飛華咲け ~龍の福音~
本若
AI・HALL(兵庫県)
2024/07/12 (金) ~ 2024/07/15 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
初回観劇。
春の文化祭での予告編から気になってた💕
人に裏切られ眠りについた白竜、そして一人残された黒龍…
600年の眠りから目覚めた双龍が思う事は…
人と龍の関わりの描き方が本若さんらしく、面白かった🤩
殺陣も見応えあって👍
愉しかった😆
氷は溶けるのか、解けるのか
演劇プロデュース『螺旋階段』
スタジオ「HIKARI」(神奈川県)
2024/07/26 (金) ~ 2024/07/28 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
べし観る! 華5つ☆
ネタバレBOX
オープニング時、飯場で響く重機の音、掘削音。その騒音の中、測量用の緑板やカメラを抱え現場に大声で叫び声をあげているのは、大峰興行社長の大峰隆平。然し工事の騒音で喋りかけている相手には殆ど通じない。が、ややあって社員の白神篤紀が社長の傍迄やってくる。然し彼の話す言葉も全く聞き取れない。そんなシーンが掴みとして提示される他、篤紀の母で経理・事務を担当する白神ゆかりが役所に提出しなければならぬ書類を持って自転車で登場するもいくら声掛けしても工事の騒音に邪魔されて届かない。業を煮やして体当たりと笑いを誘うなど掴みは喜劇ペース。
板上センターには工事現場の立ち入り禁止フェンス。フェンスにも、路面に置かれた立て看板にも立ち入り禁止の文字が記されている他、上手には矢張り立ち入りを禁止する為のロープが張られ、コーン等も置かれている。オープニング早々、駆け込んで来た駿介が立て看に躓き倒してしまうが、そのまま通り過ぎる。
この後場転。ホルモン焼き屋・たかまつの店内。この日は、大峰興行旗揚げの日。先ず登場する主な人物を改めて説明しておこう。大峰興行で経理・事務を担当する白神ゆかり、息子でこの会社で働く篤紀、篤紀の高校時代の同級生で腐れ縁、冒頭で立て看を倒した鏑木駿介、その妹瀬里奈。瀬里奈は兄に飲み代を届けに来たのだが、この日は新会社設立と大峰隆平の社長就任を祝っての飲み会とあって誘われ飲み会に加わる。物語は大峰興行関係者と会社創立6年目に起こった事件(工事現場の水溜に落ちて亡くなった5歳の古清水孝介くんの父母・徹及び朱里と祖父母・佐倉井剛・朋子らが織りなす子を失くした親の余りに深い哀しみと内省に欠け剣呑な母と娘(朋子と朱里)がその本来最も大切な人に与える悪影響。無責任で無根拠なSNS社会のネット情報が事件当事者達に与える諸影響、書き込みをする人々の悪気はない場合も事実確認を怠ることによる誤認と誤認情報の拡散によって実害を被る者達の有様が硬軟綯交ぜて紡がれる。当事者のうち子を失くした親として最も深く傷ついていると考えられる朱里は、然し乍ら自らの不明を内省によって気付くこともできない愚か者であるが、深層心理では自責の念から逃れる為に他者に責任を転嫁しようとする。これは、母親・朋子の軽率な判断に影響を受けていると考えられる。2人に共通しているのは先にも述べた通り内省出来ないという点である。事故であるから直接責任は無いものの、矢張り,胎児を流産で失くしたことから母として産んでやれなかったことへの無念や遣る瀬無さを抱えた瀬里奈は、兄が立て看を倒した後、直しもせずにその場を去ったことが事件の一因となったかも知れないとの念から古清水夫妻の痛みを何とかフォローできないかと様々な手を尽くすが朱里は自らの非には目を瞑り他者に責任転嫁をするばかりなので齟齬は決して埋まらない。このような朱里に対し夫・徹は瀬里奈の心遣いに感謝はするものの未だ息子を死なせたトラウマからは立ち直れていない。朱里の性格は先に挙げたようにその母・朋子の影響がありそうだが「見た目が総て」と言い張り恬として恥じないプチブル・佐倉井夫妻で手綱を握っているのはあくまで母・朋子だからであり、父・剛は一種のオームに過ぎない。無論、このように役柄による嫌悪感を演じている役者に対して観客が抱けるのは各々の役者が、役を生きる演技を心掛けているからである。
そしてこの劇団の実に上手い処はラストシーンである。物にスポットライトを当てることで物を象徴として機能させるのだ。
