劇をしている
ゴジゲン
OFF OFFシアター(東京都)
2016/02/13 (土) ~ 2016/02/22 (月)公演終了
朱春(すばる)
ゴジゲン
ザ・スズナリ(東京都)
2021/04/01 (木) ~ 2021/04/11 (日)公演終了
12人の怒れる男・12人の怒れる女
江古田のガールズ
「劇」小劇場(東京都)
2021/03/30 (火) ~ 2021/04/04 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2021/04/04 (日) 13:00
【12人の怒れる男】
先に観た「怒れる女」では聞き落としたかと思ったが、やはり終盤の「裁かれているのは……」という台詞がカットされており、特徴的な台詞の1つで他作品でオマージュを捧げられていたりもするだけにちょっと残念。
また、「怒れる女」よりくすぐり増量なので江古田のガールズっぽさも増したが、程よかった女性版と比べてややクドくなってしまった感もアリ。(計時の所とか)
とはいえ(男女とも)存じていた方、今回初めて拝見する方の区別なく、配役に「あ~、この人ってそういう言動をしそうだもんね」な説得力があって見事。
ボイルド・シュリンプ&クラブ
劇団6番シード
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2021/04/29 (木) ~ 2021/05/09 (日)公演終了
亡国のワルツ【4月28日・29日公演中止】
東映・シャチュウワークス
あうるすぽっと(東京都)
2021/04/16 (金) ~ 2021/04/29 (木)公演終了
映像鑑賞
満足度★★★★
無観客配信。とは気付かなかったいつもの熱量。毛利さんの積極的な社会派演劇というのでちょっとドキドキしたがざっくり言うとどんな思想でも革命というからには破壊と悲劇が付きまとうということだろうか。そんな犠牲を払ってもやる意味があるのかというと人間の歴史を見ればそんな無茶なエネルギーが無いと世界は動かない。動かないと停滞して腐る。だから思想よりリアルな生の実感を求めて身を投じる若者がいても当然だ。思想に正解は無い。その時代に振り子がどちらに振れていてどこで極点を迎えて反転するかだ。私が生きている間に目撃した歴史もそれだ。ただ有史以来そういう振り子運動を繰り返す人間社会において、そろそろその振り子から自由になる認識に至ろうとする動きが広がっているのも感じる。もっと上昇して俯瞰する視点だが今世紀的課題は地上と繋がり続け同胞とも繋いだ手を離さない道だ。一人だけ浮遊するのではなく。だからスズキの裏切り者との絆が問われる。敵という存在と人の自然な他者への愛着との葛藤。精神と魂の対立。この止揚から生まれる第3の地点。
ボイルド・シュリンプ&クラブ
劇団6番シード
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2021/04/29 (木) ~ 2021/05/09 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
演るも地獄、やめるも地獄。外は酷い雨。この状況で初日を迎え満員の観客が馳せ参じた。
漫画調のノリと展開は好き嫌いが分かれるであろうこの劇団。弘兼憲史の『ハロー張りネズミ』を思わせる人情系探偵劇。秀逸なのは『ルパン三世』大野雄二調のカッコいいブリッジでスタイリッシュな場面転換があっという間に行われる。役者総出で見事なる動線を描きセットや小道具が忽ち出現、相当練習したのだろうなと感心する。とにかくスタイリッシュに拘った演出。
久し振りに舞川みやこさん(コスプレ三昧)を観たが更に美しさを増していた。
①地下鉄水天宮前駅で半蔵門線をジャックするとの脅迫電話。痴漢冤罪事件を追っていた探偵二人が巻き込まれ、その裏に隠された意図を暴く。
②高級イタリア料理店のワインセラー内で店のスポンサーの男が死体となって発見される。怪しいオーナーには完璧なアリバイがあった。
12人の怒れる男・12人の怒れる女
江古田のガールズ
「劇」小劇場(東京都)
2021/03/30 (火) ~ 2021/04/04 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2021/04/01 (木) 14:00
【12人の怒れる女】
「極私的戯曲TOP10」の1本に選ぶほど大好きな作品であり、既に10回くらい観ていたが、全員女性というのは初めてであり、どう捌く(←「裁く」の誤変換ではない)かという興味も大きく、結論から言えば十分楽しんで満足もしたが、なぜ女性のみの上演がなかったか察することができた気もする。(以下ネタバレboxへ)
引き結び
ViStar PRODUCE
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2021/04/21 (水) ~ 2021/04/25 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
