最初の二十面相
劇団身体ゲンゴロウ
北千住BUoY(東京都)
2024/05/23 (木) ~ 2024/05/26 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
タイトル、そういうことか。
結構重たい話だったが、いい意味で淡々としていてスッと入ってきた。
死ぬことと生きることは相反しているけど実はイコールなんだと、そんな感じ。
なかなか良かったと思うがラストの台詞が聞き取りにくかったのが少し残念。
略式:ハワイ
劇団スポーツ
OFF OFFシアター(東京都)
2024/05/15 (水) ~ 2024/05/19 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
前半のタイムリープが緻密な上にシチュエーションコメディ的な行き違いから来る笑いもふんだんにあり楽しい。おしるこは少しくどかったけど
本当に戻るべき時点に気づいたあたりからは、もう苦く辛く切なくて胸が詰まる思いで観てた。
とても面白かったし、声が良いね。
こどもの一生
あるいはエナメルの目をもつ乙女
王子小劇場(東京都)
2024/05/15 (水) ~ 2024/05/19 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
物語の根底は社会派だなと感じる。社会の縮図的な…
怖いというより不気味。山田のおじさんもだけどかっちゃんの幸せ感じる瞬間がより不気味。「いたい」というキーワードを個人的に深掘りしたい。
全ての役者が役にどっぷりはまっていて、とても面白かった。
ピテカントロプス・エレクトス
劇団あはひ
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2024/05/24 (金) ~ 2024/06/02 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
台詞の言い方を制御するタイプの劇団だが、序盤はただただ単調であり、客席の入眠率も高かった。コンセプトや形式が特徴的なのかもしれないが、ただの戦略ではなく、芝居の面白さに結びついていると感じさせてほしかった。
ところどころドキリとはさせられる。客のことを丁寧に想定していないのか、続きを見せたくする仕掛けが薄く、こと主張に関しては過剰な説明台詞に聞こえた。
一方で進化は感じた。同時に、ゆえにこれでいいのかという疑問も涌き出た。
第壱部「綺譚 逢浄土桜心中」第弐部「DREAM-NeoJapanesque」
想組〜こころぐみ〜
小劇場メルシアーク神楽坂(東京都)
2024/06/01 (土) ~ 2024/06/02 (日)公演終了
GFT版 贋作・桜の森の満開の下
突劇金魚
大阪市立芸術創造館(大阪府)
2024/05/30 (木) ~ 2024/06/02 (日)公演終了
満足度★★★
坂口安吾の短編 夜長姫と耳男 と桜の森の満開の下をミックスした作風 坂口安吾の作品の中でも、最高作品と言われている作品を現代の問題もクロスさせながら話は進む
作演出の意図はわからないが、2つの名作をミックスさせることで、作者(坂口安吾)の視点がぶれたことにより、原作を分かりにくくしているように感じた
またそれを現代とクロスさせることで、人間の本性(昔←百人一首が出てたから平安時代?と現在)は変わらないといったメタファーを表現したかったと思うが、これも私には少し分かりにくく残念でした
あんころ組を拝見したが、満席のWコール 他の組とのキャストの差が有りすぎ… グッズもあんころ組は完売とキャスト目当て客が多かったのだろうな〰️ 多分再演だし、主役の負担が半端ない
熱海殺人事件 売春捜査官
クリームソーダのさくらんぼ企画
アートスタジオ(明治大学猿楽町第2校舎1F) (東京都)
2024/06/01 (土) ~ 2024/06/02 (日)公演終了
熱海殺人事件 売春捜査官
クリームソーダのさくらんぼ企画
アートスタジオ(明治大学猿楽町第2校舎1F) (東京都)
2024/06/01 (土) ~ 2024/06/02 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
つかの作品はバリエーションが多い。それはつかの演劇に対する関り方の根本にあった態度から来ていることは周知の事実だが、今回選ばれた台本はその中でも極めて優れたものの1つであろう。先ずは、これだけの台本をよくぞ見つけ、演じたということにある。舞台美術は必要最小限。理想的である。演出、演技何れも若者にしか出来ぬスピーディーで切れがある、またその熱量が観客を撃つ力を持つ称賛すべきものであった。鏤められた膨大な科白が速射砲のように歯切れよく而も舞台という形式でしか実現されない卑語の多用と共に一種の清々しさと共に表現されるのは関わる者総て演者総てが若者であればこそだ。追記後送 華5つ☆
第壱部「綺譚 逢浄土桜心中」第弐部「DREAM-NeoJapanesque」
想組〜こころぐみ〜
小劇場メルシアーク神楽坂(東京都)
2024/06/01 (土) ~ 2024/06/02 (日)公演終了
12人の生まない日本人
笑の内閣
THEATRE E9 KYOTO(京都府)
2024/05/30 (木) ~ 2024/06/03 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
理論的には完璧でも、人間には変えていく力があるのよ。
普段、意識していないことに気がついた。
理屈を超えて変えていく力が人間にはあると思う、そして、ワケわからんなあと思っても、よく聞くことが大事、そこに、幸せになるヒントがある。
心にズシッときました、そして、泣けてきた。
