ナマリの銅像
劇団身体ゲンゴロウ
新宿スターフィールド(東京都)
2024/03/27 (水) ~ 2024/03/31 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2024/03/28 (木) 19:00
価格4,000円
中心人物となる「天草四郎」をモチーフとして、一揆から島原の乱が起きる背景を綴った本作。
身体ゲンゴロウの舞台公演を前作に続き、再び観劇させて頂きました(前作は過去コメントを辿って下さい)。今回は完全な歴史劇かと思いきや、農家がパチンコで持ち金を増やそうと奮闘したり、四郎がホーン型マイクで演説ばりのパフォーマンスを披露したりと現代的な視点を調和させながらも、またそれが嫌味ではない感覚で印象的な物語でした。
四郎役の初鹿野さんが17歳の少年を演じる訳ですが、不思議とあどけなさを持った俳優(濱田岳のような)で、役どころにハマっていたのも良かったです。
若きスターに視点を置きながらも、彼の周りを取り巻く仲間たちや時代背景がきちんと描かれている辺りが、観る側からすればグッと作品へ感情移入させやすいものにしている…と感じます。
2回目のご招待ということで、初めて物販でポストカードを購入させて頂きました。4月の長崎公演も更なるご活躍をお祈り申し上げます。
見よ、飛行機の高く飛べるを
ことのはbox
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2024/03/28 (木) ~ 2024/03/31 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
明治時代の女子師範学校の物語。
照明の暗いシーンや声の小さいシーンが多く、役者の表情が見えづらかったりセリフがしっかりと聞こえてこない場面があったのは残念だったが、結果的に観て良かった。
特に印象に残ったのは木暮婦美役の上之薗理奈さん。
とにかく華があり、彼女が出てくると舞台がパッと華やかになる。調べてみると元アイドル?だそうで、納得。演技の経験は少なそうにも関わらず、あの堂々とした芝居はかなり肝が据わっていると思う。前半の陽気なキャラクターからの、後半の豹変っぷりがすごかった。簪のシーンでは周りの客がもらい泣きしていた。これからもっと売れていくのでは。
校長先生役の加藤大騎さんもよかった。彼が喋るたびに場の空気が締まり緊張感があった。
見よ、飛行機の高く飛べるを
ことのはbox
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2024/03/28 (木) ~ 2024/03/31 (日)公演終了
実演鑑賞
鑑賞日2024/03/29 (金) 18:00
価格3,800円
同じ演目を過去にも観ていたので2回目の鑑賞。
人形の家
劇団東京座
阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)
2024/03/28 (木) ~ 2024/03/31 (日)公演終了
人形の家
劇団東京座
阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)
2024/03/28 (木) ~ 2024/03/31 (日)公演終了
見よ、飛行機の高く飛べるを
ことのはbox
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2024/03/28 (木) ~ 2024/03/31 (日)公演終了
見よ、飛行機の高く飛べるを
ことのはbox
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2024/03/28 (木) ~ 2024/03/31 (日)公演終了
OMERTA-オメルタ-
吉本考志企画
高田馬場ラビネスト(東京都)
2024/03/30 (土) ~ 2024/04/01 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
名前や世界設定複雑そう?と思いながらも、どんどん引き込まれて行く勢いと熱量が楽しい!
終わったらただただ、楽しかったー!って言える作品。
吉本さんの世界、これからどんどん見れると嬉しいな!
