いちかと華子~ばあちゃんの匂いと宝物~
東京カンカンブラザーズ
ザ・ポケット(東京都)
2024/03/27 (水) ~ 2024/03/31 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
とても良かったです!
内容も面白いし、個性的な登場人物を役者さん達は好演していて、どんどん惹き込まれました。
笑いあり涙ありの盛り沢山の舞台でした。
自分の祖母、そして亡くなった人達の顔が浮かび、会いたくなってしまいました。
心が温かくなる良い舞台でした!
新ハムレット
早坂彩 トレモロ
こまばアゴラ劇場(東京都)
2024/03/22 (金) ~ 2024/03/31 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
太宰治の原作が青空文庫で読めるとは事前にきいていて、でもw最初だけ齧ったところで観劇。ハムレットは何度か観たことがあるけれど、この作品への予備知識はほぼ持たずでの観劇だった。
見よ、飛行機の高く飛べるを
ことのはbox
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2024/03/28 (木) ~ 2024/03/31 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
かつて女性達が如何に男性社会に押さえつけられていたのか、現代とのあまりの違いに感じ入ってしまった前半
そしてある事件が起こってからの展開に憤慨、応援、切なさ、もう様々な感情で揉みくちゃになっているうち、あっという間に迎える事となったエンディング・・・あぁ これは確かに名作!
最初は群像劇として観ているも、全体の調和がとれた見せ方や特定の人物にスポットを当てた見せ方、その場面ごとでの“人”を感じさせるテクニックが素晴らしく
ことのはboxさんが一丸となって作品に命を吹き込んでいく、公演に対しての意気込みがひしひしと伝わってきました
前回公演でご一緒した劇友さんが、もう「見よ、飛行機の高く飛べるを」が大好きで、勿論ことのはboxさんでの公演も全部観ている。と話されていたので、自分も是非観てみたいと思っていた作品
そうか、これかぁ この感情か・・・ 何度でも観たくなる気持ちが凄く分かりました
行ったり来たり
東京演劇アンサンブル
すみだパークシアター倉(東京都)
2024/03/28 (木) ~ 2024/03/31 (日)公演終了
正夢
星歌オムニバスひとりしばい公演
北池袋 新生館シアター(東京都)
2024/03/28 (木) ~ 2024/03/31 (日)公演終了
けもののおとこ
キ上の空論
紀伊國屋ホール(東京都)
2024/03/23 (土) ~ 2024/03/31 (日)公演終了
見よ、飛行機の高く飛べるを
ことのはbox
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2024/03/28 (木) ~ 2024/03/31 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
圧巻の演技でした。最後、ドアを締めて2人が別々の世界に歩むシーン、号泣でした。ほんといろいろ考えさせられました。謀反、保身、女にとって男とは…ほんとーに最高の舞台でした。
見よ、飛行機の高く飛べるを
ことのはbox
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2024/03/28 (木) ~ 2024/03/31 (日)公演終了
秘密の花園さん
劇塾!S.W.S
魅殺陣屋(大阪府)
2024/03/29 (金) ~ 2024/03/31 (日)公演終了
満足度★★★
少し重たい話
若くして結婚したものの、子供を捨てて… 次の旦那との子供が成人 成人した子供の好きになった人が、捨てられた子供が育った家族の、血の繋がらない娘と、関係性が複雑
母親同士の確執や、引きこもりの兄
これでLGBTも出てきた時には…
血の繋がりだけが家族ではないと言いたいのだろうけど…
まず予約の段階で興醒め 何度かコンタクトを試みたが…演劇は予約段階から始まっていることを受け止めるべき
行ったり来たり
東京演劇アンサンブル
すみだパークシアター倉(東京都)
2024/03/28 (木) ~ 2024/03/31 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2024/03/29 (金) 14:00
座席1階
