まともがわからない
The Stone Age ヘンドリックス
in→dependent theatre 2nd(大阪府)
2024/04/26 (金) ~ 2024/04/28 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
外野から見れば良くないわけで、好きやからしょうがないか。好きになるのは訳がある。おにぎりの場面はホロリと来ました。
お芝居観られて良かったです。
ありがとう😀
3156(サイコロ)
WATARoom
ブルースクエア四谷(東京都)
2024/04/26 (金) ~ 2024/04/28 (日)公演終了
銀河鉄道の夜
青年団
こまばアゴラ劇場(東京都)
2024/04/25 (木) ~ 2024/04/29 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
〈チーム蠍座〉
平田オリザ流『銀河鉄道の夜』論な部分が非常に面白かった。確かにカンパネルラはそんなに良い奴でもないな。貧乏で虐められているジョバンニに唯一優しく接してくれるだけ。虐めっ子グループのザネリとも仲良いし、最期はそのザネリを救けて溺れ死ぬ。自分の中の正しさに殉じて死んでいく少年。理想の友達みたいに思っていたが、何かを背負わされている可哀想な子に見えた。自分の判断ではなく、常に何か誰かの評価を気にした行動。死にたかったのか?
ジョバンニ役菊池佳南さんは顔立ちがキムタクに似ている。5人で一時間で『銀河鉄道の夜』をこなすという荒技。取り憑かれたように何役もこなす、たむらみずほさんがMVP。狂気すら感じた。一番、判り易いタイタニック号ネタを切るとは驚いた。何を切って何を残すのか、が面白い。原作についても考えさせられる。後ろのスクリーンに投影されるアニメが良い出来。3時間ぐらいのもうこれ以上はない『銀河鉄道の夜』なんかも創って欲しい。
デカローグ1~4
新国立劇場
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2024/04/13 (土) ~ 2024/05/06 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
B ②④
②同じ集合住宅の最上階に住んでいる女(前田亜季さん)が下の階の老医師(益岡徹氏)を訪ねて来る。彼は入院している女の夫(坂本慶介氏)の主治医。「寝たきりの夫は助かるのか、このまま死ぬのか?」「そんなことをこんなところで軽々しく答えられない。決められた曜日に来院して正式に面談してくれ。」
テーマは「プラマイゼロ」。
④娘(夏子さん)を産んですぐに亡くなった母(松田佳央理さん)。父親(近藤芳正氏)は独りで娘を育て上げた。長期出張に出掛けた父の引き出しの中に意味ありげに置かれた封筒。「私が死んだら開封するように」と書かれてある。それを読むべきかずっと考え続ける娘。
前田亜季さんだとは気付かなかった。確かに①②の組み合わせだと暗くて動きがなく、つまらないかも知れない。(だから変則的なプログラムにしたのだろう)。
夏子さんは熱演。背景に映し出される巨大な映像がなかなか効果的。公園の池のシーンは良かった。
MVPは近藤芳正氏。笑いに飢えている観客が食い付いた。
全話に登場するであろう、亀田佳明氏演ずる名無しの男。石森章太郎の『ジュン』に登場する少女のように集合住宅の人々の暮らしを哀しそうに見つめている。この役をもっと意味ありげに配置するべき。この連作集の謎を解く鍵のように。
是非観に行って頂きたい。
トライアル 2024
A.R.P
小劇場B1(東京都)
2024/04/24 (水) ~ 2024/04/29 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
Aチームを観劇しましたが、すごく面白かったです!
ストーリーの面白さ、役者さん達の熱演に、あっという間に惹き込まれました。
台詞やキャラクターのリアクション等、笑える場面が沢山あり、ずっと口元が緩んでいました。
且つ、事件の真相は何なのか?真剣に考えながら観ました。
予想外の展開で、本当に良く出来た脚本だなぁと思いました。
大満足の舞台でした!
