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喜劇 二階の女

喜劇 二階の女

劇団NLT

博品館劇場(東京都)

2023/12/13 (水) ~ 2023/12/17 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

原作は昭和20年に連載された短編小説という事で、ご高齢向けの公演かと思ったらそれは大間違い
隣の若いお客さんも存分に楽しめた様子で、これはもう日本人のDNAが共鳴しているのではないかと、自然に笑いが込みあがってくる上質な舞台
喜劇とは言え太平洋戦争へと向かう時代背景
登場人物達の生活にも影響が、毒がポトリと落とされ広がっていく様な空恐ろしさもあり

いるはずの無い二階の女
ストーリーはとてもシンプルなのだけれど、人間描写の豊かさで約3時間(途中休憩含む)たっぷりと魅了させて頂きました
NLTさんと言えば海外コメディーというイメージがありましたが、今回みたいな心くすぐるユーモアと趣のある日本作品を是非また公演して頂きたい

Much UP

Much UP

劇団1mg

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2023/12/15 (金) ~ 2023/12/17 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

1mgにしては珍しく、いたってシンプルな、また身の丈十分な青春の輝き十分な、みんなが一つの方向を見つめているその時を切り取り、人生を感じ始める素晴らしいひと時を舞台に輝かせてくれた。

それぞれ人生を経ても、いつでも人間はその輝ける時に戻る時ができる。いい演劇だったなあ、、。

白夜

白夜

池の下

劇場MOMO(東京都)

2023/12/15 (金) ~ 2023/12/17 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2023/12/16 (土) 14:00

座席1階

寺山修司作品の連続上演を続ける池の下。第20弾の「白夜」は、失踪した妻を探して旅をする夫の物語だ。「不在が存在を超えていく恐怖」がテーマという。

舞台は海辺の旅館。他は満室だというのにそこだけは空いていたという部屋に、男が旅行かばんを持って入ってくる。旅の目的は消えた妻を探すことだ。ただ、実は消えたのは夫の方が先で、妻に何も言わず1年程度家を空けたのだという。近所の人によれば、妻は必死の形相で夫を探していたというから、「なぜだ」という思いを胸に夫がいなくなった妻を探しているというのは何だか変だな、とは感じる。
シンプルな舞台で、物語はハイテンポで進む。「不在の妻」の「存在」をどう描いているかがこの舞台の見どころの一つである。詳しくは見てのお楽しみだが、舞台美術に「存在」を語らせているところもあって興味深い。
結末はあっけないのだが、アングラ劇の印象も強い寺山修司がこんな戯曲を書いていたとは。白夜というタイトルも思わせぶりで、見た後にいろいろ考えてしまう効果を生んでいる。

MUMBLE -モグモグ・モゴモゴ-

MUMBLE -モグモグ・モゴモゴ-

劇団不労社

ロームシアター京都ノースホール(京都府)

2023/12/14 (木) ~ 2023/12/17 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2023/12/15 (金)

犬の視点、健常者以外の視点で語られる言葉のあれこれ、舞台セット、全ての出演者のレベルの高さは秀逸です。ただ、お芝居終盤、語り部からの村に関する逸話は要らなかったように思ったので星一つ減らしました。

失うものなどなにもない

失うものなどなにもない

good morning N°5

小劇場B1(東京都)

2023/12/14 (木) ~ 2023/12/24 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

一貫したハチャメチャ具合が面白く楽しませてもらった。中村中さんの歌に引き込まれた。オープニングの仕掛けに驚かされた。
開場時に「あの、舞台がないんですけど…」と話しかけた客に澤田育子さんが「なんでもかんでもすぐに答えを知ろうとするんじゃない。ちゃんと出し物やるから、黙って観とけ!」的な答えをマイクでしたの可笑しかった(客のほうはちょっと気の毒ではあった)
2席だけ設けられた2万円のVIP席、中央最前列を陣取りお酒飲み放題で開場から終演までずっと可愛い劇団員さんが接待してくれるの、興味深かった。ちょいちょい劇団員からイジリが入るのは人によっちゃダルく感じるかもしれないけど、チケット代+1万5千円だと考えれば、なかなか良いシステムだと関心した。

ネタバレBOX

「鼻くそで作った箸置き」のシーン、皆が鼻の穴に指をつっこみ鼻くそを小さな容器に入れる作業を繰り返す動きが汚くて、無いほうがよかった。劇場の壁が飛行機の内側の様にしつらえていて窓も開閉できるようになっていて非常に手が込んでいたが、その割に生かされていなかったのはもったいなかった。
UverEATS「姥喰」

UverEATS「姥喰」

劇団 枕返し

遊空間がざびぃ(東京都)

2023/12/14 (木) ~ 2023/12/17 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

