誰もが自分を殺人犯だと言う
G-フォレスタ
新開地アートひろば(兵庫県)
2024/06/29 (土) ~ 2024/06/30 (日)公演終了
迷子
WItching Banquet
Half Moon Hall(東京都)
2024/06/27 (木) ~ 2024/07/03 (水)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
元々はタモリと同じく「日本人がミュージカルなんて」などという偏見を持っていたというのに幾つもの段階を経て、やがてドハマりするほどの日本人ミュージカル俳優公演とも出逢って久しいのだけれど、まさか一般日本人の人生模様とミュージカルがここまで自然に融合するレベルにまで向上していたなんて!と、素直に驚いてしまう
多重介護を余儀なくされた青年と一人の女性(この女性もある問題を抱えている)の出逢い
息が詰まるほど重い題材でありながら、時にはしっとり抒情的に、時にはエンターテイメント性抜群の躍動感で楽しませるなんて、なんという異色作!そしてなんという傑作!としか言いようがない
ドラマ的にもテーマ(介護問題)と真摯に向き合った内容
過剰な表現でなくとも、精神障害を取り巻く避けがたい混乱や(充分な)介護というものがどんなに難しい事なのか鮮やかに伝わってくる
加えてこの難題を乗り切るための芯みたいなものを差し込む事も忘れていない
下北沢の民家エリアに位置する今回の会場、ハーフムーンホール
ひっそりとした洋館の佇まい、地下に降りていくと素敵アート空間が拡がっていてビックリ
天井も高く閉塞感は感じないし 照明、音響の設備も完全に備わって空調も程よく効いて快適
とても丁寧に創られた上質な公演に合い相応しい会場だったと思う
舞台スペースもたっぷり(両サイドで奏でるプレイヤーの見せ方も小粋)
生演奏と歌唱、まるで夕陽が差し込む中、柔らかい風が流れていった様でした
(金木犀sideを観劇)
第壱部「綺譚 逢浄土桜心中」第弐部「DREAM-NeoJapanesque」
想組〜こころぐみ〜
小劇場メルシアーク神楽坂(東京都)
2024/06/01 (土) ~ 2024/06/02 (日)公演終了
いつか思い出してくれますように
完全右脳アルコロジー
中板橋 新生館スタジオ(東京都)
2024/06/26 (水) ~ 2024/06/30 (日)公演終了
迷子
WItching Banquet
Half Moon Hall(東京都)
2024/06/27 (木) ~ 2024/07/03 (水)公演終了
生活と革命 vol.2
マチルダアパルトマン
イズモギャラリー(東京都)
2024/06/26 (水) ~ 2024/07/03 (水)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2024/07/01 (月) 19:30
価格3,000円
文句なしの面白さ‼️地下一階の客席は30ぐらいも満席。敢えてチラシだけ、いや何の先入観もなしで楽しめる。これからも応援したい‼️ブラボー👏🤩👏オリジナルタオル2枚買いと思わずビニール傘を忘れ、取り帰ったのも、この良きお芝居に浸ってしまった証左なのだ😅
OVERWORK
キュイ
スタジオ「HIKARI」(神奈川県)
2024/06/28 (金) ~ 2024/06/30 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
直前に飯を(しかも消化の良くない)食って観劇に臨んだ。この所観劇中のうたた寝がなく完全に油断していた。第一部の後半1/3と第二部の前半1/3を見失ってしまった。二演目の間に中央手前に調理台となるテーブルが出て来るが微かにその記憶があり、演目の境目と認識しなかったような体たらくであったが、中々面白いと思わせるものがあった。
綾門氏のテキストも久々。モノローグ系の戯曲を書く作家の中では最も早く目にした(というより聴いた)人だが、恐らくそれは変わらないだろう、息の詰まるシビアな現実(又は心的風景)を書いてるに違いない、という予想はその通りだったが、言葉が立っている。睡魔の中では言語が逐語的な理解に到達させないがその手前の所で、語感やリズムで感覚的に伝えて来るものがあり、流石と思う。美術批評家椹木野衣氏の言う作品を「丸ごと飲み込む(食べる)」という奴か。
ニュアンスの伝達は役者の貢献である。
第一部は3名がそれぞれのモノローグを別個に、日々のルーティンを象徴する動きをしながら、時に折り重なって吐き続ける。第二部は一人によるモノローグを、松森モヘー氏がテーブル上で野菜を切り出す所からスープを作りながら、喋り続ける。マイクを通して時に加工した声を使ったり音楽、照明、ある種のパフォーマンスに勤しみながらとにかく喋り続ける。語る主体は女性と思しかったが、人物が一人なのか別人物をも演じているのかまでは判らない。中野坂上デーモンズを私はほぼ初めて観たが中々の迫力であった(テキストはきっと報われたろうと思わせた)。
