して得られた事実をベースに描いた秀作。ギリシャ悲劇の最高傑作とされる「オイディップス王」でオイディプスは自ら目を突き盲いるが、盲いなければ見えてこない真実を観る為であった。オープニングで登場後、舵輪のように航海(今作で描かれる様々な事象)のナヴィゲーションに関わる女性が視覚障碍者であることに呼応していると見ることも可能であり、放射能が目に見えない脅威であることと深く関連してもいよう。実際には更に上記の如く、あったことを無かったことにする為の常套手段が用いられ続けている。今作は、ビキニ事件に関するメディア報道にも触れているが、読売新聞の正力松太郎は周知の如くポダムという暗号名を持ったCIAエージェントであったし、原子力の平和利用(米大統領アイゼンハワーが、1953年12月8日に国連総会で述べた有名な演説Atoms for Peaceを追い風に)と称して原子力産業・原発を推進、初代科学技術庁長官も務めた。原発導入で推進役を果たした中曽根康弘同様日本の歴史に大いなる禍根を残したことは、大石又七さんが原水爆と原発が本質的に同じものであることを早くから指摘し注意を喚起していたことと対照的である。このような状況の中、ヒトとして立つ者総てが観るべき作品であり、観たうえで覚醒すべき作品である。

サモエド

サモエド

なかないで、毒きのこちゃん

小劇場B1(東京都)

2023/11/15 (水) ~ 2023/11/19 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

開演前、時々風がピューッと吹き、紐を球状に丸めたような物体がコロコロと転がっていく。ステージ上は何となくメキシコの風景。
サモエドという犬種を知らなかった。イラスト、メチャクチャ良いなと思っていたら今川宇宙さんだった。

かなりイカれたキャラクター達が好き放題するコントが連なっている感じ。一応その団子の串として主人公富山えり子さんが筋となる。笑いはキャラのぶっ飛び具合の好き嫌いに二極化してしまい、若い女性客はニコニコ楽しそうに観ているが年配の人達は寝落ちしていた。

メキシコの田舎町、富山えり子さんは病院で「あと3日で爆発します」と診断される。キックボードに乗って知り合いに別れを告げて回ることに。職場のタコス屋ではコカイン中毒の植田祥平氏と波多野伶奈さん。ルチャリブレの会場では恋人のルチャドール、中田麦平氏と相棒の森耕作氏。家では父親の森田ガンツ氏、弟の岩原正典氏。マフィアを潰滅させて残党に命を狙われている友人、青木絵璃さんと芳田遥さん。皆号泣してくれるのだが何故か自分だけは泣けない。

富山えり子さんが一人ずば抜けて凄かった。このまま行けばかなりの女優になるだろう。ラスト、彼女が独り車を飛ばすシーンなど『グロリア』のジーナ・ローランズだ。一人で映画を演っている。
中田麦平氏は藤井隆とキラー・カーンを足したような魅力。馬鹿なことをやっていても妙に色っぽい。
青木絵璃さんは『濫吹』も凄かったが、森三中の黒沢かずこのような強キャラ。
波多野伶奈さんはアイドル顔。

ネタバレBOX

救ったサモエドを抱きかかえると、肉球が硬い。まさか死んでいるのでは?と悲鳴を上げる富山えり子さん。シーン変わって帰宅する車の運転中、「サモエドの肉球がこんなに硬いものだったなんて、私そんなことも知らなかったんだね。私、何も知らないことばかりだ・・・。」そこで初めて独り涙をボロボロ零す。凄く良いシーンだった。

キャラ系の笑いは余り好きではないので、ストーリーの中に笑いが欲しかった。マフィアの復讐やサモエドの誘拐、コカイン中毒の女優志望、ルチャドールのタイトルマッチ、全てのキャラの持つ伏線が爆発病のオチに見事に収斂されるように。オープニングの宇宙人ネタの回収だけでは弱い。
生きてるうちが華なのよ TAIAI

生きてるうちが華なのよ TAIAI

グワィニャオン

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2023/11/15 (水) ~ 2023/11/19 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

面白い。
ここ数年のグワイニャオンの作品は見事なものばかり。

ネタバレBOX

楽しく面白い中に、人間とは?生きるとは?との問が内包されているような。
お局ちゃん御用心!!!

お局ちゃん御用心!!!

