最新の観てきた!クチコミ一覧

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フールズジャーニー

フールズジャーニー

ハグハグ共和国

萬劇場(東京都)

2023/12/14 (木) ~ 2023/12/17 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

「愚者たちの綺想曲」→「愚者たちの幻想曲」

の順に観劇。片方だけでも十分に満足出来ると思うんですが、両方観ると奥行き、広がりがグッと出てきます。
知らない人からすると、よくあるファンタジーでちょっと泣かす要素あるのかな?みたいに思えるかもしれないけど、
ハグハグ共和国さんは、羊の皮をかぶった狼とゆうか、芝居の質、深みともに、そこらの凡百のファンタジーとは一線を画します。
総合力が高い、もっと知られていい団体の一つだと思う。

R-20

R-20

Daisy times produce

萬劇場(東京都)

2023/08/16 (水) ~ 2023/08/20 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

お化け屋敷感がある舞台セットが良い出来で、キャラの個性やビジュアルも楽しい感じでした。

ワタシは神様にはなれない

ワタシは神様にはなれない

劇団YAKAN

王子小劇場(東京都)

2023/04/19 (水) ~ 2023/04/23 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

これ、快作で良かったです。
高橋留美子の作品や天地無用みたいな感じが好きな人なら、凄い楽しめると思う。
唯一惜しいと思ったのは、終盤のライブシーンでペンライトなんかの応援グッズ、手拍子をOKにしてくれたら、より楽しかったろうなって。

「シド・アンドウ・ナンシー」「ぬけ男、恥さらし」

「シド・アンドウ・ナンシー」「ぬけ男、恥さらし」

MCR

OFF OFFシアター(東京都)

2023/12/06 (水) ~ 2023/12/12 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

『ぬけ男、恥さらし』を観劇。
独特な言語感覚でゾクリとさせられるんだけど、実はほんとにピュアな愛の物語で。
良かったなあ。
この作品では踏み越えてない一線を越えて容赦を無くすと、『死んだら流石に愛しく思え』になるのかしら?と思いました。
が、今作は逆に越えてないところが魅力の愛すべき一作って感じでした。

閻魔の王宮

閻魔の王宮

劇団俳優座

俳優座劇場(東京都)

2023/12/20 (水) ~ 2023/12/27 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

劇場に着いて上演時間を確認。三時間。おっと。次の予定は断念し、今日はこれ一本と腹を決めて観劇に臨んだ。
大作となるのも分かる大テーマ。1980年代に起きた中国での薬害問題(事件)を、血液製剤を作る科学者たちと、貧困脱却のため売血が隆盛となった河南省の農民の両側から描く(両者の接点はある)。
中国?と訝る向きもあろうし自分もその一人だったが、この戯曲を書いた女性作家は名前に中国系が入り、米国に生まれてから生育期に台北、沖縄、北京と居所を転々としている。中国で起きた血液製剤を介してのHIV感染(日本でもあったが同じ構図)と闘った実在の女性研究者を題材にこの作品は書かれ、英国で2019年初演、日本での今公演が二回目だという。

人間が描かれている。前方の列で間近に観たせいもあるか、人物のかすかな表情の揺れも見えた。「エイズは西欧の病気だ」と言い放ち、「血液収集のスピードをこれまでの三倍で」との外国製薬企業が提示した条件を飲んで契約をした「兄」。他に先を越されたくなかった彼は、同じ研究者でもある弟のその妻(清水直子)に、新設する血液センターの所長に就くよう懇願する。最終的ここでの無理が、安全後回し・効率優先の処置・管理を招き、やがて薬害への道をたどっていく。
彼女の夫は平穏な家庭生活を望み、彼女は科学者としての正義を望む。冒頭の場面は仲の良い弟夫婦の宅に、兄が若い新人研究員(女性)を連れてくる楽しい場面。明るい前途を信じる彼らの間では、ユーモアの滲む会話が弾む。そこからボタンが一つ一つ、掛け違って行く過程が描かれていく。