ラストシーンはグラスにピンスポを当てる。無論入っていた飲料は飲み干されている。自分は老齢で既に多くの眼疾を抱えている為、グラスに氷が残っていたか否かを視認できなかったが、物語の内容からは氷は残っていると考えられる。今作のテーマの答えにも繋がっているのは無論だが、この劇団の真の凄さは、今作に於いても作品の重しとなっているのは役者としては登場しない、亡くなった5歳児・孝介であるという点だ。孝の字に親孝行の孝の字を当てている。登場人物各々についても考えればこういった深読みが出来る名が幾つもある。脚本の良さを演出と役者陣の想像力と技能、そして人間性によって深い処から掬い上げ観客の目の前に晒す。これが出来ている処にこの劇団の力量と凄さがあろう。
BACHELEAN バチェリアン
FREE(S)
ウッディシアター中目黒(東京都)
2024/07/23 (火) ~ 2024/08/11 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
フライヤーは気に入ったのだが。
ネタバレBOX
某大企業の次期継承者は、叔父がCEOを務める大企業の運営する施設の子供たち皆からも好かれる好青年、分け隔てなく誰とも話し而も一切屈託がない。心遣いが自然で差別や区別とは無縁の優しく温かい35歳の男。而も自分が大金持ちの親族で叔父から次期社長を譲られる位置に在りながら奢りがない。こんな男がもてない訳がない。そんな彼が素敵な彼女を見付けた。何度もデートを重ね3年が経ったある日、彼は彼女を打ち上げ花火が最も綺麗に見える場所に誘いプロポーズした。彼女も屈託のない、彼を心底愛し生涯を共にするに相応しい女性であったし、彼の真の魅力を魂の奥底から理解し共鳴してくれるような女性であると同時に何か困難があるような時にも靭さを発揮してくれるような可能性を感じさせる素敵な女性であった。その彼女はプロポーズを受けてくれた。その瞬間、打ち上げ花火が或る建物を誤爆してしまった。その建物の中にヤクザの事務所が在り彼はお礼参りに闇討ちされた際頭を強打され、結果記憶喪失症となってしまった。
犯人は発見されず、時は過ぎた。叔父らは、会社経営に直結するこの事件を巡って対応を練った。その結果、今迄彼が付き合って来た元カノ全員を集め、記憶を失った彼が、改めて選んだ女性を彼の妻とする計画を思いついた。集められた女性は総勢11名。出会った経緯は様々で幼馴染から学生時代、社会に出てから等々で縁のあった女性達で何れも中々魅力的な女性達であった。この11名の女性の中で、記憶を失った彼が改めて彼が本当に好きになる女性が彼の妻の座を得るというオーディションである。このオーディションは大企業の選んだ優良会員向けに放映される。ルールは連絡を受けこのオーディションに参加した女性全員は、誰一人自分が元カノであることやそれが分かるような話を彼にしないこと。話した時点でその元カノは失格である。オーディションの行われる会場は沖縄にある高級ホテル、旅費、宿泊代他の費用は総て企業持ち。女性達の身の安全も企業サイドで保障する。
セレクトは宿泊する日々に設定されたセレクションの為のイベントによって為されるが日を追う毎に条件は厳しくなる。当然のことながら 選ばれる女性達自身の合う合わないや、相部屋である場合には状態によって親しくなったりもする。恋のライバルでありながら同時に女友達としての関係も結び合う訳である。対する御曹司、モテる条件は総て揃っている男であるから自ら好んで離れたがる女性は居ない。その女性達の元カレや現地スタッフを務める男性の中にも魅力的なこれらの女性達に恋する男も出てくる。この傍流の恋が本筋の恋バトルに絡んで展開し、真剣に恋心を告白する傍流の男達の口説きに対しコクられた参加女性の答え、御曹司の応募者に対する真摯な応えが三つ巴の恋バトルとなって刺激的である。今作がドロドロの救いの無い作品に堕していないのは、恋を語る殆どの登場人物が真摯に相手に向き合った応対をしている点に在る。恋はある意味残酷である。だが選ばねばならぬ場合がある。その時、残酷を越えて唯一納得し合えるケースがあるとすればそれは互いに相手を心底思いやって対応する姿勢にしかない。今作で述べられる台詞には、それが在る。そのことが、今作を何処か爽やかな作品にしている原因であろう。
ラストは、キャラ設定や展開から容易に想像できてしまうのが残念!
