最新の観てきた!クチコミ一覧

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GIRLS TALK TO THE END vol.4

GIRLS TALK TO THE END vol.4

藤原たまえプロデュース

OFF OFFシアター(東京都)

2023/11/01 (水) ~ 2023/11/05 (日)公演終了

実演鑑賞

面白かったです。

おどろ草紙

おどろ草紙

演劇集団よろずや

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2023/11/03 (金) ~ 2023/11/05 (日)公演終了

満足度★★★★★

よろずやさんがこんな内容をするとは…めっちゃ良かった‼️
すずきありささんの色気が半端なく(恋でもしてる?)見とれてしまいましたが、明治?時代のミステリー
犯人はなんとなく前半から中盤にかけて想定できたが、ミステリーファンには生唾モンで、あっという間の二時間強
次回は時代を変えたミステリーモンを希望

もう一度、僕を孕んで

もう一度、僕を孕んで

劇想からまわりえっちゃん

「劇」小劇場(東京都)

2023/11/01 (水) ~ 2023/11/05 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2023/11/04 (土) 14:00

生と性の物語、面白い。
なかなかのカオスが楽しめた。
歌とダンスシーンも事前にyoutubeで見ていたこともあって、心地よく迫力があった。

都立怪盗高専

都立怪盗高専

U・WA・SAの奴等produce

シアターOM(大阪府)

2023/11/03 (金) ~ 2023/11/05 (日)公演終了

満足度★★★★★

意外に面白かった‼️
ジェネレーションギャップを感じたものの、個人的には面白かった‼️
稲森さんサイコー😃⤴️⤴️
場所代回収ください😊

光への道は遠く

光への道は遠く

オフィスリコプロダクション株式会社

すみだパークシアター倉(東京都)

2023/11/02 (木) ~ 2023/11/15 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

「好男子の行方 ー三億円事件ー​」

開場は開演の30分前、自由席は前売りの整理番号順の入場。
2018年初演。

ステージをかなり狭めて使っている。これは狙いなんだろうが観ている方からすると収まりが悪い。もっと別の工夫をすべき。
昭和43年(1968年)12月10日、東京都府中でそれは起きた。日本信託銀行(現在の三菱UFJ信託銀行)国分寺支店から府中工場へ現金輸送車がボーナスを運搬中。25ミリの雷雨の中、午前9時22分頃、突如白バイ警官に車を止められる。「支店長宅が爆破された。車にダイナマイトが仕掛けられている可能性があるので確認して下さい。」だがそんなものは見当たらない。車の下に潜った警官は「ダイナマイトだ、逃げろ!」と叫んで乗っていた4人を退避させる。車の下からもうもうと白煙が上がる。その車に乗り込むと三億円の入ったジュラルミンケースと共にそのまま走り去った。
映画のオープニングのような鮮やかさ。若き犯人はピカレスクのヒーローとして一躍時代のスーパースターとなった。

事件の三日後、この現金輸送車に乗っていた4人が支店長室に呼ばれるところから舞台は開幕する。

支店長に若杉宏二氏。
次長に坂元貞美氏。
主人公的立ち位置の新入社員は銀(しろがね)ゲンタ氏。フルポン村上っぽい。
運転手に五島三四郎氏。
同乗者に杉木隆幸氏、筑波竜一氏、田中穂先氏。

MVPはノイローゼから奇妙な行動を取り続ける田中穂先氏。オウム真理教の青山弁護士を彷彿とさせる怪演。椅子の脚が一本折れるアクシデントもアドリブで乗り切った。

1975年、沢田研二が三億円事件の犯人役をやったドラマ『悪魔のようなあいつ』。脚本は長谷川和彦!大ヒットした主題歌「時の過ぎゆくままに」が流れるのは小ネタ。

世間体を気にする余り、嘘に嘘が重なっていく銀行コメディ。
是非観に行って頂きたい。

ネタバレBOX

昭和50年代のホームドラマみたいなノリ。喜劇にしても中途半端。オチもイマイチ。時代の空気をラジオから流れるヒット曲だけに頼るのも安っぽい。三億円強奪場面と少年のお通夜は絵で観たかった。

