下町紙飛行機
有機事務所 / 劇団有機座
阿佐ヶ谷アートスペース・プロット(東京都)
2024/01/26 (金) ~ 2024/01/28 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
高度成長期に大きくなって、時代の流れとともに廃業になる下町企業のホームドラマ的舞台、実に見事。長尺でしたが、時間の長さは感じませんでした。ちょっと経済の勉強にもなりました。
ガス灯は檸檬のにほひ
椿組
ザ・スズナリ(東京都)
2024/01/25 (木) ~ 2024/02/04 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
明治維新で全てがひっくり返って、意識改革が必須の時代の群像劇。いや~グッときました。ちょっとファンタジーも入っているけど、実にリアルに響きますね。勉強になりました。
シラの恋文
シス・カンパニー
日本青年館ホール(東京都)
2024/01/07 (日) ~ 2024/01/28 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2024/01/28 (日) 12:00
全体の千秋楽に3度目の観劇。やはり終末感が溢れるが、純愛のイメージもあるなぁ。101分。
流れは分かっていたので、細部を気にして観ていたのだが、草彅の丁寧さや、大原の純粋さが見えた気がした。ベリーラストだからなのか、ちょっと遊びも交えた舞台で、役者に余裕があったように思う。パンフレットに書いてあったが、「シラノ・ド・ベルジュラック」よりトーマス・マンの「魔の山」をベースにしているんだと思うと、流れは分かりやすい。
カンテン「The Foundations」
カンテン事務局(Antikame?)
座・高円寺1(東京都)
2024/01/24 (水) ~ 2024/01/28 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2024/01/27 (土) 19:00
<Select B:閉>を観た。昨年の「視点」と同じ様な企画で、2劇団を観る。(1分押し)前説2分(つなぎ3分)50分(つなぎ4分)57分。
こそ会『ゆうてん』はアンデルセンの「すずの兵隊」を、ある意味で丁寧に舞台化した。エンディングをどう見るかで、一種新たな視点を提示しているとは思う。
The Stone Age ブライアント『あなたは何も悪くない』は、オウム真理教事件がベースの物語。サンモールスタジオで上演される Crime シリーズの別バージョンという位置付けだが、結構辛い物語が展開される。
後者に出演の前有佳が目当てで見に行ったのだが、目当てとは違った芝居も観られるのがこういう企画のいい所。こういった企画はドンドンやってほしいと思う。
野に咲く花なら
株式会社ファーストピック
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2024/01/24 (水) ~ 2024/01/28 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2024/01/28 (日)
シアターグリーンにてファーストピック『野に咲く花なら』を観劇。
「1日はあなたにも24時間、私にも24時間。同じ24時間をどう生かすかに人としての価値がある」。フライヤーに載っていたこのメッセージだけでなく、本編の中には心に刺さる台詞が数多く登場し、終始様々な感情に揺さぶられる見応えのある作品であったと感じました。人としての大事なことに気付かされる内容。これは多くの人が観るべき作品かと。
指定難病・筋ジストロフィーの患者達が集まる病棟を舞台とした実話に基づいた作品というだけあり、とてもデリケートな内容でありながらも、現場の様子を忠実に、且つ、絶妙なバランスで描いた優良作品。個人的にこういう“学べる演劇”は大好きなのです。
人間誰もが色々な問題と直面しながら生きているわけですが、時には逃げ出したくなる気持ちも生まれるもの。生き方や人生観は人それぞれですし、逃げたり辞めたり放り出すことで解決する可能性もある以上、逃げる選択肢も決して間違っているとは言えないのでしょうが、劇中に出てくる患者の「あたし達はどこに行ったって筋ジスから逃げられやしない」という台詞にはハッとさせられました。確かに、逃げるという選択肢すらない場合もあるわけで、逃げる選択肢があるだけ幸せなのことなのかもしれないな、、と感じてしまいました。ただ、だからといって安易に逃げる選択をするのでなく、筋ジス患者のように、逃げられないからこそ、今ある現実を受け入れ、その中でどう生きるかを考える。まさに「24時間をどう生かすかに人としての価値がある」という核となる部分かと感じました。こういう作品を観ると、嫌という感情や悩みは生きているからこそ生まれるものであって、それを含め、平凡で変わらない日々こそが幸せであるということに気付かされます。
