鍵泥棒のメソッド→リブート
ニッポン放送
本多劇場(東京都)
2024/01/11 (木) ~ 2024/01/21 (日)公演終了
教師ノシカク
総合学園ヒューマンアカデミー大阪心斎橋校 パフォーミングアーツカレッジ
近鉄アート館(大阪府)
2024/01/20 (土) ~ 2024/01/21 (日)公演終了
教師ノシカク
総合学園ヒューマンアカデミー大阪心斎橋校 パフォーミングアーツカレッジ
近鉄アート館(大阪府)
2024/01/20 (土) ~ 2024/01/21 (日)公演終了
僕らの星-ボクラノセイ-
Actoring Be
千本桜ホール(東京都)
2024/01/18 (木) ~ 2024/01/21 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
素晴らしかったです。ぼっちの話、すごくよかったです。リアルで迫真の演技で久しぶりに「演劇ってやっぱりいいな…」と思いました。葬儀場というシチュエーション、いいですね^^
境界
劇団夢現舎
新高円寺アトラクターズ・スタヂオ(東京都)
2024/01/06 (土) ~ 2024/01/14 (日)公演終了
ビバ!小町さん
劇団ドラマ館
多摩市立関戸公民館・ヴィータホール(東京都)
2024/01/13 (土) ~ 2024/01/14 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
感想遅くなりました。とても良かったと思います。心暖まる内容で楽しく力を抜いて見られました。小町さんの娘さんのいきさつは悲しいですが、一歩を進む前向きなシーンもあり良かったです。優しい時間ありがとうございました。
すいません、どうかしてました。
大人の麦茶
新宿シアタートップス(東京都)
2024/01/12 (金) ~ 2024/01/17 (水)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
感想、遅くなりました。事件の解決に向かう大人たちの心の整理、再生のお話に感じましたね。本ストーリーの幽霊事件もちょっとかわいそうなお話なのですが、ラストハッピーエンドになって良かったです。皆さんの熱演はとても伝わりました。
みえないくに
公益社団法人日本劇団協議会
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2024/01/18 (木) ~ 2024/01/21 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
「オデッサ」に引き続き言葉のドラマだ。同じ池袋の東京芸術劇場、大劇場のプレイハウスでは三谷幸喜、地下のシアターイーストでは、今年が楽しみな鈴木アツト。上がベテランの客受け狙いのコメディなら、地下はユニークな視点の現代劇だ。
こちらの素材になった言葉はグラゴニア共和国だけで話されているグラゴニア語。人口も60万と数が少なく、まだグ日辞典も日グ辞典もない。その言葉に魅せられた翻訳者(壮一帆)が小さな出版社で定年前最後の仕事にしようと熱意を燃やす編集者(土居裕子)とそれを引き継ぐ編集者(田中愛実)の応援を経て初の辞典を刊行しようとしている。この国にはこの言葉で書かれたノーベル文学賞級の女流作家の未紹介の作品もある。イメージだけで出てくるこの女流作家(岡千絵)が「みえないくに」の孤立言語の作家らしい味を出している。
翻訳者と出版社の出版契約が整ったところで戦争が起きる。グラゴニアが侵略国となって、世界の敵になったのだ。留学した翻訳者は、あのような善良な国民たちが侵略するとは信じられないというが、言葉も知られていない国のことゆえ、衆寡敵せず、国連の下でこの国はなかったことになってしまう。現代のSNS状況を張り付けた展開で、出版社も叩かれては存続も怪しいと社内論争の末、辞典の刊行も中断してしまう。
信頼できると思っていた現地の作家もあっさり侵略側に回ってしまって、その理由が不明なところなど、こういう事件にありがちの日本的空気をついている。話の展開はかなり乱暴なところもあるのだが、永井愛流の風俗模様で現在の世界情勢や、日本の国際音痴ぶりを面白くドラマ化していて、結構客も面白がってみている。1時間45分。文化庁の助成があったためか、俳優の配役も贅沢で、楽しんでみられる。文化庁が演劇に口を出すと、新国立劇場のようにむやみに金をばらまくだけで、ろくなことにならないが、助成金で演劇人たちに海外を体験させる事業は成功している。
せっかくの舞台の公演も上の劇場に比べればわずか五日ほどだし、小屋も小さく入りも七割ほどだったが、この作・演出の鈴木アツトは、頭でっかちになりがちのテーマも素材の取り方も、作劇術も、ダンスや舞台美術を芝居の中で生かす手法も新鮮で期待できる。
「売春捜査官」
Last Stage
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2024/01/17 (水) ~ 2024/01/21 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
2回目。
2017年8月、「なんかやる制作委員会」による『空想ペルクライム/Les Nankayaru』が中目黒キンケロ・シアターにて上演された。脚本・演出の花奈澪さんはウサギの縫いぐるみを頭に被り一言も喋らない。(確か口が利けない設定だった)。高校生の青春モノで、好きな男子が苦しみ足掻いているのを救う為にラスト飛び降り自殺する。(彼女の中では自分が犠牲になることで彼の苦しみが軽減すると信じている)。何か哀しくて病んだ純情が忘れられない余韻。
その時の好きな男子役・白柏寿大(しらかしじゅだい)氏が今回のゲストだった。185cm!!
