最新の観てきた!クチコミ一覧

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四代目鼠小僧次郎吉

四代目鼠小僧次郎吉

橋田ゆういちろうのカンパニー

ACT cafe(大阪府)

2021/04/05 (月) ~ 2021/04/12 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

コロナ対策はバッチリ。ホントにコメディー。笑える。演劇関係の人が多かったが満席。楽しめました。

斬られの仙太【4月25日公演中止】

斬られの仙太【4月25日公演中止】

新国立劇場

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2021/04/06 (火) ~ 2021/04/25 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

かつては、よく上演されていたが、忘れられていた大作戯曲の上演である。
初演(1934)は知らないが、戦後の時代背景がやりやすい環境だったからか、たしか商業劇場でも上演されていたし映画にもなったやくざモノなのだが、最近はお目にかからなくなっていた。三好十郎存命中も、著作権保護期間中は、著作権継承遺族が戯曲の改変にうるさかった事情もあったのだろう、戦後の上演もみどりの上演だったように思う。何しろ八時間はかかろうという大作である。
 その保護期間も終わって、今回は、四時間半に全編をテキストレジしているがそれでも十分に長い。この上演は新国の「人を思う力」(なんのこっちゃ?最近のこの劇場の柱にはいつもこの種の大入叶の札が貼ってあるが、わけがわからない)というシリーズの第一回の上演である。
 戯曲のことは後段に回して、上演は、フルオーディションらしい顔ぶれで、上村演出も原戯曲を生かしながらの舞台になった。
八百屋飾りにしたノーセットの舞台に若干の大小の道具を持ち出して、休憩二回を挟んで、時世に左右された農民上がりの仙太(ばくち打ち・伊達暁)が政治に巻き込まれていく生涯が描かれる。改革派とも、保守派とも、権威主義なのか民衆派なのかも、集団としてはよくわからぬ武士階級を母体にした水戸の天狗党の乱が背景になっていて、ここが、お客には維新期を背景にしていても、新選組のようにけじめがつきにくい。そこを農民出身の仙太の村社会と農業への信念で乗り切る。周囲の人物もよく描かれていて農民仲間の段六(瀬口博行)や利根の甚五左(青山勝)、農村の孤児を預かるお妙(浅野令子)など、普段の舞台でよく見る助演者たちが生き生きと好演である。ほかにもタカラヅカの陽月華とか武士では加多源次郎の小泉将臣など、全部で八十役あるという舞台をボロを出さずに十六人で演じ切ったのは演出も、俳優もお見事だが、少し引いてみると、やはり、農民も武士も「らしく」はない。生活感がない、とよく言うが、ほぼ二百年前のこういう舞台を観ると、それは必要なのか、と逆に思ってしまう。何しろ、舞台は板一枚のノーセットだし、非常に効果的に使われている過不足ない音楽(国広和毅)は西洋のオケである。上村もギリシャ劇やシェイクスピアの体験からその種のリアリティよりもドラマだ、と取り組んだのだろう。
それなら、とないものねだりになってくるが、もっと大胆に戯曲に手を入れてもよかったのではないか。農民と武士層の齟齬や、江戸幕府との関係をふくめ、もっと切ってもよかったと思う(そうすれば歴史的な水戸天狗党の評価に反するというのは歴史学者の言で、二百年もたてば芝居見物の客は、この中身ならせいぜい二時間半で見たい)し、お蔦などはもっと生かすところがある。
演劇は常に時代とともにあるものだからそうなれば、今の観客にもわかりよく楽しめたのではないか。折角の熱演の舞台も残念ながらガラガラ、三分の一がやっとという入りである。
新国の上の中劇場では横内謙介の「モダンボーイズ」をフジテレビの仕込みで上演している。紀伊国屋で劇団上演した時は苦しかった舞台も、ジャニーズ出演で客はぞろぞろ入っている。役者買いも演劇の大事な側面ではあるが、これもコロナ疲れかもしれない。客が楽なものしか見なくなっている。ここからの回復はかなり長くなりそうだ。全興連は、責任も取らない無定見な政府のいう事などべんべんと聞いていては我が身を滅ぼすぞ。

