タイトル、拒絶【2月4日、5日、6日の夜公演のみ中止】
ロ字ック
本多劇場(東京都)
2021/02/04 (木) ~ 2021/02/10 (水)公演終了
満足度★★★★★
デリヘル(風俗店)のデリヘル嬢たち、店のマネージャーの表面仲よさそうで、実は内に秘めた侮蔑意識や屈託を描いた。まだ36で、初演の時28だった作・演出の山田佳奈の力量に感心した。語り手的存在のカノウ(木竜麻生)は、デリヘル嬢志望だったが初仕事で逃げ出して、そのまま雑用係として働いている。かわいくて売れっ子のマヒル(小島梨里杏)の、いつもケラケラ笑っているが、実は心に誰よりも大きな空洞を抱えている内面が次第に明らかになってくる。
マヒルがビルの屋上で、子持ちの姉に金を貸す2度の場面から、それが明らかになっていく。少女時代に母の男から性的暴行を受けていたという設定はあるあるだが、小島の虚ろな明るさを漂わせる演技が光っていた。
ブスの新人(信川清純)のとんちんかんな反応と、彼女の客への乱暴な対応が巻き起こす騒動が笑いをうんで、これが一番盛り上がった。ただ、この時、最後に入ってきたマヒルの錯乱はなぜだったのか。積もり積もった心の矛盾の爆発ということだろうが、あまりはっきりしなかった。
孤高のトシマ風俗嬢の美保純、マネージャー役の後藤剛範、美人なのに可愛げのない新人の田野優花、いつも本を読んでいるけど実は風俗の仕事もするチカ演ずる川添野愛、おしゃべりし通しのくせに、接客がずさんで客からはクレームばかり、最後にはブチギレて店に火を付けそうにあんるアツコ演じた安藤聖等々、戯曲も俳優陣もしっかりキャラが立って存在感があって素晴らしかった。
カノウが最後に失恋して泣くのだが、ボーっと見ていたせいか、彼女がその男に恋しているというのが、それまで全然わからなかった。
福島三部作 第一部『1961年:夜に昇る太陽』
DULL-COLORED POP
KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ(神奈川県)
2021/02/09 (火) ~ 2021/02/14 (日)公演終了
満足度★★★★★
今年初めての演劇。
3部作という事があって前回の公演は全部見れないからあきらめた。
今回は、有給を使用して朝から連続して3部見た。
1部のパペット、2部の犬の演者、3部は完成度の高さ、
観劇し終わった後、とても良い作品でもう1回見たいと思った。
チケットさえあればたぶん、行っていただろうな。
カミキレ
藤原たまえプロデュース
小劇場B1(東京都)
2021/02/14 (日) ~ 2021/02/21 (日)公演終了
満足度★★★★★
どちらも提出した事があるオヤジだが・・・離婚届は二人で出しに来るかな?・・・♪
突然のミュージカルにはめっちゃツボだった♪
長い長い恋の物語【大阪公演】
玉造小劇店
ウイングフィールド(大阪府)
2021/02/16 (火) ~ 2021/02/21 (日)公演終了
満足度★★★★★
上手い。皆さんの演技上手すぎ。内容も興味ある内容でしたので、入り込んでしまった。桟敷席だったが、内容良すぎて、全く気にならず。今日本が変わらないと、日本の未来は無い。しかし、変わる事に抵抗のある人間が多い。多すぎる。残念・・・。
「その鱗 夜にこぼれて」
空宙空地
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2021/02/18 (木) ~ 2021/02/21 (日)公演終了
満足度★★★★
うーん。30×30の優勝作品が良すぎた為に、かすれてしまった感有。展開が早く考える暇もない位だが、内容はフツーに良い。
先の綻び
劇団水中ランナー
サンモールスタジオ(東京都)
2021/02/17 (水) ~ 2021/02/23 (火)公演終了
満足度★★★★★
とても良かった。話としては少し重い話かもしれないけど、心暖まるお話でとてもよかったです。演者の皆さんの演技もとても素晴らしく、引き付けられるものがありました。いろいろお芝居を観ていますが、またお気に入りの劇団ができました。次回作も期待してますね❗
アユタヤ
MONO
ABCホール (大阪府)
2021/02/17 (水) ~ 2021/02/21 (日)公演終了
