東京の恋
劇団道学先生
新宿シアタートップス(東京都)
2024/04/09 (火) ~ 2024/04/15 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
公演名の東京・恋云々は中身にあまり関係ないように思われるが何か意図があったのだろうか。
3本それぞれ面白い。3本目の深井作は、突っ込み処には目をつぶったとして公演名に反してなかなかロマンチック。2本目の別役作品は、こんな手法で不条理な心の闇を表すとは・・・
ハナコトバ -朗- for spring
Daisy times produce
アトリエファンファーレ東新宿(東京都)
2024/04/10 (水) ~ 2024/04/14 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
とても情感に溢れ、抒情的な朗読劇。
役者(女優)陣の朗読力は勿論のこと、全体の雰囲気作り‐‐‐音響・音楽、照明が物語の情景を巧く表現していた。少しネタバレするが、物語はチラシ説明(裏面)にあるように「青春カルペディエム forラナンキュラス」と「魔女のお茶会 forスノーフレーク」の2話から成る。この2つの物語は時間軸を隔てて関係している。何故 時間軸を違えて2話なのか、といったところが公演の肝。
「青春カルペディエム forラナンキュラス」は、高校3年の時の話であることから瑞々しい印象、一方 「魔女のお茶会 forスノーフレーク」はしっとりとした雰囲気を漂わす。役者が一部入れ替わることから、話し方や雰囲気が異なるのは 当たり前だが、2つの物語に共通した優しさは変わらない。そして それぞれの花言葉に込められた思いを紡ぐようでもある。
上演前から せせらぎを思わせる水音、そして朗読中にも水音や微風・涼風をイメージさせる効果的な音響。また情景を優しく包むかのように流れるピアノ音楽。照明は時間を表す、例えば 夕方(夕日)は茜色といった色彩。時々の照明の諧調が情景を、役者へのスポットライトは心情を見事に表す。
マイクを使った朗読であるが、聴き取りやすく しっかり物語の世界観に浸れる心地良さ。余韻と印象付けを意識したような演出に思える。
(上演時間1時間15分) 【Aチーム】
SWITCH
ステージタイガー
松原市文化会館(大阪府)
2024/03/23 (土) ~ 2024/03/23 (土)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
奥様と二人で観劇。
生徒の安全の為とクレーマーに屈服し続ける先生。
批評に傷ついた部長と協調性欠く部員に振り回される演劇部。
忙しさにかまけ性急に結論を出したがる大人と、思った以上に敏感に感じとり傷つく子供達の融和の物語!
思わぬ結末に感動💓
タイガースイッチ泣けた😢💦
アルバート、はなして
彗星マジック
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2024/03/20 (水) ~ 2024/03/20 (水)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
ベクトルチーム観劇。
私が観劇し始めた頃の彗星さんの匂いがプンプン(良い意味で)して堪らなく好み😍
なのに普段と違う雰囲気…
いつも拝見してる学生劇団の方🥰が多数、フレッシュで個性豊か、これはこれで有り、良かった👍
2020年版のアルバートを見逃し残念に思っていましたが、そういえば2013年版のDVDを買って観ていなかったのを思い出しました。早速、拝見しよう!
ノゾミのない
プテラノドン
シアター711(東京都)
2024/04/10 (水) ~ 2024/04/14 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
素敵なお芝居でした。無意識にしていそうなことを感じながら拝見していました。友達と家族の大切さも伝わりました。皆さんの演技も素晴らしかったです。心が暖かくなる優しい時間ありがとうございました。
この話、したっけ?
劇団伽羅倶梨
KARAKURIスタジオ(大阪府)
2024/03/16 (土) ~ 2024/03/17 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
リーディング公演、楽日観劇。
超~頑固親爺に振り回される家族、親爺が逝って清々した筈が…
個々の家族のエピソードの出し方が上手い🤩
とんでもない親爺だと思ってたが、最後、心を掴まれ、涙が溢れた😢
家族の絆👨👩👧👦の物語、良いボイスシアターだった🥰Good Job👍
次回も楽しみ😍
雨降りのヌエ
コトリ会議
扇町ミュージアムキューブ・CUBE05(大阪府)
2024/03/09 (土) ~ 2024/03/30 (土)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
第形話 第夜話初回観劇。
疎遠で他人な兄弟姉妹5つの短編。
厳しかった兄が亡くなり…
■第形話
遺体を車で運ぶ長女、横に兄の分身が…
■第夜話
次女夫婦か離婚届に押印、すると兄の幽霊が…
コトリ会議さんらしく心がチクチク、でも何故か優しい🥰
そんで今回は大笑い😆
他の3話も拝見したかったが伺えず、残念。
とてもコトリ会議さんだなぁ、という企画で、面白かった。
WORLD OF END
RTC project
大阪市立芸術創造館(大阪府)
2024/03/08 (金) ~ 2024/03/10 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
楽日観劇。
WORLDシリーズ全3話の起点、ワーエン!