何を見ても何かを思い出すと思う

何を見ても何かを思い出すと思う

コンプソンズ

「劇」小劇場(東京都)

2021/04/07 (水) ~ 2021/04/11 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2021/04/07 (水) 19:30

115分。休憩なし。

聖なる日

聖なる日

劇団俳小

d-倉庫(東京都)

2021/03/19 (金) ~ 2021/03/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

メインキャストに客演を据える「こだわり」の成果か、ここ数年秀作舞台を出している俳小。今回の月船さららはリアルな人物形象を要求する「普通の劇」でちゃんと演技していたのが新鮮であった(metro等では月船ありきの演出)。

「黒人」と呼ばれる人々は先住民であり、それはアボリジニであり、従ってここはオーストラリアである、と鈍感にも後半で気づき、終わってみれば侵略史を告発するドラマであった。
もっとも物語は入植者(白人)同士が、当地の「情勢」を背景にいささか剣呑な部類の人間ドラマを展開。情勢とはアボリジニの報復を思わせる事件が続いている事であるが、舞台となる飲食を振舞う村はずれの娼婦の店にはアボリジニとの混血である「娘」がおり、仕事を求めてやってきたアボリジニの肌をした若い女との接触が娘の中に波紋を落とす。やがて己の出自を疑い始める思春期の娘と、不幸に染まった人生の代償のように娘(実はアボリジニの村の外れで拾ってきた)を溺愛する母との軋みも生まれる。また長逗留する事となった仕事を求めてやってきた三人の男(この人物らが登場する冒頭から終始ドラマにとっての劇薬となっている)、開拓伝道に訪れていたがついに自死に至った神父の夫人の登場等が絡まって、「崩壊」の予兆を告げる状況と決裂すべく最も剣呑な客であった男がアボリジニ殲滅部隊を組織し、「情勢」は極限へと昇り詰める。この部分は恐らく史実に基づいており、白人国家オーストラリアの負の歴史がやおら浮上するという案配である。

この舞台を特徴づけるのは不穏さという通奏低音である。四方を闇に囲まれた入植者のよすがは目の前に居る「生身の他者」という存在以外ない(確立された社会システム=「想定他者」が保証する安堵がもたらされない)、言わば原始的な条件である。舞台の魅力は、この不穏さがもたらすスリルと言える。人間の抗えない内なる暴力性やぎりぎりの妥協や、最後に何を死守するかを迫られて歩く生ゆえに崖縁を離れただけで得られる幸福感といった、得難い疑似体験が満載なのである。
かつて流刑地であったオーストラリアという国を自ら告発するような劇作であるが、荒んだ状況を生きる最も荒んだ人間たちを描く作者の筆致はそれらを包む温かさも感じさせる。

パークビューライフ【4月25日大阪公演中止】

パークビューライフ【4月25日大阪公演中止】

エイベックス・エンタテインメント

世田谷パブリックシアター(東京都)

2021/04/07 (水) ~ 2021/04/18 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2021/04/07 (水) 14:00

何気ない会話のやりとりで、客席に笑いが絶えない素敵なステージ。セットと衣装の色具合も春らしい明るさで好感が持てました。

「蜜蜂と遠雷」 ~ ひかりを聴け~

「蜜蜂と遠雷」 ~ ひかりを聴け~

シンフォニー音楽劇「蜜蜂と遠雷」製作実行委員会

KAAT神奈川芸術劇場・ホール(神奈川県)

2021/03/27 (土) ~ 2021/04/11 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2021/04/06 (火) 18:30

フルオーケストラが曲の要の部分を生でしっかり聞かせてくれる贅沢なステージ。前半も盛大にオーケストラとピアノが鳴っていればよかったのに。

かもめごっこ

かもめごっこ

工藤俊作プロデュース プロジェクトKUTO-10

ウイングフィールド(大阪府)

2021/03/18 (木) ~ 2021/03/21 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

人生のターニンクポイント、分岐点、潮時の物語。
人生に夢を見、夢を追いかけ、夢に疲れ、
様々な人の夢が、様々な形で、ギュギュっと詰まった公演でした。

そうだろう、やっぱりな、諦めと打算の人生の縮図がそこに。
ても夢も大事~~!
諦めずに頑張ろう!