三多摩地区の不良少年達の総称「立川グループ」。窃盗グループのリーダー格の一人、関根篤(仮名)19歳。父親が交通機動隊員(白バイ隊員)だったがグレて鑑別所に入ったり指名手配されたりしていた。第八方面部隊の父親のヘルメットは事件前年、盗難に遭っている。
1968年12月15日、刑事2名が自宅を訪問。母親が息子は不在だと告げる。その後帰宅した父親と関根篤の口論を張り込みの捜査員達が耳にした。午後11時半、119番通報。父親がイタチ駆除の為購入していた青酸カリで自殺。
妹宛に2通の遺書、そして何故か母親の書いた遺書も見付かった。母親が青酸カリによる心中を持ち掛け、関根篤だけが騙されて飲んだと言われている。

「立川グループ」の一人、関根篤の友人18歳のZ。時効寸前、別件の恐喝容疑で取り調べたが到頭何も話さなかった。事件以降、彼が使った金は一億円近く。事件前までは父親がずっと入院、母親の働くスナックに金を無心しに行く程金に困っていた。

新宿でスナックを経営していた26歳のゲイボーイKことY。関根篤と親交があり、彼のアリバイを語った。スナック白十字に朝まで一緒にいた、と。

「立川グループ」の溜り場だった福生のバー、「あんず」のマスターF、当時28歳。父親が警察官。事件後、フィリピンに移住しクラブを経営する優雅な生活。

一橋文哉の『三億円事件』なんかも読んできたが、写真家の水谷幹治氏のブログでの推理が正解なんじゃないかと思った。

ちなみに平塚八兵衛が真犯人と追っていて毎日新聞にリークした牛乳配達の男は逮捕された後、アリバイが証明され警察の大失態となる。これが平塚八兵衛最後の事件となった。

モンタージュの写真は調布市のブロック工事会社社長のもの。事件時には死亡しており、関根篤に似ていた為使用した。
片思いの天使たち

片思いの天使たち

img

ザ・ポケット(東京都)

2023/11/01 (水) ~ 2023/11/05 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

丁寧な語り口のお話です。
「謎あり、友情あり、恋あり」の日常劇と公式のキャッチコピーにありましたが、本当にそんな感じでしたね。

SQUARE AREA

SQUARE AREA

壱劇屋

近鉄アート館(大阪府)

2023/11/04 (土) ~ 2023/11/05 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

凄かった!前回公演よりアンサンブルメンバーが増えた分身体表現パフォーマンスも増えててそれが近鉄アート館という大きな会場で魅せる作品用にブラッシュアップされてた印象を受けました☆感動的な物語だけど今回はドラマ性よりエンタメに特化したスクエリになったのかなと♪2016版ではいなかった新しいメンバーがスクエリの舞台に立つのは代表作だけにプレッシャーがあっただろうけどちゃんと「あのスクエリや!」と納得させてくれる演技を魅せてくれたのは嬉しかったです☆だからこそそこにベテラン山本貴大さんや河原岳史さんがいる意味は果てしなく大きくてその存在が醸し出す安心感はハンパなかったですね☆新たなシン・スクエリの誕生にバンザーイ\(^o^)/

プライマリーエチュード

プライマリーエチュード

Creative Company Colors

CBGKシブゲキ!!(東京都)

2023/11/01 (水) ~ 2023/11/05 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

劇中歌、ダンスと色々盛りだくさん。
純粋にエンターテイメントとして、楽しむのが良き。

三落シリーズ

三落シリーズ

三栄町LIVE

三栄町LIVE STAGE(東京都)

2023/10/31 (火) ~ 2023/11/14 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2023/11/04 (土) 14:00

初見のユニット。「A班」を観た。まひたん出演ということで観に行ったが、リアルでシリアスな二人芝居短編を3本。面白い、という表現が正しいかよく分からないが、面白い、と言っていいと思う。
105分(=イントロ3分,29分,34分,36分,エンディング3分)。
 全員でダンスのイントロの後、まひたん出演の『欠落。』。女子大4年生の智花は障害者対照のデリヘルで働くが、客として知り合った高杉が夢に出て来て…、の物語。障害者の性処理、という、ある意味当たり前のことなのに、滅多に取り上げられない話題を扱って興味深くて展開する。障害者の状況に智花が気づく場面がキモだな。
 続いて『安楽。』はALS患者の安楽死を行なった研修医と患者の物語。どう観るのが正解か分からないテーマを巧みに扱う。
 最後の『部落。』は東日本大震災で被災し家族を失った少女が高校生になった現在の物語。引き取った叔父も実は…、の展開だが、これが最もリアルでシリアスでキツかった。
 『安楽。』『部落。』は実話ベースと思われるので、『欠落。』も実話っぽい裏付けがあるような気がする。3作とも30分前後なので観ていられるが、1話を長編にされたらメンタルがやられると思う。
 『安楽。』で「ご察しの通り」というセリフがあったが「お察しの通り」ではないだろうか。

