最新の観てきた!クチコミ一覧

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くるくるかざみどり

くるくるかざみどり

爆烈★ひよこボックス

ぽんプラザホール(福岡県)

2023/11/25 (土) ~ 2023/11/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

生コメンタリーの回を観ました。制作の裏話も聞けて楽しかったです。役者さんからエピソードを集めて作ってる部分もあると聞いて、凄く納得しました。思わず「あるある!」と唸ってしまうような要素をデフォルメしながら散りばめつつ、ショッピングモールでの悲喜こもごもをこのような作品に落とし込む川口さんの才覚に、いつも以上に感服しました。役者さんの間合いも良いですね。客演さん、劇団員さんを問わず、たまに浮いているキャストの方がいますが(好みの問題もありますが)、そんな違和感を一切感じず、楽しく幸せな時間でした。
爆ひよは前回公演も観ましたが、前回は女性作家さんの手による繊細な脚本で、会場の雰囲気と相まってノスタルジックな印象でした。今回は打って変わって川口さんの面目躍如のコメディで、冒頭からひたすら笑っていました。次回の爆ひよはどんなふうになるのか、ガラパ本公演とともに目が離せないですね!

ネタバレBOX

まず、最初の一輪車のエピソードに胸を抉られました。一体どなたのエピソードなのでしょうか?実は私も同じような経験があって、優待券を貰ったので娘と一緒に歌劇ザ・レビューを観にIsland eyeに行った時、娘が福引でダイショーのインスタントリゾットを当てました。4食1パックを貰うと思いきや、なぜか10パック入りのダンボールを貰い(40食分)、バスで行っていたので置く場所もなく、そのままIsland eyeをうろつき、歌劇ザ・レビューシアターで観劇し、バスで帰りました。何の罰ゲームかと思いました。その後リゾットは実家の母やガラパ友達やヅカ友に分け与え、無事に賞味期限内に完食しました。仮にリゾットが一輪車だったとしても、同じように扱ったと思います。さすがに分け与えることは出来ないので、2nd STREETに持って行きますが。
迷子のひと、はみかちゃんじゃなくて、先輩の方ですよね?意外とそういうこともあるんだろうなぁと思いながら観てました。ゲームにハマりすぎるクズ彼氏ってありがちですよね。女性観客に不評だったとのことですが、さもありなん。うちは逆に私がスマホのラノベに夢中になって夫に怒られるパターンです。先輩役の渡吏さんの芝居が妙に嵌っていて、凄く好きでした。みかちゃん役も良かったです。
カヌレと骨、はちょっとブラック過ぎかなとも思いますが、めちゃくちゃ可笑しかったです。このふたつを掛け合わせるってどんなセンス?!焼き具合とか。最高でした!おじいちゃんも素敵な孫に恵まれましたね。
トイザらス、はもうお父さんはクズの一言です。首藤さんのお芝居は見事です。
あの花、は花屋の店長の能力はもはやファンタジーですが、無理筋でも強引に押していけばあるあるになってしまう力技を見た気がします。冨永さんがちょっと噛み過ぎだったのが残念ですが、役には嵌ってましたね。樅山さんのお芝居が安定していたと思いました。
フラッシュモブ、では皆さんのダンスが素敵でした。骨を落とすという流れはちょっとやり過ぎだと思いつつ。
誘拐したかも、は無さそうでありそうな感じが満載で、ハラハラしながら楽しみました。お父さんはクズですが、夫婦の掛け合いがピッタリで、まさにお似合いでした。そこに一輪車カップルが登場して、さらにカオスに!チャッピーのファンタジー展開にも度肝を抜かれましたが、小松菜電話の公務員のおふたりにも笑わせて貰いました。一輪車の彼、やっぱり振られてしまいましたね。友達は選んだほうが良いですよ。友達そのものというより、どの意見を採用するか、しっかり考えるべきだと思います。それが出来ないジレンマが笑いを誘うのですが。
チャッピー、は皆さんの演奏が凄かったです。楽器が自前とのことでさらにびっくり!かなりマニアックな楽器もあって、不思議な雰囲気を醸していました。大成功です!生コメで名指しされた平川さんのリコーダー、あんなふうに晒されてお気の毒でした。逆に美味しいのでしょうか?一緒に観ていたガラパ友達は、最近リコーダーを始めたらしく、生コメの前からリコーダーの音が気になっていたそうです。渡辺さんは居酒屋の店員さんそのもので、あまりにも嵌り過ぎていました。いきものがかりでありがとう、ってベタですが妙にウケました。店員さんの半笑いに共感したり。千代田さんとつじむらさんの喧嘩シーンが前回公演を思い出して、ほっこりしました。ここでも骨が出てきて、ブラックな展開でしたが、きれいにオチが付いたな、と思いました。