前日に拝見したALL GREENさんの作品からも「1日1日を大事に生きよう」というメッセージが伝わってきましたが、今回のファーストピックさんの作品を観終えた後も同じような感情になりました。ただ、似たようなテーマであっても、方や完全に空想の世界で描かれた創作モノ、方や実際のモデルが存在するドキュメンタリーものと、全く異なる手法で描かれた作品であるのが面白いところです。どちらとも強いメッセージ性が秘められているのは間違いなく、両者とも秀逸で価値ある作品かと感じます。今回の『野に咲く花なら』という作品に限ったことで言えば、実際に筋ジストロフィー病棟の日常を覗いているかのような人と人との繋がり、苦悩や葛藤、喜びなどが感じられ、とてもリアリティ溢れる一本であったということかと思います。一方で、なかなか重いテーマであるにも関わらず、随所にほっこりする笑い要素やポップなBGMが散りばめられており、バランスの良い素晴らしい作品であると感じました。病棟のシーンだけでなく、主人公の家庭の中での日常シーンも良いアクセントになっていたような気がします。やはり人間は色々な人に支えられながら生きているものだなと。
大変失礼ながら、カンパニーだけでなく、キャストの皆様もほとんど全員が初見(ザ・ギースのお二人のみテレビで拝見して知っている程度)でしたが、プロフェッショナルな素敵な役者さんたちが揃っており、非常にクオリティーの高い作品だと感じました。中でも山下聖良さん、乙木勇人さん、兵頭有紀さん、板橋廉平さんの役に成り切った自然体の演技はお見事。山下さんのシーンによってメリハリをつけた(心情を上手く表現した)演技が全体の印象をより高めていたような気がします。また、岡まゆみさんのナレーション調の丁寧な解説はとても聴きやすかったですし、圧倒的な存在感がありました。この他、森奈々香さんの熱演ぶりも印象に残りました。パンフレットを見ると、今回が初の商業舞台出演とのこと。非常に楽しみな役者さんかと思います。相澤瑠香さん演じる強気で繊細なキャラ、将平さん演じるユニークで癒やれるキャラほか、挙げればキリがないほどの一人ひとりの好演が素晴らしかったです。機会があれば、他の作品で他の役を演じられているお姿も拝見してみたいところです。
当日パンフレットには「決してお涙頂戴の内容ではありません」とも書かれていましたが、客席のあちらこちらから鼻水を啜る音が聞こえてくるほど涙腺が緩む大きな感動や活力を与えてくれた作品だと思いました。本作のモデルとなった長谷川幸夫さんの詩集の配布も非常に嬉しいサービス。じっくり読ませていただきたいと思います。
オプティーマへようこそ!
A.R.P
シアター・アルファ東京(東京都)
2024/01/24 (水) ~ 2024/01/28 (日)公演終了
境界
劇団夢現舎
新高円寺アトラクターズ・スタヂオ(東京都)
2024/01/06 (土) ~ 2024/01/14 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
きょうかいをテーマの短編。いろんなきょうかいに脱帽。サービス満点な劇団さん。コメント遅くなってごめんなさい。良い時間をありがとうございました。
タイトル 愛にきて.
Bamboo Bee
小劇場 楽園(東京都)
2024/01/25 (木) ~ 2024/01/28 (日)公演終了
オプティーマへようこそ!
A.R.P
シアター・アルファ東京(東京都)
2024/01/24 (水) ~ 2024/01/28 (日)公演終了
カカフカカRagnarøk
カカフカカ企画
王子小劇場(東京都)
2024/01/24 (水) ~ 2024/01/28 (日)公演終了
タイトル 愛にきて.
Bamboo Bee
小劇場 楽園(東京都)
2024/01/25 (木) ~ 2024/01/28 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
重いテーマなのにコミカルで楽しい雰囲気の前半、そして後半に一変していくところが物凄く引き込まれました。
オデッサ
ホリプロ
東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)
2024/01/08 (月) ~ 2024/01/28 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
出演のお三方の完成度は本当に高かったです。今回も楽しい三谷作品でした。いつもチャレンジされていて頭が下がります。
ネイティブで無いため英語のことはわかりませんが、本当に難しいことをスムーズにやられているように見えました。お三方とも休む間もなく1時間45分を見事に演じていらっしゃいました。とても魅力的な演技をされていてこの先も楽しみです!
タイトル 愛にきて.