HOKUSAI and the Dr.Caligari

HOKUSAI and the Dr.Caligari

PSYCHOSIS

北千住BUoY(東京都)

2023/11/01 (水) ~ 2023/11/05 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2023/11/02 (木) 19:00

スタイリッシュなアングラ、と呼んでいるユニットだが、本作も月蝕歌劇団の作品をカッコよく上演。いや、面白い。89分(前説4分を含む)。
 月蝕では『カリガリ博士』というタイトルで上演された作品らしいのだが、月蝕では観てない。焦点を葛飾北斎と娘を軸とした物語に潤色してはいるが、アングラテイストはいっぱい。北斎の物語とカリガリ博士の物語を交錯させるあたりは高取英の発想が凄い。元は風呂屋だったというスペースを活かして、場内のいろんなところで色々なことが起こっていて全てを観ることができないという面白さ(?)もあったりする。押しの大島朋恵は本作でも大活躍だが、主宰の森永理科がリスの格好をして出てきて、どこかで観たことがある、と思ったら手塚治虫「0マン」だった。
 本ユニットがスッカリ気に入ってしまったが、旗揚げ公演『ドグラマグラ』を観損ねたことだけが悔しい。

GIRLS TALK TO THE END vol.4

GIRLS TALK TO THE END vol.4

藤原たまえプロデュース

OFF OFFシアター(東京都)

2023/11/01 (水) ~ 2023/11/05 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

今シリーズを初観劇。期待はしていたけど想像のはるか上を超えてきた。傑作です。後半の怒涛の展開たるや...。一瞬たりとも目が離せない80分。「括目せよ」って感じです。

実は劇場がOFF・OFFシアターと知って「代表作なんだし、もっと広いところでやればいいのに」と思っていたのだが、いやはやとんでもない、このキャパがベストマッチなんだと観終わってから思う。女子6人の会話を覗き見ているようではないか。前回のvol.3はシアター711だったようだが、あそこは多少奥行きがあるからOFF・OFFの方が舞台と客席が近くてこちらの方が相性が良かったかもしれない。何しろこの作品はセリフは言うに及ばず、役者の表情の変化も見逃せないのだ。
そういえばこの間『演劇ターン』を読んでいたら、ある団体を主宰する女優さんが「この作品は絶対この劇場でやりたいと思った」みたいなことを書いていたことを思い出した。作品と劇場の相性ってあるんだな。

小劇場演劇を愛するすべての人に見てもらいたい作品だけど、小さい劇場で公演期間も短いし、せめて末永く再演を重ねてもらうことを切に願う。最高でした!



 

未踏

未踏

wonder×works

座・高円寺1(東京都)

2023/11/01 (水) ~ 2023/11/05 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

とても面白く、あっという間に時間が過ぎていました。サンドアートも美しく、楽しめました。

ずれ

ずれ

m sel.プロデュース

シアターシャイン(東京都)

2023/10/12 (木) ~ 2023/10/15 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

シェアハウスの悲喜こもごもの話というものでなく、心の中を繊細に描いた少しヒリヒリする物語でした。とても好きでした。

GIRLS TALK TO THE END vol.4

GIRLS TALK TO THE END vol.4

藤原たまえプロデュース

OFF OFFシアター(東京都)

2023/11/01 (水) ~ 2023/11/05 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

28年後の同窓会で女子高生時代のダンス部顧問を巡る暴露合戦が見所があった。

吉良屋敷

吉良屋敷

遊戯空間

シアターX(東京都)

2023/11/01 (水) ~ 2023/11/05 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