音楽劇「ちいさこの庭」

音楽劇「ちいさこの庭」

Sh!nkiяo

A&Hホール(大阪府)

2021/03/20 (土) ~ 2021/03/21 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

楽日観劇
小さな子供にしか見えない、"ちいさこ"の庭。
戦で敗走する夫婦と、
迷子の子供と、
そして今度は、この家に越してきた娘と…

私達のすぐ傍にいる"ちいさこ"との触れ合いに、ホッコリ、感動し、ジーンとくる!
皆が幸せになれる音楽劇、とても良かった。

鳥を演じるダンサーさん、草木をそよがし、"ちいさこ"をリフトする黒子さん…
見事に"ちいさこ"の世界と人の世界を、シームレスに表現されていて、過去と現代、時の行き来を含め、奥行きのある世界感が広がっていた。

月影花之丞大逆転【4月28日~5月10日公演中止】

月影花之丞大逆転【4月28日~5月10日公演中止】

劇団☆新感線

東京建物 Brillia HALL(東京都)

2021/02/26 (金) ~ 2021/04/04 (日)公演終了

映像鑑賞

満足度★★★★★

ライブビューイング観劇
本当は劇場で拝見したかったのですが、東京まで伺えず&懐の関係もあり、ライブビューイングにて観劇。
(役者さんをアップで拝見できて、ライブビューイングも良かった。)

歌にダンスに殺陣に、超超超~エンタメ。
前の花之丞を学生演劇の卒業公演で拝見して、続きを拝見したいと思ってました。
あー楽しかった!
次は生で観たい!

追伸、絶対評価だと満足度★5つだけど、CP含めると★4つ半くらいかな?
生で観るとまた違う気がする。

ハムレットマシーン

ハムレットマシーン

ツレヅレ

表現者工房(大阪府)

2021/03/19 (金) ~ 2021/03/24 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

『わずか10ページ強のテクスト…』
何度も繰り返されるフレーズ。
繰り返す度に、役者さん毎に、異なる意味を込め発せられるフレーズ。

うーむ。
やっぱり難解だった。

だけど照明、映像、音響、衣装、演出が美しく、視聴覚で楽しめた。刺激になった。

サイレントBOMB!

サイレントBOMB!

なにわニコルソンズ

神戸三宮シアター・エートー(兵庫県)

2021/03/19 (金) ~ 2021/03/21 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

初日観劇
ダンスあり、落語あり、本当に楽しく拝見できた。
家族や友達との7つのオムニバス、コロナなんか吹き飛ばせ!

①モンスタ家族:実は皆我慢してた。わだかまりが解けたダンスが愉し!
②誘拐:したけど、実は…小学校のトラウマ乗越えて!
③レスな2人:のマンネリ打破の努力。
④軍手の恩返し:の筈が…妬みからの因果応報。富める者は富、貧しい者は…
⑤チェンジの会:俺があいつで、あいつが俺で的な入替り劇、愉し!
⑥プロポーズ:レスな2人と遠距離恋愛カップルのプロポーズ、Virusに負けるな!感動。
⑦クローンファミリー:無機質な未来で、家族の温もり感じた。

贋作ヴェニスの商人

贋作ヴェニスの商人

カトハルステージ

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2021/03/12 (金) ~ 2021/03/14 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

千秋楽観劇
なかなかチャンスがなくカトハルステージ初観劇。
底抜けに愉しい。
これがカトハルステージなんですね。
並び順の統制のなさ、緊張しまくる挨拶、仲の良さが伝わってきた。