彼らが住む都会の場面が舞台の平場で描かれると、今度は舞台上を横断する大きな台の上で、二役を担う俳優が、農民たちの生活場面を演じる。鉱山労働の期間を終えて兄弟が戻ってきた故郷では、貧困にあっても明るさを忘れない彼らの暮らしがあるが(その明るさの大きな要素として次世代への期待がある)、その暮らしにも少しずつ、影が落ちる。
抽象的な舞台(美術)と具体性の高い台詞劇の対照が緊張をもたらし、異化され通しなのだが、人物たちの真情が芝居を膨らませていく。

「告発」に向かう妻に「君が居なくなったら何にもならない」とあくまで引き留めようとする夫が、彼女の思いを理解し送り出す場面。だが結果的に彼女は当局に捕えられ、夫も捕まりスンでの所で命を残される。数ヶ月の実刑を被るのは兄。その妻となったかの若い研究者は、夫と共に地獄への道をひたすら進んで行く。
この件があって「もう自分にやれる事はない(やれる事は全てやった)」と観念した妻は、かつて献血(売血)の現場での事故に立ち会った農民の家族と出会い、エイズを発症した彼らの置かれた現実を知る。そして再び「告発」へと踏み出す。そして決定的な決別の時が来る。家族を愛しながらももっと大きなもののために踏み出す彼女の穏やかな表情、夫に対する失望を悔しさと共に吐き出され、何も言葉が出ない夫。パンフによれば、作者の父がこの題材を彼女に提供したと言う。父はかつてこの女性と同じ職場にいた事があり、彼女は救国の徒=ジャンヌダルクのように言われていたという。

貧困から抜け出すため(それは家族の誰か=子どもたちのためでもある)売血を選んだ家族(河南省では多くの人間がこれで収入を得る事となった)は、妻を亡くした長兄の一人娘を除き、皆売血をした。長兄も最初拒んでいたが、娘のために信念を曲げた。次兄夫婦とその息子、遠方の姉とその息子、祖父たちは、場面が変わるたびに体の各所に少しずつ、斑点を持ち始める。息子にもそれが出た。娘は大学に合格する。深い事情を知らない娘に、父親は絶望の中の希望に語り掛ける。お前はこれから沢山を学ばなければならん、だから帰って来るな、いいか前だけを見ろ、どこまでも自分の道を行け。
報われない死と対峙する者、一縷の望みを託す者、そして託された者、人の命が辿るシンプルな形が、真情が、胸を打つ。

ネタバレBOX

「閻魔」と言うが、ちょっとした会話の中で「地獄が」云々という文言が出てくるが、それほど発展する事なく地獄のくだりは終わる。だが装置の方は閻魔、地獄の何かしらが織り込まれている風である。上手から下手に台があり、アーチ状の大きな口の奥へと続く。中央部分は盆の上で回転し、高さがつながる側と一段下がる側とある。その台の下に支え木が沢山あるのだが、黒字に赤(朱系ではなく青寄り)が塗られている。既視感がある。こんにゃく座「天国と地獄」の地獄の色だ。この美術も杉山至。冥界へと繰り出す人間たちの道行きを誘う「通路」が1mほどの高さで据えてある。このイメージの変奏であり、こんにゃく座の美術を私は難じた。視覚的な美しさ、という点でもいまいちであるし、地獄の「赤」のイメージが「血の池」に限定される感がある。今回の作品はタイトルに「閻魔」とはあるものの、主題ではない(気がする)。私が観た回はバックステージツアーというのがあり、コロナ以降実際の「ツアー」は出来ない代わりに色々と説明があった。農民が台上にいて研究者ら都会のエリートが下にいるのは「上下」関係としては逆に見えるが、意図としては、台そのものが巨大なテーブルの比喩であり、料理として食される農民という構図だそうだ。台を支えていたりいなかったりする赤い支柱は地獄のイメージだが、私は台上の物を焼く炎。地獄、閻魔のイメージはやはりこの作品にはそぐわないな・・と思ってしまった。
有害なおばけらしさ

有害なおばけらしさ

実弾生活

スタジオ空洞(東京都)

