俺(たち)が居ないと世界は平和
南京豆NAMENAME
OFF OFFシアター(東京都)
2023/11/29 (水) ~ 2023/12/03 (日)公演終了
カラオケマン 最後のロマンス
トム・プロジェクト
俳優座劇場(東京都)
2023/11/28 (火) ~ 2023/12/03 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
74才になる風間杜夫さんに元気を頂きました。時事ネタ、家族の話、老いらくの恋、1時間20分、笑ってしんみりし最後は泣いちゃいました。いまだ現役でいろんなジャンルの芝居にチャレンジする役者魂にただただ頭が下がる思いです。
カーテンコールで来年も新作をやるとのことでした。そして80歳、90歳まで一人芝居続けるとも。それならと、こちらも応援したくなる芝居でした。
空ヲ喰ラウ
劇団桟敷童子
すみだパークシアター倉(東京都)
2023/11/28 (火) ~ 2023/12/10 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
新境地開拓的な斬新さもあり、配役にも捻りを感じた。お馴染みの役柄ではなく、ちょっと意外な設定に。勿論いつもながらの重厚な世界観はどっしり地に根を下ろしたまま。リアルに地の着いた現実を歩き通した果てからかすかに垣間見える奇跡。
『ラ・カンパネラ』〈鐘〉はニコロ・パガニーニ作曲の協奏曲をフランツ・リストが編曲したピアノ曲。耳に入れたAirPodsでそれを聴きながら陶酔するシーンが印象的に繰り返される。空に一番近い場所で神のメロディーに打たれながら溶けていく。
空に一番近い所でする仕事である為、空師(そらし)と呼ばれている伝統的な職人達の住む村。高所や重機の入れられない狭所で高木を伐採する。剪定、枝打ち、下刈り、玉切り。今作では山の森林保全整備を国から受注している。
由緒正しき空師の名門「中村組」は土砂崩れの事故に巻き込まれてからというもの傾きっ放し。先代の息子の嫁である板垣桃子さんが棟梁として一人気を吐く。怪我で空師をやれなくなった息子はびっこを引き、杖代わりの金属バットを振り回しては日がな一日酒を喰らう。村の鼻つまみ者を稲葉能敬(よしたか)氏が森下創氏っぽく怪演。
かつて自分達のもとで修業し独立していった「梁瀬組」、今では比べ物にならない会社に成長。大きな仕事を受注したことから「中村組」に声を掛けてくる。
もりちえさんが渋く寡黙な中村組の女空師役。いぶし銀でカッコイイ。
出戻りの井上カオリさんはムードメーカー、喋りで沸かす。
空師を目指している大手忍さんは茶髪の都会っ子で活躍。
梁瀬組の棟梁は原口健太郎氏、奥さんの藤吉久美子さんが美しい。娘の井上莉沙さんはセーラー服で和ませる。
山に侵入して来たよそ者役はある意味主演の吉田知生(ともき)氏。一見、今野浩喜(元キングオブコメディ)っぽいユーモラスな雰囲気で観客に好感を持たれ易い。傑作、『飛ぶ太陽』の主演も素晴らしかった。今作では金髪が「やる気、元気、モリシ!DON'T STOPだ、この野郎!」で一世を風靡した森嶋猛を思わせる。
かなり身体を酷使する動きが多く、怪我には気を付けて貰いたいもの。板垣桃子さんはかなり鍛えているのだろう。
是非観に行って頂きたい。
The Little Match Girl
音楽朗読劇「The Little Match Girl 」製作委員会
博品館劇場(東京都)
2023/11/25 (土) ~ 2023/12/03 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
誰もが知っているサッドストリーをベースにした音楽朗読劇。話の膨らませ方がとても上手い。しかし終盤が近づくとどうにも落ち着かない。現世での救済は無理なのか。
ジャイアンツ
阿佐ヶ谷スパイダース
新宿シアタートップス(東京都)
2023/11/16 (木) ~ 2023/11/30 (木)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
長塚圭史と言えば先般「アメリカの時計」で確かな演出の仕事を目にしたばかりだが、彼の書いた作品と言うと下北沢の小劇場で二三作、新国立劇場の(どっちかつと)子ども向け企画の最初のを観た位か。奇想天外な現象を真実そこにあるものとしてその解明にでなくその先へドラマを進め、いつしか観客を深みに引き摺り込んでる、といった印象が共通で、新国立のは言葉遊びで散らかした遊戯世界を何とか回収していた印象(第二弾以降のは好評だったようだが見てない)。