かわいいチャージ’24
人間嫌い
シアター711(東京都)
2024/07/24 (水) ~ 2024/07/28 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2024/07/25 (木) 19:30
価格4,200円
10周年記念という事で再々演の「劇団人間嫌い」の鉄板舞台を観劇しました。
配役が等身大で、現代を生きる女の子たちのリアルを生々しくも、上手に舞台作品に落とし込んでいると言った印象。内容がとってもシンプルであまり芝居を観たことがない方にもお勧めです。
日替わり彼氏の存在も、キャストが変わるとどういった変化が起こるのか気になりますね。
ネタバレBOX
Xにも書かせて頂きましたが
メイク術やパーソナルカラー、骨格のタイプやインフルエンサーとしての写実的な感性に触れ、これはお芝居ではなくドキュメンタリー?目から鱗の体験でした。女の子として誰しも意識した事があるであろう「かわいい」は、お芝居であっても共感ポイントが沢山あったはず。和気あいあいとした稽古だったんじゃないかと想像しております。
脚本や演出に関しても捻りだした…と言うより、伝えたい事をストレートに表出した舞台だったので、嫌みがなくスッと心に入ってきます。この世界観が好きな方には嵌ると思います。
ThreeQuarterカウントダウン公演「2…」
四分乃参企画
中野スタジオあくとれ(東京都)
2024/07/26 (金) ~ 2024/07/28 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
劇団ThreeQuarterは 2024年12月末に解散する。本公演はラストステージに向けて、その一つ前の公演、そして演目は「飛龍伝2024~風信子と共に~」(つか こうへい作)。つか作品に劇団脚本家の清水みき枝女史が女性の視点を加えて改訂したとある。どのようにテキレジしたか、興味津々で観劇した。
(上演時間2時間20分 休憩なし)【花チーム】
ネタバレBOX
舞台はバリケードらしき柵と赤旗が両端に置いてあるだけの素舞台。それを運び入れ闘争状況を演出する。赤は赤旗、故郷のリンゴを連想させる色として使用している。細かいことだが、学生側は、大学名が書かれたヘルメット、大学(法政、早稲田)校歌、角材を用意し、機動隊側は警棒、制服などシンプル。
梗概…1960年安保反対学生運動を指揮した全共闘委員長・神林美智子と第四機動隊隊長・山崎一平の間に生まれた子「勝利(かつとし)」、彼の俯瞰するような回想を通して、2人の馴れ初めから別れまでを緊迫感溢れる物語として綴る。
つか作品らしく、学生運動をしている学生の方が機動隊の給料より仕送額が多い。学歴にしても然りである。国家権力の象徴として登場する機動隊、革命を叫ぶ学生の暮らしが、その生活レベル(貧富)において逆転しているという皮肉。
<革命>とは人と人が信じ合い赦し合うこと、と叫ぶ。その信念のためには体も…その哀しいまでの行為。立場が人をつくるというが、その典型的な展開に抗うことができず、運命(さだめ)に翻弄される切なさが伝わる。
全共闘学生幹部と機動隊隊長が故郷では幼馴染、その後の歩みによって敵対関係になるというドラマチックな出会い。そして1人の女 神林美智子を巡って恋のさや当てが虚しい。出来れば 神林美智子役の大澤星夏さんが もう少し人格的変化(上京したばかりの初々しさと委員長へ選ばれた後の貫禄ー黒眼鏡の掛け外しだけではなく)を観せてくれたら、もっと感情移入が出来た。他の女学生闘士のほうが迫力があった。強がれば それだけ反面の愛らしさが浮き彫りになる と思う。
演技は闘争・総括場面を始め 殴る蹴るのアクション、台詞は怒声や罵声など大声を張り上げる。全共闘の作戦(機動隊の配置図の入手)とはいえ機動隊隊長と恋人そして結婚までし子供を産む。神林美智子の激白「好きでもない男の子など生まない」、他方、同志の女性が好きな人 作戦参謀・桂木順一郎の子を自ら堕胎する。闘争中とは言え、好きな人と結ばれたいと願う、しかし活動の前には男も女もないと非情な言葉が飛ぶ。当時の状況やその場の雰囲気がそれを許さなかった。女性視点を強調したとすれば、この場面あたりか。全体としては、何か目的いや使命を持った学生の情熱をしっかり体現していた。
音響音楽は絶えず鼓舞するような勇ましいもの、または長渕剛の情感ある歌を流す。照明は原色を点滅または目つぶしで高揚効果を出す。