満足度★★★★★
出かける前に雪がちらつき、夜だしと、ちょっとくじけそうになりましたが、行かなかったらこの感動はなかったです。観に行って本当によかったです。
たくましい美女3人に圧倒されるかわいいおじさまたち、ステキです。まっすぐに一生懸命生きている人たち、みんなのつながりが温かいです。笑いました。泣きました。
ぜひたくさんの方に観ていただきたいです。舞台が好きになります。
カミキレ
藤原たまえプロデュース
小劇場B1(東京都)
2021/02/14 (日) ~ 2021/02/21 (日)公演終了
満足度★★★★★
ただの紙切れでも当事者にとっては大切な1枚。人生のあちこちで関わり合うわけですが、受け付ける方もただの紙切れとは思えないシーンもあるのでしょうね。
面白かったです。
the Circulation
三栄町LIVE
三栄町LIVE STAGE(旧:フラワースタジオ) (東京都)
2021/02/09 (火) ~ 2021/02/23 (火)公演終了
僕の庭のLady
文化庁・日本劇団協議会
赤坂RED/THEATER(東京都)
2021/02/17 (水) ~ 2021/02/23 (火)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2021/02/18 (木) 14:00
座席1階
日本劇団協議会が制作した、文化庁の海外研修制度から戻った演劇人たちによる公演。演出を担当した河田さんもその一人で、イギリスの国民的作家アラン・ベネットの実話を基にした作品だ。
かつては著名なピアニストだったホームレスの老女が住まいにしているワゴン車を、なぜか自宅の庭に止めさせて何かと面倒を見るベネット氏の目線で物語が進行する。
このベネット氏をふたりの役者がかけあいのように会話しながら演じるのがおもしろい。この老女はとんでもなくわがままであれこれベネット氏に文句を付けたりするのだが、ベネット氏は追い出すこともせず、亡くなるまで15年間も住まわせてしまうのだ。
この作品は、映画化もされている。高齢社会を考える物語としてきっとこれからも受け継がれていくのだろう。ラストシーンが泣かせる展開だ。泣かせるというよりは、明るい涙というべきか。すべてはここに持ってくるための積み重ねであったように思う。
カミキレ
藤原たまえプロデュース
小劇場B1(東京都)
2021/02/14 (日) ~ 2021/02/21 (日)公演終了
カミキレ
藤原たまえプロデュース
小劇場B1(東京都)
2021/02/14 (日) ~ 2021/02/21 (日)公演終了
満足度★★★★★
たかがカミキレ、されどカミキレ
悲喜こもごもの区役所窓口
いろんな人生模様が描かれたうえ、歌と踊りも
75分とは思えない盛りだくさんで楽しめた
カミキレ
藤原たまえプロデュース
小劇場B1(東京都)
2021/02/14 (日) ~ 2021/02/21 (日)公演終了
満足度★★★★★
たかがカミキレ…それがなかなか重いのよね〜って共感しながら、めっちゃ感情移入して泣いてました。ミュージカルは…こんな時勢だから歌って踊りたかったんですね。楽しかったです。ありがとうございます。
先の綻び
劇団水中ランナー
サンモールスタジオ(東京都)
2021/02/17 (水) ~ 2021/02/23 (火)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2021/02/17 (水) 19:00
座席B列5番
価格3,800円
2/17(水)19:00~初日観劇!! 『自粛期間中は、笑える作品を観た方が良い』と言っていたのは、敬愛する『小劇場界の巨匠(勝手に呼んでる笑)◯番◯◯ドのMさん!!『そのとおりだなぁ』と思ったのに
大好きな『劇団水中ランナー』の『先の綻び』初日観劇。こちらも敬愛している(作品を笑)堀之内さんの
久しぶりの作品!いつものように、序盤から、丹念につづられた会話をとおして、徐々に関係性や背景が鮮明になって来る。だがもうその時には、『ぼろ泣き』状態(泣笑)!!しかし、泣いても最後はホッとする温かい作品です。いつもの『堀之内さんらしい』作品で心が喜んでいる!!!あと2回観劇予定!!
