最新の観てきた!クチコミ一覧

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あとのさくら

あとのさくら

ここ風

「劇」小劇場(東京都)

2024/03/13 (水) ~ 2024/03/17 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

毎回、観に来ててよかったと思わせてくれるここ風の舞台。今回もセットがよく、上手の窓ガラスの汚れ具合なんかも絶妙。序盤というか、最初の暗転までは正直ちょっと物足りなさも感じていたのだが、帰宅してから思い返してみると、もう一回観ると印象が変わりそうな気が。

リア王

リア王

パルコ・プロデュース

りゅーとぴあ劇場(新潟市民芸術文化会館)(新潟県)

2024/04/06 (土) ~ 2024/04/07 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★

マイク無しで演じているようで、耳の遠い私には音がこもってしまい、セリフの半分も聞き取れませんでした。

聴覚障害者にも優しい舞台であって欲しかったです。

ホワイトデーはブラックでぇい⁉︎

ホワイトデーはブラックでぇい⁉︎

FREE(S)

ウッディシアター中目黒(東京都)

2024/02/14 (水) ~ 2024/04/03 (水)公演終了

実演鑑賞

面白かったです。

骨を売る

骨を売る

芝居maker GoooooToJ

studio La cuna(大阪府)

2024/03/16 (土) ~ 2024/03/17 (日)公演終了

満足度★★★★

売れない小説家と、その小説家を推すために風俗で働く女性の話
想像妊娠という言葉を久々に聞いたし、僕の大学時代の生活を彷彿とする内容
最後は今一つ?本当に地震で作家以外が死んだ?のか、それとも…ではあったが、楽しめた
しかし、最初から客にお尻をみせるのは頂けない…あの舞台で

純白観想文

純白観想文

劇団演奏舞台

演奏舞台アトリエ/九段下GEKIBA(東京都)

2024/03/16 (土) ~ 2024/03/16 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

受付から終演後の対応までとても丁寧で良かったです。
前半から後半に向かって空気が変わっていく感じが凄かった。
1時間余りなのに中身の濃い舞台でした。

純白観想文

純白観想文

劇団演奏舞台

演奏舞台アトリエ/九段下GEKIBA(東京都)

2024/03/16 (土) ~ 2024/03/16 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

素晴らしかったです。BGMも効果音もすべて生演奏で最高でした。クラシックギターを弾いていられた方(孫役をされていた方)、ギターうまいですね^^(いちおう私ギター歴50年のなんちゃってギタリストです^^) 大満足の舞台でした。というか、まさかあのビルのあの5階がああなっているとか…でした。

カルチャ

カルチャ

演劇企画schaft

京都大学西部講堂(京都府)

2024/03/16 (土) ~ 2024/03/17 (日)公演終了

満足度★★★★★

野田さん好きにはたまらない内容
野田さん作品を知らなくても楽しめる(私も半分くらいしか…)と思うけど、知っているとより楽しめるはず
実に有意義な二時間半だった
豚汁も美味しかったが、隣の食堂のカレーは不味かった…😞カレーであこまで不味いのも カレーは関係ないだろ🎵

イノセント・ピープル

イノセント・ピープル

CoRich舞台芸術!プロデュース

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2024/03/16 (土) ~ 2024/03/24 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

原爆を作った人たちの物語。我々と視点は違うもののそれぞれに苦悩があることが伝わる。達者な役者たちの熱が凄まじく最初から最後まで心を震わされた。
今観なくてはいけない作品だと思った。

いい旅、現実気分。

いい旅、現実気分。

人間嫌い

小劇場 楽園(東京都)

2024/03/13 (水) ~ 2024/03/17 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

面白い。紀行番組「いい旅・夢気分」ならぬ 「現実気分。」というタイトル通り、あるあるといった現実感を伴う女子大生3人組の旅。まだ何者にもなれていない学生が、社会に出る前の浮遊というか不安を抱えた気持がしっかり伝わる。一方、女子大生より年上で社会人、しかもこの島に住んでいる女性たちの心情も浮き彫りにして、自分らしく「生きるとは?」を問うような物語。