手当たり次第にあれこれ芝居を見始めた頃、あの気分は震災後のまだ余震を錯覚してしまうような時期だったが、はじめて遊戯空間を見たのもそんな時期で、とある寄席で行われた「仮名手本忠臣蔵」全通しがそれだった。
その後和合氏の詩の劇や、その他ユニークなパフォーマンスを観た。私が何に惹かれているのか、と自問してもうまく言えないのだが、伝統的演目でも現代詩でも、原典に対する折り目正しきリスペクトと、飽くまでもそこに立つ所から必然的に生まれる演出趣向に留めている事(という感触)、要はストイックさと言えるか。
「吉良屋敷」も飽くまで遊戯空間のその在り方をベースに、であるが、贅沢な舞台であった。吉良邸内という閉じた場での悲喜劇として描いた井上ひさしの作とは、同じ「吉良邸内」でも趣きが異なり、最終的に吉良側にシンパシーを覚える描き方をしている。そのあたりは意見は様々かも知れないが、閉塞感よりもむしろ広がり、多彩な場面から吉良邸の日常(と言ってもこの日はハレの日に当たるがそれも含めて)が浮かび上がり、趣向の数々が贅沢かつストイックに舞台を彩っている。
雪が降っている、と読み手が伝える。「その日」であると分かる。その瞬間までの十数時間が、それとは言及される事なく(なぜなら吉良邸の者はその日が何の日になるかを知る由もない)、淡々と時が過ぎる。

ネタバレBOX

琴が鳴っている。尺八が鳴る。篠笛、後半の緊迫の場面で呼び子が鳴る。そして、琴と、尺八。
シアターXのせり上がった舞台奥に襖戸、開いた中央に演奏者二人が見える。人物皆、和の正装。場割は細かく、登退場は歩いてその位置に付く様式で行なう。能の要素がある。舞台より下、左右端の床に立つのは二名、篠本氏、観世氏。ト書きを読む格好。物語の誘い手である二人の圧巻は後半、いざ討ち入りの後、演者は皆無言で動き、阿鼻叫喚の様は文章の読みで伝える。死体が累々と折り重なる。この作品の特徴と言えるのが、鎖帷子に身を包んだ浪士たちに討たれて行く吉良邸の要人ら一人一人の動きや吐き捨てた言葉、死に方、享年が読み上げられて行く描写だ。
残酷な末路はギリシャ悲劇もそうだがある種の高揚をもたらす。津波、ISによる処刑、悲劇的な場面は人を嗚咽させ、凝視させ、身体作用を促す。
赤穂四十七士がやった事とは何だったのか、義憤を晴らす爽快さとは異なる感情に襲われる。
役者のストイックが演技も良い。
この日はお茶会が催される日である。誰それは巷の噂(赤穂浪士が吉良家を討ち入る等という)を気にしてか今日は欠席された、あのお方がこの日を定めたにもかかわらず・・といった会話が交わされている。新しい女中が赤穂の者と通じていると指摘され言い逃れる場面もあるが決定的な事とは思われないあどけない少女。と、玄関が賑わしい。来客が並び、茶を点てる吉良。そして吉良上野介の子息・義周(よしちか)が舞いを披露する(ここは篠本氏の「謳い」をバックに)。宴席は盛り上がり、夜は更ける。赤穂の姿が近頃見えんが・・に、筆頭剣士答えて曰く、江戸の外れの本所では周囲から常に見張られていると思うべし、警戒怠りなきよう・・「何だか辛気くさくなったわい」「明日から心して掛かろうぞ」等の会話。
家人が寝静まった深夜、寅の刻と言うから午前四時(三~五時)、「火事だ~」という声で起こされた門番が突かれ、火蓋が切られる。やがて長屋に至り、出て来た者は次々と突かれ・・本丸の吉良の屋敷へ。
文章による克明な描写に、演出が際立つ。天井に固定されていたらしい襖がバラバラと吊られて揺れ、白装束が血(使ったのは墨汁)で染まって行く。動きは皆異なり、鎖帷子の黒装束4人が皆の前に立ちはだかり、無慈悲に殺されて行く。一人で太刀回りをやって倒れる者も、刀、薙刀を交す者も、能舞台に使う柱が上手から下手に三本、やや斜めのラインに並んで置かれているのだが、これに触れず、当てず見事にすり抜けていた。音使いの一つ、討ち入り場面ではハァハァという息が鳴って緊迫感を高める。音の特徴的な使い方は、一つが柝の音で場面転換ごとに頻出、朗読の内、一部が録音された声が流されている。これがひどく効果的であった。
紅二点の一人、古手の奉公人が現われる。屋敷内を歩き、次第に辺り一帯に重なる死体が見えて来て絶叫するのが、カタストロフの描き収めである。再び尺八が奏でられ、終幕となる。