前者が暗鈍、後者が明軽とラベリングしたとすれば今作は両の要素を合わせた感じ。作者の「言いたい」事は分からなかったが「狙いたい」所は受け取った気がした。いずれ現実世界に着地する旅ではなく浮遊し続ける感覚があり、非日常の劇世界に浸かった感触より、劇場を出た現実世界を見る眼差しを変えられているとでも言ったような、怖くないけど不可解な何かが浸潤している。インフルエンスを与える犯人は場面の細部に宿る快楽、美味しさだろうか。
二度見たら裏が透けて見える代物か、はたまた有機物の分子構造みたく奥へと分け入りたくなるミクロの決死圏の世界か。
『ピーチオンザビーチノーマンズランドの再演』R-18
キ上の空論
上野ストアハウス(東京都)
2023/11/23 (木) ~ 2023/12/03 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
各1回見ますが、まずA見ました。
最初はセリフが聞き辛いかなかななんて思ってましたが
どんどん見入ってしまっていて割とあっと言う間の130分でした。
好きな感じのストーリーでもありますが
怒鳴るだけの演技ではなく、みなさんお上手だなと感心してました。
色々な問題あるのでしょうが
着席してからも何度も注意事項を聞かされ、我々犯人扱いな点は不愉快かも?
他の芝居で腕時計まで外せと言われた事は無かったので。
芝居は★5ですが、この不愉快点が減点★1ですね。
SEXY女優事変ー代償戦争・リフレ&リスカ篇ー
劇団ドガドガプラス
浅草東洋館(浅草フランス座演芸場)(東京都)
2023/11/24 (金) ~ 2023/11/30 (木)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
コロナ、〇〇教会、歌舞伎町、性風俗業界問題をあくまでもドガドガの視点で泣かせて、笑わせての怒涛の2時間20分。キャスト30人超が動く動くで最後はきっちり締めてくれる。ダンスも音楽も素晴らしい。癖になる劇団です♪
モモンバのくくり罠
iaku
シアタートラム(東京都)
2023/11/24 (金) ~ 2023/12/03 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2023/11/27 (月) 14:00
座席1階
iakuの劇作家横山拓也による今作は、罠を山中に仕掛けてシカやイノシシを捕って自家消費分だけ食べるという自給自足の生活をしている一家の物語。「なないろ満月」が上演した横山作品「ハイツブリが飛ぶのを」は大災害による避難所を舞台にした人間ドラマだったが、「モモンバ」は人里離れた生活という異色の日常をベースにした人間ドラマだ。こうした着眼点が、多くのファンを引きつける魅力になっているのだろう。
モモンバと小学生にあだ名を付けられた「野生の母」を演じた枝元萌は、横山作品にはぴったりのキャラクターであるし、卓越した演技がそれを裏打ちしている。滋賀県出身だけにネイティブ関西弁であるのも、微妙なボケとツッコミの間合いが自然と流れていくという長所になっている。特にせりふがギャグであるわけでもないのに笑えるのは、横山台本の魅力を引き出すのに彼女が適役であるということを示している。
今回の「狩猟」という非日常性をベースにした人間関係なのだが、やはり普遍的な要素もたくさんある人間ドラマであると筆者は訴えているようだ。親から子に受け継がせたいもの、子が長じたときにそれをどう自分の中で受け止めているのか。また、結婚して夫婦になり、支え合ってきたものの中年となって自分のこれからの人生に向き合う夫の姿など、舞台が「狩猟」でなくても客席の琴線に触れる展開となっている。
あれもこれも詰め込もうとしないところが、横山作品の優れたところであると思う。いい作品なのにいろんな観点や見方を詰め込んで上演時間が延びる作品が散見されるだけに、切れ味鋭い物語展開は、やはり今回も出色であった。
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人間嫌い
イズモギャラリー(東京都)
2023/11/22 (水) ~ 2023/11/26 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
とても面白かったです。
リアルな女性の姿が良く描かれ、そのキャラクター達は、私の周りにもいるなぁと思いました。
登場人物の会話に「うん、分かる」と頷きながら観ていました。
役者さん達の熱演も良く、そして皆、とても可愛らしかったです。
主宰の岩井さんも、可愛くて魅力的だなぁと思いました。
面白くて、あっという間の時間でした。大満足でした!