残り2話の流れを呼ぶ伏線、ストーリー展開が見事!
あーるTCさんらしいダイナミックな殺陣も秀逸で、これは次回も観ないと🤩
ポーキーズから拝見の主要メンバーに、ひかるさんなど若い方も加わり、観応えあり、良かった🥰
流れゆく雲を、空はただ見つめている
HAYASHI
扇町ミュージアムキューブ・CUBE03(大阪府)
2024/04/12 (金) ~ 2024/04/14 (日)公演終了
満足度★★★★
良かった❗
空と雲のリレーションは題目どおりなのかもだが、人生はそうではない
どんなに苦しいエンベロであっても切り開いていこう❗といったメッセージだったのかな〰️🎵
アオハルじゃねえ! 青春(せいしゅん)だ!
劇団S.W.A.T!
「劇」小劇場(東京都)
2024/04/04 (木) ~ 2024/04/14 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2024/04/11 (木) 14:00
【女子校Ver.】
男子校Ver.を観ながら漠然と予期した通り「男子校Ver.が基本形、女子校Ver.は応用編」または「直球の男子校Ver.、変化球の女子校Ver.」な印象で、「あれはそう変えたのか」と「そこはそのままなんかい!(笑)」がそれぞれあって2倍以上楽しめた。
また、男子校Ver.を観て展開を知っていたのでより感情移入ができたのか感動も大きめ(変化球なのに(爆))だった希ガス、いや気がする。
いまさらキスシーン
劇団六風館
大阪大学(豊中キャンパス)(大阪府)
2024/04/12 (金) ~ 2024/04/13 (土)公演終了
満足度★★★
学生時代を恋愛、クラブ活動、勉強と文武両道+ワンを全力で突き進む女子高生の話 六風館で一人芝居は…少し寂しくて…
何度か見た演目だが、設定が一番あっていただけに…
ワイルド番地
ホチキス
あうるすぽっと(東京都)
2024/04/05 (金) ~ 2024/04/14 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
あらすじ以上の熱量と機微が全編に散りばめられていて、物語が進んでいく度にわくわくしっぱなし!
役者さん達の大振りな声もマイムも感情が伝わってきて一人一人に感情移入してしまうくらい素敵でした。
笑いあり涙あり、様々な人間関係について余韻の残る熱い作品でした。
世迷子とカンタータ
9-States
駅前劇場(東京都)
2024/04/10 (水) ~ 2024/04/14 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
観たことのあるような配役に設定、過去作との絡みがあるのですね!?
以前にも感じたのですが、モニターの見やすい席にすればよかったです。
そして、言葉でうったえかけてくる、そんなステージ、面白かったです!
世迷子とカンタータ
9-States
駅前劇場(東京都)
2024/04/10 (水) ~ 2024/04/14 (日)公演終了
ハナコトバ -朗- for spring
Daisy times produce
アトリエファンファーレ東新宿(東京都)
2024/04/10 (水) ~ 2024/04/14 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
Bチームを観劇しました。
花言葉をテーマにした心温まるストーリーで、意外性もあり面白かったです。
役者さん達の台詞が聴き取りやすく、朗読劇に合っていると思いました。
そして、役者さんが全員可愛くて、女の私でも目尻が緩んでました。
素敵な舞台でした。
ハナコトバ -朗- for spring
Daisy times produce
アトリエファンファーレ東新宿(東京都)
2024/04/10 (水) ~ 2024/04/14 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
Bグループの朗読劇を観せていただきました。朗読劇については、「演技ではないのだから、格は下では」と見くびっていたのですが、いやいや、これは一つのジャンルとして、立派に成立するのだなという、反省、発見の日になりました。
みなさん表現読みがすばらしく、単にうまく読めばいいという姿勢ではなく、練習で何度も何度も読みこなしたことがわかるほど、素晴らしいものでした。
しかも、私の観た回は、まったく「噛む」ことも、「棒読み」になることもなく、観客を魅了していたと感じました。すてきな公演でした。
二つほど懸念。
会場に入ると、客の9割方が男性。会場のまわりの壁にたくさんのプロマイドが貼られている。ああ、みなさん、お目当ての俳優さんがいるのだなと。豈図らんや、開幕前にグッズやらプロマイドの販売(たぶん)がされている。結構売れている気配。劇団の財政事情もあるのだろうが、(たしかに座長さんのような魅力的な方もたくさんいるのだが)それだけに邁進することはないことを。
2つ目は、長い目で見て。短期決戦でないのなら、男性、年配者も入れることを視野に入れてみては、と感じました。たしかに、今回のような演目なら大丈夫でしょうが、全体が「アニメ声」ばかりですと、演じるものがどうしても限られてしまいます。幅広い世代、男女の入り交じる世界を背景にしたものには、今の布陣では厳しいかなと。ただ、これは主宰者の考えが最優先です。
グッズやプロマイドの、よき購入者にはなれませんが、引き続き注目しています。
疲れ気味だった週末に、生気をいただきました。ありがとうございました。
私を殺して...
