『幸せな時間』『心のかけら』『君へ』
T1project
小劇場B1(東京都)
2023/09/07 (木) ~ 2023/09/18 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
「心のかけら」を拝見。SF小説「模造記憶」の持つ、怖さを思い起こしながら拝見。追記後送
今回、上演されているMEMORY三部作は再再演、再演が各1作、今作のみが新作で友澤氏80作目の舞台脚本である。他の2作と異なり新作「心のかけら」は、今までに書いたことがない物語を書きたいとインターネットとヴァーチャルリアリティーの中間辺りを仮想領域とするメタバースを梃に、我ら現代人の不確かな記憶・愛が描かれる。(追記2023.9.16)
俺たちはどう生きるか!
株式会社L4
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2023/09/06 (水) ~ 2023/09/12 (火)公演終了
チョークで描く夢
TRASHMASTERS
駅前劇場(東京都)
2023/09/07 (木) ~ 2023/09/18 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2023/09/11 (月) 19:00
開幕直前のタイミングで「時代背景に基づく不適切な表現…センシティブな表現や大きな声・音が出るシーン…観劇中にご気分が悪くなられたお客様は…キャンセル・払い戻しも承らせて…」といった内容のメールがチケット購入先から届き、恐る恐る見に行きましたが、気分が悪くなるどころか、心がいっぱいに、目頭が熱くなる作品でした。
24時間テレビで放送された『虹色のチョーク』が同じ会社を取り上げたドラマということで、良い予習になりました。第2部がこの劇団の真骨頂でしたかね。既に代替わりして、障害者雇用ではベテランの域になっていながらも、まだまだいろんな問題に直面し、新たな気づきや成長の多い波乱万丈の物語に、見ているこっちはハラハラドキドキ。怖い近未来予想が得意の劇団ですが、たまにはこういう心あたたまる系もいいですね。
煙突もりの隠れ竜
壱劇屋
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2023/08/31 (木) ~ 2023/09/03 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
大阪公演の口コミを読んで観てみたいと思い東京公演を当日券で観劇。
確かにすごく面白かった!観れてよかったと思えた作品でした。
絵本の中のような世界観が好き。
お話が進むにつれて、どんどん世界にのめり込んでいってしまった。
人間側・幻獣側と様々な性格のキャラクター達が入り乱れて観劇後、全てのキャラがたまらなく好きになった。
アクションもすごくてアクションモブの人達のダンス、殺陣と素晴らしかった。
ぜひまた観たいので再演してほしいと思える作品でした。
ガクヤ
ナミプロ
劇場HOPE(東京都)
2023/09/12 (火) ~ 2023/09/17 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2023/09/12 (火) 17:00
team薔薇 を観劇。 60分が長く感じたわけではないが自分の好み的には30分でも良かった気はする。ただ基本経過が面白い芝居かなとも思うので長く感じなかったのだから60分はいい時間なのかもしれない。
名前を呼んで、もう一度
ブルー・ビー
銀座タクト(東京都)
2023/09/12 (火) ~ 2023/09/13 (水)公演終了
名前を呼んで、もう一度
ブルー・ビー
銀座タクト(東京都)
2023/09/12 (火) ~ 2023/09/13 (水)公演終了
実演鑑賞
きゃんどる観劇。芝居そのものは星★★★★。スタッフへのダメ出しは観客が帰った後でやるべきでは。聞いていて嫌な気持ちになります。折角の芝居が台無しです。
名前を呼んで、もう一度
ブルー・ビー
銀座タクト(東京都)
2023/09/12 (火) ~ 2023/09/13 (水)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
面白い、お薦め。
サスペンス ミステリィを思わせる説明で興味を惹くが、 自分には微妙な印象。と言うのもシチュエーションやエピソード(高齢者施設への入所、両親の離婚等)が最近観た演劇に似ており、新鮮味に欠けたからである。結末は異なるが、それだけ この問題の深刻さを表しているとも言えるのだが…。
アコーディオン(DANサン)の生演奏、劇中で歌う曲(うちにかえろう)に手話を交えるなど、多くの人に観てほしいとの気持が伝わる。また銀座TACTという雰囲気がある会場(ライブハウス)、天井のミラーボールが回転し煌びやかな光彩を放つ。観(魅)せることに 力 を入れた演出だ。
(上演時間1時間)【きゃんどる】
俺たちはどう生きるか!
株式会社L4
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2023/09/06 (水) ~ 2023/09/12 (火)公演終了
『会議』『街角の事件』交互公演
Pカンパニー
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2023/09/06 (水) ~ 2023/09/12 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2023/09/12 (火) 13:00
座席1階
「会議」に続いて鑑賞。「会議」が別役作品の中でも上位に来ると書いたが、今作は「会議」を上回る切れ味だった。何げなく発せられている言葉が場の空気を一気に変えたり、登場人物の立ち位置を反転させたりする。このように緻密に組み立てられた戯曲を味わうことができるのは、ほかにはなかなかないと思う。
冒頭は「会議」と同じ裸電球付きの木製電柱とベンチ、そして踏み台。この踏み台に乗って、男が手旗信号をしているところからスタートする。おなじみのせりふ「ここで何をしているんですか」と声を掛ける、乳母車を押した女。ただ、母親らしくない黒い喪服のような出で立ちだ。なんだか嫌な予感がする(笑)
時間を追って、次々に新しい人物が登場する。看護師によって車いすを押されてくる男、「ただいま容疑者を護送しています」とアナウンスをしながら赤いロープに男をつないでくる男。この「容疑者を護送しています」という説明言葉が、後段とんでもない力をもって客席に迫る。言葉の仕掛けはこれだけでない。「会議」と同じように公衆の面前での殺人事件が起きるが、「私は引き金を引いただけ」「私はピストルを渡しだだけ」とか、言葉が重ねられることで、犯人は明白であるにもかかわらず、いったい誰が悪いのか分からなくなる。
どうなってるんだ!という混乱が頭に渦巻く。なぜかそれが爽快感?みたいになって満たされていく。これが別役中毒か。初めて別役作品に触れた人で、こんな中毒症状を呈してはまっていく人もいるに違いない。
シリーズ「べつやくづくし」を演じてきた俳優たちも、戯曲同様、切れ味が増してきている。緻密に組み立てられたせりふを力を抜いて自然に演じられると、戯曲の言葉のマジックが客席を直撃する力を持つようになってくるような感じだ。
1時間半の作品を見て、頭がしびれたまま帰途に就く。これはもう、完全な中毒だ。
ビートルジュース
松竹/フジテレビジョン
新橋演舞場(東京都)
2023/08/04 (金) ~ 2023/08/27 (日)公演終了
いつぞやは【8月27日公演中止】
シス・カンパニー
シアタートラム(東京都)
2023/08/26 (土) ~ 2023/10/01 (日)公演終了
俺たちはどう生きるか!
