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想い光芒、想われ曙光

想い光芒、想われ曙光

劇団25、6時間

萬劇場(東京都)

2023/09/06 (水) ~ 2023/09/10 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

人・家族の愛情と伝承というかランタンを空へ飛ばすコムローイ祭りを絡めたヒューマンドラマ。
第35回池袋演劇祭参加作品(★評価は演劇祭授賞式後)。

愛情も伝承も目に見えず、その確認が難しいという共通性があるが、それをヒロインの事情に重ねて紡ぐ。このヒロインの過去・生い立ちがドラマのカギ。人の愛や家族の幸せを求める、しかし 何が<普通の愛や幸せ>なのか説明できない。坦々とした暮らし、が 手放して初めて分かる 愛と幸せ という思い。

タイトル「想い光芒、想われ曙光」の<光>は 勿論ランタンを意味しているだろう。同時に家族の約束の意も込められている。そしてランタン祭りの夜にだけ会える水の精霊姉妹ーーまるで七夕の彦星と織姫のようなーーが人の運気を掌る。物語は 情緒と抒情といった心と光(風)景を観るような余韻あるもの。

祭りの雰囲気は、ランタンが灯り 両壁に花火の映像を映す。それを見上げる人々は着物姿という風情あるもの。舞台美術は上手 下手がほぼ対称で段差(階段)がある。その上り下りが時間と場所の変化を表し、さらにキャストの動きに躍動感ー生きている を感じさせる。
*評価を追記⇨★4
(上演時間1時間40分 途中休憩なし)【A】

ネタバレBOX

孤児院育ちの女性 明(香月美慧サン)が、そこで知り合った男性と結婚し幸せな家庭を築くはずだったが…。女性は母からのネグレクトによって、愛することが怖く いつの間にか人を愛することが出来なくなった。それでも同じ境遇(孤児院育ち)の男性 四宮遼と結婚した。 ある日 家の前に赤ん坊が捨てられており、自ら育てようと決心した。が、彼女にはもう一つ決定的に愛が確認できない理由・・人の顔が覚えられない病気(相貌失認)があった。

遼は、社会的に成功を収め 金も地位も信頼も欲しいがままにしていた。しかし、それらは彼の心を満たすものではなく、業績が上がっても 心の乾きは増していく。そして別れた妻 明と子の写真を眺め夢想に浸るばかり。ある日、街の片隅にある薄汚れた社(やしろ)を穢したことで、水の精霊の怒りをかってしまう。そして仕事に悪影響が出始める。

この2つの出来事を絡め、血の繋がりはないが<愛>と<情>を持つことが出来るという予定調和へ。大団円へ導くのは、水の妖精姉妹のお伽話…ランタン祭りの日に 姉妹は出会えるという言い伝えがあった。しかし時代と共に祭り自体も廃れて、俗にいう世知辛い世の中が浮き上がる。
場面毎に リアル+ファンタジー+ユーモラスな雰囲気を漂わせるような工夫が観てとれる。

先行き不透明で不寛容になってきた今こそ、血の繋がりのない疑似家族とも言えるような人間関係に焦点をあてる。そこには見守る友人や会社の人々の優しさ温かさが希望の光となっている。勿論 ランタンの〈灯〉に重ねていることだろう。
次回公演も楽しみにしております。
ワーニャ伯父さん

ワーニャ伯父さん

ハツビロコウ

シアター711(東京都)

2023/09/05 (火) ~ 2023/09/10 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

「世の中は庶民の我慢で回ってる」という普遍的な事実を突きつけられた。
ラスト、ワーニャ伯父さんに語りかけるソーニャの言葉にボロ泣きする。
世間知らずのインテリ教授には死んでも解るまい、
この「誰かを信じて支える」という崇高な愚直さよ。

ネタバレBOX

ほの暗い舞台上には簡素な木のテーブルと椅子。
26室もあるという田舎の屋敷のリビングが主な舞台。
退職した大学教授が、再婚した若く美しい妻エレーナと共に自分の領地へ戻って来た。
この都会暮らしに慣れ切った夫婦が現れたことで、静かな農園の暮らしにさざ波が立つ。