神林美智子の亡き母が娘に残した言葉「やってられねえよ」…1960年の安保闘争から60年以上経った今、そういうことを言わなくても済む世の中になっているのだろうか。
次回公演を楽しみにしております。
藤裏葉
演劇集団☆邂逅
布施PEベース(大阪府)
2024/07/06 (土) ~ 2024/07/07 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
千秋楽観劇。
源氏物語の引き立て役、頭中将の物語。
右大臣家との権力抗争⚔️、そして光の君との恋👰の鞘当て、藤原家の棟梁として、メッチャ頑張ってる⤴️⤴️のに負け続け😢
でも幸せそう😃💕
憎めない頭中将の波乱万丈🌊、でも、とても幸せ者😆🍀の物語、面白かった🤩
登場人物多いのに、キャスト5人が七変化、しっかり役変わりしていて、見やすかった。
君たちはどう演じるか
劇団ちゃうかちゃわん
大阪大学(豊中キャンパス)(大阪府)
2024/07/06 (土) ~ 2024/07/07 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
D-C-E観劇。
D鯛焼き
鯛焼きスト禁断の論争の陰で、苦悩する泳げた○やきくん💕
愉しかった😆
C用もなしでは怖いし
観劇2度目でも愉しすぎ🤣面白っ
E恋愛ゾンビみどりちゃん
ゾンビ🧟♂️なのに
生死を越えた純愛🤯
の筈が…
愉しかった💕
どのお話も楽しくって、新人の皆さんの演技力の高さにビックリ🤯
凄く良かった👍
赤鬼【キイチゴ】
キイチゴ
中板橋 新生館スタジオ(東京都)
2024/07/26 (金) ~ 2024/07/28 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
寓話。物語は、テーマ性も強く想像力を掻き立てられる面白さ。表層的に描かれていること、その奥にある考えさせること、それが重層的に立ち上がる好作品。この演目は未見であったが、そもそも野田作品を観たことがあっただろうか。う~ん思い出せない。ラストはある映画を連想する。
少し気になったのは、物語の前提というか設定ー具体的にはいつ頃なのかーが分かり難い。勿論テーマの普遍性を考えれば、敢えて拘る必要がないのかもしれないが、この公演では<赤鬼>の言葉や状況から、ある時代・背景が連想できる。にも関らず その(外見的)表現と時代が結び付かない、その不自然さが気になる。
(上演時間1時間40分 休憩なし)
ネタバレBOX
舞台は三方囲みの素舞台、四隅に供花か。役者は正面通路も使いダイナミックに演じる。上演前から波の音。小物として紐。
登場人物は3人と赤鬼、その設定が妙。村人に疎んじられる「あの女」と頭の弱いその兄「とんび」、浜一番の嘘つき「水銀(ミズカネ)」という、村人にとっては厄介者を異質に重ねる。
梗概…浜辺に暮らす「あの女」とその兄「とんび」。ある日、女は海で赤鬼と遭遇し家へ連れて行く。女の気を惹くため「水銀(ミズカネ)」は、赤鬼を恐れる浜の人たちとの仲介役になろうとするが上手くいかない。人々は赤鬼が人間を食べる、そんな異質の者への偏見や差別などが顕わになる。やがて女と「赤鬼」は言葉が通じ合うようになる。しかし浜の長老による裁きによって処刑されることが決まった 赤鬼。そこで女と赤鬼、そして とんび と水銀とともに島を出るが…。
「人間」と「赤鬼」、その異質なもの同士の共存は可能なのか。その先には、人間同士が夫々の立場や主張を押し通す、そんな対話や歩み寄りがない世界が浮き彫りになる。それまで潜在的にあった不寛容・同調圧力は、コロナ禍によって顕在化する。自分と違うー異質なことに対する畏怖と敬遠、更には疎外。それは対面での会話が少なくなってきた現代人の歪みを大きくする。ラストが秀逸、人が存在するためには、その深い悲しみを知ることになる。
気になるのは、女と赤鬼が何となくであるが言葉が通じるようになる。赤鬼が喋る言葉ー英語(原作がそうなのか)ーによって幕末に漂流した異人を連想してしまう。鎖国、その閉鎖的な土地柄における異人は まさに赤鬼。赤鬼と3人は、赤鬼の仲間が待つ沖へ舟(床に紐を舟形にする)で向かうが…。キャストはハーフパンツ等の洋服。赤鬼だけが異様な格好をしている。出来れば要らぬ想像力を排除するような衣裳が好かった。赤鬼役以外は1人何役も演じる。しかし、その格好で突然 腰を曲げ長老を演じたりするが、無理がある。