「あぁ、自殺生活。」
劇団夢現舎
新高円寺アトラクターズ・スタヂオ(東京都)
2024/04/17 (水) ~ 2024/04/21 (日)公演終了
トライアル 2024
A.R.P
小劇場B1(東京都)
2024/04/24 (水) ~ 2024/04/29 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
面白い、お薦め。
当日パンフによれば、初演は14年前で裁判員制度が施行された頃 だという。本作は時代に合わせ加筆修正したとある。表層的には裁判員制度を揶揄するような印象だが、物事(事件等)を疑って多面的・多角的にみることの大切さを描いているよう。演劇的には、裁判員制度といった堅苦しい内容(制度)を 面白可笑しく描くことで、その在り様を楽しく観せ そして考えさせる。
有名な「十二人の怒れる男」を連想させる内容で、勿論 被害者と被告人は登場しない。謎の そして曖昧な人物像を想像させ、事件が起きた状況を素人なりに推理していく。その過程と登場人物1人ひとりの性格や立場を立ち上げながら軽快に展開していく。観客の気を逸らせない楽しい会話、そして いつの間にか事件の核心に迫っていく巧みな構成、見事。
(上演時間1時間45分 途中休憩なし) 【Aチーム】 追記予定
3156(サイコロ)
WATARoom
ブルースクエア四谷(東京都)
2024/04/26 (金) ~ 2024/04/28 (日)公演終了
2×3
甲南大学文化会演劇部 甲南一座
甲南大学岡本キャンパス甲友会館(兵庫県)
2024/04/28 (日) ~ 2024/04/28 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
学生演劇は無料カンパ制で観れるのが有り難いです☆でも内容はクオリティ高いお芝居されるので見応え十分でいつも感動させてもらってます!今作品も素晴らしかった\(^o^)/
ARTE Y SOLERA CONCIERTO Vol.28
ARTE Y SOLERA 鍵田真由美・佐藤浩希フラメンコ舞踊団
めぐろパーシモンホール(東京都)
2024/04/20 (土) ~ 2024/04/20 (土)公演終了
実演鑑賞
この手の発表会にはありがちなことですが、やっぱり上手い人とそうでない人の差が大きいなあ、と。
音響はもっと自然に演奏が聞こえていたら、更に良かったかなあ、と。
最前列では、ハレオやパルマで盛り上げている人がちらほらと。
その点については本公演よりも良い点だなあ、と。
ユリが咲く頃には
名城大学劇団「獅子」
G/Pit(愛知県)
2024/04/19 (金) ~ 2024/04/21 (日)公演終了
どつぼ
ナイスコンプレックス
阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)
2024/04/26 (金) ~ 2024/05/06 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
市街発イマーシブ演劇…阿佐ヶ谷編。劇場<阿佐ヶ谷アルシェ>を結婚式場に見立て、観客は これから始まる結婚式の参列者という 没入と言うか体験型の観劇。観客(参列者)によって好みが分かれる公演。自分は楽しんだ派。
ちなみに イマーシブ演劇は、新郎が寺山修司を慕う劇団員という設定が妙。
ホームページにあるが、本公演の始まりは、阿佐ヶ谷駅前で北口(新婦側列席者)・南口(新郎側列席者)に集合し、阿佐ヶ谷の街を散歩しながら「結婚式の会場となる阿佐ヶ谷アルシェ」に向かう。散歩は新郎コースと新婦コースの2つ。先導する案内人(濱仲太サン)が、Zoomを使って 店や景色などに思い出や2人の出会いや抱えている悩みなどを説明しながら歩く。そこに結婚式会場で起こる事の伏線が散りばめられている。
結婚式を挙げる迄の苦労話。それは世界的な感染症「ゾンビ禍」で順延を余儀なくされたカップルの苦悩を、ナイスコンプレックスのコンセプトである「実際にあった事件をモチーフに描いている。現実にあったであろう事を観客に体験させることで知ってもらう」を意図している。まさしく劇場のみで完結するのではなく、観客の脳髄に作品の一瞬を焼き付け残したもの。
説明にある「結婚式を控えていた普通の人間。全ての準備が整ったその時、世界は『ゾンビ禍』となる」は、どのような状況下か 容易に想像がつく。公演の結婚式は3回目という設定---延期・中止・決行中断、そして有り得ない事態への「慣れ」は怖いが、それでも人間は逞しい。そんなことを改めて感じさせる公演。
(上演時間2時間15分 散策含む)【新郎側参列者】
鴨川ホルモー、ワンスモア
ニッポン放送
サンシャイン劇場(東京都)
2024/04/12 (金) ~ 2024/04/29 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2024/04/27 (土) 13:00
鴨川の岸の舞台美術が面白かった。
「吉田代替りの儀」も楽しめた。
空夢
劇団papercraft
すみだパークシアター倉(東京都)
2024/04/26 (金) ~ 2024/05/06 (月)公演終了
デカローグ1~4
新国立劇場