2023/12/09 (土) ~ 2023/12/17 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2023/12/13 (水) 15:00

笑いでコーティングされているが中身は世相を皮肉ったシニカルかつビター、ブラックなもの。
それでいてラストではちゃんと主人公の成長を描いてきれいに着地させる絶妙のバランス。
また、チラシ画像で予期したアレはやはり……ニヤリ

ネタバレBOX

チラシ画像で「アダムズ・ファミリー」を想起していたら開演して人物が登場した時にチラシ画像以上にそれっぽくてニヤニヤ。
SQUARE AREA

SQUARE AREA

壱劇屋

近鉄アート館(大阪府)

2023/11/04 (土) ~ 2023/11/05 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

シンプルが過ぎるセット大好き!オープニングのパフォーマンスから、ストーリーに引き込まれてハラハラしっぱなし。登場人物が近くて自分も叫び出したくなるぐらい感情移入できる。これは実際に体感しないと絶対にわからない。痺れました。

海をゆくもの

海をゆくもの

パルコ・プロデュース

PARCO劇場(東京都)

2023/12/07 (木) ~ 2023/12/27 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

一流のベテラン名男優が揃うぜいたくな配役で面白くないはずがない。良くて当たり前。ダメ兄だが不良弟を思いやる高橋克実氏の演技が印象に残る。ゴミ溜めみたいな部屋の感じも良い。所々無理に声を出している感があるのは少し気になったが、広い劇場ゆえ致し方ない。
それにしても、イブの夜に家族ほっぽり出してよそで遊んでいるのは、そりゃ奥さん怒る。

持続可能彼女

持続可能彼女

シベリア少女鉄道

シアターサンモール(東京都)

2023/12/15 (金) ~ 2023/12/24 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

演劇の概念を散々覆してきたシベリア少女鉄道の真骨頂であり、究極のメタシアターとしての到達点。
どう捉えるかは客席側に委ねられる部分もあるが、これまでに体験することはあり得なかったあたおか的笑いと衝撃を存分に体験できた。

紫にリボン結び

紫にリボン結び

♯Q

スタジオ空洞(東京都)

2023/12/22 (金) ~ 2023/12/25 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

ゴシックな世界観の中で繰り広げられる拗らせ純愛ミステリー!
ピュアで不器用な主人公の紫ちゃんと魅力的なキャストで創る空間に愛とユーモアが溢れた85分の傑作。

第78回「a・la・ALA・Live」

第78回「a・la・ALA・Live」

a・la・ALA・Live

阿波おどりホール(座・高円寺内) (東京都)

2023/12/25 (月) ~ 2023/12/25 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2023/12/25 (月) 19:00

価格4,000円

荒山氏の主宰するパフォーマンス・ライヴに初見で行きました。
公演日が25日ということで、演奏も芝居もクリスマスに関する内容が多かったかな。
内容は軽演劇(一人芝居)、アコーディオン演奏や南京玉すだれなど盛り盛りの1時間50分。
今年1年の観劇生活にも感謝を込めて…

ネタバレBOX

劇場参加型の本公演では、
会場の真ん中に客席。出演者や演出内容によって観客側が横を向いたり背面側を向いたりと面白い空間の使い方をしていました。席の間にも演者が移動できる通路があり、最後列の観客が最前列で観られる状況を作り出したり、出演者の舞台を360度使えるという点でも良い魅せ方だと思います。

各回によってパフォーマンス編成の異なるアラカルト寄席ですが、
どうしても「出演者目線」に寄せて演芸が行われる為、観客側が気持ちを切り替えて、次々に観て楽しむ…というスタンスになります。今回はクリスマスですので、折角360度ある舞台を有効に使うのであれば、舞台装飾もあって良かったかなと思いました(殺風景で少し寂しいかな)。色んな形式の表現があってもLIVE全体を通した世界観が出ますし、終演後の撮影も映えます。より視覚から入る情報も楽しめるかなと。
第78回「a・la・ALA・Live」