株式会社L4
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2023/09/06 (水) ~ 2023/09/12 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
面白い。
やりとりは多少冗長な感じはするものの、
本当に言いたいことをうまくエンタメに潜ませた
ストーリー自体に見ごたえがある。
いまは真面目な話というのはなかなか受け入れがたく、
何事もライトな方向に向かっていると思うが、
ライトなエンタメと思わせて、いきなり斬りこんでくる
その手法が見事だと思う。
非常に見やすく、考えさせられるという点で価値が高い。
煙突もりの隠れ竜
壱劇屋
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2023/08/31 (木) ~ 2023/09/03 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
マジ、タイツの印象が強すぎ!本編の良さは、全て塗り替えられました。
嘘です!本編、すっごく良かったです。
ホントに不死鳥美しかったです!
そして、九尾もまた美しかったです。
さらに、たぬき、お兄さん(弟か?それとも、、、親父さんか?)が客席にいらしてました。
幻獣でも身内の出演は気になるみたいですね!!
引き結び
ViStar PRODUCE
恵比寿・エコー劇場(東京都)
2023/08/23 (水) ~ 2023/08/27 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
1度中止になった公演、その為、次回作を先に観てしまっていたので、
ネタバレではないですが、所々の関係性などがわかっていましたが、
そして、ちょっと切ない結末でしたが、それでも良かったです!
最初にこっちを観ていたら、また違った感想になっていたように思います。
新・ワーグナー家の女
Brave Step
アトリエ第Q藝術(東京都)
2023/08/30 (水) ~ 2023/09/03 (日)公演終了
トラベルモード
sitcomLab
上野ストアハウス(東京都)
2023/09/04 (月) ~ 2023/09/10 (日)公演終了
俺たちはどう生きるか!
株式会社L4
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2023/09/06 (水) ~ 2023/09/12 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
う~ん、扱うテーマはいいんだけどな
スマホ依存とか、武装集団の資金源のレアメタルとか(話が飛躍するが)
主張には賛同できる
しかし、あまりにエンタメ要素追い求めすぎて、学芸会的ドタバタの色彩が濃く、それで終わってしまった
会場スタッフは大変丁寧だった
ミュージカル『ファントム』
梅田芸術劇場
東京国際フォーラム ホールC(東京都)
2023/08/14 (月) ~ 2023/09/10 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
本作の最大の特徴は、ロイド・ウェバー版「オペラ座の怪人」のあくまで悪の世界に住む不気味な怪人と違い、音楽を愛する純真な怪人を創り出したところにある。城田優は子どもっぽい声と口調で、ファントムの無垢を表現していた。
ふるあめりかに袖はぬらさじ
松竹
新橋演舞場(東京都)
2023/09/02 (土) ~ 2023/09/26 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
大竹しのぶのちょっと蓮っ葉でかわいげのあるお園が光る。杉村春子の持ち役だったが、いま杉村春子を継ぐ存在と言えば、まず大竹しのぶに指を折るだろう。そういえば「女の一生」も大竹しのぶが継いでいる。
話は、客の期待や店主の求めのままに、あれよあれよと「攘夷女郎」の美談をお園が作り上げていく。もともとおしゃべりで芸達者のお園の持ち味がそこに発揮されるわけだが、彼女には悪気も迷いもない。すべては成り行き任せで、お園に葛藤がないから、話の深みにかける。
有吉佐和子は「恍惚の人」「複合汚染」を読んで、僕は大変な才女だと敬服している。しかし文壇的には「物語性は強いが、人間の掘り下げ(特に作家自身の内面)がない」とみられていたらしい。そういう有吉の長所と弱点がよく出た作品である。ただ、女性が引っ張る芝居であることに有吉の女性としての矜持とが見える。亀遊(美村里江)と藤吉(藪宏太)の恋が、物語を動かす源だが、この恋の主導権も、異人の身受けを嫌ってさっさと死んでしまう決断力も亀遊のものである。
時代の風潮が美談をこしらえてしまうという社会風刺性も、社会批評家・有吉の面目躍如である。
「露をだにいとう大和のおみなえしふるアメリカに袖はぬらさじ」とは、よくできた歌である。元の話を書いたのは江戸末期から明治時代に活躍した戯作者・染崎延房だ。延房は著書『近世紀聞』で、亀遊(著書内では喜遊と表記)の死を臨場感あふれるお涙頂戴の記事に仕立てた。ただ、この本が出たのは事件があったという年の12年後。典拠も「噂話」とある。史料では亀遊という女郎が実在したかどうかも不明、というのが本当のところだ。1900年の「文芸倶楽部」に橘家円喬の人情話として載っている。