教授の、今は亡き最初の妻の兄であるワーニャは、
妹のダンナの才能を信じ尊敬の念をもって、この農園を管理し、
彼の仕事を献身的にサポートして来た。
亡き妹の忘れ形見ソーニャは、そんなワーニャ伯父さんの仕事を手伝っている。
年老いた乳母と、居候の老人、そして我儘な教授に呼ばれるとやって来る医師。

ワーニャも、医師も、美しい人妻エレーナに恋をしている。
ソーニャは、医師に恋をしている。
そして人妻エレーナはと言えば・・・医師に恋している。
激狭コミュニティの中で誰も幸せになれない恋愛模様がくり広げられる。

小さな空間で対峙する登場人物が、終始緊張感を保ち続けていて素晴らしい。
場転の際に流れるギターの音色が品良く少し陰鬱で絶品。
明りの加減も絶妙でチェーホフの時代を五感で感じさせてくれる。

教授が突然「この農園を売りその金でフィンランドあたりに別荘を買おうと思う」
と言い出したことで、失恋の痛手も重なったワーニャの心は爆発する。
教授のために、自分の才能も稼いだ金も捧げて来たのに、
自分の親が嫁ぐ妹に買ってやった土地を、いとも簡単に売ろうと言い出す教授を
許すことが出来なかった。
自分の人生も、自分の今は亡き家族も、こいつにないがしろにされたのだという
怒りがビシビシ伝わる素晴らしい迫力。
ワーニャ伯父さんのこの怒りのために、これまでの話はあったのだと思う。

だが、あんなに怒り狂ったのに腑抜けのように仲直りして、大人しくなってしまう。
人生の悲哀というにはあまりにも派手なブチギレ方だったが、結局のところ
怒りの矛先は、カン違いして勝手に信奉していた自分の愚かさに対する
怒りであり情けなさだったのかもしれない。

ソーニャが、慰めるように寄り添うように伯父さんに語りかける。
それはまるで、人生の望みを絶たれた者に降り注ぐ優しい呪文のようだ。
「我慢して」「働いて」「いつか神様の前で申し上げる」「ようやくほっと一息つける」・・・。
上手くいかないいくつもの人生に激しく共感すると同時に
力ずくで自分の人生を諦めるような残りの時間を思うと暗澹とした気持ちになる。
乳母ひとりが「いつもの生活が戻る」こと以外多くを望まず、心穏やかに見えた。

人生はそんなものかもしれないけれど、その切実さに涙がこぼれる。
才能も仕事も恋愛もお金も、何ひとつ望むようになりはしない。
だから”上手くいっている”ような振りをしないことだ。
カン違いをしないことだ。
それは上手くいかない人生より、ずっと滑稽なことなのだ。


煙突もりの隠れ竜

煙突もりの隠れ竜

壱劇屋

ABCホール (大阪府)

2023/08/18 (金) ~ 2023/08/20 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

綺麗でカッコよくて可愛い幻獣と人間の物語。
とっても楽しかったです。
表現力、演出、物語、役者さん、色んな挑戦をされていて、勢いのある劇団さんです。
観ることができて、本当に幸せです。

想い光芒、想われ曙光

想い光芒、想われ曙光

劇団25、6時間

萬劇場(東京都)

2023/09/06 (水) ~ 2023/09/10 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

A班観劇。人間関係をいろいろ考えました。

ネタバレBOX

血が繋がっているから、いないからとかの関係が特に気になりました。
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sitcomLab

上野ストアハウス(東京都)

2023/09/04 (月) ~ 2023/09/10 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

展開のテンポがよくあっという間に感じたとにかく楽しめるよい舞台でした。
それぞれのキャラクターも魅力的で、中でも個人的には天野麻菜さん演じる
ミレディがすごくよかったです。

『幸せな時間』『心のかけら』『君へ』

『幸せな時間』『心のかけら』『君へ』

T1project

小劇場B1(東京都)

2023/09/07 (木) ~ 2023/09/18 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

 華5つ☆、今年になって拝見した総ての舞台公演のうち間違いなくベスト3に入る。極めて深く、示唆的で己の存在について考えさせる作品。必見! 観たいで3作品の尺を約2時間としていたが、今作135分、休憩無し。(追記2023.9.16)