旅先は、当日パンフに作・演出で主宰の岩井美菜子 女史が「五島列島の福江島をイメージ」とあるが、劇中では長崎県にある仮想の離島「ツバキ島」、そこにあるゲストハウス「カメリア」が舞台。有名な観光名所、美味しい料理がある訳でもないが、この地味な島なら自分達らしさ、目立つことが出来るのではないか、そんな承認欲求がいじらしい。

一方、島に住んでいる 若しくは 移住してきた女性たちは、都会では受け入れてもらえないといった挫折感を味わったが、今では自分らしくマイペースで生活している。都会に比べ利便や刺激といったことはないが、それでも「住めば都」といった気持が芽生えているよう。都会から来た女子大生と交流しているうちに、自ずと実感もしくは納得させているような顧(省)みる姿がリアル。

若い女性の本音が炸裂しているかのような内容。動作や台詞は それほど過激ではないが、心のうちにある思いが重く 苦しく、それでいて”今のままではいけない”、といった激情が溢れ出ているような。この離島と東京の二拠点で最先端ビジネスを営む女社長、大恋愛の末 この島に住み着いた女性、島の生活を満喫する女性やドロップアウトした女性など、様々な背景を持つ女性たちを登場させ、多様性ある生き方を模索し 表出させた女性版青春物語。

また日替わりゲストの唯一の男性キャスト<アバンチュールマー君>の存在も面白く、自分が観た回では爆笑が…。カッコいいが、なぜモテないのかが一瞬にして解る。女性と男性のちょっとした思い、その気持のすれ違いが実に上手く表現されていた。
(上演時間1時間50分 途中休憩なし) 

ネタバレBOX

舞台美術は、場内奥のコーナーにクッション、中央に丸テーブルにBOXクッション。本棚や観葉植物、窓や柱には蔦が絡む。エッジングガラス風ライトがミラーボールのような光を放つ。シンプルだが、スタイリッシュなイメージだ。

大学3年生の女性3人組が、ちょっとしたアバンチュールを楽しむといった物語を想像していたが、心の襞を撫でるような奥深さがある話。旅先は沖縄といったリゾートではなく、あえて長崎県の離島を選び、自分たちの存在を目立たせようと目論むが…。しかし 会話からは、給料も福利厚生もそこそこの会社に就職出来れば、などと妥協する姿がリアル。

一方、島に住んでいる女性は、都会での生活に疲れ、心に何らかの痛みを抱えているよう。必ずしも島の暮らしがハッピーとは言えないようだ。
女子大生たちと 島の女性が交流(女子会)をすることで、夫々の現状を再確認する。旅は、普段の暮らしから離れ浮き浮きとした気持にさせるが、この公演では 旅先に日常を持ち込み、単なる旅情気分に浸らせないところが妙。

全編 波の音、星空を思わせる照明など、舞台技術での雰囲気作りが巧い。総じて若いキャストの演技は等身大・自然体のようで 観ていて楽しい。リアルな女性の本音が聞かれたような心持がした。
次回公演も楽しみにしております。
波間

波間

ブルーエゴナク

森下スタジオ(東京都)

2024/03/15 (金) ~ 2024/03/17 (日)公演終了

実演鑑賞

僕は、現実の心残りが夢に作用してしまうことがあります。「先週会えなかった人が夢に出てきた」「先月訪れた飲食店が夢に出てきて〜」、等々。今作は、自死を望む青年が、最後の朝に見た夢の話。夢の中には青年の「過去の記憶」が度々登場して…。