面白い。色々と考えさせられた。吉田翔吾氏は凄えな。有無を言わせない。勿論、丸山正吾氏も名アシスト。青柳尊哉氏が人気あるのはよく分かる。
今作は照明がかなり重要で、ありとあらゆる工夫を凝らしている。素晴らしいセンス。プロフェッショナル。
長渕剛の『乾杯』っぽいSEだったり、音入れも興味深い。
花奈澪さんのジッポの火が点かなくて2回やってすぐに煙草の流れを放り捨てた判断力の速さ。そういうことだよな。正解を探すのではなくて、自らの動きで正解にする力。
「女は命令なんかで動かんよ。」
浜辺のシーンはThe ピーズの名曲、『日が暮れても彼女と歩いてた』を感じていた。
何にもいらない もう他にはいらない
彼女がまだそこにいればいいや
日が暮れても彼女と歩いてた
気がふれても彼女と歩いてた
ストレンジャーズ イン ザ ナイト
スラステslatstick
駅前劇場(東京都)
2024/01/16 (火) ~ 2024/01/21 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2023/01/19 (木) 14:00
おバカな笑い満載+環太平洋のみならず宇宙にまで広がる壮大なストーリー。セットに頼らず、役者の演技だけで全てを表現している見事なステージとしか言いようがありません。映画化したほうがいいんじゃないか!
おしてるや ~君を想ふ~
真紅組
道頓堀ZAZA HOUSE(大阪府)
2024/01/19 (金) ~ 2024/01/21 (日)公演終了
満足度★★★★★
だからZAZAなんだと最後に思えた‼️とても良かった‼️Wコールも有り、みんな(当然私も)の満足さが伝わってきた😊
週末の疲れた心がホコリできて、大満足‼️おすすめです😋
元彼鎮魂歌〜モトカレクイエム〜
Mayolesque
中目黒キンケロ・シアター(東京都)
2024/01/19 (金) ~ 2024/01/25 (木)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
劇中で歌われていた、[元カレ] の歌が、帰り道、頭の中に浮かんできて口ずさんでしまいました。
残る感じの、ウキウキする、軽やかなメロディーです。
鎮魂歌という題名なので、復讐劇のドロドロかと想像していましたが、爽やかでした。
個人的に、一番おもしろかったのは、石原慎一さんの演技と歌でした。
笑えました。
ネタバレになるので書けないですが、怪しい、うさんくさいところがうまいなあ、と思いました。
どんなストーリーになるのかと想像していましたが、全く予想もしない展開でおもしろかったです。
大好きなミュージカルが思う存分聴けて、とても満足の舞台でした。
舞台「Go back to Goon Docks」
舞台 「 Go back to Goon Docks」 2024 製作委員会
EX THEATER ROPPONGI(東京都)
2024/01/11 (木) ~ 2024/01/21 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
「チックジョ~」「桜の森の満開の下」観劇。
「チックジョ~」敵も味方も入り乱れてのドタバタ劇。上の命令に怯えつつ、敵にひるみ、そして、女に振り回される。馬鹿で可愛げある男たち。それでも必死に走り回る姿は、前向き元気!客席からは絶えず笑いが起こっていた。(隣の席の若い女性は始めから終わりまでずっーーーと笑い続けていた。私はそこまで笑えないが。)
「桜の森の満開の下」対しこちらの舞台は絶えず悲しみや苦しみ、やり場のない想いに溢れていた。(重いだけではないが)
むせかえるほどの桜を想像させる演出、美しいよりその中に呻きや冷たい視線、恨みや哀しみ、一人に向けられたそれらが渦巻いているように感じられた。
どちらも上演時間が長く、短期間に三本の上演はかなりハード!西田作品、AND ENDLESS時代にもつながるストーリー三作同時上演は当たり前であったが、それでも相変わらずこなしている田中・村田両氏は凄い!個人的に田中良子さんは"様"を付けてしまうくらいその存在感、演技力に惚れ込んでいるのだが、今回も充分過ぎるほど堪能させて頂いた。特に"桜の"彼女の役は妻と母と女、息子に対する心の歪みから自分を壊し続けていく姿が切な過ぎた。