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2024/04/13 (土) ~ 2024/05/06 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
クシシュトフ・キェシロフスキ監督と言えば、映画好きであった昔2本ほど観た記憶があり、それがTVシリーズ「デカローグ」から映画化された2本(「殺人に関する短いフィルム」「愛に関する短いフィルム」)に当たったのだが、元がTV用作品だと知ったのは後の事で、いつかTV版の全作が見れたらな~、という思いが脳の奥底に残っていた。
今回の新国立主催の公演は(にしては)中々の盛況ぶりな印象だが、映画ファンの動員という事もあるだろうか。
Aプログラム(1話・3話)を観た。
子役が出演する。見たところ小学高学年。特に1話では主要人物3名の一人の役を担い、台詞も多く、父子家庭(母親とは死別か別居か不明)の健気だが繊細な、しかし自分の考えや疑問を中心に存在し得ている、うまく言えないがある特徴を備えた役柄。父親は間違いなく彼の成長を大事に、不要な作為で相手の精神を歪めないよう、自分も自然で正直な、それゆえ世界を肯定する前向きな存在であろうとするような、そんな姿を想像させるすくすくと育った子どものキャラが浮かぶ。
つまりドラマが想定した父子関係を成立させる役のキャラが鍵に思われる。その点でこの低年齢の俳優は、「稀に見る天分」の子役ではない事は全く良いのだが、キャラがフィットしない感が残った。指定された動きをこなし、台詞を出す範疇に止まり、心を動かす領域には到達できなかった。と言ってもそれは恐らく劇作りで難度の高い作業で、小川絵梨子演出はこの最大のネックをどれほど意識しただろうか、と疑問が過ぎった。勿論大意を伝える役割は果していたけれど。
第一話は父子と、父の姉(=息子の伯母)が主な登場人物。学者の父は、パソコンの計算式を活用する技量を体得した小学生の息子と、プログラムの話題で日々のコミュニケーションをかわしている(パソコンに打ち込まれる文字・記号は、縦に長い「団地」の装置の上部の壁面に映し出されるが、ポーランド語らしい)。
この所息子は「死」についての質問を父によくする。なぜと聞けば、近々建つ教会の敷地の前に、犬が死んでいたという。「死とは何か」の質問に対し、父は分子レベルの話をする。死によって人間は「消える」だけだという。
「今日は伯母さんが夕食を作ってくれるからな」と出かける父。伯母の興味に答えて息子はパソコンを立上げ、打ち込んだ指示算式で家内の電化製品を動かし、玄関の鍵を解除し、風呂の湯を沸かす。感心する伯母。父は遅く帰って来る。伯母は甥のために教会に通わせたいと願い、弟にも勧めるが、無神論を貫く科学者である弟は難色を示す。父はコロンの匂いをさせ、姉に指摘される。(姉はこれを厳しくは咎めないので、妻はいないと思われる。)
不思議な場面がある。ある夜、子どもが得意で毎日プログラムを作っているパソコンの電源を消したにも関わらず、点いてしまう。もう一つ伏線らしい事が起きるが、その後、ある日の夕方学校帰りに事故が起きる。サイレンが響きわたり、近所の大人が「子供二人が池に落ちた」と告げに来る。息子は池の氷の厚さを計算できる。そういう間違いは犯さない。だから息子ではない、と推量するも父は居ても立っても居られず駆けつける。救助隊に引き出されるのを凝視するもう一人の近所の母親が、絶望の声を上げる。息子とつるんでいた級友を見つけ、姉が声を掛ける。「スケートに行くと言っていた」と言う。そして父も現実を知り、崩れ落ちる。家に戻った父は、再び「勝手に」立ち上がったパソコン画面に映った「I am resdy」を見つめ、エンターを押す。再び「I am ready」と出る。何度もエンターキーを押すが他に何も起きない。普請中の教会の壁に蹴りを入れる。まるで無神論である自分をあざ笑った相手に抗議するように。
ポイントは、上述した「不思議」で、最初私は息子が不可思議の領域に触れつつある事を示唆するものかと考え、池の氷の厚さは十分だったのに息子に備わった別の力が氷を貫いた、とも想像したが、恐らくはパソコンが息子に嘘の解を教えた、というのが作家の意図だろう。
旧約聖書にはアブラハムが高齢にして漸く授かった一人息子イサクを、生け贄に捧げるよう神が命じるという有名なエピソードがあるが、旧約の神は理不尽な神、人間を「試す」神だ。しかし現代において、人間が神を裏切るテーマは数あれど、神がかくもあからさまに人を試す物語は寡聞。息子を死なせたのは神ではなく、「科学への過信」と言い換える事も可能だが、このドラマは事故の背後に「神」を読み取らせる。
以上がエピソードⅠ。Ⅲはネタバレに改めて。
カラカラ天気と五人の紳士
シス・カンパニー
シアタートラム(東京都)
2024/04/06 (土) ~ 2024/04/26 (金)公演終了
実演鑑賞
開幕から注視させる流れである。別役戯曲の中でも些か軽いナンセンスの部類だが、加藤拓也演出は客との馴れ合いでナンセンスのもたらす緊張を即座に笑いへ着座させられる所をさせず、手練れの役者が「真剣に」というか「純朴なまでに真面目に」そのアホな言葉を吐く男共を演じてる。その様が良い。