Oslo(オスロ)【宮城公演中止】
フジテレビジョン/産経新聞社/サンライズプロモーション東京
新国立劇場 中劇場(東京都)
2021/02/06 (土) ~ 2021/02/23 (火)公演終了
満足度★★★★
2016年にオフブロードウエイで初演された20年ほど前のイスラエルとPLOの電撃的なオスロ平和合意の舞台裏のドラマである。なぜ、ヨーロッパの中でも影の薄いノルウエイの外交官夫婦の手で、米ロが散々てこずった中東平和が一時的でも実現したか。
イスラエル問題は、日本では、実際にその地を踏んだ人も少なく、ヨーロッパと中東の間に位置する文化的複雑さもあって核心がなかなかつかめない。長年の課題解決を、舞台では、夫婦の粘り強い交渉術(多分事実なのであろう)を実在人物を織り交ぜながら見せていく。
いはば、歴史ドキュメンタリー実話ものだが、英米で、たちまちオフから大劇場公演に移ってトニー賞はじめ多くの賞を受賞したのは、距離的にも、文化的にも事件への身近さが大いに影響したのだと思う。この公演はジャニーズの主演興行でいつもなら、グローブ座だろう。今回は新国立の中劇場で1階だけでも千人を超える客席の大劇場である。2階は締めているが、客席を埋めたのはほとんどが三十歳以下の、久しぶりの芝居見物と気合がはいるファンクラブの女性観劇客で、男性客は合わせて二十人もいなかった。オスロ合意のころは生まれたばかりだった観客でこの内容、大丈夫か、と思ったが、結構ダレない。
内容は政治劇で、パレスチナ問題の難しさにももちろん触れるのだが、ドラマの軸を、無理難題の中での目的達成のためにめげないで七転八倒するノルウエイの若い外交官夫婦に絞ったので、中東問題を見過ごしても夫婦の成功劇としても楽しめる。この芝居のつくりでは主役は妻役(安蘭けい)の方のようにも見えるがこの舞台は夫(坂本昌行)が主役である。
演出(上村総)はすっかり大舞台にも慣れていて、多くの場面を照明を変え、プロジェクションマッピングも多用して現実感も見せながらテンポよく運んでいく。俳優の動かし方など見事である。しかし、事件の大きさからすると、やはり、全体が上滑りしているような感じがぬぐえない。俳優は短い時間でなじみのない実人物の性格を見せなければならない。一番大変だったのは、坂本昌行で、対立する勢力を人間的な魅力でまとめ上げて「リスクをとって世界を変えていく」役柄だがその核心がない。妻の安蘭けいの方が、腹をくくったような性格をよく表現していて好演だが、それは脚本のせいかもしれない。
1時間40分の一幕と20分の休憩をはさんで二幕1時間。コロナで自粛と言っても、配役表くらいは置いてほしい。那須佐代子が出ているのに気が付かなかった。
ねこはしる
桐朋学園芸術短期大学演劇専攻
俳優座劇場(東京都)
2021/02/17 (水) ~ 2021/02/18 (木)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
原作の童話は読んだことがないが、検索すると何度も舞台化されている作品。ミュージカルとか音楽劇と謳った上演も結構あるのだけど、作曲者が違っていたりして、どの形態がスタンダードなのかよく分らないまま劇場へ。観たのは「しっぽプロ」の回。もう1つ「うろこプロ」の回もあるが、出演者は同じだが、役が替わるのだそう。
冒頭の歌でおっと思ったり、何人かソロで目を引く人がいたり、もうちょっと声量が欲しいなと思うところもあったり、群舞のシーンはもっともっとメリハリが欲しいと思ったり、いろいろあるけど、瑞々しい舞台でよかった。ミュージカルよりも音楽劇と言った方が、個人的にはしっくりくる出来。
地域演劇イベント「#演劇的な一日 in 大塚2021」
地域演劇イベント「#演劇的な一日 in 大塚」
オンライン公演(東京都)
2021/02/06 (土) ~ 2021/03/31 (水)公演終了
カミキレ
藤原たまえプロデュース
小劇場B1(東京都)
2021/02/14 (日) ~ 2021/02/21 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2021/02/14 (日) 15:00
3話オムニバスですが同じ区役所で展開されるお話の為、連続ドラマを観てる感じでとても面白かったです。
カミキレを提出に来た人々の人生や想いを垣間見ます。
とても見易いですが、内容は決して薄くなくとてもバランスの良い作品です。
普段から舞台を観られてる方は勿論、舞台を観てみたいと思われてる方にもお薦め出来ます。
カミキレ
藤原たまえプロデュース
小劇場B1(東京都)
2021/02/14 (日) ~ 2021/02/21 (日)公演終了
満足度★★★★★
藤原たまえプロデュースの作品を観たのは今回初めてですが、とても面白かった。役所が舞台というのはまだまだネタが尽きないんじゃないかと思うので、出来れば続編が観たいなぁ。75分で終わっちゃうのは短すぎる(笑)。帰りにロゴ入りのボールペンも買っちゃったし。次回作も楽しみです。
カミキレ
藤原たまえプロデュース
小劇場B1(東京都)
2021/02/14 (日) ~ 2021/02/21 (日)公演終了
満足度★★★★★
藤原さんのプロデュース作品はここ続けて拝見していますが、すべて心暖まる。観たあとほっとするような感じで、とても好きです。今回作品もとても面白かったし、心にスッと寄り添う感じで良かったあ~です❗次回も期待しちゃいます。