最新の観てきた!クチコミ一覧

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秘密の花園さん

秘密の花園さん

劇塾!S.W.S

魅殺陣屋(大阪府)

2024/03/29 (金) ~ 2024/03/31 (日)公演終了

満足度★★★

少し重たい話
若くして結婚したものの、子供を捨てて… 次の旦那との子供が成人 成人した子供の好きになった人が、捨てられた子供が育った家族の、血の繋がらない娘と、関係性が複雑
母親同士の確執や、引きこもりの兄
これでLGBTも出てきた時には…
血の繋がりだけが家族ではないと言いたいのだろうけど…
まず予約の段階で興醒め 何度かコンタクトを試みたが…演劇は予約段階から始まっていることを受け止めるべき

行ったり来たり

行ったり来たり

東京演劇アンサンブル

すみだパークシアター倉(東京都)

2024/03/28 (木) ~ 2024/03/31 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2024/03/29 (金) 14:00

座席1階

二つの国の間を流れる川に橋が架かっている。この国境の橋が舞台だ。国籍とは何か、外国籍の人を排除する入管行政とは。日本でも社会問題になっていることを考えることができるミュージカル仕立ての演劇だ。

左岸の国で育った男性が経営するドラッグストアが破綻し、生活保護を受ける身となった。しかし、彼の国籍は右岸の国だったことが判明し、右岸の国へ退去命令が出る。橋を渡って右岸の国の入管で、以前に行われた法改正で申請のなかった外国滞在者の国籍は抹消されたということで、追い返される。橋の上を行ったり来たりする男性。だが、橋にやってくる両国の市民とのかかわりが、彼の人生を変えていく。

原作はドイツ語圏で活躍した劇作家ホルヴァート。川を挟んで国が接する欧州ならではの作品だが、日本とて「対岸の火事」ではない。外国がルーツの人なくしては日本社会は動かないのが現実なのに、少し問題があればすぐ入管という「監獄」に収容し、国外に追放する。技能実習制度をリニューアルしたものの、基本的には日本に従順でない外国人は追い返す姿勢は変わっていない。外国人というだけで人権が制限されるような国に誰が仕事に来たいと思うだろうか。そういう現実を、この舞台では考えることができる。

行ったり来たりしながら人生が変わっていくという物語は、とても発想がユニークだ。音楽劇としたところも成功している。

見よ、飛行機の高く飛べるを

見よ、飛行機の高く飛べるを

ことのはbox

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2024/03/28 (木) ~ 2024/03/31 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

時代背景を描写する前半、ある事件をきっかけに物語が進展する後半に分かれていました。
セリフ量が多く、勢いだけでは誤魔化すことが出来ないかなり難度が高い演技が要求されているなと思いました。
そのため今作品に出演されている役者さんをリスペクトしました。
本当に凄い!
ただ一つだけ後悔することがあるならば、事前にこの時代背景を勉強して拝見すればもっと作品を楽しめたことです。
そこを怠った自分が悔しい。

見よ、飛行機の高く飛べるを

見よ、飛行機の高く飛べるを

ことのはbox

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2024/03/28 (木) ~ 2024/03/31 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

平塚らいてうの話は何度か舞台で拝見したことがあるが、その時代の他の話は中々拝見出来ないので、新鮮でした。

新ハムレット

新ハムレット

早坂彩 トレモロ

こまばアゴラ劇場(東京都)

2024/03/22 (金) ~ 2024/03/31 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

いや~これは面白い。オリジナルのハムレットのあらすじは大体知っていて、太宰の作品は読んだことがないけど、かなり改変されてますね。違いが楽しめます。

見よ、飛行機の高く飛べるを

見よ、飛行機の高く飛べるを

ことのはbox

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2024/03/28 (木) ~ 2024/03/31 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

やはり何度観ても、色々と考えさせられる素晴らしい作品ですね。100年以上前の話なのに、最近のハラスメント告発の状況をみても、テーマ性が全く色褪せていない。グッときました。

エアスイミング

エアスイミング

カリンカ

小劇場 楽園(東京都)

2024/02/28 (水) ~ 2024/03/03 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

お二人の役者さんの息がぴったりで、セリフも多くとても見応えがある作品でした。演技力はもちろんですが、もはや演技というより主人公に成り切っている感じです。沢山の方に観て頂きたい素晴らしい作品でした。

見よ、飛行機の高く飛べるを

見よ、飛行機の高く飛べるを

ことのはbox

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2024/03/28 (木) ~ 2024/03/31 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