ネタバレBOX

 物語は某劇場の楽屋で展開する。明転すると1人の人物が客席側に若干斜めに置かれた椅子に腰かけている体で登場する。そこへ初老の男が入ってくる。腰かけていた男は、初老の男が入ってくると何やら語りだすが初老の男には聞こえない模様。初老の男は荷物から様々な物を取り出し、テーブルの上に一つ一つキチンと並べて置く。中に小さな額に収めた写真があるが、男はこれに合掌。この時点でファーストシーンで椅子に座っており、その後立ち上がって何やら壮大で哲学的な話をしていたこの男が実は死者で、その霊が具現化しているのだということが観客にもハッキリ認識される仕組みだ。初老の男は霊が語っている間に楽屋隅に置かれたハンガーに上着をキチンと掛け、元居た席に戻る。
 このオープニングで極めて上手いのがこの初老の男と霊が実は漫才のコンビであったこと。相方は未だ若いうちに亡くなっていること。だが初老の男は未だその「相方と共に」舞台に立つようなタイプの芸人であることなど、今作の最も本質的な部分をオープニングの僅か数分でキチンと描き、この老芸人の類稀な律儀と人としての偉大さを示していることである。主演を演じた針生楊志夫さんの演技も素晴らしい。
 他にも無論魅力的なキャラクターが何人も登場するが、この相方を失くした初老の芸人の師匠夫妻が、未だ師匠も決まらない主人公たちと出会う場面に登場する漫才夫婦(師匠の師匠夫妻)のキャラ設定が素晴らしい。先々代の師匠は如何にも浪速の芸人らしく、東京に強い対抗意識を持つことが自然に、しかも実にそれらしく描かれ、演じられているからであるが、女房にだけは弱い。このお二人の演技も実に素晴らしい。五十嵐勝行さんと星合庸子さんである。
 このように物語は幾つもの時代を駆け巡り乍ら展開してゆく構造であるから、長い一人っ切りの漫談を最愛の妻の死に目にも会わず、高座に立とうとする芸人魂の凄まじさを一本通して表現する者の、人々に愉しみや慰め、ひと時の癒しや気分転換を図る者達の心構えをさりげなく訴える。
俺たちはどう生きるか!

俺たちはどう生きるか!

株式会社L4

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2023/09/06 (水) ~ 2023/09/12 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

100分間楽しくてあっという間。
世にも奇妙な物語のような4話構成のオムニバス。シリアスからコメディまで飽きの行こない展開、それなのに胸熱な展開に最後まで目が離せませんでした。

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sitcomLab

上野ストアハウス(東京都)

2023/09/04 (月) ~ 2023/09/10 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

舞台でも映画でも、その設定のポイントは早めに分かった方が良い。これが分からぬままだと、物語の世界に入れぬまま睡魔に襲われることがあります。この話、あの有名な「三銃士」が主人公。でも、実は「偽三銃士」。馬鹿馬鹿しい話のようですが、何が起きるのかが楽しみです。周りの人物の誤解が面白い。中でも、終始好い加減な対応をする「支配人」が騒ぎを大きくします。この「支配人」役が脚本・演出の佐野瑞樹。この芝居、私が初めて見る俳優ばかりですが、特にアトス、ポルトス、アラミスの三銃士に化け物語を展開させる、福地教光、岩田裕耳、平井浩基が良い演技をしていました。対立するジュシャール:石倉良信も面白い。キザな役どころですが剣の達人、ダルタニアン:大野清志との対決シーンもおざなりではなく、十分な練習の跡が見えました。意外なキーパーソンは、ベルボーイ:柊木智貴でしょうか。オチは観てのお楽しみ。約90分の芝居。テンポ良く話が進みます。「三銃士と34(さんじゅうし)」レベルのギャグの連続かと思っていましたが、大間違い。練られた仕掛けに納得、脚本の上手さに感心した芝居でした。

ロリコンとうさん

ロリコンとうさん

NICE STALKER

ザ・スズナリ(東京都)

2023/08/30 (水) ~ 2023/09/03 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