この劇団さんは、妖怪ものやら、ミステリアスなものなど、ウワー観たい、と思える作品が多い。
今回もどんな物語がワクワク、ドキドキしながら劇場へ向かった。
期待通り、最初のシーンからドキッとした。
全編を通して、次はどうなるか、先が読めない展開で、とてもおもしろかった。

老婆役の役者さんの熱演、素晴らしくて感動でした。
笑わそうとはしていないのに、思わずクスッと笑える。
彼女の演技は必見の価値ありです。
孫役の役者さんも、純粋で可愛くて、2人の会話にほっこりしたり、恐怖を感じたり。

90分で無駄もなく、テンポよく展開され、アッという間の楽しい、不思議な時間でした。
個人的には、とても好きなタイプのお芝居で満足感いっぱいでした。

演劇ドラフトグランプリ2023

演劇ドラフトグランプリ2023

シアターコンプレックス

日本武道館(東京都)

2023/12/05 (火) ~ 2023/12/05 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2023/12/05 (火) 17:00

人気若手俳優勢揃い。スケジュールの調整はさぞかし大変だっただろうなあ。審査員として人気少年漫画雑誌編集長が一堂に会すというのもなかなか稀な機会でした。

#34「闇の将軍」四部作

#34「闇の将軍」四部作

JACROW

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2023/12/08 (金) ~ 2023/12/17 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2023/12/15 (金) 14:00

第3話『常闇、世を照らす』を見ました。小〜中〜高の頃にリアルタイムで見聞きしたニュースの総復習。少し前にNHKのドキュメンタリー番組の角栄特集を見ていたのが良い予習になりました。あの頃の自民党のタヌキジジイどもが大集合。金丸信が怪しさ120%でいい味出してました。

Strange Island

Strange Island

Nakatsuru Boulevard Tokyo

サンモールスタジオ(東京都)

2023/12/13 (水) ~ 2023/12/20 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2023/12/15 (金) 14:00

中津留章仁による骨太のお伽話(?)。とても面白い。(4分押し)152分。
 とある島は富裕層(表町)と貧困層(裏町)に分かれているが、表町の人間は何でも許され裏町の人間は…、の物語。リアリティがあるようで、極端なキャラがいっぱい出てくるのでファンタジーなんだなぁと思う。扱っているテーマはハードで、政治や貧困や不平等など骨太の題材だが、笑えるセリフも混じり、2時間半を楽しく観ることができる。性格(性癖)的には最低なホレスが正論を吐いたり、市長の衣装が極端だったりで、楽しめるポイントがいっぱいある。おバカのようでいて実はしたたかなベティを演じた勝平とも子がいい。

私の心にそっと触れて 2023

私の心にそっと触れて 2023

メメントC

ザ・ポケット(東京都)

2023/12/13 (水) ~ 2023/12/17 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

 途中10分の休憩を挟んで2時間25分の長丁場。華4つ☆ 追記後送

ネタバレBOX

 脳神経内科の医師・滋が病院内の階段を落ちて骨折、退院を機に退職してからの日々を描いた作品である。
 医師と云うものは通常その妻等自らの感情が判断を狂わせかねない受診者の診察やオペ等は行わないのが常識である。理由は述べた通りだ。従って患者にはあくまでクランケとしての対応が原則である。一方で人の命を救うという職業の倫理はヒポクラテスの“
誓いの言葉″や人口に膾炙した“医は仁術”等が基本とみて良かろう。
 滋には妻・知佳と弁護士である娘・理子という家族があり、親友は整形外科医の達夫である。他に医局の秘書・久恵が退職後も暫くは愛人である。現役時は難病患者に寄り添い一所懸命に対処し業績も中々のものであったから比較的自由奔放な性格から反発する者も出やすいハズであったが、製薬会社絡みで行われる海外での治験参加等も多めに見られており中々の勢力を誇っていたから院内で彼の不利になるようなことを言う者も敵対する者も居なかった。その分、プライドも高い。その滋が認知症を患い、自分でもおかしいと薄々感じながらも中々周囲の忠告を素直に聞くことも従うこともできずに必要なケアを拒否し続けた結果、殆ど植物状態になりながら最後の最後に観客を酔わせるようなラストシーンに持ってゆく。
萎れた花の弁明

萎れた花の弁明

城山羊の会

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2023/12/08 (金) ~ 2023/12/17 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

『劇団普通』を主催する石黒麻衣さんが女優として出演されるとのことで気になり観に行った。イメージ通りの配役、文句無し。
超満員熱気ムンムン。途中で帰る女性がいたが、それが正常な程下ネタ満載。たけし軍団の臭いがプンプンする。新人マッサージ嬢に金の力で抜きをひたすら要求するような笑い。常連であろう女性客も多かったのが流石。