面白い、お薦め。
この演目、ことのはboxでは 4回目の上演だが、劇場がすべて違っていることもあり、舞台美術は少し異なる。とは言え、基本的な構造は同じで、説明にある名古屋の第二女子師範学校の寄宿舎(談話室)内が舞台。自分は全ての上演を観ているが、今回公演は 〈印象と余韻で感情の機微を表現〉するような演出だ。役者陣の熱演は勿論、照明や音響音楽といった舞台技術が いつにも増して効果的な役割を果たしていたと思う。

明治44年10月、まだ封建的風潮が残る中で、教師たちが押し付ける「女性の生き方」を真正面から考えだした女生徒たち。そんな中で起きた事件が大きな波紋を呼ぶ。100年以上前の設定だが 今でも色褪せない課題・問題を内包した物語。見応え十分。
(上演時間2時間50分 途中休憩15分) 追記予定

見よ、飛行機の高く飛べるを

見よ、飛行機の高く飛べるを

ことのはbox

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2024/03/28 (木) ~ 2024/03/31 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

いろいろ考えて楽しかったです。いろんな感情が観れて楽しかったです。

ネタバレBOX

私の聞き取る力の無さもあると思いますが、感情は伝わってきたのですが何言ってるのか伝わって来ない方がいて残念でした。
行ったり来たり

行ったり来たり

東京演劇アンサンブル

すみだパークシアター倉(東京都)

2024/03/28 (木) ~ 2024/03/31 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

作者のエデン(オドン)・フォン・ホルヴァートは1901年オーストリア=ハンガリー帝国(現クロアチア)生まれ。1933年ナチス台頭によりオーストリアのウィーンに移住。今作は1934年、スイスのチューリヒにて初演。1938年、ドイツがオーストリアを併合するとフランスのパリに移住、その年に落雷による倒木の下敷きとなり死去。国を喪失した亡命者の彷徨えるアイデンティティから見えた、国家と個人を分断していく不条理をコミカルに抉る。

舞台は対立した2つの国、間に流れる川が国境。それを繋ぐ橋の左岸と右岸にそれぞれの入国管理局が置かれている。
左岸の国の入国審査官(洪美玉〈ほんみお〉さん)は夜勤中、娘(福井奏美〈かなみ〉さん)がコーヒーを届けに来る。実は娘は右岸の国の入国審査官(雨宮大夢氏)と恋仲、橋を渡って逢い引きを重ねている。
そこに警察官(浅井純彦氏)が国外追放処分となった男(永野愛理さん)を連行してくる。右岸の国に生まれ、生後二週間で左岸の国に一家でやって来た。薬局を経営して真面目に50過ぎまで暮らしてきたが店が倒産、税金滞納、天涯孤独。国籍が右岸の国に在ることが今更判明し、国外退去処分。独り橋をトボトボ渡り、右岸の入国管理局へ。
だが数年前に右岸の国の法律が変わり、領事館に申請しなかった海外在留者の国籍は抹消されたとのこと。入国を拒否される。右岸と左岸を行ったり来たり、真っ暗闇になるまで橋をうろうろと彷徨う哀れな男。
その夜は偶然にも両国首脳の極秘会談、国際的麻薬密輸団の陰謀などが重なり悲惨な男は散々な目に遭うことに。

唐突に入る歌が凄く良い。
藝大出身音楽ユニットmonje(モンジュ)の提供曲。

右岸の国の旅館の女将、西井裕美さんが良かった。歌のハモりが絶妙。
釣り好きの個人教育者(チューター)、二宮聡氏も面白い。「アブラカタブラ···」。
ミミズを運ぶ、その奥さん、鈴木貴絵さんも印象的。
麻薬密輸団の夫人、町田聡子さんもやり過ぎくらいな強烈な役作り。
雨宮大夢氏は元たけし軍団の〆さばヒカルを思わせる眼鏡姿。

驚いたのが主演の永野愛理さん。チャップリンのようなバスター・キートンのような無声映画のピエロの趣き、パントマイム多用で困り果てたおっさんを好演。凄く器用な女優。劇団を背負って立つだけはある。もっといろんな役柄を観てみたい。歌も巧い。終演後、女性客達で彼女のキャラの可愛さと声に萌えたと話していた。