題材の特殊さに惹かれてチケプレに応募し、
観させていただきました。
なぜ、この子がこの役をやるんだろう、と
少しだけ気になっていた事が、
そういう事だったのか!とクリアになった時、
台本を買おうと決めました。
とても面白かったです。

ワーニャ伯父さん

ワーニャ伯父さん

ハツビロコウ

シアター711(東京都)

2023/09/05 (火) ~ 2023/09/10 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

とてもよかったです。作品そのものは何回かいろいろな団体さんで拝見していますが。違いますねえ。内容は知っているのに新鮮な気持ちで拝見できました。さすがです。時間も長めかと思いましたが気にならず見られました。役者の皆さんの力量ですね。三姉妹も期待してますね

俺たちはどう生きるか!

俺たちはどう生きるか!

株式会社L4

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2023/09/06 (水) ~ 2023/09/12 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

とても面白かったです。短編はそもそも好きなのですが、こういうパターンははじめてでした。繋がりもあって、一篇一篇が完成されていて素晴らしかったです。短編のひとつで長編ができてもいいくらいの内容でした。楽しい時間ありがとうございました。

ワーニャ伯父さん

ワーニャ伯父さん

ハツビロコウ

シアター711(東京都)

2023/09/05 (火) ~ 2023/09/10 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

さすがです!重厚なお芝居に魅了されました。良い時間をありがとうございました。

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sitcomLab

上野ストアハウス(東京都)

2023/09/04 (月) ~ 2023/09/10 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

細かい事はさておいて、こいつらどうするんだ?絶対バレるぞ・・・ハラハラドキドキ。とても面白かったです。
A席、無料席の皆さんもスペシャルカーテンコール券を追加してお楽しみください。
昔見た映画の記憶では、ミレディとアトスは元恋人同士だったんですが。

ネタバレBOX

細かい事・・・登場人物の服装が変。まともなのは(おそらく)ダルタニアンとミレディとジュシャールくらいで、ホテルの支配人は違和感があります。偽の三銃士たちも、いくらお忍び設定とは言え、あの格好で三銃士を名乗られてもな・・・という感じです。
見えるとか見えないとか霊感とか、今回は無理なく笑うことができて良かったです。
煙突もりの隠れ竜

煙突もりの隠れ竜

壱劇屋

ABCホール (大阪府)

2023/08/18 (金) ~ 2023/08/20 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

東京公演を観ました!
壱劇屋東京支部さんの劇団公演を拝見するのは初めてだったのですが、大変楽しませていただきました。
幻獣たちのキャラクターが皆可愛らしく、かっこよく、大好きになりました。
コミカルで楽しいところも多くありつつ、しっかりとしたメッセージ性もあって、大人も子供も楽しめるような作品だったと思います。一昔前はたくさんあった、夏休みの子供向け長編アニメ映画のような印象を持ちました。
人間側のキャラクターもとても魅力的でした。以下はネタバレになるのでネタバレboxに記載します。

ネタバレBOX

人間側はワードレス、言葉無しでのお芝居と聞いていたので、異なる世界からやってきたロケッツ以外は喋らないのかと思っていたら、まさかの人間側の長、ガジャタ=ラミンが喋り始めたじゃないですか!
彼は幻獣たちを理解しようとして、もっと近づきたいと思って、彼らの言葉を身に着けるに至ったのでした。第一印象で胡散臭い人間側のリーダーだと思っていたのを謝り倒したくなりました。
クライマックスで、小さくてか弱い幻獣たちと出会い、会話している時の彼の表情がとても嬉しそうで、好奇心も満ち溢れていて、そこに至るまでのことを思うと胸が締め付けられるようでした。
主人公のチョーチも苦労して幻獣の言葉を理解するに至った人間なのですが、彼がたぬき守たちと心を通わせるには言葉はいらなかった、というのもとても心を動かされたポイントでした。
生き生きとした素晴らしいキャラクターたちに出会えたこと、言葉がなくとも互いの心を感じることは出来ることを教えてくれたこと、とても心に残りました。夏休みのきらめく思い出、宝石のような舞台だったと思います。
煙突もりの隠れ竜

煙突もりの隠れ竜

壱劇屋

ABCホール (大阪府)

2023/08/18 (金) ~ 2023/08/20 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