ネタバレBOX

「夢の話」なので、わりと簡単に「何でもアリ」の世界を構築できることは、演劇上演と相性が良いと思います。舞台上に並べられた20脚程度のパイプ椅子を、タテ・ヨコなどに何度も並び替える演出があり、青年の脳内風景を連想したり。青年が語る「夢の話」は、徐々に過去の記憶が混ざり、自身を自死まで追い込んだ(と予想できる)中学時代のいじめ体験が紐解いていく。登場人物たちが、どのような経緯を経ていじめと関わるようになったのか? が描かれ、その感情のすれ違いが切ない。物語は悲しい結末で幕を下ろします。「どうしたら止められたのだろう…?」、終演後はそんなことを考えました。
いい旅、現実気分。

いい旅、現実気分。

人間嫌い

小劇場 楽園(東京都)

2024/03/13 (水) ~ 2024/03/17 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

なんと言ってもキャスティングが素晴らしい
離島のゲストハウスに8人の若い女子と男子ひとりだが、皆役の性格に良く合っていた
もちろん演技が良かったのだろうが、すごく自然な感じがした
主宰(作・演出)の岩井はまだ26歳だったんだ
開演前、前説演出でCA姿になった本人と話したら、前回観た「ネオンの薬は喋らない」の時はまだ24歳でしたと返ってきたが、10周年ということは高校生の時に立ち上げのたか
この年頃の娘さん達の感じが見事に表現されていて、若い感覚の若い人たちの舞台がなんとも微笑ましくて良かった
なるほどと思ううちはあと半年で「高齢者」も老け込まないな(笑)
控えめで申し訳なさそうな物販も好印象
確定申告で徹夜の身に鞭打って行って良かったな

波間

波間

ブルーエゴナク

森下スタジオ(東京都)

2024/03/15 (金) ~ 2024/03/17 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

 極めて良く構成された作品である。(追記の可能性あり)

ネタバレBOX

 演じられるのは校内での“苛め”に纏わる物語であるが、これを夢というキー概念と現実との被膜レベルで描いていると言えようか。設定としては虐めを受けている1人の生徒が自死を選んだその朝見る夢と、彼が対峙してきた苛めを受けた学校という社会即ち生徒にとっての世界との相克を感情的にではなく、寧ろ淡々と描いている点に集約されようか。この点は重要である。即ち観客にとっての想像力の幅を広げる工夫が為され観客自身のこの問題に対する関与の深さ、人間としての立ち位置が露わにされるような鋭さを秘めているからである。
累々と花は詠たう

累々と花は詠たう

鳥と舟

小劇場メルシアーク神楽坂(東京都)

2024/03/14 (木) ~ 2024/03/17 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

ひょんなご縁?からの人生初?の劇団?とやらはこちらの作品となりました。初のため、比較対照もなく評価が難しいのですが素人目には演技・演出満足のいくものでした。
ただ話というか設定・役回りが難解…初見で理解出来る人はいるのだろうか…アフタートークのあの感じからしても、理解出来なかったのは私だけではないはず…なのですがアフタートークでのちょっとした解説を聞いた後、上映台本を一読した現在そこそこ(半分くらい?)理解出来た気がする。
エヴァやまどマギ、インターステラーのような初見では何のこっちゃの、考察・解説サイトを覗いた後にもう一度見直すと更に楽しめる作品が好きな方にはオススメの作品。余韻ではなく考察に浸りたい方にオススメの作品。涙を誘うシナリオと演技・演出なだけに、すこし勿体ない作品。考察を終え、もう一度劇場に足を運んだ先に余韻に浸れる作品。そんな感じ。
考察終えたらまた見に行きたいけど、行けるかなぁ。配信で見るかな。

あゝ同期の桜

あゝ同期の桜

Uncle Cinnamon

三越劇場(東京都)

2024/03/09 (土) ~ 2024/03/17 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★

