誰 か の 町
タテヨコ企画
小劇場B1(東京都)
2021/03/24 (水) ~ 2021/03/28 (日)公演終了
共生
さんらん
アトリエ第Q藝術(東京都)
2021/03/17 (水) ~ 2021/03/21 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2021/03/19 (金) 19:00
『共生』という劇において、上野の動物園で働く祖父は戦争で、自分が育てている子象までも、飢え死にさせなければならない、そのどうしようもできない現状に苦しんだ。父は戦後、松屋デパートの屋上で子象のショーをやっているが、あることをきっかけに公務員と仲良くなり、一緒に小象を屋上から連れ出して上野の動物園に運ぶ為に思案し、行動し、最後はその血の滲むような努力が実を結ぶ。そして現在の娘は、女獣医としてアフリカに行き、動物自然保護区に象牙などを求めて侵入してくる密猟者達から子象を含む動物を護るため、体を張って闘い続けている。
という、それぞれ立場は違えど、動物に関わる仕事をしている1つの家族を取り上げて、その家族と動物の在り方を通して、動物との共生とはどういうことなのかを考えさせてくれた。
そして、象牙を欲しがらない、密猟業者から象牙を買わない、そういうことの積み重ねが動物と共に生きていくということなんだということを骨身に沁みて感じた。
眠っているウサギ
一般社団法人劇団コーロ
大阪府立男女共同参画・青少年センター(ドーンセンター)7F・ホール(大阪府)
2021/03/27 (土) ~ 2021/03/27 (土)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
ロビーが広く、静かで落ち着いた雰囲気のとてもいいホールでした。前回の上演を見逃していたので、再演はうれしく、観劇してきました。わかりやすく、人と人との関わりを鋭く濃く描いていました。相手の事情を推しはかること、相手を尊重すること、あらためて思いなおすことが多かったです。
聖なる日
劇団俳小
d-倉庫(東京都)
2021/03/19 (金) ~ 2021/03/28 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
二回目。台詞や演出を変えているのか、自分の記憶違いなのか、色々と変わって見えた。
いろんな登場人物が顔に唐突に塗りたくられる白のペイントが効果的。『地獄の黙示録』を彷彿とさせる、『覚悟』の演出。しかも、その『覚悟』は結局何にもなりはしないのだ。
映画化するならガウンドリーはホアキン・フェニックス、コーネリアスはティモシー・シャラメかな。
ホモハラル- Homohalal
エイチエムピー・シアターカンパニー(一般社団法人HMP)
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2021/03/27 (土) ~ 2021/03/28 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
2019年のリーディング上演も拝見。あの時は1人が複数の役をしたからか、人の心の多重性や交換可能性が感じられた点が面白かったし、論点がいくつも同列に扱われていて、色々考えさせられた。
今回は1人1役がふられていて、関係性はスッキリくっきり見えてきてわかりやすく、かつ、焦点が絞り込まれていて、演出の意図がくっきりみえた感じが面白かった。特にラストの演出が明確になっていて、いまの日本の状態にもつなげられている感じがあり、なるほど!とおもった。
まだ観たことないひとにはもちろんだけど、リーディング観た方にも、ぜひ観てみてほしい!と感じた。
あと、舞台装置がシンプルでめっちゃ美しい。
あとあと、役者陣が濃ゆい。熱量的にはアイホールの広い空間を埋めきれるボリュームに感じた。静かな時はめっちゃ静かなのだけど。
INDESINENCE
LUCKUP
赤坂RED/THEATER(東京都)
2021/03/24 (水) ~ 2021/03/28 (日)公演終了
しあわせになりたい2021
劇団たいしゅう小説家
萬劇場(東京都)
2021/03/24 (水) ~ 2021/03/28 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2021/03/27 (土) 14:00
開演と同時にグイグイ物語に引き込まれました。
登場人物の今後が気になります。
ANCHOR
うんなま
神戸アートビレッジセンター(兵庫県)
2021/03/26 (金) ~ 2021/03/28 (日)公演終了
満足度★★★
この劇団は何度か拝見しているが、難しい。代表の方はよく他の演劇にも参加しているのを観るけど、どう感じているのだろう?独自色全快で、評価もかなり別れると思います。アフターを聞いて少し理解が深まった。
聖なる日
劇団俳小
d-倉庫(東京都)
2021/03/19 (金) ~ 2021/03/28 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
本格的な舞台セッティングで、雰囲気がすごくよく出てる。
衣装も素敵!!!
ストーリーもおもしろい。本格的な舞台を観た。
本当にこんなによくていいの?というぐらい、最高に良い。
満足!!!さすが、世界に向かって挑戦している劇団さん。
この作品は、観たほとんどのひとが素晴らしい、っていうんじゃないかな。
雪の中の三人
劇団俳優座
俳優座スタジオ(東京都)
2021/03/16 (火) ~ 2021/03/30 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
身分の変更や入れ替えという古典的なネタを用いた喜劇で、ややもすると先が見えて陳腐になりそうなものだが、俳優座の実力ある俳優たちの手にかかれば、さすがにしっかりした水準の芝居になっていて、楽しめた。
INDESINENCE
LUCKUP
赤坂RED/THEATER(東京都)
2021/03/24 (水) ~ 2021/03/28 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
劇場が綺麗で、女性の役者さんが綺麗で、超満足!!!衣装も素敵。
効果音が良く、照明も美しい。劇場をいくつかに分割し、上手く使われていて、女性の役者さんが、さらに綺麗に見える。
今回は、毎回、不満だったことが、良くなっていた。いつも聞きずらかった台詞、マイクを上手に使っているのだろうか、よく聞こえるようになっていた。小さい声は、まだ少し聞こえないが、ずいぶんよくなり、助かる。
ミステリーで、おもしろい!!!