トレマ
立ツ鳥会議
中野スタジオあくとれ(東京都)
2023/11/25 (土) ~ 2023/11/26 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
独特な雰囲気で、何か違う世界に惹き込まれるような舞台でした。
ストーリーは、私には少し難解で、疑問が多く残りました。
受け取り方を観客に委ねているのだと思いますが、モヤモヤしてしまいました。
ですが、忘れた事を思い出させてくれるような内容で、良い舞台でした。
希望にしては安すぎる
ポッキリくれよんズ
小劇場 楽園(東京都)
2023/11/24 (金) ~ 2023/11/26 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
ガチャガチャとした感じの
慌ただしい製作現場の雰囲気が良く出ていたなぁと
金も口も出すクライアント側と
振り回されて8時間労働とか労働規約ってなに
それ喰えるの美味しいのって感じの
ブラックな映像制作現場が目の前で
繰り広げられる100分の作品
今度は愛妻家
劇団かに座
横浜関内ホール(神奈川県)
2023/11/24 (金) ~ 2023/11/26 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
作品上の舞台設定がレトロで
写ルンですを用いての設定紹介でしたかな
携帯は中折れ式だしースマホなんて~もんは作中に出ない
パチンコに浮気にと
駄目亭主ぶりを発揮するカメラマンの主人公
舞台セットは主人公自宅の居間で
棚には一眼レフやら二眼レフなどのフィルムカメラが
ちゃんと配置されてて凝った舞台美術でした
休憩を入れての2時間10分ほどの作品でした
笑いというより日常系な感が強くないかい
とか思えたですねー
フィレンツェに燃える
共立女子大学ミュージカル研究部
共立女子大学 共立講堂(東京都)
2023/11/19 (日) ~ 2023/11/19 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★
宝塚の再現というのかな
頑張ってはいるのが理解は出来るんだがー
自分的には及第点に届いてない感があった
最初の歌の響きが印象悪くて
インパクトと声量がもっとーとか思えて
それが観劇中も続いていたかなぁ
シーン転換とかアイキャッチャーみたいな
フィレンチェ賛歌の合唱も
重いシーンでコレくると流れが―とかも思えたし
せっかくの広い舞台で
フラッグが思い切りよく振り回せていなかったしなぁ・・とか
いろいろマイナスな面が自分的には印象強く残った作品でした
わが友、第五福竜丸
燐光群
座・高円寺1(東京都)
2023/11/17 (金) ~ 2023/11/26 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
千秋楽前、時間ができたので当日劇場へ足を運んだ。題材が題材だけに力作が出て来そうと予想したが想像以上だった。燐光群の特徴である「解説」部分(人物らが自分が知っている事として発し合う)の割合も高いがそれがアダにはならずただただ情報と思考に圧倒される。水爆実験に被災した第五福竜丸を語る事は必然、現在進行形である所の放射能、原発を語る事になる。被爆者への差別、補償を受けた者への誹謗、補償そのものの不平等や問題矮小化の政治的背景も。そして芝居の大詰まりでビキニ環礁辺を航行する船の場面が出現する。NODA MAPのある作品(高橋一生が主演した)を思い出す(この作品は私が観たNODAMAP三つの中で唯一感動を覚えた舞台)。重要なイシューが他の雑多なイシューと共に忘れ去られる現代に、力技で注視を促す坂手舞台の優れた成果。演劇表現と感動は多様にあり得るが、坂手氏流の劇的要素が確かにあった。
お局ちゃん御用心!!!