特攻隊をテーマにした作品が上演されているという情報を得て当日券を入手して観劇。若手俳優が真剣に稽古しただろう事が伝わってきて感激した。しかし正直に言うとチケット代9000円は高すぎると感じた。
普通の舞台であれば感想を書いたりしないのだが、自分は特攻隊については特別な思い入れがあり、設定の誤り等も気になったので記す事にする。
ソワレ観劇。客の入りは5〜6割といったところか。劇場入口や客席には演出家兼役者のファンと思われる揃いの真っ赤なジャケット姿の女性が目立っていた。今をときめく人気若手俳優が出演する舞台をいくつも観てきたが、このような光景は初めてであった。観劇の服装にもマナーがあると思うのは自分だけか。
詳しい感想はネタバレBOXに

ネタバレBOX

太平洋戦争末期の学徒兵による特攻という史実をテーマとしたものなので、ストーリーは割愛。
しかし、舞台装置も背景も一切無いステージであるため、時系列と場所が分かりにくい。
自分は舞台装置とそれを用いた演出方法を見るのも観劇の楽しみと考えるため、この点は残念であった。
以下、箇条書きで記す。

1.若手俳優(特攻隊員)について
実際の海軍予備学生の遺稿がセリフの大半になっており、現代の言葉遣いと異なる膨大な量のセリフにたいへん苦労したであろう。しかし7名全員がほとんど詰まる事が無かったのには感心した。特に諸木隊員役はとても良かった。
しかし、膨大なセリフを棒立ちで言わせる演出のため、細やかな演技を味わう事ができない。
また舞台俳優としてのキャリアが浅いためか、他の舞台経験豊富なキャストに比べて、発声が弱いのが気になった。
しかし7名の若手俳優達は生命力に溢れていて清々しかった。
今も昔も若者は希望である。
彼らを未来を奪われた特攻隊員に重ね、胸が熱くなるものがあった。

2.他の俳優について
整備兵曹役が良かった。
予備学生に慕われる兄貴分であり、特攻作戦の惨さを糾弾し感情を爆発させる役であるため、観客は彼に自分の気持ちを重ねる事ができる。
女性キャストもあの当時らしい凛とした雰囲気があり良かった。

3.劇伴について
これは全く受け入れられなかった。
特にクライマックスに流れた邦楽ロックミュージックには、こちらの感情の高まりが急激に冷えていくのを感じた。
随所に流れる歌謡曲の音量の急な上げ下げも気になった。
自分がストーリーに入り込めなかった原因の多くがこの劇伴にある。

4.衣装について
旧日本海軍の軍服について事実と違う点が多々気になった。
まず、特攻隊員が左上腕に揃いの旭日旗のワッペンをつけていたが、自分の知る限り、特攻隊員は左腕にに日章旗もしくは円環デザインを用いた階級章をつけていた。(当時の腕の日章旗は手縫いであると思われる。旭日旗を手縫いするのはとても難しい)
中佐役の肩章が中尉のものであった。これは明らかな誤りである。
上官役(襟章では大将)の靴がどう見ても黒のスニーカーであり、そこばかりに目が行ってしまった。また左胸に略綬ではなく勲章を佩用していたが、礼服ではない通常軍服着用なのであり得ない。自身の威光を笠に着るキャラクターづけの意味合いがあるのか?もしそうであれば余計にピカピカの軍靴を着用するべきであろう。
もちろん舞台なのでフィクションが織り込まれているのは承知しているが、史実を扱っている以上、このような明らかな間違いはいけない。自分などよりもっと知識のある観客もいるだろう。観客がストーリーと関係ない部分に気を取られる事がないように、再現できる部分については事実に忠実であるべきである。

5.大西瀧治郎について
上官の大将(そもそもあの場面に海軍最高位将官が出てくる事が不可解である)のセリフに「大西瀧治郎は特攻作戦を短期で終わらせるはずだった」という内容があったが、大西は終戦直前に「あと二千万の日本人を特攻として用いれば負けはしない」という発言をしてしており、強硬な特攻作戦信奉者だった事に疑いはない。観客にミスリードさせるようなセリフは大いに気になった。