繭の家
タテヨコ企画
シアター風姿花伝(東京都)
2024/03/27 (水) ~ 2024/03/31 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
前半はわざとらしい芝居感があったが、舘智子氏が出てくる後半になると見応えが出てくる。この俳優は役を自分に引き付けて自分自身にしてしまうという印象で、凄く存在感がある。
天の秤
風雷紡
小劇場 楽園(東京都)
2024/03/29 (金) ~ 2024/03/31 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
芝居屋風雷紡『天の秤』
開演前の「機内アナウンス」で、劇場は飛行機となり、観客は自分が搭乗していることを知る。上演中は、ハイジャックされた機内にいる臨場感を味わうことになる。ハラハラドキドキの120分。
搭乗客でありながら、目の前の人物の背景、キャラクターが描かれる中で、登場人物に感情移入していく。客観から主観へ、主観から客観へ。登場人物それぞれの中に自分を観てはハッとする。それぞれの立場の「正義」がある。言い分、言い訳、大義、理由、信念、生きる意味、背景・・・。人は、それぞれが自分の持っているものを秤に懸けながら、選択、決定して生きている。上司は部下に比べて重い決断を数多く下さなくてはならないし、親も子供に比べて多くを判断する。そして、今回の舞台では、人命を秤に懸けながら、国家を背景に選択、決断しなくてはならない極限の状況が設定されている。中身のない人間ほどよく吠え、威嚇するのに対して、深く考え、自分の信念を持っているものほど、落ち着いたトーンで話す。舞台という空間だからこそ、客席にはその差が一層目立って見えてくる。120分、惹き込まれ、時を忘れると共に、様々なことを考えさせてくれる作品だった。
見よ、飛行機の高く飛べるを
ことのはbox
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2024/03/28 (木) ~ 2024/03/31 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
終盤が強烈すぎて一気に感情を持っていかれた。ああ、これは名作だわ。宮崎駿の『風立ちぬ』の強さを想い起こす。
ロビーに飾られた祝い花、主演女優・石森咲妃さんが目立つ。やっぱり見てる人は見てるんだな。彼女の実力がきっちり評価されている。
そしてW主演女優の元AKB、清水麻璃亜さんがまた凄い。彼女とは知らずに岩田華怜か?なんて観ていたが、休憩で知って驚いた。TEAM-ODACや五反田タイガーでよく観てはいたがここまできっちりとした女優になっているとは。彼女を推して来たファン達は誇っていいと思う。文句の付けようがない主演女優だった。人一倍努力を重ねてきたんだろう。
この石森&清水ペアのバランスが美しい。学年は違えど歳は同じ。貧農出の劣等感丸出し文学少女と由緒正しき士族のエリートお嬢様。二人の関係性が物語の軸、ラストの畳み掛けには誰もが泣かされる。
1911年(明治44年)、平塚らいてうが婦人月刊誌『青鞜』を創刊。1890年に公布された集会及政社法によって女性は政治参加を禁じられていた時代。そこに女性の権利獲得運動を呼び掛けたらいてうの言葉は世の女性に大変な衝撃を与えた。
愛知県の教員養成学校女子部の寄宿舎にもその衝撃は伝わっていた。勉強運動ルックス、全てに秀でた由緒ある家柄の清水麻璃亜さんは学校中の人気者。誰しも憧れる存在。慕われる教師、篠田美沙子さんは授業に『青鞜』を用いるなど進歩的な思想の持主で校長に目を付けられていた。二学年下の飛行機にやたら興奮する石森咲妃さんは清水麻璃亜さんと親しくなるチャンスを伺っている。その清水麻璃亜さんは新任教師の久下恭平氏のことが気になってしょうがない。禁止されている田山花袋の『蒲団』や『青鞜』を極秘に借り受け、皆で隠れ読む。そのうち、自分達も秘密裏に回覧雑誌「バード・ウィメン」を作ることを計画。表立っては言えない本当のことをありのままに表現することへの渇望。
久下恭平氏、篠田美沙子さん、期待通りの名演。篠田美沙子さんは痛切な役柄。夢と現実、そのどちらをも知るリアルな言説。理想だけで生きていける甘い世界じゃないんだ。
ヒール教師の青山雅士氏が入江慎也みたいで不快な憎まれ役を好演。
上之薗理奈さんも印象的なシーンを残した。
寄宿舎の舎監教師、華岡なほみさんも流石に巧い。
独り、一年生で踏ん張る才媛、凪子さんも良かった。
明治時代の『ぼくらの七日間戦争』、是非観に行って頂きたい。
天の秤
風雷紡
小劇場 楽園(東京都)
2024/03/29 (金) ~ 2024/03/31 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2024/03/30 (土) 14:00
価格3,800円
開演前のアナウンスから非常に凝った没入型観劇ができる作品だと思いました。
それぞれの信念が熱く感じられる素晴らしい作品でした。
(あたらしい)ジュラシックパーク
南極ゴジラ
王子小劇場(東京都)
2024/03/28 (木) ~ 2024/03/31 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2024/03/30 (土) 14:00
初めて演劇を観ました!