爆ひよだとやはり、千代田さんが中心になるんですね。不思議ちゃんな感じが良いと思いますが、今回は出番が少なかったけど渡吏さんと、芝居が安定している樅山さんが好きでした。あと、つじむらさんの声もとても好きです。

最近気が滅入ることが多くて、娘は反抗期だし、夫は仕事の愚痴が満載だし、職場では人が減って面倒な書類仕事が全然追いつかなくて所長に怒られるし、長年応援している某歌劇団は運営がやらかしてくれるし、頭を抱える毎日です。そんな中で、お芝居を観ている間はひたすらその世界を楽しんで、元気や癒やしを貰えています。ガラパを見て(爆ひよだけど)、また明日も頑張ろうと思える、そんな貴重な時間が過ごせて本当に感謝しています。ありがとうございました。また次回の公演も楽しみにしています。
今度は愛妻家

今度は愛妻家

劇団かに座

横浜関内ホール(神奈川県)

2023/11/24 (金) ~ 2023/11/26 (日)公演終了

実演鑑賞

面白かったです。

『ピーチオンザビーチノーマンズランドの再演』R-18

『ピーチオンザビーチノーマンズランドの再演』R-18

キ上の空論

上野ストアハウス(東京都)

2023/11/23 (木) ~ 2023/12/03 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2023/11/25 (土)

AB両方観劇。男女逆転で感じ方が違います。
R18で躊躇するかもしれませんが、観ればそんな思いは吹き飛びます。

ネタバレBOX

Aの松原怜香さん、Bの横室彩紀さんの壊れっぷりは凄まじい。
前半の佇まいからあることで一変しますが、そのエネルギーは膨大で圧倒されました。
今回はABに分かれてしまいましたが、いつか同じ舞台、同じシーンでの共演が観たい。
森から来たカーニバル

森から来たカーニバル

公益社団法人日本劇団協議会

ザ・スズナリ(東京都)

2023/11/23 (木) ~ 2023/11/28 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

鑑賞日2023/11/26 (日)

やっぱり別役さんの作品は分かりづらい… 小林ららちゃんがとっても良かった☆☆

KEY LOCK

KEY LOCK

コメディアス

OFF OFFシアター(東京都)

2023/11/22 (水) ~ 2023/11/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

脱出ゲームとパズル的な要素を組み合わせたような作品です。

面白かったので、次回にも期待してます。

クロノスとカイロス

クロノスとカイロス

FREE(S)

ウッディシアター中目黒(東京都)

2023/11/21 (火) ~ 2023/11/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

 脚本が良い。

ネタバレBOX

 物語に登場するハナミズキは北米原産の樹。樹高は5~7mになり1912年日本から桜が贈られた返礼に日本に贈られたことで広まった。花季は春、花色は白、紅がある。落葉樹なので紅葉も楽しめ実も赤く色づくので庭木や街路樹としても人気がある。花言葉は「私の想いを受けとめてください」「永続性」「返礼」と幾つかあるが、今作では1番目が最も強いものの、2番目、3番目の意味をも含むように思う。これは今作のタイトリングとも呼応しあっている。オープニングで先ずハナミズキに触れるのは、母・みずきの霊が可視化され何くれとなく随所に登場する光景に重なりながら展開するストーリーをも構造的に表しているから勘の良い観客はこの時点で物語のアウトライン迄観えてくる仕組みだ。中盤以降は、これらのことの意味して居たもの・ことが普通より一歩踏み込んだ深い台詞の意味する処として顕現し涙を誘う。父が倒れることは、伏線として何度も頭痛に襲われることから簡単に察しが付くことと、クライマックスを交差させる手腕も良い。前半、三女やその友人たちのキャピキャピしたような現代日本のチャラケ場面も出てくるがこのキャピキャピの底にある深い失意や世界の実態を知らずに迷妄の精神世界に在る子供たちが判断や結果だけを求められると思い込まされて居ること。そのことが分かっている大人は数少なく分かっていることを子供たちに伝える術を持たない。これらのギャップの奥にある日本の劣化をも踏まえ、それらを批判するというより更に深く考え実践すべき実存的方向を示したキラリと光る幾つもの台詞が構成した脚本の深さがグー。尺は約105分。
 『なんじゃ主水』