二つの国の間を流れる川に橋が架かっている。この国境の橋が舞台だ。国籍とは何か、外国籍の人を排除する入管行政とは。日本でも社会問題になっていることを考えることができるミュージカル仕立ての演劇だ。
左岸の国で育った男性が経営するドラッグストアが破綻し、生活保護を受ける身となった。しかし、彼の国籍は右岸の国だったことが判明し、右岸の国へ退去命令が出る。橋を渡って右岸の国の入管で、以前に行われた法改正で申請のなかった外国滞在者の国籍は抹消されたということで、追い返される。橋の上を行ったり来たりする男性。だが、橋にやってくる両国の市民とのかかわりが、彼の人生を変えていく。
原作はドイツ語圏で活躍した劇作家ホルヴァート。川を挟んで国が接する欧州ならではの作品だが、日本とて「対岸の火事」ではない。外国がルーツの人なくしては日本社会は動かないのが現実なのに、少し問題があればすぐ入管という「監獄」に収容し、国外に追放する。技能実習制度をリニューアルしたものの、基本的には日本に従順でない外国人は追い返す姿勢は変わっていない。外国人というだけで人権が制限されるような国に誰が仕事に来たいと思うだろうか。そういう現実を、この舞台では考えることができる。
行ったり来たりしながら人生が変わっていくという物語は、とても発想がユニークだ。音楽劇としたところも成功している。
見よ、飛行機の高く飛べるを
ことのはbox
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2024/03/28 (木) ~ 2024/03/31 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
時代背景を描写する前半、ある事件をきっかけに物語が進展する後半に分かれていました。
セリフ量が多く、勢いだけでは誤魔化すことが出来ないかなり難度が高い演技が要求されているなと思いました。
そのため今作品に出演されている役者さんをリスペクトしました。
本当に凄い!
ただ一つだけ後悔することがあるならば、事前にこの時代背景を勉強して拝見すればもっと作品を楽しめたことです。
そこを怠った自分が悔しい。
見よ、飛行機の高く飛べるを
ことのはbox
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2024/03/28 (木) ~ 2024/03/31 (日)公演終了
新ハムレット
早坂彩 トレモロ
こまばアゴラ劇場(東京都)
2024/03/22 (金) ~ 2024/03/31 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
いや~これは面白い。オリジナルのハムレットのあらすじは大体知っていて、太宰の作品は読んだことがないけど、かなり改変されてますね。違いが楽しめます。
見よ、飛行機の高く飛べるを
ことのはbox
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2024/03/28 (木) ~ 2024/03/31 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
やはり何度観ても、色々と考えさせられる素晴らしい作品ですね。100年以上前の話なのに、最近のハラスメント告発の状況をみても、テーマ性が全く色褪せていない。グッときました。
エアスイミング
カリンカ
小劇場 楽園(東京都)
2024/02/28 (水) ~ 2024/03/03 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
お二人の役者さんの息がぴったりで、セリフも多くとても見応えがある作品でした。演技力はもちろんですが、もはや演技というより主人公に成り切っている感じです。沢山の方に観て頂きたい素晴らしい作品でした。
見よ、飛行機の高く飛べるを
ことのはbox
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2024/03/28 (木) ~ 2024/03/31 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
面白い、お薦め。
この演目、ことのはboxでは 4回目の上演だが、劇場がすべて違っていることもあり、舞台美術は少し異なる。とは言え、基本的な構造は同じで、説明にある名古屋の第二女子師範学校の寄宿舎(談話室)内が舞台。自分は全ての上演を観ているが、今回公演は 〈印象と余韻で感情の機微を表現〉するような演出だ。役者陣の熱演は勿論、照明や音響音楽といった舞台技術が いつにも増して効果的な役割を果たしていたと思う。