見に行けて良かったです。
一つ意識として学習したかな。
ありがとう
聖ダジュメリ曲芸団
おぼんろ
Mixalive TOKYO・Theater Mixa(東京都)
2024/05/30 (木) ~ 2024/06/09 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
今まで観てきた おぼんろ公演は、ラストには滋味に溢れ 心魂が揺さぶられるといった印象だったが、敢えて この公演は面白く そして楽しませるといったことを前面に出したようだ。確かに近くに座っていた学生集団(参加者)は、喜んでいた様子。
公演はコロナ禍の不平等・不寛容といった状況下 いや もっと言えば戦時下の不条理を思わせるような内容だ。それを おぼんろ らしいー奇抜で派手な衣装、白塗りメイクー世界観で描く。それは一見 不気味で奇怪な寓話劇のようでもある。
おぼんろ らしさと言えば、やはり舞台美術や技術であろう。童話の挿絵のようなセット、美しくも妖しげな照明、優しく包み込むような音楽、その不思議で魅力的な雰囲気に酔いしれる。
説明にあるダニ・ノミ・マダニ、野良猫、もちろん人間も どんなに姿 形を変えようとも、その本質は変わらない。タイトルにも関連するが、その真を見極められるか否か、現代の世に問う祈りの物語のようでもある。
(上演時間2時間30分 おぼんろ らしい前説含め 途中休憩なし) 追記予定
第壱部「綺譚 逢浄土桜心中」第弐部「DREAM-NeoJapanesque」
想組〜こころぐみ〜
小劇場メルシアーク神楽坂(東京都)
2024/06/01 (土) ~ 2024/06/02 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
第壱部はお芝居、第弐部はショーという内容で盛り沢山でした。
お芝居は、役者さん達の妖艶な雰囲気とストーリーに惹き込まれ、何とも辛い巡り合わせに驚愕でした。
ショーは華やかで、色々な要素が楽しめて観応えがありました。衣裳も素敵でした。
とても楽しい時間を過ごせました。とても良かったです!
最初の二十面相
劇団身体ゲンゴロウ
北千住BUoY(東京都)
2024/05/23 (木) ~ 2024/05/26 (日)公演終了
『リベルテ Vol.27』
END es PRODUCE
本所松坂亭(東京都)
2024/05/24 (金) ~ 2024/06/30 (日)公演終了
ほがら村、避難訓練会議
NO DAY BUT TODAY IN ACT
上野ストアハウス(東京都)
2024/05/29 (水) ~ 2024/06/02 (日)公演終了
(株)デスゲーム工務店
電動夏子安置システム
赤坂RED/THEATER(東京都)
2024/05/29 (水) ~ 2024/06/02 (日)公演終了
かれこれ、これから
ONEOR8
新宿シアタートップス(東京都)
2024/05/31 (金) ~ 2024/06/09 (日)公演終了
Endless SHOCK
東宝
帝国劇場(東京都)
2024/04/11 (木) ~ 2024/05/31 (金)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
素晴らしかったです。
とにかく凄い演出の数々に圧倒され、あっという間に時間が過ぎました。
主演の堂本さんが命を削って演じる姿に、感動で涙腺が緩みました。
今年も観る事が出来て良かったと心から思いました。
12人の生まない日本人
笑の内閣
THEATRE E9 KYOTO(京都府)
2024/05/30 (木) ~ 2024/06/03 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2024/05/31 (金) 19:30
学校の統廃合の賛否を問うため、役場職員2名とランダムに集められた10名の市民によって始まってた会議。『12人の怒れる男』をおもわせる白熱する会議、テンポもよく時間が過ぎていくが、一人の男が「反出生主義」を語り始める頃から会議の方向が変わっていく。反出生主義を問う考えさせる演劇でした。
静かにしないで
TAAC
シアター711(東京都)
2024/05/24 (金) ~ 2024/06/02 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
舞台はデリバリー専門の飲食店調理場
使い込まれた感ある本物と遜色ない調理場セットは水道もガスコンロも使える
実際、調理が始まって良い匂いまでしてきたのには驚いたけれど、何より描かれるやり取りが真に迫ってリアル
兄弟二人で営む飲食店
最終営業日の焦燥感、それでも淡々としたひとコマから色んな事が伝わってくる兄弟モードに浸っていたところ、Uber配達員がやって来た事で空気が一変
この配達員との絡みで発生する空気感というのは公演回によって微妙に異なってくるのだと思う(実際アフタートークでもその様な話が)
自分の観た回ではハラハラする緊張感、固唾を飲んで見入ったけれど、別の回ではクスッとした笑いが出る日もあったのではないかと
どっちが良いとかでなく、受け手の観客が発する空気とか役者さんの瞬発力で変わってくる「ガチに生ものだなぁ」という舞台の魅力を感じることができたのがとても良かったと思う
家族(人)と向き合うにことに対して様々に考えさせられる内容が実に深い
現実ならここは見てはいけないと配慮してしまうシーンも配達員(高畑裕太さん)がバッキバキの目で凝視、しかも深入りしていくものだから、こちらも思わず凝視してしまうという構図
障害者の弟(永嶋柊吾さん)と兄(小林リュージュさん)双方の痛み、その表現力が凄い
大変な事だと思う。それでも・・・どこか清々しいラストに力が湧いてきました