舞台はそのまま三鷹市芸術文化センター。前説は本物のセンターの副主幹、森元隆樹氏。そこにやって来る岩谷(いわや)健司氏。どうも政府のお偉いさんらしい。森元氏が施設の案内をしようとするも中国人の団体客が押し掛けて来て席を外す。代わりに新卒の岡部ひろき氏が相手をするのだが···。

性欲の化け物、岩谷健司氏が好き放題。ノリがガダルカナル・タカ。全裸になり、巨根を見せ付けながらも立ち居振る舞いが紳士。
岡部ひろき氏はしずるのKAƵMA似。
村上穂乃佳さんが綺麗だった。
岡部たかし氏の中国語が立派だった。

驚く程独特の笑いが炸裂。脳がバグるようなセンス。業の深い因縁が絡み合ったある家族の揉め事に何となく巻き込まれる岩谷氏の物語。誰も予想のつけようがないラスト。
是非観に行って頂きたい。

ネタバレBOX

異様に面白いシーンの空気感はあるのだが話があんまりスウィングしない。淡々と進む。

三鷹市芸術文化センターの壁が左右に開くとホテルの一室。岩谷健司氏は常連の店からマッサージ嬢を呼ぶ。入って二日目の石黒麻衣さん。「健全店に変わったので性的サービスは一切出来ない」と断りを入れる。了承した岩谷氏、マッサージが始まるとギンギンに勃起したペニスを見せ付け、鼠径部のマッサージを要求。断る石黒さん。果てしない押し問答。泣き出した石黒さんは主に祈りを捧げる。現れたイエス(朝比奈竜生氏)は声が小さくぼそぼそ喋る為、殆ど聴き取れない。
まあそんな話。
レディ・ア・ゴーゴー!! 2023

レディ・ア・ゴーゴー!! 2023

LIVEDOG

中目黒キンケロ・シアター(東京都)

2023/12/15 (金) ~ 2023/12/24 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

生の迫力は凄い!
動画で見たのとは段違いでした。
女優達が最初から最後までフルパワーの実演、鳥肌ものです。
やっぱり舞台というものは本気を生で観れるから面白いと改めて思わせてくれました。

フールズジャーニー

フールズジャーニー

ハグハグ共和国

萬劇場(東京都)

2023/12/14 (木) ~ 2023/12/17 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

素晴らしかったです。本格的かつ正統派の演劇ですね。クリストファー・ノーランぽい世界観で私好みでした。ほんと最高でした。劇場の音響がすこぶるよかったです。ライブハウスに近い音響でした。

Strange Island

Strange Island

Nakatsuru Boulevard Tokyo

サンモールスタジオ(東京都)

2023/12/13 (水) ~ 2023/12/20 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

演者さんたちの熱演でどんどん物語の世界に引き込まれ
また、人の性や社会についても考えさせられたとてもよい舞台でした。

ネタバレBOX

鑑賞時には唐突なラストシーンにも感じましたが、あとから物語を思い出してみると
じわじわ来る納得のラストだったなぁと思いました。
Born To Shine~Re:Boot~

Born To Shine~Re:Boot~

STAR☆JACKS

ABCホール (大阪府)

2023/12/14 (木) ~ 2023/12/17 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2023/12/14 (木) 19:00

さすが何回も再演されてきた舞台、ストーリーも完璧で興味深く観劇しました。彰義隊についてこれまであまり知らなかったが、京都の新撰組のように幕末の江戸の治安維持を行っていた集団だったんですね。若者たちが「義」の旗印の下に集まった彰義隊、旧幕府軍として戦っているが未来の日本を夢見ながら戦う姿は心を打つ。最後の戦いの前日、若者みんなが写真館で記念撮影をする。いい芝居でした。
タイトルが英語表記で作者の意図はわかるのですが、副題に日本語表記で時代背景がわかる補足があれば丁寧で良い気がした。

Strange Island

Strange Island

Nakatsuru Boulevard Tokyo

サンモールスタジオ(東京都)

2023/12/13 (水) ~ 2023/12/20 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

ナカツルブールバールトウキョウ「Strange Island」
頂いたチケットなのに最前列で超近く参加してる感覚で観劇しました。まず役者さん全員上手!後で全員チェックや!お目当ての杉本有美ちゃん(ゴーオンジャー)も美しくて見とれてしまいましたが芝居も超上手!役もハマリ役で本心かと思うセリフも。話は貧富の差がある2つの地域が争ってる的な前情報だったんですが、そこから選挙、政治、議会の話へ進み驚きました(私、今年「特撮×選挙」の小説を出したので。何かの縁かな)架空の世界を舞台にしつつ現代社会を風刺してて良かったです。オススメ!ありがとうございました😆

-つかえない-

-つかえない-

COoMOoNO

ギャラリーLE DECO(東京都)