第78回「a・la・ALA・Live」

a・la・ALA・Live

阿波おどりホール(座・高円寺内) (東京都)

2023/12/25 (月) ~ 2023/12/25 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

毎回楽しみなヴァラエティーショー。昭和レトロな温故知新ネタだったり、シニカルな自虐ネタだったり、ほっこりする人情ネタだったり、なかなかに楽しめました。初見のもっちぃさんの進駐軍時代の紙芝居には泣けました。

夜を歩く

夜を歩く

劇団肋骨蜜柑同好会

新宿眼科画廊(東京都)

2023/12/08 (金) ~ 2023/12/12 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2023/12/11 (月) 15:00

冒頭の芝居がかった大仰な台詞回しの会話にニヤニヤ。続いてあるものに導かれて奇妙な世界に迷い込む主人公に有名(児童?)文学作品を想起するが、その後の詩的(かつ抽象的)な台詞とシュールな状況に「あ、これは昭和のアングラ芝居リスペクト大会か♪」と気付く。
そんな中で描かれるのは「んなワケねーだろ!」から「あぁ、ありそー」な新宿の一夜。
そして朝が近くなった時の「演繹的表現」も面白かったなぁ♪

第78回「a・la・ALA・Live」

第78回「a・la・ALA・Live」

a・la・ALA・Live

阿波おどりホール(座・高円寺内) (東京都)

2023/12/25 (月) ~ 2023/12/25 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

今年の実演観劇のラストでしたわ

説明通りで
大衆演劇って感満載の舞台でした

紙芝居が実話とは・・まぁ思ったが
南京玉すだれは実演で見たのは初めてだったかな
楽しく過ごしましょうという感じが伝わる
温かな舞台となっておりました

薄膜インタフィアレンス

薄膜インタフィアレンス

BEHATI OWL PRODUCE

エビスSTARバー(東京都)

2023/12/21 (木) ~ 2023/12/24 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

ハコに興味があったが
狭いなぁやはり=普通にバーでしたね
座席は周囲に21席程
全体は20畳ぐらいの店内に感じました

さて狭量な空間で
実際にバーに集まる群像劇を真近で演じてた
濃厚な75分の作品でした
うん
こーゆー情報量の詰まった作品は大好物さ(^-^)

ネタバレBOX

どこで場内の明かりと効果音等操作してるんだろう?
不思議に感じるほど絶妙な使い方してた音と光

手を伸ばせば触れてしまうくらい近いトコで
役者さんが上手に演じてた
いろいろと魅力のある登場人物達
こ~ゆ~仲間とクリスマスやら年末過ごせたら
ナンカ良いなぁ~とか思わせてくれた素敵な芝居でありました

お話は
このバーを使ったもので
最初はバーで女将さんが
知り合いのラジオ放送を聞いてる
ところからスタート
’23大晦日「君とラジオ」ってタイトル
次々と常連メンバーや
地元の仲間が貸切というコトで集まってくる
集合者は全て地元の幼馴染であり
基本的な主人公はリサイクルショップの店長さん
その弟や亡くした家族のコト
好きだったサッカーを友人を助けるために怪我をして
諦めた事・・・・
好きだと言えない気持ちとか
仲間の書いた文章で救われた話とか
様々に人間模様を見せてくれました
最後に皆が去って
主人公と女将さんが残り
この店が閉店する話をしんみりとして
幕が閉じます
上手だったなぁ ホント
マドラスオレンジもおいしかった
登場人物は色の名を冠して
タイトルに掛けてました