6.覚え書き
諸木少尉は上原良司氏をモデルにしたようなキャラクターであったが、上原良司氏は「戦死しても天国に行くから靖国には行かない」と言っている。
阿川弘之の名著「雲の墓標」からの引用を思わせるセリフがあった。予備学生達の戦争への疑問や特攻への意識が変わっていく様が詳しく描写されているので、これを機に読み返してみたい。

旧日本軍の特攻兵器は「神風特攻隊」「回天」が良く知られているが、他にも実戦に投入されたベニヤ板のモーターボート「震洋」、有人ロケット「桜花」がある
また実戦には投入されていない(投入できなかった)が、潜水具を使って潜った兵が、棒付き機雷を敵の船底に接触させる「伏龍」では訓練で多数の死者が出ている。
いずれも特攻で使用する飛行機がなくなり余剰人員となった飛行学生や予科練出身者を活用するため考案された兵器である。
リア王

リア王

パルコ・プロデュース

東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)

2024/03/08 (金) ~ 2024/03/31 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

リア王は初めて見た。幕が上がると、王国的な装飾や衣装の何もない舞台にびっくりしたが、さらに白壁も取り払って、がらんとした素舞台になったのはさらに驚き。それだからこそ、人間関係と喜怒哀楽がくっきりと見えた。思い切った演出だ。

主筋より副筋のグロスター(浅野和之)とエドガー(小池徹平)が哀れで、二人で助け合っていくくだりが印象的。数年前のシェイクスピア名場面集的な河合祥一郎の「ウイルを待ちながら」でも、見せ場になっていた。エドマンド(玉置玲央=大河「光る君へ」でも、屈折した悪役で活躍中。今回はダテ眼鏡であまり悪人顔には見えない)もイアゴー的な悪党で、二人の姉(江口のりこ、田畑智子)より悪党ぶりがすごい。三人が醜い三角関係になり、それが自滅の原因になるのも因果応報になっている。

ネタバレBOX

覚書的にいくつか。
・冒頭は、リア(段田安則)登場の前に、グロスター家の異母弟のエドマンドの話が出る。副筋の重要性を冒頭から予告している。
・リアの感情的な王国分割を忠臣ケント(高橋克実)はいさめるが、グロスターは不在。いたら、一緒にいさめないとおかしいので、退場させてあるのだろう
・ケントが1幕1場で、エドガーが2幕1場で退場するとき、背後の白壁を壊して出ていく。二人は、この後、別人に変装してしまうので、この退場の仕方は、本人としての今生の別れという意味がある。
・エドガーが「哀れなトム」になり、裸(パンツ一枚)でリアと遭遇し、リアが「人間は、衣装をはぎとれば、赤裸の、二本足の動物に過ぎない」という場面、エドガーは見事な逆立ちをして見せて「二本足」を強調する。
・グロスター家の場面、リーガンたちがト書き上の登場前から舞台背後にいて、グロスターたちのやり取りを見ている。グロスターたちが、リーガンたちが来るので何とかしようと考えていることを視覚化しており、見事。
・その後も、舞台にいないはずの登場人物が、舞台後方にずっといて、ドラマを動かしているのは誰なのかが分かる仕組みになっている。とくにエドマンドがずっとたたずんでいる。
・次女リーガンの夫コーンウォール公爵(入野自由)は、急に出てきた召使から切り付けられ、その傷で死んでしまう。この召使はこの場面だけの端役で、シェイクスピアのご都合主義としかいえない。
・死んだコーディリアはリア王に抱えられてではなく、死体として引きずられて舞台を横切っていく。舞台後方に立った後で、リアにはぐされるけど。
・最後の場面、死んだ人間も次々現れて舞台後方に立つ。死者も生者とともにあるようだが、最後、再び白壁が下りてきて、死者たちはその後ろで見えなくなる。すると、残ったのは3人だけ。悲劇だが、悪党や強欲な連中はすべて死に、(その巻き添えで死んだ善人=コーデイリアや、気のいい老人=リアとグロータスもいるが)次代を担う良識と勇気ある三人(長女ゴネリルの夫・オールバニー公爵=盛隆二、エドガー、ケント)が舞台に残る。新しい治世の始まりを感じさせ、悲劇だけれど、すがすがしい。突然あらわれたフォーティンブラスに後を託す「ハムレット」よりずっといい
ホワイトデーはブラックでぇい⁉︎