終演後、役者たちは早々とロビーにてそれぞれ知己との挨拶をしていたが、コロナ時期を経て久しぶりの光景。こうありたい。
吉良屋敷

吉良屋敷

遊戯空間

シアターX(東京都)

2023/11/01 (水) ~ 2023/11/05 (日)公演終了

実演鑑賞

鑑賞日2023/11/03 (金) 19:00

価格6,000円

群像劇っぽくなっていたが、清水一学が印象に残った

未踏

未踏

wonder×works

座・高円寺1(東京都)

2023/11/01 (水) ~ 2023/11/05 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

国語学者の金田一京助は、啄木の舞台では、学友の役でよく脇役登場する。後年辞典編纂でも高名になった。この舞台は最近珍しい実話に沿った金田一京助の伝記劇である。金田一は日本のアイヌ語の未踏の分野に踏み込んだ学者で、言語と差別問題が賑やかな昨今、上演企画が上がったらしい。戯曲作者(八鍬健之助)は始めて見る人で北海道の出身という。あまり経験のないグループの新しい挑戦にあれこれ言うのも気が引けるが、二三感想を。
皆が実生活を話生半可に知っている時代を舞台に上げるのは実に難しいものだが。まず、斜めに正面をとって横長に組んだ舞台にちょっと張り物を出しただけで明治から昭和までの舞台を見せるのは、伝記劇は実録が基盤だからリアリティに欠けすぎる。登場人物はほぼ五十年も劇中年をとるのに、金田一を始め時代と共に変わっていかない。奥さんは旅館の若女将みたいだし、反抗する息子はタウンボーイである。見た目だけでなく年をとれば人間変わる。そこの面白さも伝記劇のポイントである。
日本家屋の上下(カミシモ)の設定’(皆無意識に配慮するものである)で演技するのは常識だが、出入りを始めまるで配慮がない。
脚本が焦点を見失っていて、アイヌの言語の研究秘話なのか、金田一本人の伝記なのか、学者の家庭のホームドラマなのか、大きく構えて言語を巡る歴史もの社会劇なのか、締まりもなければデコボコもない。アイヌ語を始め、日本辺境言語の研究(これは面白い話題だった)の研究の進捗もよくわからない。各エピソードが団子刺しになってしまっている。
肝心のアイヌ語の代表的なユーカラを語るところは、あるに違いないと大いに期待していたのにほんの一節おざなりにあるだけだ。言語伝承の話だけにたとえ三分でも上手くやれば全編大いに締まるのにと残念に思った。
と、目をつむりたいところも少なくないが、井上ひさし亡き後、久し振りに正統な伝記劇を目指す若いグループが出てきたことは今後に期待しなければなるまい。目新しく効果があったのはマッピング風のサンドアートの映像。客席は半分足らず、の反応だった。


吉良屋敷

吉良屋敷

遊戯空間

シアターX(東京都)

2023/11/01 (水) ~ 2023/11/05 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

とても良い時間でした。吉良さんのお芝居などは
沢山ありますが今回のお芝居はおすすめです。
次回作も楽しみにしています。

ハムレット 例外と禁忌

ハムレット 例外と禁忌

エイチエムピー・シアターカンパニー(一般社団法人HMP)

扇町ミュージアムキューブ・CUBE01(大阪府)

2023/11/03 (金) ~ 2023/11/05 (日)公演終了

満足度★★★★★

私の知っているハムレットを、良くも悪くもとても上手く表現していた‼️三時間半(休憩二回)と長いけど、長さを感じさせない内容
演技も皆上手い‼️
流石HMP ブラボー
アフタートーク聞けなかったのは残念😢

湾で泳ぐ犬

湾で泳ぐ犬

三俣婦人会

大阪市立芸術創造館(大阪府)

2023/11/03 (金) ~ 2023/11/05 (日)公演終了

満足度★★★

アフターデスとリアルがミックスされているのかどうなのかすらわからない展開で最後まで…
確かに犬🐶も途中で登場するのだが、題名とは結びつかず…
主宰の師匠も見に来ていたが、エレベーターで良くわからんかったと言うのを聞いてホッとした

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