福原赤弥(あかや)=リサイクルショップの店長
両親は若い時に交通事故で二人同時に亡くなっており
出来の良い弟を一人で育てている苦労人
福原青依(あおい)=この地方を出て東京で大学に通っている
学費は兄が全て出してくれているが
店の経営とかも心配してバイトを兄に内緒で始めている
天使藍(あまつかあい)=コンビニのバイトをしているが
ギターの弾き語りを路上で続けている
学生時代に文化祭のステージで歌えず逃げた事が
心の傷になっている
学校の後輩からはエンジェル先輩と歌を慕われていた
高山黄美恵(きみえ)=嫁ぎ先の姑とうまくいかず
大好きなラジオを辞めるか悩んでいる
元放送部で喋る事が好きだった
蓮見緑朗(ろくろう)=地元を出て東京のラウンジで働いている
アカヤが怪我をした原因の恐竜オタク
如月橙子=文章作成が好きで小説家を目指していた
初のドラマ脚本は期待されていたが酷評され
いまは文章が書けなくなっている
アカヤらはその文で助けられたと話を出す
紫稀=バーの主人
リアルに飲み物は出してましたわ
親から受け継いだ店を閉める決心をした
パクス・リベルタの証明

パクス・リベルタの証明

学習院大学演劇部 少年イサム堂

学習院大学 富士見会館401 演劇部アトリエ(東京都)

2023/12/22 (金) ~ 2023/12/23 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度

開演前に裏手で発声練習してたのが
なんかよかったなぁ~と
さて
わりと小劇場的な空間でした
学生さんという事もあり
もっと上演こなせば固さも取れるよねー
とかは思ったが
話が頭でっかちで説得力に乏しかったなぁ と
前半はまだしも
休憩挟んでの後半の展開が特に飛んでた感じを受けた
2時間超えの作品

ネタバレBOX

進撃の巨人みたく壁に籠った人類の話かと思ったら
その壁の外の国が戦争していて
壁を壊して人類が1000年の繁栄を築いたという話です
その契機となった出来事を後世の歴史家が名付けたのが
タイトルという話
こー述べると普通な感じですが
さえぎる壁のみならず
空も覆っていて本当の星や太陽を見たこと無い
という設定で
後半簡単に壁が破られたり
ひきこもって科学文明を謳歌してるトコと
外で野蛮に戦争してる国との関わりが
なかなか腑に落ちない
設定の煮詰めの甘さが酷いなぁと感じたデス

後世の歴史家が人類史の転換を語る体なら
いろいろと上手に出来た気がするがなぁ
たぶん こうだったんじゃないか劇場にしてみたりとか
せっかく背景に動画とかも投影したりしてたが
何ともなぁ・・・・と感じたデスわ
After HERO‘s

After HERO‘s

Prodeuce-Olc

ウエストエンドスタジオ(東京都)

2023/12/20 (水) ~ 2023/12/24 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

コメディでなく
普通に日朝の戦隊~ヒーローもの後日談で
話が作られていましたわ

舞台下手に箱状の台を配して
立体感を出してましたが
基本黒い素舞台メインでしたわ

話的には
劇場版というよりは
TVSPの後日談風な印象を受けました

ネタバレBOX

最終決戦で敵の親玉を倒して平和になったはずの地球ですが
敵性でない宇宙人らも地球に住みついて
その対策に頭を痛める防衛相とか
決戦でヒーロースーツが壊れてしまい
実力が出せないヒーローが残党と戦う話となっていました

それにつけても
何か王道テキストでもあるのか
どこかで見たような展開がなさせるのは
とても不思議ですわ
剣を使った殺陣は頑張ってはいましたが
剣にしなければならない設定とかは無くて残念
銃を用いたりしてましたが
あまし銃撃戦は上手ではなかったなぁ
ガンカタとか舞台で見れたら・・・とか期待したい

こーゆーSFものは
設定が重要な気がするので
そこを巧く表現したり配したりして欲しかったなぁ
と感想

宇宙人が地球の名産品食べて巨大化したり
地球が銀河高速通路の邪魔になるからと
壊しに来たりとか
いろいろ設定は楽しくイジレルものなんだがなぁ・・・
Strange Island

Strange Island

Nakatsuru Boulevard Tokyo

サンモールスタジオ(東京都)

2023/12/13 (水) ~ 2023/12/20 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