しあわせになりたい2021
劇団たいしゅう小説家
萬劇場(東京都)
2021/03/24 (水) ~ 2021/03/28 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
あらすじは公式で説明されているとおり。
役者さんの演技力は良いと思うのですが、演ずる人物像が共感しにくいタイプが多くて、いまいち話に入り込めなかった。
忘れる滝の家
ムニ
アトリエ春風舎(東京都)
2021/03/11 (木) ~ 2021/03/20 (土)公演終了
聖なる日
劇団俳小
d-倉庫(東京都)
2021/03/19 (金) ~ 2021/03/28 (日)公演終了
眠っているウサギ
一般社団法人劇団コーロ
大阪府立男女共同参画・青少年センター(ドーンセンター)7F・ホール(大阪府)
2021/03/27 (土) ~ 2021/03/27 (土)公演終了
満足度★★★★★
ドーンセンターでの演劇は、とても好き。内容が社会問題となっていることをクローズアップして、考えさせられる。君も一人ボッチやんと言う言葉は、妙に響きました❗一回だけが残念です。
アン
やみ・あがりシアター
王子スタジオ1(東京都)
2021/03/26 (金) ~ 2021/03/28 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
加藤睦美さんのオーダーで笠浦さんが書き下ろした一人芝居。感動しましたとしか言う言葉はありませんね。この企画。もちろん加藤睦美さんファーストで続けてください。
アン
やみ・あがりシアター
王子スタジオ1(東京都)
2021/03/26 (金) ~ 2021/03/28 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
ひとり芝居がこんなにおもしろいなんて、ビックリです。
7つの声、いや、もっとだろうか?本当に男の人、子供の声に聞こえる。
泣き声、いつまでも、耳に残りました。加藤睦美さんのケケッとか、残って好きです。
脚本すごーくいいと思います。母の心情が切なくて、ホロリときました。
加藤睦美さん、ヤッパリ、本当に演技、素晴らしい!!!
このひとり芝居は、ぜーったい、回を重ねてほしい。本当に満足でした。
雪の中の三人
劇団俳優座
俳優座スタジオ(東京都)
2021/03/16 (火) ~ 2021/03/30 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
貧乏人の格好をした億万長者が、高級ホテルで見事冷遇され、最後は追い出される。でもほかでは得られない「友達ができた」。友達は、億万長者と勘違いされた貧乏な青年。青年の恋愛の行方まで絡んで、出来過ぎなくらい出来過ぎのハッピーエンド。ケストナーってこんなに甘い作風だったかな?と思ったけれど、厳しいナチス政権下だからこそ、明るい芝居を作ったのかもしれない。
ヒルデ役の佐藤礼菜の可憐さ、上流夫人役の瑞木和加子、安藤みどりの弾けたコミカルな演技がよかった。召使役の加藤頼も、板につかない富豪役から、召使に「仮装」するとイキイキするあたり、見事だった。
Don’t say you can’t
一般社団法人グランツ
駅前劇場(東京都)
2021/03/24 (水) ~ 2021/03/28 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
知的障害者施設を舞台に、他人の支えなしに生きられないことは「罪」なのかとじんわり語りかけてくる。1964東京五輪・パラリンピックの立役者・中村裕医師の史実もストレートに織り込んでいた。障害者が社会復帰の自信を持つために、医療よりもスポーツが力になると、障害者スポーツを広めていった人。道を切り開いた当時の選手のドラマも劇中劇で演じて、素直に感動した。
障害者の娘に「厳しくしてください」と執拗に施設に求める母親。その心中は「この子は自分で自分を守らないといけないから」という親の思いも切実に分かる。施設で働き始めるシングルマザーと、事故で車椅子生活になった元彼氏の再会のストーリーが、この芝居をいわゆる「障害者もの」に終わらせていない。ぐんと幅広い作品にしている。ふたりはかつて演劇仲間で、この再会が新たな演劇への情熱をうみ、障害者たちによる芝居作りへとつながっていく。演劇愛がこめられた展開だ。そこに娘の出生の秘密、シングルマザーとして生きていく決意を後押ししてくれた曽祖父のこと、など心に訴える場面も絡んで、本当によくできた舞台だった。
2020東京五輪・パラリンピックは開催できるかどうか不透明だが、たとえ今回できなくても、パラリンピックの意義は変わらない。
D.C. -コドモと家族の物語-
劇団YAKAN
池袋GEKIBA(東京都)
2021/03/24 (水) ~ 2021/03/28 (日)公演終了