片岡自動車工業
駅前劇場(東京都)
2023/11/29 (水) ~ 2023/12/03 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
先日大阪ABCホールで観劇した「お局ちゃん御用心2023」があまりにも楽しくて、毎日SNSに流れる大阪公演の
CDPVを見るのが日課になってしまいました。
家内と相談して東京の12月2日の昼夜公演を弾丸で観劇したくなり新幹線とコリッチの予約も致しました。
全てのキャストさん演出脚本の百萬両さんのお姿にお会いできるのが楽しみです。
ザ・スコテッシュプレイ
劇団五期会
ABCホール (大阪府)
2023/11/23 (木) ~ 2023/11/25 (土)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
脚本も演技も素晴らしく最後まで見入ってしまいました。シェイクスピアのシリーズでは今回が秀逸と思います。素敵な舞台をありがとうございました。
時に想像しあった人たち
排気口
三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)
2023/09/29 (金) ~ 2023/10/09 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
観てきた!圧倒的なナニイッテンダコノヒトタチの狂気で満ち溢れるオカシイ笑いがとてもとても楽しくてでもしんみりせつなく、割と心寄り添う今日この頃を生きているゆえ響いちゃったりもして。
メモちゃんいい事言うなぁ。
排気口は二度目なんだけど人足寄場からは想像外のやさしく時に綺麗な演劇。それにしてもやっぱり中村ボリさんは一挙手一投足が笑いのショートカットですげぇな。そして狂ってないガーリーマシマシな倉里晴さんを観る事は果たしてあるのか。なんて思った。おもしろかったなぁ。
観られてよかった。世に出てよかった。面白くて良かった(ココ大事)。
燦燦SUN讃讃讃讃
かまどキッチン
こまばアゴラ劇場(東京都)
2023/08/03 (木) ~ 2023/08/06 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
再演観てきた☀懐かし楽しいな、初演に無かったな、なんか違うなと存分に楽しめた。気持ちが良い。切ない。切ない。面白い。凄い。気持ちいい。洗濯の舞。生存戦略。超高速輪廻転生山口県。繊維保管計画。藤家さんの真顔がとても良い。ピコココココココ!スーパーサイヤ人!👏👏👏
キキ
凜×天歩企画
Paperback Studio(東京都)
2023/10/28 (土) ~ 2023/10/31 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
素晴らしい!!!!!
今年一番強く熱く心から拍手
ああ!!落ち着きましょう
しおコショウ
まず踊ってる会話劇だ!
それもこれも!踊っている!
踊っている会話だし独白だし
全部が踊っていて素晴らしい
川合凜さんと細谷天歩さん
美しいです。そして可愛らしく
そこがまず分かりやすく強みで
そして何も演技云々知らんけど
断言します二人が抜群に
演ずる事がうめぇ
ものすげぇから
かわいいねじゃなくて
くっそ最高の雰囲気が味わえるの
くっそ最高の表情、雰囲気
二人を作る演ずる力があるから
美しく可愛らしい女性の二人芝居
という正直なところ現実
安易にも出来得る要素を
全く違う次元で
生来のモノを利用して
演ずる力を使えてるの
何を言っているのか
自分でもよくわかりません(!?)