片岡自動車工業

ABCホール (大阪府)

2023/11/17 (金) ~ 2023/11/19 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

かなり大所帯で作り上げるエンタメ
初演HEPホール、再演はシアター・ドラマシティ、再々演の今回はABCホールと変化しながら上演された印象の今回
これだけキャストが変わると全く別の作品って印象になりますね
やり取りの雰囲気もガラッと変わり、個人的にはOPが大きく変わって導入から別の作品って印象になってるかな
途中のあのシーンも健在で、セリフのそっちで呼ぶのねもいいんですよね
大好きなシーンではあるんですよ
ラストの雰囲気もかなり違う印象になるのは役者が作る空気感ですね
袋小路林檎さんと延命聡子 さんが不動のキャスティング
延命さんのキャラの雰囲気はかなり変わってるかも
竹千代って椎木ちなつさんやったんですね
全く気がつかなかった…
ホオヅキの川上藍香 さんがかなりいい雰囲気
真壁ちゃんとはまた違う魅力的なキャラへ
川嶋芙優 さんのお楽もいいんですよね
このキャラハマる女優は好みなのかもw
ダンサーの香穂さんもやはりかっこいい
杉田のぞみさんのお玉はガラッと雰囲気変わってこの感じもいい
片岡さんとこに出た時の堀内玲さんの雰囲気って大好きなんですよ
可愛いさと粗暴さの同居みたいな感じがいい
今回のお江は真壁愛さん
初演の時には想像すらしなかった役をかな、新しい魅力的なお江がそこにいた

片岡自動車工業『お局ちゃん御用心!!!』大阪公演の4ステ目をおかわり
この週末ABCホールで5ステが上演される舞台のラスト前
今回のOPって見慣れてくるとジワジワいいなって感覚になるのかもしれない
初見やと少し今までとは違うなって印象ではあったんですよ
その感覚は俺だけ?
同じストーリーではあるんですが(再演なので当たり前w)これだけキャストが変わると別の作品ですね
そしてキャラの個性も全く違う感じ
これがある意味で再演の良さではあるんですよね
やはりそれは片岡百萬両さんの本の良さ、演出の良さは間違いなくあるんだとは思います
毎ステージ、カテコにOPダンスのおまけってなかなかありそうで無いサービス
しかもそれを動画は禁止だけども写真は取り放題の大盤振る舞いってのはなかなか無い素敵な試みやと思うんですよね
口コミは増えるし個人的にはウィンウィンなんやないかと思うんですよね
他もやりません?
物語の中心にはやはり袋小路林檎さんが、どっしり構えてる印象
この存在があるからこそこの物語はブレずに進んでいく印象
お遊びもいい感じなんですよね
そして延命聡子さんの存在がまたいいアクセントになってるんですよね
不思議な存在ではあるんですがほんといいポジション
杉田のぞみ さんのお玉ってなかなかにいいキャラですね
クールビューティーって感じなのにどこか三枚目っぽい感じもある魅力的な存在
初演コレッテイーやったんですよね
川上藍香さんのキレのある身のこなしもいいんですよね
今までとは違ったホオヅキって感じがまた魅力的ですね
初日ほんと椎木ちなつさんやって気がつかなかった竹千代
前までとはまた違った良さがある印象ですね
この役ほんとクセがあるから演じるの難しいと思うんですよね
堀内玲さんの千姫もほんと魅力的なキャラなんですよね
ダンスシーンとかの動きもできるからこそって印象かな
今回のお江は 真壁愛さん
この役もこの物語の重要なキャラ
だからこそほんと作品の出来を左右する
そんなポジションを見事にって感じですね
川嶋芙優さんのお楽もいいんですよね
少し生意気な感じから始まるんですが、徐々に変化する気持ちが表現されてて魅力的な表情をって感じ

SHELL

SHELL

KAAT神奈川芸術劇場

KAAT神奈川芸術劇場・ホール(神奈川県)

2023/11/11 (土) ~ 2023/11/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

「青春ファンタジー」と銘打たれてはいるけど、その言葉に当てはまっているのは序盤と終末部のみで
どちらかというと難しいテーマを2時間ぶっ通しで貫く硬派な作品。

どちらかというと観る側に何かを投げかけているというよりは、演じる側がこの作品を通過して何を感じて、
得るのかにフォーカスした潔い作品だと思う。

ネタバレBOX

私立の「静水学園高校」に公立から赴任してきた担任がある時を境に、学校から姿を消してしまい、
クラスメイトたちが今後について話し合っている場面からスタートする本作。群像劇的な要素が
あるかと思いきや、物語の中心は希穂(石井杏奈)と未羽(秋田汐梨)を中心に展開していく。

どうやら担任は私立校の生徒向けの「取り繕った顔」と「本来の自分の顔」のギャップに悩む中、
ある受け持ち生徒からそのことを指摘されたことで消えてしまったらしい。とあるラジオ番組に
投稿された担任らしきメッセージには「今は一人一人に向き合っています」といった意味深な
言葉が書かれていた……。

話が進むうちに、希穂は別の他人と交感し、つながることのできる能力があることが分かってくる。
その事実を知っているのは、誰が希穂とつながっているのか一目で見通せる稀有な能力を持つ未羽
だけだということも分かってきて、さらに物語は難解かつでも大切なテーマに進んでいく。