明治44年10月、まだ封建的風潮が残る中で、教師たちが押し付ける「女性の生き方」を真正面から考えだした女生徒たち。そんな中で起きた事件が大きな波紋を呼ぶ。100年以上前の設定だが 今でも色褪せない課題・問題を内包した物語。見応え十分。
(上演時間2時間50分 途中休憩15分) 追記予定
見よ、飛行機の高く飛べるを
ことのはbox
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2024/03/28 (木) ~ 2024/03/31 (日)公演終了
行ったり来たり
東京演劇アンサンブル
すみだパークシアター倉(東京都)
2024/03/28 (木) ~ 2024/03/31 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
作者のエデン(オドン)・フォン・ホルヴァートは1901年オーストリア=ハンガリー帝国(現クロアチア)生まれ。1933年ナチス台頭によりオーストリアのウィーンに移住。今作は1934年、スイスのチューリヒにて初演。1938年、ドイツがオーストリアを併合するとフランスのパリに移住、その年に落雷による倒木の下敷きとなり死去。国を喪失した亡命者の彷徨えるアイデンティティから見えた、国家と個人を分断していく不条理をコミカルに抉る。
舞台は対立した2つの国、間に流れる川が国境。それを繋ぐ橋の左岸と右岸にそれぞれの入国管理局が置かれている。
左岸の国の入国審査官(洪美玉〈ほんみお〉さん)は夜勤中、娘(福井奏美〈かなみ〉さん)がコーヒーを届けに来る。実は娘は右岸の国の入国審査官(雨宮大夢氏)と恋仲、橋を渡って逢い引きを重ねている。
そこに警察官(浅井純彦氏)が国外追放処分となった男(永野愛理さん)を連行してくる。右岸の国に生まれ、生後二週間で左岸の国に一家でやって来た。薬局を経営して真面目に50過ぎまで暮らしてきたが店が倒産、税金滞納、天涯孤独。国籍が右岸の国に在ることが今更判明し、国外退去処分。独り橋をトボトボ渡り、右岸の入国管理局へ。
だが数年前に右岸の国の法律が変わり、領事館に申請しなかった海外在留者の国籍は抹消されたとのこと。入国を拒否される。右岸と左岸を行ったり来たり、真っ暗闇になるまで橋をうろうろと彷徨う哀れな男。
その夜は偶然にも両国首脳の極秘会談、国際的麻薬密輸団の陰謀などが重なり悲惨な男は散々な目に遭うことに。
唐突に入る歌が凄く良い。
藝大出身音楽ユニットmonje(モンジュ)の提供曲。
右岸の国の旅館の女将、西井裕美さんが良かった。歌のハモりが絶妙。
釣り好きの個人教育者(チューター)、二宮聡氏も面白い。「アブラカタブラ···」。
ミミズを運ぶ、その奥さん、鈴木貴絵さんも印象的。
麻薬密輸団の夫人、町田聡子さんもやり過ぎくらいな強烈な役作り。
雨宮大夢氏は元たけし軍団の〆さばヒカルを思わせる眼鏡姿。
驚いたのが主演の永野愛理さん。チャップリンのようなバスター・キートンのような無声映画のピエロの趣き、パントマイム多用で困り果てたおっさんを好演。凄く器用な女優。劇団を背負って立つだけはある。もっといろんな役柄を観てみたい。歌も巧い。終演後、女性客達で彼女のキャラの可愛さと声に萌えたと話していた。
古典的な喜劇なのだが間口が広い。
是非観に行って頂きたい。
せんにゅうかん〜ラスト・フレンド
株式会社リッチマーケティング
サンモールスタジオ(東京都)
2022/10/25 (火) ~ 2022/10/30 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
実力派の方々の演技に圧倒されました。小劇場でしたので、演者一人一人の表情、声のボリューム、演技の全て見ることが出来て没入することが出来たのを思い出します。
新ハムレット
早坂彩 トレモロ
こまばアゴラ劇場(東京都)
2024/03/22 (金) ~ 2024/03/31 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2024/03/28 (木) 19:30
初見のユニットかと思っていたら、トレモロは過去に観たことがあった。太宰治によるハムレットの翻案の上演だが面白い。97分。
太宰の「ハムレット」は登場人物や大筋は同じだが、細かい筋がいろいろと違っていて、それはそれで面白い。演出・役者陣が時間をかけて丁寧に作っただけあって、舞台美術の巧みさも合わせて見応えある舞台になっていたと思う。ただし、どうして太宰はこのような展開にしたのかは、ちょっとよく分からないなぁ。初見のユニットかと思ったが、早坂が主宰するトレモロは2011年に『8人の女』を観ていたのであった。