古典的な喜劇なのだが間口が広い。
是非観に行って頂きたい。

ネタバレBOX

凄く面白い作品なのに少し勿体無い感じ。リズム感、スピード感、緩急をもっと付けた方がいい。何か一々まどろっこしくて話下手。麻薬密輸団の大物ボスが右往左往しているのもおかしい。橋の模型でも吊り下げて位置感覚を観客に共有させるべき。ナレーションは判り易いのだが、物語に入り込めない距離感の一因かも知れない。誰かが誰かにこの話をしている額縁を作った方がいいのかも。とにかく笑わせるところは圧倒的スピード感で畳み掛けて欲しい。

ラストの取って付けたような歌、「境界線は必要だ」の内容はまさにこの劇団らしい。
せんにゅうかん〜ラスト・フレンド

せんにゅうかん〜ラスト・フレンド

株式会社リッチマーケティング

サンモールスタジオ(東京都)

2022/10/25 (火) ~ 2022/10/30 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

実力派の方々の演技に圧倒されました。小劇場でしたので、演者一人一人の表情、声のボリューム、演技の全て見ることが出来て没入することが出来たのを思い出します。

新ハムレット

新ハムレット

早坂彩 トレモロ

こまばアゴラ劇場(東京都)

2024/03/22 (金) ~ 2024/03/31 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2024/03/28 (木) 19:30

初見のユニットかと思っていたら、トレモロは過去に観たことがあった。太宰治によるハムレットの翻案の上演だが面白い。97分。
 太宰の「ハムレット」は登場人物や大筋は同じだが、細かい筋がいろいろと違っていて、それはそれで面白い。演出・役者陣が時間をかけて丁寧に作っただけあって、舞台美術の巧みさも合わせて見応えある舞台になっていたと思う。ただし、どうして太宰はこのような展開にしたのかは、ちょっとよく分からないなぁ。初見のユニットかと思ったが、早坂が主宰するトレモロは2011年に『8人の女』を観ていたのであった。

ナマリの銅像

ナマリの銅像

劇団身体ゲンゴロウ

新宿スターフィールド(東京都)

2024/03/27 (水) ~ 2024/03/31 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

すばらしかったです。神格化や教祖についていろいろ考えさせられました。

nitehi : kedo

nitehi : kedo

こわっぱちゃん家

「劇」小劇場(東京都)

2024/03/21 (木) ~ 2024/03/24 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2024/03/24 (日) 13:00

「え、えすえふ!?」な場面で幕を開ける家族愛の物語。
「人の気持ち」を前面に押し出すための背景として一見整然として理論的なSF設定を使うことに某団体やあの作家のアレなどを想起、こういうの、好きなんだなぁ。
そうして迎えるクライマックス、異なる「別れ方」をした二家族それぞれの「再会」を見せ今後の行く末を期待させるのも巧いがそれに加えて第3のケースで尊厳死にも触れて深みを持たせるのが実に見事。
また、ダイニングテーブルがあるリビングを前面上手に、丸い座卓がある茶の間(座り芝居でも見易いように床が高め)を前面下手に配して二家族を描き後方に研究室があり、さらに後半でもう一つのシカケが現れるという装置も機能的でいつもながらに感服。
あと、主宰が出演することもあるが開演前に舞台監督さんが地震発生時の対応について説明したのも説得力があった。

ネタバレBOX

「某団体」とは演劇集団キャラメルボックス、「あの作家のアレ」とは梶尾真治のクロノス・ジョウンターの伝説にこと。
また、後半で装置の上方奥に病室が出現して「そう言えばこの劇場舞台ってもっと奥行きがあったっけ」と。
純白観想文

純白観想文

劇団演奏舞台

中板橋 新生館スタジオ(東京都)

2024/03/20 (水) ~ 2024/03/23 (土)公演終了

実演鑑賞

大きな声でなくても良かったかな
後半の展開でホッとした

昭和歌謡コメディVol.19

昭和歌謡コメディVol.19

昭和歌謡コメディ事務局

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2024/03/20 (水) ~ 2024/03/24 (日)公演終了

実演鑑賞

前半、ハチャメチャ感、ドタバタ感、楽しめた
後半、光る団扇
皆さま、成りきり具合が良かったです

シングルファザーになりまして。

シングルファザーになりまして。

演劇集団 Ring-Bong

座・高円寺1(東京都)

2024/03/27 (水) ~ 2024/03/31 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2024/03/28 (木) 14:00