赤鬼の仲間はいなく 遭難してしまう。溺れて浜辺にいた女にフカヒレの吸い物を出すが、今まで船上で食べていた味と違う。そこで初めて女(人間)が食らっていたものが…。映画「アライブ ‐生還者‐」を連想。物議を醸しそうなテーマだが、赤鬼への偏見・差別を通して人間の命の重さや生存本能について考えてしまう。そこに人間のエゴと怖さをみる。
次回公演も楽しみにしております。
瀬沼さんのことを誰も知らない
ライオン・パーマ
赤坂RED/THEATER(東京都)
2024/07/24 (水) ~ 2024/07/28 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
軽妙な会話、わくわくドキドキな展開、とっても楽しい劇でした。
日曜日のクジラ
ももちの世界
雑遊(東京都)
2024/07/25 (木) ~ 2024/07/30 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
圧巻です。とにかく演技がすばらしかったです。最後の白黒の場面からあの有名なあのシーンにつながるあたりに「そうきたか!」と思いました。何もかも完璧で大満足の舞台でした^^
瀬沼さんのことを誰も知らない
ライオン・パーマ
赤坂RED/THEATER(東京都)
2024/07/24 (水) ~ 2024/07/28 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
再演で30分長尺になったのね
タイトルの瀬沼さんの存在感が凄かった
その瀬沼さんと
巻き込まれる海辺の小さな町の面々
各々の出来事が積み重なり
話が進んでゆく
大笑いはしなかったが
くすり笑いが続いてく感じ
いろいろ存在感のある登場人物らが
話の破綻なく綺麗に物語が纏まってたなぁ
と感じた二時間四十五分 休憩十五分入り
休憩とかのナレーションも
なかなか楽しめましたわ
涼月の記
日穏-bion-
テアトルBONBON(東京都)
2024/07/24 (水) ~ 2024/07/28 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
1980年代から現在まで、変わらないことと変わったことと、それを演じる人の変化が自然で丁寧でとても良かった。
特にりょうこさんとあけみさんの年の取り方は絶妙でした。
日曜日のクジラ
ももちの世界
雑遊(東京都)
2024/07/25 (木) ~ 2024/07/30 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
演技や登場人物関係にやや過剰感がありストーリーの設定にもちょっと無理があるような気もするが、そんなことを難しく考えなければ総じて楽しめる舞台。出だしのチンピラ同士の映画についての会話が面白い。雑遊の座席が狭すぎて満席だとかなり窮屈だった。
瀬沼さんのことを誰も知らない
ライオン・パーマ
赤坂RED/THEATER(東京都)
2024/07/24 (水) ~ 2024/07/28 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
2時間30分という長い時間だったがあっという間だった。スピーディな展開、笑い、人情、少しのおせっかい、別れ、たくさんの優しさ。
再演だが前回より練られていて研ぎ澄まされた感じを受けた。キャストのキャラクターも鮮烈で全て納得がいく群像劇だった。みんな愛すべき人々。ライオンパーマの真骨頂という感じ。これこれ、これが観たかった。引き込まれた。
暑い中キャストの方々の熱演、おつかれさまでした!また次回も楽しみ。
かわいいチャージ’24
人間嫌い
シアター711(東京都)
2024/07/24 (水) ~ 2024/07/28 (日)公演終了
ヒロッパ
浪花グランドロマン
ウイングフィールド(大阪府)
2024/07/26 (金) ~ 2024/07/28 (日)公演終了
満足度★★★
再演博の一作だけに、現代でも通じる作品と❔❔に大きく別れる 本作品は後者で、1960~70年代の時代背景が解らないと… 私はまだ生まれていないし、現代風にアレンジしないと…(原作をアレンジしたことを発端にしているのだが…)
しかし、世界的に真似事で成長しているので…😓
流れんな
iaku
in→dependent theatre 2nd(大阪府)
2024/07/25 (木) ~ 2024/07/29 (月)公演終了