今まで経験した事のない1年でしたが、お疲れ様でした。そしてありがとう。実に楽しかった。

春琴抄ーホワイトアウトする静謐ー

春琴抄ーホワイトアウトする静謐ー

ぺぺぺの会

SPACE9(大阪府)

2021/03/12 (金) ~ 2021/03/14 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

千秋楽観劇
初の暗闇劇。
客席囲む様に、後ろ、前、横の暗闇から、声や物音が漏れ聞こえてくる。盲目,静謐の世界。

春琴の事前情報持たずに観劇。視覚情報欠如で、現実感の薄い幻影的な人物像&世界に。
趣向変わって面白かった。
が、集中力維持がちょっと大変でした。難っ

モダンボーイズ【大阪公演中止】

モダンボーイズ【大阪公演中止】

パルコ・プロデュース

新国立劇場 中劇場(東京都)

2021/04/03 (土) ~ 2021/04/16 (金)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

戦前左翼崩れの浅草レビュー作家の話ということで、太宰治と井上ひさしを合わせたようと思ったら、モデルの作家は実在した。菊谷栄。舞台では、何度も上演した代表作「伝令兵」の、恋人の戦地での無事を祈るセリフが、日中戦争近づき削られる。時期はさておき、実際にあったことではないか。

加藤シゲアキ演じる左翼学生矢萩奏(かなで)が、菊谷のおかげで音楽、演技の才能を開花させ、人気俳優になる。最初に歌うMy Blue Heaven は鳥肌ものであった。でもこれは左翼でなくても、例えば詐欺や押し売りからの転身でも成り立つ、と思っていたら、そういう展開も出てきて驚いた。

新人女優が先輩のいじめと、認められての仲間入りというイニシエーションを受けるのも、軽い洒落た演技でよかった。
前半80分、後半90分、
休憩20分込み3時間10分だが長さを感じなかった

ネタバレBOX

奏が、昔の活動の先輩の「革命の炎を忘れたのか」と言われて、迷いを吹っ切って反論する。「劇場は奇跡が起きる場所。僕はここに命をかける。これが僕の戦いだ」と。井上ひさしにも通じる演劇人の志がある。この点はヤクザと左翼の違うところ、人々の心を動かす点で、左翼活動と演劇は親和性がある。ただ少々説教っぽい。井上ひさしがどう語ったか調べたい。

客席はジャニーズファンの女性が9割。志ある作品だが、見せる相手が違う気がする。踊り子たちの、ここに来るまでの苦労や、「女性が稼ぐには体売るしかない」というセリフもあるにはあるが、添景という程度。何を受け止めているだろうか。
UPSIDE DOWN~クリスマスに誘拐されました~

UPSIDE DOWN~クリスマスに誘拐されました~

Muse of Soul

ウエストエンドスタジオ(東京都)

2021/03/31 (水) ~ 2021/04/05 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

クリスマスに誘拐されたのに、誘拐されたおじさんのサンタ姿以外にクリスマスを思わせる演出がありませんでした。もっと冬らしい格好でもいいんじゃないですか?
小山さんが熱くて良かったです。
最前列と2列目はフェイスガードが用意され、舞台上の役者さんも客席の近くで演じる方はマウスシールド着用と、感染予防対策がなされていました。

ネタバレBOX

15年前は福祉課の人を演じたので、今回は「マトリの・・・」と水を向けたらそれを演じてくれるはずと読んでの誘拐だったという解釈でいいのでしょうか?
日本人のへそ

日本人のへそ

こまつ座

大阪新歌舞伎座(大阪府)

2021/04/01 (木) ~ 2021/04/04 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

休憩15分を挟んで約3時間、集中して観劇することができました。劇中劇に何重も仕掛けがある感じ。小池栄子の高い美しい鼻を見ているだけで満足。ストリッパーを演じているときには、身に着けている布の分量が少なく、ナイスバディをばっちり拝見しました。全員が何役もこなしていて、いろんな顔が見れました。