『なんじゃ主水』

遊劇体

THEATRE E9 KYOTO(京都府)

2023/11/24 (金) ~ 2023/11/26 (日)公演終了

満足度★★★★★

僕も田舎育ちで、母親が今でも田舎に一人でいるので少しは田舎の複雑な付き合い?は理解しているつもりだったけど…😞
最近の映画(理想郷 ユートピア)でも同じ問題がクローズアップされていて、万国共通何だろう
村八分 隣組 青年団 長生会等々田舎の様々なコミュニティが出てくるけど、法律上は強制的に加盟する必要はないにも関わらず、加盟しないとそのコミュニティでは死刑判決にも近いものがある これが本当の繋がりと言えるのかは甚だ疑問であり、田舎に人が根つかない大きなファクターであり、もっと行政や国が取り組むべき課題ではないかと言える
とても考えさせられる内容で、勉強になりました❗ありがとうございました‼️

無駄な抵抗

無駄な抵抗

世田谷パブリックシアター

世田谷パブリックシアター(東京都)

2023/11/11 (土) ~ 2023/11/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

池谷のぶえさんの演技は流石!!としか言えない出来栄えだったが、
ストーリーと場面転換が少し工夫が必要と思った。

トレマ

トレマ

立ツ鳥会議

中野スタジオあくとれ(東京都)

2023/11/25 (土) ~ 2023/11/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

例えが適切でないかもしれないが、文学で言うところの純文学か大衆小説かといったら、この公演は前者だろう。観て楽しむ という娯楽性よりは、会話を通して思惟を深めるといった味わいがあるもの。しかし 観念的といった印象も強く、作者の中では完結しているであろう物語は、観る者に相応の想像力を求める。

「幼馴染みと再会するが、どういうわけか彼が『本物の彼』だとは思えない」という謎めいた説明は、観る者の解釈によって異なった結末そして印象を持つのではないか。不動産会社に勤める男の これから生きる時間とこれまで生きてきた時間、現在と過去の人生が交差したとき、忘れ(止まっ)た時間が混乱と動揺をもって動き始める。そして場所…東京と地方都市(過疎化)といった生活空間の違い 距離が、人と人の絆を脆くさせるのであろうか。何となくタイトルに悲哀が…。

そして不動産屋に絡む存在として、内見を繰り返し行うカップルの志向と諦念といった正反対の思考が面白い。どちらかと言えば理屈めいた会話が、不動産屋の要領を得ない態度や様子を際立たせる。
いつの間にか忘れてしまった出来事、いや自分の心に閉じ込めてしまった苦い思い出が炙り出される。ほぼ素舞台(ボックス クッションが2つだけ)、特別な出来事は起きず坦々と紡ぐ日々、にも関わらず観入ってしまう不思議な力がある。
(上演時間1時間40分 途中休憩なし)11.27追記

ネタバレBOX

不動産屋の男 佐倉井周(佐々木峻一サン)と妻の遥(中村彩乃サン)が雨宿りし雷鳴が轟いた時、周の幼馴染 円山崇(豊島祐貴サン)が現れたところから物語は始まる。その出会いは偶然なのか必然なのか。中学卒業以来20年ぶりの再会、しかし周は幼馴染の崇のことをすっかり忘れていた。

周は結婚し 近々子供も生まれる予定で、平凡だが幸せな暮らしを築いている様子。それから何度となく再開するが、そのたびに崇は変わった姿で現れる。周は学生時代に苛められており、崇に庇ってもらっていた。高校は別々になり、ある時 崇の悪口を聞くが関わりたくないため無視した。庇ってもらったことなど忘れていた。今、崇は生まれ故郷の家で引き籠りになっているはずだが…。

引き籠りの崇と東京で再開する。その姿は妻や不動産を内見しているカップルにも見える。しかし 周が過去の出来事を思い出し、生まれ故郷の崇の家で向き合った印象は霊(魂)のようでもある。崇の存在(生・死)によって、現実か心象劇かという違った捉え方になる。それは 今後の周の生き方に大きく関わってくるのではないだろうか。ラストは、どちらにも捉えることが出来る、いわば観客に委ねたといった印象である。