2023/12/13 (水) ~ 2023/12/17 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

ちょっと変わった雰囲気の会話劇。今一つ掴みどころがわかんないけど、この感覚割と好きですね。結構シリアスで、シニカルなところも。劇中、クノールカップスープを頂きましたが、飲んでいいタイミングがわかんなくて、ちょと躊躇しました。

フールズジャーニー

フールズジャーニー

ハグハグ共和国

萬劇場(東京都)

2023/12/14 (木) ~ 2023/12/17 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2023/12/14 (木) 14:00

「愚者たちの幻想曲」を観劇
4編オムニバスで1編目が1番グッときた。全編通して紡がれる言葉が心地よく、ラストシーンへの繋げ方がなかなか良かった。

Strange Island

Strange Island

Nakatsuru Boulevard Tokyo

サンモールスタジオ(東京都)

2023/12/13 (水) ~ 2023/12/20 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

面白い、お薦め。
欲望・愛情・家族・正義・名誉といったことを断片的(場面毎)に描きながら、全体を通して観ると人の生き様を炙り出すような秀作。説明は「地図にも載っていない、とある島の、とある町。そこには、貧富の格差が⽣まれていて富裕層が住む表町と、貧困層が住む裏町とに分離している」とあるが、劇中の「忖度」「記憶にございません」といった台詞に思わず失笑してしまう。表層的には専制政治と社会正義のせめぎ合いといった展開だが、その奥には人間の本性が蠢いている。

内容は勿論だが、モノクロ照明を基調にし その諧調によって重厚感を漂わせる。そんな雰囲気の中で熱く激するような議論が繰り広げられる。個性豊かな人々を登場させているが、何となく どこにでも居そうな(典型的な)人物像を立ち上げる。そこに架空の国でありながら現実と重ねる奇知を感じる。また 舞台セットを動かすことで場景を巧く出現させ、気を逸らせない工夫 迫力がある。観応え十分。 
(上演時間2時間40分) 追記予定

ジャズ大名【愛知公演中止】

ジャズ大名【愛知公演中止】

KAAT神奈川芸術劇場

KAAT神奈川芸術劇場・ホール(神奈川県)

2023/12/09 (土) ~ 2023/12/24 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

岡本喜八の大ファンだった筒井康隆、自作の小説『ジャズ大名』を監督が映画化することが決まった時は喜んだもの。二人共ジャズとスラップスティックをこよなく愛した。昔、原作の短編を読んで、「これをどう映画化するのか?」不思議に思った。観てみると成程、フリー・ジャズのジャム・セッションが延々と続き、ジャズの狂騒的なリフ、リズム、ビートの熱に浮かされた人々の精神の高揚が描かれる。ずっと繰り返されるリフの作曲も筒井康隆。盟友山下洋輔が協力した筈。話なんかあってないようなもの、ジャズの狂熱で憂鬱なもの全て吹っ飛ばしちまえ。取り憑かれた様にリフが身体中を這いずり回り訴えかける。何だか判らないけれど、どうもこいつに夢中だ。

舞台化にあたり、主演の千葉雄大氏がまさに適役。すっとぼけた可愛らしさ、ずっと見ていられる。
藤井隆氏なんかキャスティングしとけば何とかしてくれる。
ある意味主役の富田望生(みう)さんはとんでもないパワー。ここまでの存在に成り上がった。
ふざけた家臣は大鶴佐助氏。ニヤニヤニヤニヤ好き放題。
トランペッターの辰巳光英氏は若き筒井康隆に見えた。
「ええじゃないか」の練習にムエタイの首相撲を入れたり細かなギャグが散りばめられている。
入手杏奈さんは何役も兼ねて踊り明かした。へとへとになるまで。

アクターも芸人もダンサーもジャズマンも「ええじゃないか」軍団も訳の分からないフェスにて踊り明かす。演劇を観に来た筈の観客はいつしか何を観せられているのか解らなくなる。しかし終わってみれば全員総立ちのスタンディング・オベーション。訳が分からないが参った!てな感じ。『ジャズ大名』の面白さを作り手が理解している。これはフェスだ。
是非観に行って頂きたい。

ネタバレBOX

凄くノリノリで観ていたが、黒人達の過去話からテンポが落ちる。更に長州藩の陰謀あたりは挿入が下手。こんなもの背景でしかないのだから、巧く差し込むべきだった。何かだらだらだらだら停滞感。ギャグの一つとしてリズミカルにやらないと。

クライマックス、日本人側からの新しいリフでジャズが劇的に進化して時代をぐんぐん先行してしまうギャグなんか欲しかった。ずっと同じリフだと飽きる。最後に戻るとして、途中どんどんどんどん進化してこそのジャズ。

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