ストレンジャーズ イン ザ ナイト
スラステslatstick
駅前劇場(東京都)
2024/01/16 (火) ~ 2024/01/21 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
元女子プロレスラー3人がそれぞれ第二の人生を歩んでいたが、そんな彼女たちにトークイベントのオファーが舞い込んで、といったコメディタッチの物語と思っていたが…。少しネタバレするが、ほぼ素舞台、暗幕で囲い あるのは横長の箱が2つ。情景に応じてパイプ椅子が持ち込まれるだけ。出演者は5人(女優3人、男優2人)、演技力が求められるところだが、何となく ゆる~く演じているよう。しかし、それが敢えての演技で、一人ひとりの個性であり生き様が感じられるといった不思議な魅力がある。上演時間は約2時間だが、飽きさせることなく展開していく。
素舞台だが、上手に或るモノが現れた時からSFの不思議な世界へ誘われる。チラシにある「地球の存亡をかけた戦いが始まった!」のだ。人は外見によって惑わされることなく、その人間(本)性を見極めることが重要。地球存亡の戦いは、惑わされ疑心暗鬼になる<心>との戦いでもある。
歌ありアクションありの魅せるシーンもあり、笑わせ楽しませる、そして少し考えさせる公演だ。カーテンコールでネタバレしないようにとあり、「元・悪役女子プロレスラーVS宇宙生物‼」は、ぜひ劇場で。
アンネの日
serial number(風琴工房改め)
ザ・スズナリ(東京都)
2024/01/12 (金) ~ 2024/01/21 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
男性糾弾のメッセージが飛び交うかと思いきやバランスの取れた学びの多い舞台だった。終活に励むような年齢になって女性の生理の勉強をしても学んだ知識を応用する機会がないのが残念ではある。
まあしかし「生理の負担(と出産の苦しみ)がない代償として神はいくつかの能力を男性から奪った。優しい心、他人への共感能力、協調能力、コミュニケーション能力…」と考えると少し男性にも同情の余地が出てくるような気がしませんか。…しないか、残念。
推しの瑞生桜子さんは透明感を保ちつつ大人になっていて、そのまま成長されることを願うばかりだ。他の7人の方々(ひとからげで御免)も役者さんってうまいものだと久しぶりの観劇に感心の連続だった。
おまけ:アンネ株式会社は、かつて存在していた、ナプキンやタンポンなどの生理用品を製造・販売する会社。1993年(平成5年)に東証1部上場のライオン&ユナイテッド製薬(日本)株式会社と合併した。
2002年(平成14年)ライオンが生理用品から撤退、エルディタンポンをユニ・チャームへ譲渡。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
舞台「Go back to Goon Docks」
舞台 「 Go back to Goon Docks」 2024 製作委員会
EX THEATER ROPPONGI(東京都)
2024/01/11 (木) ~ 2024/01/21 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
「桜の森の満開の下」を観劇
原作からレトロな雰囲気の公演をイメージしていたのですが、まるで2.5次元舞台を観ているかの様、若さ溢れるパワフルな公演でした
それでも原作にある妖しい狂気の流れを汲み取った作品である事は間違いなく
頭で考えるより目と耳に飛び込んでくる美しさに酔いしれたという感じ
生の迫力で実際には眠気が起こる事はなかったし、舞台上から役者さんの視角に入ってしまうと失礼極まりないのだけれど、もし うつらうつら彷徨いながら観ると妖艶な世界観が現実と渾然一体となって、さぞかし気持ち良いのではないかと想像してみたり
ただ船を漕いだりすると周りの迷惑にもなるので、このうつらうつら方式には高度な観劇テクニックが必要かなぁと
鍵泥棒のメソッド→リブート
ニッポン放送
本多劇場(東京都)