脚本が倉持裕なのでキュンキュンしたり、切なくなったりするようなエピソードはほぼなく、ひたすら
「他人のことを“知る”もしくは“知った”とはどういうことか」「人と人とはどのような関わり方ができ、
また理想的なんだろうか」という問いかけと仮説じみたものをずっと繰り広げていくタイプのもので
そういうことをずっと、そうでなくてもチラチラ考えているような人にはグサグサ刺さるんだろうなって
気がする。

個人的には、自分に告白してきた咲斗に、希穂が恐れていることとして「自分が咲斗のことをどんどん
隙になっていった場合、自分がどの位まで変われるのか不安がある」と言っていたけど。

これは半分正しくて半分違っているなと。おそらく希穂は「自分が他人との関わりによって自分ではない
自分に意識的無意識的に書き換えられてしまうことが恐ろしい」んだと思う。この感覚ってすごく良く
分かる。大人でもそう理解できるので、自分というものを考える時間が多い高校生には切実な予感はしてる。

自分の中にどの位他人を受け入れるか、これは結構難しい問題で。

盲目ゆえに人を徹底的に拒絶する長谷川や、人当たりは一見よさそうだけど「現代社会って“関わり”を強制的に
押し付けてくる」とラジオで放言して炎上した陸は、第三者的に見て「自分の理想ってなんかこれじゃないな」
感がすごい一方、

希穂みたいにいろんな人を受けいれちゃって、あげくに自分を失ってしまうタイプにもあんまり共感はできない。

なんかこの作品は中心にいる子たちより、恋に青春に遊びにと卒業までの残された時間を謳歌しきってる子たちの
方がすごい幸せそうにみえる……。それも含めて「見えちゃう」子ってやっぱり周囲とどこか浮いちゃって
生きにくいんだろうなって感じた。
おどろ草紙

おどろ草紙

演劇集団よろずや

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2023/11/03 (金) ~ 2023/11/05 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

初回観劇。
あやし草子の続編、折口信夫物の第二段!
石神子爵の遺産相続に絡み、呼ばれた親族、そして柳田の名代·折口と、貞子に山中。そして再開する曙美…
一癖二癖ある面々が巻き込まれる、陸の孤島の豪邸殺人事件!

人の情念の恐ろしさオドロオドロしさ、面白かった

断定はウソをつく

断定はウソをつく

劇団しし座

ABCホール (大阪府)

2023/11/03 (金) ~ 2023/11/05 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

初回観劇。
100%確かな事、断定を否定する探偵ダンテに、警察が関与できない殺人事件の依頼が…
しし座さんらしいSF色を交えた推理物!
ロボットに殺人はできるのか?
ロボットと人は…?

命の根元に関わるお話、面白かった。
ラストの大嘘の下りも好き❤️
愉しかった!

シン・斬激『激闘』~光と闇の戦い~

シン・斬激『激闘』~光と闇の戦い~

アクション殺陣教室『たてびと』

AI・HALL(兵庫県)

2023/11/03 (金) ~ 2023/11/05 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

初回観劇。
たてびと15周年おめでとう🎉
そして高岩成二さん誕生日おめでとう😆
いや~めでたい🎊

で公演の方は、殺陣·殺陣·殺陣!
1000手超の殺陣!
殺陣を堪能!
カンフー&黄門&ムーンなマルチバース世界を救う仮面、愉しかった

(A)息を吸う、吐く/(B)華幻の月

(A)息を吸う、吐く/(B)華幻の月

劇団ちゃうかちゃわん

大阪大学(豊中キャンパス)(大阪府)

2023/11/03 (金) ~ 2023/11/05 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

初回観劇。
なんか面白い事ないかな?
そんな退屈な日常の非日常?
引きこもり、退屈ヤロウ、自信ナシ子、魔女に勇者?
些細なきっかけが…

ジワッと暖かくなる(非?)日常劇、良かった🥰

これでお世話になった33期の皆さんが引退との事、寂しい😭
またどこかで、お会いできれば幸甚です。

四T ~桜梅桃李~

四T ~桜梅桃李~

虚空旅団

大阪市立芸術創造館(大阪府)

2023/10/27 (金) ~ 2023/10/29 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

千秋楽観劇。
中村汀女,星野立子,橋本多佳子.三橋鷹女…
戦前、四Tとして頭角を表し、
戦中戦後、其々全く異なる境遇の中、妻として母として家を守り、女流俳人の道を切り開いた四Tの、俳句と家族への想いに感動🥺

穏やかで、暖かく、優しい気持ちに包まれた!
良かった😆

このページのQRコードです。

拡大