Bamboo Bee
小劇場 楽園(東京都)
2024/01/25 (木) ~ 2024/01/28 (日)公演終了
岸辺のベストアルバム‼︎
コンプソンズ
小劇場B1(東京都)
2024/01/24 (水) ~ 2024/01/28 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
ずっと前から東京AZARASHI団を観に行った際、星野花菜里さん関係でチラシが挟まれていた為、気にはなっていた。昨年チケットを購入していよいよ観に行く筈が事情があって行けなくなった。そして到頭今回観ることに。何故かメチャクチャ人気がある。開演前から行列、超満員完売。
笑いのセンスが自分好み、出ている役者も実力派揃い。キャスティング・センスも冴えてる。
春雨(はるれいん)というふざけた名前の女性(波多野伶奈さん)が書いた片思いの妄想ノート。彼女の妄想世界が展開される。そこに現れるジャスティン・バービーというふざけた名前のイマジナリー・フレンド(端栞里さん)。彼女にはやらなくてはならないことがあった。
「南極ゴジラ」の端栞里さんはルックスと使い勝手が良いのか売れっ子に。
子供をバスに乗せ幼稚園に送る同い年の三人の母親。偶然にも全員、子供の名前がソウ。しかも夏子(西山真来さん)、千秋(佐藤有里子さん)、冬美(笹野鈴々音〈りりね〉さん)と季節の名前を持つ。子供達が「地獄に送られる」と泣き叫ぶのが最高。
佐藤有里子さんは存在だけで超面白い。陰謀論者。
西山真来(まき)さんの佇まいも素晴らしい。
笹野鈴々音さんは鵺的の『バロック』が強烈な印象だった。
「人妻JK魔法少女りりちゃん!」
歌舞伎町でホストクラブを立ち上げた大宮二郎氏、スポンサーの星野花菜里さん、アドバイザーの近藤強氏、新人の藤家矢麻刀(やまと)氏、ドキュメンタリーを撮影している宝保里実さん。ダークマン機関?だかなんだかの歌舞伎町地下の鼠王国だかなんだか。
近藤強氏の宮台真司ネタが痛快。「いきなり脱構築か!」
カフェの店員、佐野剛(つよし)氏が個人的MVP。知り合いにかなり似ていて驚いた。ウィレム・デフォー系。
笑いの方向性が最高。星野花菜里さんは久々に観たが間違いない。
オプティーマへようこそ!
A.R.P
シアター・アルファ東京(東京都)
2024/01/24 (水) ~ 2024/01/28 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
千秋楽拝見しました。とにかくみんな元気で素晴らしいダンスでしたね。役者の皆さんが楽しそうで観ているほうも、楽しくなりました。暗い話題が多い年明けに元気になるお芝居で元気を貰いました。
オプティーマへようこそ!
A.R.P
シアター・アルファ東京(東京都)
2024/01/24 (水) ~ 2024/01/28 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
出演者さん達が一生懸命にダンスを踊っていたのは大変良かったです。また笑えるところがあって大変良かったです。
暗転が多かったのは気になりました。
オプティーマへようこそ!
A.R.P
シアター・アルファ東京(東京都)
2024/01/24 (水) ~ 2024/01/28 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
物語は 勿論面白いが,、やはり見どころはダンスシーンであろう。説明にあるオプティーマというホールで踊ることを夢見る少女たち、一方 そのホールで長年トップダンサーとして活躍してきた男の引退という新旧の心情を描いた王道ストーリー。
女子高生ならではの ありそうなシチュエーション---女子高内の対立というか苛め、それをダンス大会での競いに絡め(決着させ)る。同時に父親のダンスへの無理解、それを学業・進学と絡める といった分かり易い展開ゆえ 安定感のようなものがある。
ダンス大会での優勝を目指す、そのためダンスの練習をする。勿論 上手い者も居れば、そうでない者(初心者)も登場させ、日々の練習によって上達するといった姿を観せ共感を誘う。その意味では 女子高生の人間的な成長譚でもある。
多くのダンスシーン、それをダイナミックに観せるため広いスペースを確保する。そのためセットはなし---素舞台だが、後景に情景等を映し出し物語を支える。キャスト陣、特に女子高生役は演技とダンスの違った表現・体現で観客を魅了していた。公演は、幅広い年代層、演劇初心者は勿論 見巧者でも楽しめるような工夫をしており 好感がもてる。
(上演時間1時間40分 途中休憩なし)
岸辺のベストアルバム‼︎
コンプソンズ
小劇場B1(東京都)
2024/01/24 (水) ~ 2024/01/28 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
サブカルネタは結構、笑えたのですが
全体を通して振り返るとあまり印象に残らない。
前回観劇した舞台はある程度の軸が
しっかりしていたので観劇素人の私でも
心を揺さぶられるものがありました。
今回の舞台は難易度が高く、私には支離滅裂な
展開が続き、後半は飽きてそこにあのコスプレ。
ごめんなさい、合いませんでした。
タイトル 愛にきて.
Bamboo Bee
小劇場 楽園(東京都)
2024/01/25 (木) ~ 2024/01/28 (日)公演終了
となり、空き缶ひとつぶん
中央大学第二演劇研究会
RAFT(東京都)
2024/01/26 (金) ~ 2024/01/28 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
若者達のリアルな気持ちを描いたような作品で、面白かったです。
何となく分かるなぁと感じる台詞も多く、自分の過去に照らし合わせたり、考えさせられました。
どうすべきなのか、何を優先したら良いのか、葛藤やモヤモヤ、色々な思いが伝わりました。
役者さん達の一生懸命さも伝わってくる良い舞台でした。