2024/01/11 (木) ~ 2024/01/21 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
面白かったです。どこら辺が「リブート」なのか、なぜ「リブート」がついているのか分かりませんでしたが(調べたらいくつか意味があったので)再起もしくは再起動と思っていいのかな。
ちょっとしつこい(私には)ギャグみたいなものもあったのですが、許せるギリギリのあたりをついてくるので、面白いほうが勝って、最後までハラハラドキドキでした。
「昔は赤坂の方で刑事さんが・・・」とか「朝7時新宿郵便局前」とか知っている人なら笑えるネタもあって、もっと色々詳しい人ならもっと笑えたのかもしれません。
ウィキッド
劇団四季
JR東日本四季劇場[秋](東京都)
2023/10/19 (木) ~ 2024/01/27 (土)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
オズの魔法使いの前日譚ということだが、途中からオズ本編の裏話になっていく。そしてすべてが最後はつながる。すべての伏線を回収して見せるストーリーが非常に巧み。西の「悪い」魔女の親友だった、南の良い魔女が、けんか別れや憎しみもないのに、なぜ西の悪い魔女の「死」を祝福しているのだろう?と、見ながらずっと疑問だったが、その疑問も最後にはほどけた。
オデッサ
ホリプロ
東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)
2024/01/08 (月) ~ 2024/01/28 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
笑いに次ぐ笑いのうえに、ミステリーは意外な展開を見せる。それで終わったかと思うと、最後にどんでん返し。100分、十分に楽しめる。ただ三谷幸喜は今回もメッセージをこめることには非常に禁欲的である。ニール・サイモンのように。
殺人事件の取り調べ。互いに話の通じないアメリカ人警部(宮澤エマ)と日本人容疑者(迫田孝也)、日英両語ができる青年(柿澤勇人)が、日本人を救おうと間に立って悪戦苦闘する。数十年前の最初の思い付きは、日中戦争中の中国での、日本人と中国人の話だったそうだ。間に立った通訳が、戦闘を避けようと嘘の通訳を繰り広げて、爆笑コメディーになる。この設定なら、笑いだけではなく、戦争回避という大きな目的を背景にした、奥行きのある話になったと思うのだが。「笑いの大学」のように。
みえないくに
公益社団法人日本劇団協議会
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2024/01/18 (木) ~ 2024/01/21 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
ケストナーやスターリンなどの評伝劇で、近年急速に頭角を現した鈴木アツト氏が、評伝劇とは違う、現代の世界と翻訳の問題に切り込んだ。日本の敵どころか「世界の敵」になった国の言葉を広める辞書を作ることは、日本国民を敵に回し、会社もつぶれるのではないか。ロシア語・ロシア文学をめぐる現在のジレンマを、架空の小国の話に置き換えて、敵とみなしたら、その国に関わる全てが否定されてしまう現代の極端な風潮を見つめ直させる。なかなか難しい課題に取り組んだ意欲作である。グラゴニアが隣国に侵攻した、というところで、舞台三方の大きな本棚が倒れて、どばーッと本が散乱する演出は、ダイナミックだった。
架空のグラゴニア語をいろいろ肉付けして、舞台に乗せたのは面白かった。日本語は、雨に関する言葉がたくさんあるが、グラゴニア語は物のにおいについての単語が豊富なのが特徴とか。「ムルケアス」ということばは、「老木の香おり」の意味で、同時に「老人の生きた時間」という意味があるとか。このマイナーな言語を学ぼうと、べてらん編集者(土居裕子)が、家じゅうの物に、グラゴニア語を買いたポストイットをつけていた、というのは「なるほど!」と思った。モノになりそうな学習法だ。
一方ストレートな議論中心で、遊びというか、芝居にゆとりがないのが残念。人物の生活と感情にもう少し厚みが欲しかった。