ホワイトデーはブラックでぇい⁉︎

FREE(S)

ウッディシアター中目黒(東京都)

2024/02/14 (水) ~ 2024/04/03 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

素晴らしかったです。『クロノスとカイロス -PANCAKE-』も拝見させていただきましたが今回も最高でした。アフタートークもめっちゃよかったです。最高でした^^

新ハムレット

新ハムレット

早坂彩 トレモロ

THEATRE E9 KYOTO(京都府)

2024/03/15 (金) ~ 2024/03/18 (月)公演終了

満足度★★★★★

太宰治(小説家)が、こんなパロディーみたいな内容を書いていたこと自体驚いた😲‼️
驚いた反面、ハムレットを知らない人は楽しめないだろウナ〰️と思った
(ま、そんな人は観ないだろうけど…)
内容はとても良かった‼️本作との違いも楽しみながら、あっという間だった
個人的には、照明も良かったです
もう一度観てみたくなる一作でした❗

ホワイトデーはブラックでぇい⁉︎

ホワイトデーはブラックでぇい⁉︎

FREE(S)

ウッディシアター中目黒(東京都)

2024/02/14 (水) ~ 2024/04/03 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

観てきましたよ。久々にチョット熱くなりましたよ。特にダンスシーンでは、テレビなどで画面を通して観る分には感じないんですが、舞台で生で観ると胸が、カーっと熱くなりますね。

ホワイトデーはブラックでぇい⁉︎

ホワイトデーはブラックでぇい⁉︎

FREE(S)

ウッディシアター中目黒(東京都)

2024/02/14 (水) ~ 2024/04/03 (水)公演終了

実演鑑賞

ロックマンはこった脚本を書くなあ。

フォトジェニックなキャスト多数なので、もし行くなら撮影可能回へ行くのがいいと思います。

ネタバレBOX

きょうこ先輩はさち先生よりも年上に見えました
『人形の家』激論版/疾走版

『人形の家』激論版/疾走版

アマヤドリ

シアター風姿花伝(東京都)

2024/03/15 (金) ~ 2024/03/24 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2024/03/15 (金) 14:00

イプセンの「人形の家」を2通りの解釈で現代風に上演するという企画。自分が見たのは「疾走版」で、異色の舞台を楽しませてもらった。

異色というのはまず、場面(登場人物のせりふ)のリピートがダイナミックな舞台の動きと共に展開されることだ。何回も同じ対話が繰り返されるから、理解が進むという効果がある。男の俳優が話すせりふを女の俳優と入れ替えて話す場面もあり、発想は極めてユニークだ。また、切れのいいダンスが展開され、舞台を引き締めている。男性4人、女性6人の構成だが、主人公の女性ノーラのせりふも入れ替わり、違う女優がしゃべったりする。人形の家をモチーフに、大胆な発想を取り入れた創作劇という趣だ。

ノーラは亭主と3人の子を置いて家を出ようとする。亭主は愛がなくなったなどと言うノーラを懸命に引き留めようとするが、「私はあなたを解放するし、私も解放する」と去って行こうとする。これは、男性社会で家事や育児に閉じ込められてきた女性の異議申し立てなのだが、原作が書かれた当時とは大きく社会が異なっている現代ではまた、別の見方ができる。さまざまな見方があると思うが、それは客席の一人ひとりの受け止めにもよるだろう。そういう展開になるところがこの舞台のおもしろさでもある。

ビートルズの「オブラディ・オブラダ」に乗ったダンスが展開されたのには少し、度肝を抜かれた。なぜ、この曲が選ばれたのかはとても興味深い。演出の広田淳一に聞いてみたいところだ。

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