物語は、周と崇の関わりと不動産の内見を繰り返すカップル 馳川琥太郎(田宮ヨシノリ サン)樋口アヤメ(ぬまた ぬまこ サン)と物件を案内する周や先輩 兼古尚貴(七井悠サン)、この2つの話に緊密な繋がりはない。
カップルの会話は、それぞれの性格であり考え方の違い。同時に社会(世間)に対する見方のようでもある。少しでも良い条件 環境を求める固執か 現状維持の妥協といった対立の中に社会との関りをみる。

最後に都邑といった違い、この距離が過去と現在を分断するような描き方。そしてタイトル「トレマ」、実は過疎化の進んだ街の行き止まり…「止まれ」の看板が修繕されず「ま」の字が「れ」の下にずれ落ちたのだと。全体的に薄暗い照明、忘却も含め 物悲しいような雰囲気に包まれる。
次回公演も楽しみにしております。
ミュージカル『病的船団』

ミュージカル『病的船団』

Y,s演劇研究所

AI・HALL(兵庫県)

2023/11/17 (金) ~ 2023/11/19 (日)公演終了

映像鑑賞

満足度★★★★★

AI・HALLという場所とハラマサさんが出られるということで、興味を持ち観劇してきました。
時間が長かったのですが、映像やダンサーさん達やコーラスさん達が本当に凄くて、人数も多いぶん豪華であっという間でした。

6人の悩める観客

6人の悩める観客

壱劇屋

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2023/03/03 (金) ~ 2023/03/05 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

こちらに観てきた!コメントを残してなかったので…
久しぶりに壱劇屋さん観に行ったら、音楽のセンスに動き、壱劇屋さんだなぁって、大熊さんの作品だなぁって 笑
行ってよかった!
他の人の感想読んだら興味深かった。
壱劇屋さんを観に行く人達は、よく考えて観てるんだなと思いました。 
壱劇屋さん観に行く人達は、皆さん素敵です!

ネタバレBOX

終わったあと隣の方から、
『今回のは、かなりアホやったなぁ(笑)』
って聞こえてきたので、最後のピースがカチッとちゃんとハマった感じがしたのでした!

ちなみに、『ペンは剣よりも強し』で、ジョジョネタぶっ込んでた時に、あぁ、この劇団ジョジョ好きだったよねと思ったのですが、私としては、ペンは剣よりヒプノシスマイクだと思いました!
クロノスとカイロス

クロノスとカイロス

FREE(S)

ウッディシアター中目黒(東京都)

2023/11/21 (火) ~ 2023/11/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

とても良い時間でした。私は50代半ばですが人生を
振り返るようなこともそして改めていろいろと教えて
頂けるようなお芝居でした。正直劇団員さんも若い方ばかりで
どうなるのかなと思いましたがやっぱりお芝居は良いなと
感じました。ありがとうございました

モモンバのくくり罠

モモンバのくくり罠

iaku

シアタートラム(東京都)

2023/11/24 (金) ~ 2023/12/03 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

ストーリーと結末自体は何ほどでもないが、とにかく登場人物たちがシリアスになるほど客席に笑いが起こる面白さがある。モモンバの小屋の雰囲気も良い。

gagap

gagap

ENG

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2023/11/22 (水) ~ 2023/11/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

観てきました。

ネタバレBOX

殺陣中心のアクションが続く作品です。
上演時間は2時間20分もありますが、よくあれだけ動き続けられるなぁと思います。
連鎖街のひとびと【11月29日~11月30日公演中止】

連鎖街のひとびと【11月29日~11月30日公演中止】

こまつ座

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2023/11/09 (木) ~ 2023/12/03 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

2回目。
堀部安兵衛の「高田馬場の決闘」の芝居で使われた、主人公は足踏みしたまま背景の人物達が動くことで移動を表現する演出効果。「自分達はこの場から動けないけれど想像力だけで何処までも行けるんだ」的な気持ちなんだろうな。
霧矢大夢(ひろむ)さんが最高に輝いている。こまつ座と元宝塚女優の相性はすこぶる良い。彼女を観ているだけで気分がいい。

見よ、飛行機の高く飛べるを

見よ、飛行機の高く飛べるを

劇団皆奏者

大阪市立芸術創造館(大阪府)

2023/11/24 (金) ~ 2023/11/26 (日)公演終了

満足度★★★★★

既成戯曲(今まではオリジナル?)で、何度か同演目を観たが、言うまでもなくNo.1
尾張の話なんでミャーミャーと懐かしい響き(方言も忠実にできていたと思う 大阪人にはあまり馴染みない?)をバックに、女学校の二年と四年の女の友情と愛をとても良い感じでシンクロさせながら物語は進む
このころと比べると日本の女性はかなり進歩したな〰️と男の僕には感じたが、女性の地位を向上する為のスタートアップ時期の話
三時間強の話であったが、苦痛は全くなく、いつハズレがくるが怖くなる劇団