日本社会の絶望は根が深い。立ち上がらないからであり、立ち上がらせない力学が働くからであり、切腹だけが最後に溜飲を下げさせる唯一の手法だという倒錯の文化を有難く引きずり続けているからだ。自分もそこにどっぷり浸かっている。
二十一時、宝来館
On7
オメガ東京(東京都)
2024/06/26 (水) ~ 2024/06/30 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
「灰皿役」とあるので擬人化の遊び要素がありそうだが回替わりのゲストが矢部氏、青山氏、On7メンバー(当初宮山だったのが小暮に替わり、宮山は小暮灰皿の回のみ人間役で参加)と、余りにかけ離れたチョイスでどの回に行くか正直迷った。擬人を演じる姿が想像されてしまう矢部氏より、On7フルの回、または予想の付かない青山氏の回が良いな、と思い始めるも行き易さを優先し、結果矢部氏の回を観た。予想通り「予想を裏切らない」演技であり佇まいで正直裏切って欲しかった(灰皿というモノに扮してるのに違和感がないのである。違和感がない事は逆に「?」を残す。俳優は役になりきって演じるのでなく、演じる姿(俳優自身)をさらしてナンボだったりするので、矢部氏は円筒形の灰皿(赤い)を頭に被り全身真っ赤なタイツ姿をさせられた事に、些かの違和感を覚えたならばその事態に何らかのアクション、抵抗感や違和感が漏れる等の内的アクションがほしいし、逆に心地よいのであればそれを全開で伝えて欲しかったりする。
とは言ってもそれは役者としてはかなりら高度な技に属するのだろうが。。
無茶振りにどう応えるか、というお題のようなものだ。
とは言え話は面白く、高校時代の同窓会会場のホテルの喫煙室での短い芝居の中に、三者三様の時代を反映した生きる切実さがあり、その模索の先は暗澹としているが仄かな救いの予感のようなものもある。三人を点とした面は群像を作っていてそれが胸をざわつかせる。
灰皿の語りから始まった劇は最初標準語だったので「おや!」と驚いたが、女性らの登場以降高知版(幡多弁)がスタンダードとなり、安堵。耳に心地良く台詞を聞いた。
OVERWORK
キュイ
スタジオ「HIKARI」(神奈川県)
2024/06/28 (金) ~ 2024/06/30 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
キュイ主宰である綾門優季さんによる三部構成の連作短編集『OVERWORK』のうち第一部『予想で泣かなくてもいいよ』(演出:綾門優季さん)と第二部『あなたたちを凍結させるための呪詛』(演出:松森モへーさん)の二作を上演。第三部『予定された孤独』は升味加耀さんによる台本の編集・台詞の追加と削除が行われた上演台本を公開。
音埜淳の凄まじくボンヤリした人生
ほろびて/horobite
STスポット(神奈川県)
2024/06/21 (金) ~ 2024/06/30 (日)公演終了
実演鑑賞
初期作品のリクリエイション版。近年のほろびて作品とは少し印象が異なり、新鮮な気持ちになりました。STスポットの使い方として珍しい舞台セットで、俳優との距離も近く、全体的に良い緊張感のある上演でした。
OVERWORK
キュイ
スタジオ「HIKARI」(神奈川県)
2024/06/28 (金) ~ 2024/06/30 (日)公演終了
雨とベンツと国道と私
モダンスイマーズ
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2024/06/08 (土) ~ 2024/06/30 (日)公演終了
地の面
JACROW
新宿シアタートップス(東京都)
2024/06/14 (金) ~ 2024/06/23 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2024/06/19 (水) 14:00
柱の一つでもある「企業もの」新作。
地面師にハメられた不動産会社の面々を次期取締役選任問題も絡めて(→いかにもJACROWらしい)さらに笑いやダンス(!)まで交えて描き娯楽性もたっぷり。
事前に「9人の慌てる男たち」か?と予測したが概ねアタリ(?)で、なおかつ取締役会場面(池井戸潤ものを想起)では「怒れる男」も。(笑)
そしてある歴史的出来事になぞらえたのも面白かった。
天才バカボンのパパなのだ
ぽこぽこクラブ
駅前劇場(東京都)
2024/06/20 (木) ~ 2024/06/30 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2024/06/29 (土) 13:00
私にとっては鬼門である場合が多い別役作品なのですが、これまでに見た中で、客席から最もたくさんの笑いが生じていました。ということは、それでいいのだ、かな?