松井るみの装置はその場所を近代的な地下鉄のホームに見立て、柱を上ると等間隔に設置された最近風の電灯に手が届き、これは劇中で使われる。
「俺たち」という集合が見えて来るのが終盤のこと。女性二人が嵐のようにやって来て、去って行った後、「男ども」の集合が残る。彼らはあの彼女たちこそ本当に物事を実行した「何かを為した者」だ、と評する。だとすると何事をも為し得ない自分らは一体何ができるのか、何をすれば良いのか・・。
時代の産物を微かに戯曲に残して行く別役実の台詞の端に、何かが引っ掛かる。恐らくはこれが書かれた当時あった何か、またはその当時人々の記憶に残っていた何か..。
加藤拓也は令和に読み替えた「カラカラ天気」をやったと言う。
当日立ち見で観劇した時、令和への翻訳のポイントは分らなかったが(今もあまし判っとらんが)、配信をやるというのでこれも観て、新たな発見もありまた初見と随分印象も違った。戯曲の時代性という点で言うと、「何かを成し得ない」事への自省、自己批判は今の時代、そう厳しくは問われない(己を突き刺す事はない)のではないか。
何かを成そうにも成せない時代、条件的に剥奪された状況がスタンダードな時代だから。
戯曲的にも、男たちの前に何か具体的な課題を持ち込まないと、彼らはそれほど痛烈には、その事(何も成し得ない事)を慨嘆するには至らない。
しかし言葉の一般的な意味としては、つまり語義的には理解はできる。そして、彼らは今少なくともやれる事に、真摯に向き合うというラストを作る。これはこれで、感動的なのである。
絶望という名のカナリア
甲斐ファクトリー
小劇場 楽園(東京都)
2024/04/23 (火) ~ 2024/04/28 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
面白かったです。
主人公、そして闇を持った登場人物達の行く末は?と、どんどん惹き込まれました。
様々な社会問題について考えさせられる内容で、観応えがありました。
役者さん達の演技も素晴らしかったです。
何とも言えない余韻を残す、良い舞台でした。
空夢
劇団papercraft
すみだパークシアター倉(東京都)
2024/04/26 (金) ~ 2024/05/06 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
2022年9月、この劇団の『世界が朝を知ろうとも』を観てガックリ。今後もう二度と観るつもりはなかったが、入手杏奈さん出演で反射的に即チケット購入。
前田悠雅さんも出演、ショートカットがまた似合ってる。
主演の坂ノ上茜さんが魅力的。川口春奈とか辻希美っぽくも見えた。
随分贅沢な女優陣、このキャスティングだけで半分以上は満足。
ドウキュウセイと呼ばれる者達が暮らす世界がある。高度に管理された監視社会、センセイと呼ばれる者が権力を持つ。その街に時折紛れ込む存在がいる。彼等は座敷童子的に周囲の記憶を弄って居座る。それを摘発する組織があり、常に異分子の存在に敏感になっている。貴方の記憶は改竄されていないか?隣りにいる者は本当に昔から知っている存在なのか?
流れるのは童謡。『線路は続くよどこまでも』など。
絶望という名のカナリア
甲斐ファクトリー
小劇場 楽園(東京都)
2024/04/23 (火) ~ 2024/04/28 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
最初はTPOに合わせて笑うのを我慢していましたが、やがて同じ思いをしていたであろう忍び笑いが耐え切れずにあちこちから
あぁ~これで少しは解放できる、それにしてもブラックでずるいなぁ(笑)
何より役者さんの等身大な感じの演技がとても心地よい
自虐が入った女優さんに対しても「等身大」というのは失礼な話だけれど、いやホントそんなスピリッツも素敵でした
当事者には全く見えていないけれど、観客には見えてくる彼等の“鳥かご”
がんじがらめの“鳥かご”は当の本人の思考や行動が材料になっている事を興味深く体感できる公演
第10回記念公演、拝見するのはまだ3回目が言うのも何ですが、甲斐ファクトリーさんの真骨頂キターーーーという思いがしました
何故に甲斐ファクトリーさんの描かれる“闇”がこんなに魅惑的なのか
日常生活の中で存在は知っていても、危険な香りがしてとても近づけない世界
そこを覗き見できる魅力というのもありますが、その磁場から派生する偏った価値観
当人がそれを絶対だとこだわるほどに”闇”は甘美に広がっていくよう
心の震えは恐怖なのか歓喜なのかもはや見分けられない
先に「とても近づけない世界」と書いたけれど、それは本当にさりげなく日常に入り込んでくる場合もありそうで自分だけは安全圏にいるとは決して言い切れず
その立場になれば”闇”の中で陶酔し、冷静な判断はすっかり消え去り、自ら破滅の方へと進んでいくのではないかと想像できてしまうのにはゾクッとしてしまいます
エピソードの絡み方、個々の存在感、観客目線の移させ方、象徴のように置かれた鳥かごと主人公の絡み方、どれもが素晴らしかったです
なかなか失われない30年
Aga-risk Entertainment
新宿シアタートップス(東京都)
2024/04/27 (土) ~ 2024/05/06 (月)公演終了