本ユニットの芝居は立ち上げ公演を含めて2本、配信で観ていたがこの度初めて劇場にて体験。画面と音量を調節しながら視聴するのと違って、おートラッシュ並みに叫んでるぞと。え~そこでその台詞を叫ぶか~的中津留戯曲+演出特有のくだりが例に漏れずあったりも含めて、終始面白く観た。
ストレンジ・アイランドとは日本の事かな?と想像していたが、架空の都市が舞台。横文字(英米系)の名前で呼び合う。
貧乏人の住む裏町、金持ちの住む表町という設定は、格差社会を極限化した近未来か、歴史上又は現在どこかにある状況か、しかしいずれにせよ現実社会のメタファ。
格差を容認する社会の行き着く果てのルッキズムへの言及は、自然淘汰や命の選別問題を想起させる。「美」を愛でる心を肯定し、その返す刀が醜さを蔑み、その持ち主たる存在を「切り捨てて良い」理屈を暗に肯定する。
・・表町の人間は「美しい」婚姻相手を選ぶ力があり、結果表町全体の容姿レベルは上がる。人々は美を求めておりそれを追求する権利がある・・。
傍若無人な発言を繰り出すのが、後半頻出する市長(村上)。彼はローマ帝国の皇帝のような衣裳で歩く。
(「美は多様である」との言葉がこれに対置され得る。が、この問題、個人が個別具体の思考と体験を経て「解答」を手にするしかない類のものだ。)

芝居の前半は主に裏町を舞台に、来たる市長選で現職を引きずり下ろすために候補者を立て、格差放置の政策を改めさせようと画策する者たちのグループや、彼らとは距離を取る者、選挙前に金を配りに来る市長の手下に金額の交渉をしようと画策する者らが、居酒屋に出入りする。
そして立候補者である女性(姉)は闇商売に足を突っ込んだ妹を持ち、父が妾に産ませた子である彼女らの前に、父の家業を継いだ「本妻の娘」が現われ軋轢を露見させたり、市長派、反市長派の潜在的対立が緩やかなドラマの動きを見せる。
また色恋の話では、不動産業を継いだ表町の男が店を訪れ、表町と裏町の違いに全く無頓着であるらしい彼がいきなり材木屋の娘に「結婚を前提としたお付き合い」を申し入れたり、市長の手下で悪い商売に手を染めている青年も、幼なじみである同じ女性を下っていたりする(親同士が二人の結婚を約した経緯もあるが彼は結婚のために手を汚して金を稼ごうとしている)。だが相手は「悪い事をしている人は嫌い」と何度もやっただろうやり取りを繰り返す。といった伏線が織り込まれる。

エピソードを全て紹介する紙幅と余力はないが、この後幾年かが過ぎ、人物らの状況の変化がある。トラッシュ作品の名物でもあったこの二部構成は、まるで変わっちゃってる面白さが笑えもし、人間の浅はかさを炙り出しもする。
波乱に富んだそれぞれの人生の歩みの中で、壁に突き当たり、真実に気づいて行く群像劇的なドラマの帰趨が控えている。だがこのドラマには狡猾な悪役とその忠実な僕が存在する。
「変化」の幾つかは劇的で、多様だ。真摯に生と向き合う一人一人の内なる心を垣間見せる一方、打算と権力への固執を続ける者が、手段を選ばず、少なからぬ犠牲を生む。冷酷なドラマでもある。既に構造的なレベルとなった悪弊が、膿を出し切るプロセスとはこういうものだ、というサンプルのような逸話と見るも可能。当然、日本の現在が重なる。

DIVINE 爆誕!

DIVINE 爆誕!

らぶフォー製作委員会

こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)

2023/12/21 (木) ~ 2023/12/25 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2023/12/24 (日) 12:30

アイドルグループ結成までが、なかなかダークで面白かった。異色。歌とダンスを披露するライブシーンが迫力でした。曲がかっちょいい。

わが友、第五福竜丸

わが友、第五福竜丸

燐光群

吹田市文化会館 メイシアター・中ホール(大阪府)

2023/12/06 (水) ~ 2023/12/07 (木)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

何の予備知識もなく、観に行って良かったです。東京の夢の島近くに住んでいたのに何にも知らずに恥ずかしかった。

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