座席1階

60歳の人気飲食店経営者が20歳以上も年が離れた女性と結婚。しかし、女性は生後3ヵ月の女の子と離婚届を残して蒸発してしまった。と、コリッチの宣伝文にも書いてあるようなシチュエーションで高齢シングルファザーは誕生する。だが、面白いのはここからだ。夜遅くまで働くパパやママの強い味方となっている夜間開業保育所の保育士、パパやママたちの人間関係やその人生を織り込んだ舞台に目が離せなくなる。

劇作家の山谷典子も子育て中ということで、リアリティーの高い舞台だ。しかし、そのリアリティーは綿密な取材に裏付けられている。夜間開業保育所(これは相当クオリティーの高い保育所なのだが)や、どんな人たちが子どもを預けているのかなど、きっちりネタを仕込んできたようだ。以前見たヤングケアラーの舞台よりも面白さはアップしていると思う。
シングルファザーを60代の昭和おじさんに設定したところが成功している。男は仕事にまい進し、配偶者の女性に育児を丸投げという昭和テイストは、離婚を突きつけた妻や周囲の女性たちに見事に打ち砕かれる。ただ、このおじさんの別の娘、既に中年の域に達しているのだが、この娘はおむつ替えや授乳などをお父さんにたたき込みながらも、「やはり小さいうちは母親が尽きっきりで育てるのが子どものため」という昭和の子育てに味方してくれる。この点もバランスが取れていていい。
クオリティーが高いと書いたのは、この保育所があくまで子どもを預けるパパママに寄り添い、その人生の一部を「業務外」のところまで踏み込んで支えるなど献身的なところだからだ。夜間保育所は子どもに晩ご飯を食べさせるが、お風呂まで入れてくれるなんて、当たり前ではない。
世の中変わってきたとはいえ、まだまだ子育てが女性に偏重となっている現状や、子どもが生まれてキャリアを断念する女性の姿も登場する。また、法改正で可能になろうとしている共同親権にも触れられている。
果たして、この60歳パパと娘の運命やいかに。あとは劇場で。間違いなく面白いので、お見逃しなく。

ただ、舞台転換にはもう一工夫ほしい。緊迫した場面が少し途切れるようなところがあった。

シングルファザーになりまして。

シングルファザーになりまして。

演劇集団 Ring-Bong

座・高円寺1(東京都)

2024/03/27 (水) ~ 2024/03/31 (日)公演終了

実演鑑賞

良かったです、テーマが今、
観終わって、「トシロウさん、
まだまだ大変だよね、でもどこか嬉しいね」
と、囁きたくなる

ナマリの銅像

ナマリの銅像

劇団身体ゲンゴロウ

新宿スターフィールド(東京都)

2024/03/27 (水) ~ 2024/03/31 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

 Wキャスト公演であるがAチーム初日を拝見。初演時より内容的にも輻輳化され内容的にも濃くなっている。ベースに島原の乱を色濃く漂わせつつ、現在の日本の基層にも通じていると感じられる点がグー。
(追記後送)

三途の川のクチコミ

三途の川のクチコミ

万能グローブ ガラパゴスダイナモス

駅前劇場(東京都)

2024/03/27 (水) ~ 2024/03/31 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

死後の世界、賽の河原に集まった亡者達を三途の川の渡し船に乗せる鬼の職員、青野大輔氏。亡者達は口々に不満を述べる。「行き先についての情報が欲しい。いろんな利用客のクチコミをチェックしないと、安心して向かえない。」と。それが天界で議題となり、よりユーザーが快適に利用出来る施設とする為に情報を開示し運営の透明性を高め、信頼のおける行政機関を目指すことに。そこに謎の男(澤栁省吾氏)が現れ、鬼にスマホを配り出す。

富永真由さんがやたら綺麗だった。
西山明宏氏は輩感満載。
壺地獄のつじむらかほさんのシニカルな笑いが効いている。
ネタはSNSによって歪む人間関係をブラックに炙るもの。
工夫された美術や衣装、小道具もカラフルで楽しい。
福岡の人気劇団、年に一度の東京ツアー。期待感に満ちた観客の熱気。どっと沸く笑い声。
開演前に流れるandymoriの楽曲がよく似合う。
是非観に行って頂きたい。

ネタバレBOX

流石にアイディアが冴えている。「もし地獄にSNSが普及したら?」みたいなドリフの一点突破コントを思わせる。「こんなもんいらなかったのに···」という痛みと「いや、誠実であれ」という祈り。誠実でありさえすれば、何てことはない。こんなものはただのゲームだ。

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