東京ハイビーム
地中海料理&ワイン Showレストラン「ガルロチ」(東京都)
2024/04/05 (金) ~ 2024/04/12 (金)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
サスペンス&ブラックコメディといった公演で、東京 新宿にある地中海料理&ワイン Showレストラン「ガルロチ」で飲食しながらの観劇。実際は 食べながら観るのは難しいかも。
舞台は 都会の片隅の地下倉庫ということだが、レストラン会場ということもあり、その雰囲気はない。どちらかといえば熱気むんむん、満席だから当たり前だろう。
物語の内容からして タイトル「私を殺して…」は、逆説的な意味合いにとれる。人は究極(生死)の状態に追い込まれると、生きることを欲す。その心情表現を表面的には面白可笑しく観せながら、物語は二転三転するような展開。役者は、時に会場内を歩き回り 観客を弄り、または舞台に上げ一体感を煽るような。前説でも 木下采音さんが「(^^♪東京ハイビーム~」と掛け声をかけ、決まり文句の唱和を求めるなど 場を盛り上げる。
さて、説明によれば 自殺コ-ディネイタ-安楽(久下恭平サン)の元に自殺志願者のマドンナ(黒田由祈サン)と名乗る女がやって来て、「美しく死にたい」と…。安楽はマドンナにさまざまな死を提供するがマドンナはなかなか納得しない。そんな中、怪しい訪問者(栂村年宣サン)が乱入し事態は思わぬ方向へ…。中盤までは、安楽とマドンナの(掛け合い)漫才のような軽快な会話が続くが、訪問者の登場で雰囲気は一転し怪しげになる。ここから物語 そして会話が漂流し始め、どこに辿り着くのか俄然興味を惹くようになる。
大ヒット韓国演劇の日本バージョン…韓国での公演は分からないが、日本では舞台セットに溶け込むようにピアノが置かれている。駒木菜穂さんの生演奏が、効果的な音響・音楽を担い 同時にライヴ感を引き出しており楽しめた。
(上演時間1時間40分 途中休憩なし)
ハナコトバ -朗- for spring
Daisy times produce
アトリエファンファーレ東新宿(東京都)
2024/04/10 (水) ~ 2024/04/14 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
Bteam観劇。出演者の方々の声の感じが皆さんかなり違っていて面白かったですし、聞き取りやすくて良かったです。
メディア/イアソン
世田谷パブリックシアター
世田谷パブリックシアター(東京都)
2024/03/12 (火) ~ 2024/03/31 (日)公演終了
実演鑑賞
エウリピデスの悲劇『メデイア』とその前日譚にあたる『アルゴナウティカ アルゴ船物語』を再構成し、あらたな演劇に仕立てる意欲作。怪物や魔法に彩られたイアソンとメディアの出会いの物語があればこそ、あの重苦しい悲劇の背景も理解できるというものだ。
影絵のような無彩色の舞台(装置)は洗練されていて、特に後半では(その陰惨な内容とも相まって)観客の想像力を刺激する。だが、ファンタジー色の強い前半については、しばしば禁欲的すぎて、描かれる世界の奥深さ、すでにすれ違っているイアソンとメディアのあり方、そこでの感情を見えづらくしていた面もあるのではないか。(とはいえ、若き日の二人のどことない頼りなさ、青さの表現は新鮮で印象に残った)
また何よりもこのプロダクションを特徴づけるのは、メディア/イアソンの間に生まれた子供たちが語り手をつとめる「物語」という構造。終幕の「語り」「子守唄」が、血に塗れた悲劇と共鳴し、鎮魂、そしてわずかながらの希望/祈りの場へと昇華していくさまに、ギリシャ悲劇を「いま」に投げかける意味が込められているように感じた。
アイドルは AT 車に限る
怪奇月蝕キヲテラエ
新宿眼科画廊(東京都)
2024/04/12 (金) ~ 2024/04/14 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2024/04/12 (金) 19:30
劇団名に反して真当な会話劇。女優主体の作品だが、アイドルとアイドル・ヲタクそれぞれの葛藤を描いた秀作。(前説3分)82分。
那須にある寂れつつある合宿型自動車教習所はリストラで若手女性教官だけが残るが、校長も含めたみんながアイドル・ヲタク。そこでご当地アイドル・那須娘のメンバーに免許を取ってもらうことで話題作り、回復しようとするが…、の物語。ありそうだけど実際にはないだろうという設定だが、元カリスマ・アイドルが免許を取りに来る展開が秀逸。登場人物それぞれの役割や葛藤が巧みに描かれ、興味深く展開される。役者陣も皆好演。元アイドルを演じた藤真が神がかり的な演技に向いているのは知っていたが、その葛藤と交差する葛藤を見せる上岡の演技も凄く、狭い会場ということもあって、2人のシーンにはゾクゾクした。route.©️の平安の軽さも心地好い。笑えるシーンも多いのだけれど、なぜか笑いが起きないのは何故。