とにかく面白かったです!!役者さん皆さんの演技力が高く、それぞれが演じるキャラクターたちにすんなりと感情移入することができましたし、なにより充実した内容と予想のつかない展開に惹きつけられっぱなしでした!
笑えるシーンも沢山あり心の底から楽しめました。
次回も行きたいと思います!
シングルファザーになりまして。
演劇集団 Ring-Bong
座・高円寺1(東京都)
2024/03/27 (水) ~ 2024/03/31 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
最高!でした^^ ほんとすばらしかったです。ジェンダーの問題とかほんといろいろ考えさせられました。役者さんの演技もすばらしく没入感100%でした!
人形の家
劇団東京座
阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)
2024/03/28 (木) ~ 2024/03/31 (日)公演終了
天の秤
風雷紡
小劇場 楽園(東京都)
2024/03/29 (金) ~ 2024/03/31 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2024/03/29 (金) 19:00
一昨年上演された作品の再演。見事、としか言いようがない舞台。(山手線遅延対応で5分押し)106分。
1970年に起こった「よど号ハイジャック事件」を舞台化。現実の出来事に沿いつつ、フィクションとして創造する。ハイジャック犯は1人しか登場せず、2人の操縦士、3人の「スチュワーデス」(当時はCAという呼び方はなかった)、2人の地上職員、2人の政治家で構成される。私が16歳の時の事件で、記憶も一部あるが、こんな出来事が起こっていたのかも、と思うと興味深い。後にストックホルム症候群と呼ばれる現象があったかも、という場面は特にいい。役者陣全員が熱演だが、機長役の祥野とチーフパーサー役の秋月が印象に残る。
2022年の8月に上演された作品だが、私がコロナに感染したこともあって観られなかった。評判が良い作品だったけど、今回観られたのが本当にヨカッタ。
現代翁考vol.1『葬』
演劇ユニット とうたらりん
早稲田小劇場どらま館(東京都)
2024/03/29 (金) ~ 2024/03/31 (日)公演終了
あとのさくら
ここ風
「劇」小劇場(東京都)
2024/03/13 (水) ~ 2024/03/17 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
二度目のここ風。それでも「らしい」芝居だ、と思えるのは、前回観た記憶に引っかかる特徴と、符合する所があるからだろう。関西弁ががっつり登場するのは一つの特徴になる。人情物である事、家族の泣かせる話がある事、など。「確かあれだったっけ」と記憶と資料のページをめくるとタイトルは「チョビ」、幽霊だった、に帰着する「よくある」人情劇(涙の誘発の仕方も古典的)だが構造に工夫があってドライさが勝っていて、後味が良かった。
今回、途中が抜けた(例によって入眠によって)。台本を後で読み返すと、やはり抜けていた。やはり観た感じより、読めば完成度がある。
今回は幽霊でなく、回想が挟まれる構造の劇。三代前が開業して今は休業中だった山村の旅館を再開する前、特別価格のプレ営業に訪れた客四組(五名)と旅館サイドの人間(四名)による、旅館家族の秘密が明かして行く物語。
パズルのピースをはめ込むような脳内作業は大変で、眠気に勝てなくなった。
三代前の回想シーンがあり、二代目たちは不登場。台詞で語られる証言で事実を構成する。
見よ、飛行機の高く飛べるを
ことのはbox
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2024/03/28 (木) ~ 2024/03/31 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
色々な事を考えさせられる、観応えのある舞台でした。
自分の思いを貫く人、長いものに巻かれざるを得なかった人、何を一番優先するのか悩む人等、登場人物の心情が伝わってきました。
内容的に仕方ないのですが、暗い場面が多く表情が分かりにくいのと、台詞が聞き取りにくい箇所が多々あるのが気になりました。
役者さん達の熱演も素晴らしく、深い内容の良い舞台でした!
いちかと華子~ばあちゃんの匂いと宝物~
東京カンカンブラザーズ
ザ・ポケット(東京都)
2024/03/27 (水) ~ 2024/03/31 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
とても良かったです!
内容も面白いし、個性的な登場人物を役者さん達は好演していて、どんどん惹き込まれました。
笑いあり涙ありの盛り沢山の舞台でした。
自分の祖母、そして亡くなった人達の顔が浮かび、会いたくなってしまいました。
心が温かくなる良い舞台でした!