満足度★★★★★
最高でした😌特に広島弁を使っていることも、今の日本を反映しているようで… 次回も楽しみです❕
エンドゲーム
ルサンチカ
アトリエ春風舎(東京都)
2024/07/19 (金) ~ 2024/07/27 (土)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
初見のユニット。ベケットの2作目だそうだが、『ゴドー…』と同じく分からない。分からなくて分からん。108分。
不条理劇だから良く分からないのは覚悟していたが、全然分からん。壊滅した近未来世界でシェルター的なところで、足の悪い盲目の男が子どもらしい足の不自由な男に命令を出す…、な展開。タイトルはチェスの終盤戦を意味するらしいが、人生の終盤戦か、世界の終盤戦か、言いたいことは感触でしか残らないけど、春風舎のサイズで大声を出されると、それだけで引いてしまう人間もいることは理解してほしい。
BIRTHDAY
本多劇場グループ
新宿シアタートップス(東京都)
2024/07/24 (水) ~ 2024/07/30 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
見どころのある小劇場エンタテイメントである。
まずは本の選択。ちょっとした未来の話である。男性も妊娠できるようになって、妻が出産できない夫婦では、夫が代わりを務めることができるようになった。保険も効く。第一子を生んだ後、二子が生めなくなった妻に代わって出産を引き受けた夫がいよいよ出産の日を病院で迎えようとしている。すでに経験済みの妻(この辺の設定がうまい)は落ち着いたものだが、夫は初めての経験におろおろする。ここで妊娠についての男女認識の差がネタになって結構笑えるが」が、加えて、制度は良く出来ているが実質が伴わないイギリスの病院の対応はわが国にも通じるところもある。新しいシステムや技術が生むいかにもありそうなナンセンスも笑える。良く出来た世相風刺コメディなのだ。
作者は日本では初訳なのかもしれない。結構実績はある作家なので、ロンドンでは(多分NYでも)こういう本がごろごろしているのだろう。この本は2011年ロンドン初演。忘れられかけている本を日本では行けると拾った製作者の眼力。
次は配役。四人の出演者は小劇場ではおなじみでベテランばかりである。夫を演じる阿岐之将一 が一番若い。しっかり舞台が務まる人を輩出している新国立の養成所出身で、難しい作品で目立つ脇役を何作も見ているが、ここでは。阿岐之は主役だから大張り切りで、出産する夫を演じる。対する妻が宮菜穂子。現実年齢では親子でも務まる夫婦だが、さすがのキャリアで、結構勝手なのに夫をなだめすかして出産させてしまう「良妻ぶり」を演じる。過不足なく満点の出来である。病院側で、勤務時間と体制ばかりが仕事の軸になっている南ア出身の看護師が山崎静代、緊急事態になって登場する研修医が石山蓮華、山崎は舞台でもテレビ映画でもこういう現代型職業人役はやりつけている。石山が初々しさまで出していたのはここもさすがのキャリアである。演出(大沢遊)もよかったか、四人ともに実に役に対するセンスがいい。小劇場界の成熟してこういうエンタテイメントも十分できることを実証した。
最後は劇場である。新宿のど真ん中、絶好の場所柄なのだが、上演作品を選ぶのは難しい。しかし、小屋にピッタリ、という出し物はあるもので、これはまだ周囲に空席はあったが、うまくはまっていると思う。楽しめた1時間45分だった。物価高騰の折、なんとか五千円以内でこういう作品を楽しみたいというのが観客の願いでもある。
瀬沼さんのことを誰も知らない
ライオン・パーマ
赤坂RED/THEATER(東京都)
2024/07/24 (水) ~ 2024/07/28 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
もうこれはお見事な再演作品ですね。もちろんストーリー自体は前回と変わりません。でもいろいろと加わっている箇所があり,これが見事にハマっていて作品に深みと味わいを出しています。前回よりも瀬沼さんのことが理解できたような気がします。そして,瀬沼さんだけでなく他の方々も皆さん良い味出していますよね。このキャラはこの人じゃなくちゃダメだよねと思ってしまいます。猛暑の中だけど,劇場内は快適で,見応えのある作品だし,出かける価値のあるおススメの舞台です。