若く美しい女性二人が
セーラー服を着てるんですわ
そして百合みのある雰囲気
それがね、それが安易じゃ無く
ゴリゴリに『舐めんなよ!』
ってモノを見せてくれるの
だからこう背水の陣みたいな
そんなガチな本気のマジがあった
あのねそのね
川合凜さんは改めて
より凄く素晴らしいなと感じ
で、あーなるほど
川合凜さんが惚れ込んだという
細谷天歩さん、大納得
己の表す能力の欠落が憎いほど
本当に良い雰囲気、目つき
仕草をまとっていて
本当に本当に素晴らしいです
企画の馴れ初めが本気で
しっかりと腑に落ちた
そして
マツモトタクロウさんの話がね
ええんじゃあ
マツモトさんの戯曲の公演は
初めて、しかしとある機会で
即興的に作ったものを観て
読んでさ、素晴らしく面白くて
それでもうだから
公演で初めて今回観てさ
あー!いいねぇ!!いい!!
あの機会に感じた要素がドバ!!
あのなんか、なんだろうね
さっき言った二人のすげぇさに
ジャストフィットなんですマジで
伝えたいこの想い
なんだろうこう
企画への当て書きみたいな
ビジュアルとそして役者ヂカラと
根性に対してそっちがそれなら!
これだー!!みたいな!!
田中さんのドーナツも
正直よーーわからんけど
よーわからんけど分からなくても
すげぇ気持ちいい
何で卑弥呼なのだろう
何で何ではなんだかわかんねぇ
けど気持ちいい。良い
分かる人は理屈込みで
良いんじゃないのかな
金環日蝕!
台本PDF買ったし
じっくり分析してみよう
はー あの、マジ最高
正直、人は選ぶと思うけど
俺にはぶっ刺さっさり過ぎた
今年屈指。2本詰めてるから
つまり3本のひとつ!(!?)
これで!!これでね!!
面会っちゅーのか!この興奮を
外部出力サイズには流石に整えて
でも最大限伝えられた事で
もう私は最高の幸福です
グレイト。オーサム
アンドマーベラス
冗談もお世辞も
クソみたいな配慮も無しに
マジで素晴らしかったです
今年最高かもしれない。かも
ペーパーバックスタジオもまた
なんだろう客観的に見たら
難点もあるとこなんだけど
なんだろなそれも踏まえて
ぶっ飛ばしてる素晴らしさが
より映えるっていうか
すっげー最高でした
サンキュー!!!!
『ピーチオンザビーチノーマンズランドの再演』R-18
キ上の空論
上野ストアハウス(東京都)
2023/11/23 (木) ~ 2023/12/03 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
良いね。2時間10分となかなかの尺で結構座席もタイトなんだけど、いい感じに時間が流れていた体感。平易な言葉だけれども熱演が気持ち良く。
我らがイカちゃんこと松原怜香さんをはじめ前回よりの面子は勿論のこと、今回初参加の村上弦さん良いね。良い感じの異質さが出てる感じで。
あのですね。今作まあ役者さんが裸体を晒すわけですよ。昨年の配信版では下着姿までで。脱ぎはしなくてですね確か。3作目のアビスも脱ぎまして、濡れ場がありまして。現場で観たんですよ。それでも尚、ずっとこのシリーズに引っ掛かっていたのが「果たしてどうしても脱ぐ必然性はあるのか?」ってとこでした。盗撮などリスクを抱えてまでね。
今回アビスと比べて脱ぐ、濡れ場が多人数×高頻度という差があり。でまあ結論としては「脱ぐ必然性あるわな」と。だって自然だもん。自然です。勿論、わたし男で異性愛者と思われるので、ところどころ度々その裸体、濡れ場での様に目を引かれるのは引かれるわけですが、なんつーのですか、結構多くの人が結構ポンポコ脱ぐので、《セックスをするその場》で脱ぐことの自然さに次第に覆われていきましたね。気狂いともいえる人々のむき出しの描写に不自然な配慮は無くて良かったなぁと思いました。
とは言えとりわけ女性の役者さんは高いハードルを越えてよく熱演してくださいましたというお気持ち。男性の川鍋さんも板場さんも色々とハードルありましょうがよくぞ。鍛えられた体かっこいいなぁと憧れてみたり。
最終盤のシーン、ここまで狂い尽くしで迎えてのあれがむしろ「きもちわる」って感じてとても後味宜しかったです。