とても素晴らしい作品でした。今までの壱劇屋とは一味違った世界観の作品でした。ワードレスとセリフ芝居を自然に組み合わせて壱劇屋ならではの独特な世界を創り出していました。始まってすぐに幻獣の住む煙突もりに引き込まれ、一緒になって森を駆け回ってました。今までの壱劇屋のような激しさは少し抑えられていましたが殺陣は流石でした。なんと言っても竹村さんの殺陣は力強く美しい。また、観客席に数名のちびっ子達の顔があったのも新鮮でした。微笑ましくも羨ましく感じました。
次回作もまた楽しみです。

慕0苑

慕0苑

劇団土竜

一心寺シアター倶楽(大阪府)

2023/09/07 (木) ~ 2023/09/10 (日)公演終了

満足度★★★★

日本史知らない僕でも知ってる、織田信長と家臣 明智光秀の三日天下の話
これを絡めて、友情や忠誠とは何か、そして潔さがとても上手く表現されていた
殺陣は相変わらず上手くて楽しめた❗

想い光芒、想われ曙光

想い光芒、想われ曙光

劇団25、6時間

萬劇場(東京都)

2023/09/06 (水) ~ 2023/09/10 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

A班を観劇しました。
辛い現実的な部分あり、優しさを感じるファンタジー部分ありで、とても良かったです。
どんな展開になるのか?と、どんどん惹き込まれ、笑いあり涙ありで観応えがありました。
そして、意外性もありました。
心温まる、素敵な舞台でした。

煙突もりの隠れ竜

煙突もりの隠れ竜

壱劇屋

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2023/08/31 (木) ~ 2023/09/03 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

推しの春名真依さんが九尾役で出演した作品。幻獣がお話という事だけの知識で見ました。。前説で通常はワードレスの講演が多く、この舞台は過去に行った公演と階段状に世界を共有する物語と知らされる。舞台が始まった。メタい話ですが人形劇が展開されるとは知らなかった。3人の幻獣、最初は人を見てたんだけど、それぞれが手に持っている人形を見ると幻獣のトークがまた違って見えて2回目以降は観劇の解像度が高くなった。男性が現れて、疾走していくシーンからこの劇団の凄さが分かるオープニングが始まる。タテと呼ばれるアクションを超えて、ファンタジーの演出が生身の黒子的な方々によって炎や風や雷などが表現された。何より、全体をみると衣装の作りが完璧。かっこいい&かわいいを表現されてるのは評価が高いです。そして、タイトルの煙突が仕切りなしに動く事で場面が作られていく。物語はゲームのファンタジーの世界を舞台に落とし込んでいる。違う種族による恋、テリトリーの設定、世界を束ねる政治的な所と、内容が深い。150分という時間があっという間に感じるほど(最初の幻獣の人形劇が一回目に理解しきれなかったのでついていけなかったが、1時間は理解できてなくても後半楽しめた)すこしウトウトしたところで、メリハリのある展開やアクションがありました。そして、最後は悲しかったり、考えされたり、揉め事が引き起こされる展開を打開していくことになります。主人公となった男の、周りへの優しさが人を動かすというメッセージ性は丁度自分にも刺さる点でした。最後のアクションシーンは音楽と効果音とタテアクションの演技に、群衆エンターテーメントが展開されて、高揚感と爽快感があるシーンでした。また、劇団の他の作品も見て見たいと思う作品作りでした。公演お疲れ様&ありがとうございました。

ネタバレBOX

この世界の物語に他の世界の設定が登場します。他の世界から来た男、他の世界のアイテム、他の世界の思想などが深く絡んで物語をある種引っかきまわる悪役となっていました。
想い光芒、想われ曙光

想い光芒、想われ曙光

劇団25、6時間

萬劇場(東京都)

2023/09/06 (水) ~ 2023/09/10 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

とても良かったです。時にクスッと笑ってしまったりじわじわと来たり時間を忘れて鑑賞しました。

想い光芒、想われ曙光

想い光芒、想われ曙光

劇団25、6時間

萬劇場(東京都)

2023/09/06 (水) ~ 2023/09/10 (日)公演終了

実演鑑賞

良い舞台だったと思います。

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