詭弁師のレトラ
演劇企画ヱウレーカ
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2024/06/28 (金) ~ 2024/06/30 (日)公演終了
音埜淳の凄まじくボンヤリした人生
ほろびて/horobite
STスポット(神奈川県)
2024/06/21 (金) ~ 2024/06/30 (日)公演終了
おい!サイコーに愛なんだが涙
宝宝(bǎo・bǎo)
インストールの途中だビル・インストジオ(東京都)
2024/05/30 (木) ~ 2024/06/02 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
ひとりの美大生がある地下芸人との出会いをきっかけに自分のセクシュアリティと向き合い、ゲイとして生きる自分を認められるようになっていくまでを描いた一人芝居。個人的にはもう少し社会を描いてほしい、あるいは社会に働きかけてほしいと思わなくもないのだが、観客に自分の話をするようなモードをベースに、物真似、映像、人形劇など一人複数役を様々なかたちで見せる趣向も楽しく、長井のチャーミングなキャラクターと巧みな演技で飽きさせない。宝宝の次の公演も見たいと思わされたし、上演台本もよくできていたので、長井と共同で脚本を書いた藤田恭輔のかるがも団地の8月の公演もチェックしてみようと思った。
オッケイ
川久保一人暮らし
OFF OFFシアター(東京都)
2024/06/07 (金) ~ 2024/06/09 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
テレビドラマなどにも活躍の場を広げつつある俳優・川久保晴の自作自演一人芝居企画。コメディエンヌの賞であるエミィ賞のグランプリを受賞しているだけあって、一人芝居三本立てをバリエーション豊かに見せて飽きさせない。全体を通して母への想いという一つの軸を見せる構成にも好感。ただ、笑いとシリアスのバランスというか、組み合わせ方にはもう少し工夫が必要だったように思う。三本立てのどれも、そして全体を通しても、前半の笑いから後半のシリアスへ(しかも重め)という流れになっていたのだが、両者が分離したままやや唐突にモードが切り替わっているような印象があり、観客として笑いもシリアスもどちらも受け取り損ねてしまう瞬間が少なからずあった。笑いながら泣いてしまう、真剣なのに滑稽、というのはある種の人生の真理ではあると思うので、それをまざまざと感じられるような舞台をこの先の活動に期待したい。
ジャージクエスト!
劇団未来計画TOP
一心寺シアター倶楽(大阪府)
2024/06/15 (土) ~ 2024/06/16 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
初日観劇。
副業アイドル?!
社会人を続けながら、土日だけ活動の、ご当地PRアイドル👍
何ともぶっ飛んだ奇抜な発想🤯
好きです🥰
家族や恋人、メンバー内の葛藤などのエピソード交え、未来計画TOPさんらしい、おもてなし演出、愉しい😃💕
ps歌が耳から離れない💓
なれない
吉本興業/ネルケプランニング
ABCホール (大阪府)
2024/06/14 (金) ~ 2024/06/16 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
初日観劇。
川畑泰史さん兵動大樹さんの掛け合いはテンポ良くて絶妙👍
そして、餓鬼の断食の 川村智基さんの作演、いつもと全く異なるテイストで、 少し空回りした感じの所もありますが、結果、良い感じのお話に💕
いつも拝見している永津真奈さん小山栄華さんなど、皆様ご活躍🥰
楽しかった。