罪と罰

罪と罰

近畿大学 文芸学部芸術学科 舞台芸術専攻 34期

近畿大学東大阪キャンパスD館3階ホール      〒577-0813 大阪府東大阪市新上小阪1-7      近鉄大阪線「長瀬駅」、近鉄奈良線「八戸ノ里駅」 から徒歩20分(大阪府)

2023/11/24 (金) ~ 2023/11/26 (日)公演終了

満足度★★★★★

実に良かった‼️何度も観ている演目ですが、学生とは思えない完璧な演技や大道具(途中で動かない場面もあったけど…)は素晴らしいの一言
今後も近畿大学演劇系は要チェック

演劇落語~二人芝居三席~

演劇落語~二人芝居三席~

アトリエ・センターフォワード

雑遊(東京都)

2023/11/23 (木) ~ 2023/11/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

一人話芸の落語も良いが、楽しい演目を舞台化したものもしばしば目にする。だが二人芝居というのはまた一興であった。一人話芸の持つ自在性は、二人が入れ替わり立ち替わるアレンジで表現され、演技は言うまでもなく動的で演劇的。私は三人が高座を務めるのを覗く心づもりで出かけたのだが、全く違った。高みの見物とは行かず、巻き込まれた。団体主宰・矢内氏と坂口氏の落語関連企画は一二度やったと承知、力量の程も想像の域であったが今回は北澤小枝子が加わる。結果は、中々のやり手であった。
演目は落語の有名な大ネタ三つを30分程の出し物として、休憩を挟んでやる(三つともに出るのは矢内氏)。話を知っているので「どうやるかな」との興味で話を追う見方になるが、それでも飽きさせない趣向とテンポ感、完成度がある。オチは既成のものとはどれも変えていたようである。
現雑遊に合った公演。

ジャイアンツ

ジャイアンツ

阿佐ヶ谷スパイダース

新宿シアタートップス(東京都)

2023/11/16 (木) ~ 2023/11/30 (木)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

ネタバレ

ネタバレBOX

阿佐ヶ谷スパイダース『ジャイアンツ』を観劇。

 2011年『荒野に立つ』はイギリス留学帰国後からの二作目で、朝日新聞の劇評と私のみが「長塚圭史の大傑作!」と謳ったが、世間ではそれほど評価される事もなく散ってしまったシュールな目玉探偵ものであった。女性が自分の目玉を目玉探偵と一緒に探す旅に出るのだが、話しを散らかすだけ散らかし、脳をフルスロットルに辻褄合わせをしながら観ていながらも、全く回収せずに物語を終えてしまう、演劇手法を根底から覆す作劇に唸ってしまったほどだったが、どうやら今作も目玉探偵の再登場で期待大なのは間違いない。
 今作の老人役の『私』も前作と同じく目玉探偵と一緒に自分の目玉探しの旅に出るのだが、行き先は老人の思い出したくない過去の息子との出来事だが、前作はシュールな風景だったが、今作は老人に起こった現実の風景だ。ただ老人という設定だからか、「老人の見ている風景は確かなのか?、それとも老いからくる記憶違いではないか?」と疑いを持ちながら、旅をなぞっていける面白さがある。主役が『私』なので一人称での展開するかと思いきや、老人の見た事もない息子の記憶の風景まで出現してしまうのだ。息子の風景を老人の記憶と取るか?それとも父と息子の確執の物語か?とさまざまに勘繰ってしまうと、一体全体何の話しだったのか?と迷宮入りしてしまうが、そこに落ち込んでしまうのが今作の正しい観劇法だ。
人間の記憶の粒と思われるドングリを拾って去っていく隣の大島さん、「実は目玉探偵社の大ボス・Mじゃない?」と終わり方も堪らない。

期待を裏切らない阿佐ヶ谷スパイダース、これだからやめられない!
クロノスとカイロス

クロノスとカイロス

FREE(S)

ウッディシアター中目黒(東京都)

2023/11/21 (火) ~ 2023/11/26 (日)公演終了

実演鑑賞

どちらかと言うとオーソドックスなホームドラマ。オーソドックスだからこそグッときて、ほんわかとなる作品でした。役者が皆若いせいか、役の設定年齢が見えてこなかったのがが残念。

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