The PROM

The PROM

アミューズ

赤坂ACTシアター(東京都)

2021/03/10 (水) ~ 2021/04/13 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

昨年はチケットをとった2公演共中止の憂き目にあったので、今回は考える間も無く予約したので内容もちゃんと把握していませんでした。ブロードウェイミュージカルだったんですね。歌もダンスも楽しかったです。

Don’t say you can’t

Don’t say you can’t

一般社団法人グランツ

駅前劇場(東京都)

2021/03/24 (水) ~ 2021/03/28 (日)公演終了

映像鑑賞

満足度★★★★

映像にて観劇。
横浜桜座の本体である知的障害者劇団の活動(メンバーの舞台上の姿)を見たい、というのが一番の動機であったため、駅前劇場版に出演はなかった事はとても残念。劇場キャパ(駅前の狭いステージに乗らない)、また団員のスケジュールの問題がその理由だという。たた芝居は中々良く出来ていた。

お話の方は、、舞台上の作業所(就労継続支援B型と正式名称も紹介)の利用者を、北澤小枝子、神澤直也ら若手俳優が好演していた。

光景として現実には目にしそうにないシーンも劇中少なくないがこの現場固有の課題や「あるある」に触れられている。そして主人公の中途雇用女性(小飯塚)が高齢デイに来るかつての演劇仲間と共に、作業所で演劇を始める事となり、タブー視を乗り越え「好きな事」に取り組んで行こう、諦めず進んで行こうというエンディングに向かう。
即ちこの横浜桜座の舞台においてメタシアター的に「作業所劇団結成」がストーリーに組み込まれ、「現在地」へと近づく訳であるが、ここに至って当事者の出演がない事は、やはり淋しかった。

フラガール

フラガール

舞台「フラガール」製作委員会

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2021/04/03 (土) ~ 2021/04/12 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

炭鉱の町の成功した新規事業と言えば夕張のメロンとこの常磐ハワイアンセンター(現スパリゾートハワイアンズ)が双璧だろう。こんなぶっ飛んだ事業を考案し実現させた人のことを知りたい気もするが相当に地味なものになるので作者はフラガールに焦点を当てたのだろう。

蒼井優さんの出世作である2006年の映画「フラガール」を改めて観てみたが微妙に配役が合っていないところが独特なおかしみを生じさせていたと思う。そういう点ではこの舞台は少し、いや、かなり硬い。ダンス講師も借金取り立て業者も労働組合員も真剣すぎる。まあそれは演出の方針の違いということなのだろうが、セリフに大声が多くなって聞き取りにくいのは困る。

ストーリーはこれ以上ないくらいベタな展開だがうまく構成されているので感動的である。

こどもとつくる舞台『花をそだてるように、ほんとうをそだてています。』

こどもとつくる舞台『花をそだてるように、ほんとうをそだてています。』

ひとごと。

こまばアゴラ劇場(東京都)

2021/03/24 (水) ~ 2021/03/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

#花をそだてるように、ほんとうをそだてています。
#ひとごと。 こどもとつくる舞台
2回観劇。密度の濃い楽しい作品。親子の観劇にうってつけで、子どもの感性を刺激するに違いない。お絵描きされた服、ピタゴラスイッチ的な音と動きの連動、オノマトペからやがて言葉が紡ぎ出される。カラダとコトバの繋がりが自然で、観ていてシアワセになる。
とにかくキャストが皆さん素晴らしい。可愛らしくて愛おしい。最も目を奪われたのは #藤瀬のりこ さん。体幹がブレないということがどれほど美しいかを目の当たりにした。長い手足がしなやかに舞いキレもある。美しいダンスに見惚れた。
BGM⁉️となる親子の会話がまた素晴らしい。子どもの豊かな発想と、母親の見守り受容する愛に溢れたそれが客席を幸福で包む。
嗚呼、世界に伝われ❗
戦争じゃなくてドッヂボールすればいいのに。

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