24日午後、池袋のシアターグリーンのBOD in BOXで上演されたViStar PRODUCE公演『引き結びー紬ぎ結ぶははじまりの糸ー』を観た。これは知人の役者・井上茜が出演していた関係からである。上演は一部ダブルキャストの紬チームと結チームで行なわれており、自分の観に行ったのは結チームによる上演で、結果として大千穐楽の公演となり、終演後には主宰の星宏美の涙ながらのコメントが観客の涙を誘った。
舞台はとある劇団の千穐楽公演の受け付け窓口。劇団員の忙しさの合間をぬって登場するのが、この舞台の主役・星乃美桜(星宏美)。劇団に入団希望者としてやってきた美桜は、実はこの劇団の主宰者・佐藤慶大(岡教寬)と主演女優であり制作もこなす北郷春(中山ヤスカ)の養成所時代の恩師の娘であったが、弱視というハンディを背負っている女性でもあった。そのハンディから、女優になるのに反対する父親・星乃真咲(音野暁)や出来るかどうか困惑する劇団員達。しかし、美桜の決意の固さとその母親で女優としての目標でもあった故・星乃いぶきの事を思う父親や劇団員達の理解もあって、ついに劇団員としての舞台に望む。しかし、初日に劇団員としての初舞台の緊張に押しつぶされそうになる美桜。その彼女を後押しする劇団作家・桜田直弼(湯口智行)の言葉に勇気づけられ初舞台に望む美桜。無事に舞台を勤め上げた美桜は、晴れて正式な劇団員となるのであった。
何と言っても、この舞台の中心は美桜と春。準主役は桜田と佐藤。この4人の熱演が全てを決定づけた。特に女優二人の熱演には拍手を送りたい。
笑いを担当する佐藤と、涙を担当する美桜と春とでも言えようか。会場に時折すすり泣く声が聞こえた。自分も思わず涙・・・
。
気持ちよい舞台を見せてもらった。難点は、時折挟まれる間の悪さかな。これは脚本の問題だろう。今後の精進を望む。
プロデューサーズ
東宝
東急シアターオーブ(東京都)
2020/11/09 (月) ~ 2020/12/06 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2020/12/02 (水) 13:00
チケット争奪戦に敗れまくり、おけぴにてお譲りいただいた。
初めてのシアターオーブ、初めてのブロードウェイミュージカル、初めてのオーケストラ、初めての井上芳雄さんと、初めてづくしで、本当に楽しかった。再演があればぜひもう一度観たい。
サカシマ
関西大学演劇研究部 学窓座
関西大学・千里山キャンパス内有鄰館1階多目的ホール(大阪府)
2021/04/17 (土) ~ 2021/04/24 (土)公演終了
映像鑑賞
満足度★★★★
そして引き続きラスト18日公演も観劇。
2ヶ月の全てを出し切ったラスト公演でした。
新人公演兼、新歓公演!
沢山の新人さんが入部されることを願ってます。
因みに本家・廃墟文藝部さんの映像が無料公開されてるので、そちらも楽しめました。
(やはり康介が超~不愉快です〈褒めてます〉)。
サカシマ
関西大学演劇研究部 学窓座
関西大学・千里山キャンパス内有鄰館1階多目的ホール(大阪府)
2021/04/17 (土) ~ 2021/04/24 (土)公演終了
映像鑑賞
満足度★★★★
17日公演を観劇。
普通の家族だった…日本健康ヘルスラインの康介に出会うまでは。
100mから落下する4.5秒間の走馬灯劇。
姉自殺の理由が露わになる時、最初と最後が繋がり、無常感だけが残る。
観劇を止めたくなる(実際に途中で一旦止めました)ほど不愉快な康介(褒めてる)。
初舞台の新人が主体の新人公演とは思えない程、良いできでした!
ふたりはピーナッツ
女子会プロジェクト
ライブバーWhat'sUP?ツイキャスプレミア配信(大阪府)
2021/04/10 (土) ~ 2021/04/10 (土)公演終了
映像鑑賞
満足度★★★
オンライン観劇
夫に先立たれたおばあちゃん2人がyoutuberになって…
おばあちゃんが可愛いかった。
前回は若い女子の絶妙な関係がとても微笑ましく、今回はその60年後の様な…?
やはりお婆ちゃんになっても仲良しさん、ですが夫の居ない寂しさが…
私も妻にそう思ってもらえる夫に、こんな夫婦になりたいものです。
四代目鼠小僧次郎吉
橋田ゆういちろうのカンパニー
ACT cafe(大阪府)
2021/04/05 (月) ~ 2021/04/12 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
義賊・四代目鼠小僧次郎吉一家が蔓延る悪に鉄槌を下す!!!
っていうか、コメディですけどね。
お客様を笑わせようと、あの手この手、サービス精神の塊の様な公演。
コテコテのお笑い、迫力のズッコケ、世知辛い世の中、パーーっと忘れ、笑って笑って1時間。
こんなご時世ですが、胸がスーーっと晴れやかになりました。
愉しかった。
靴カバーを履く等、防疫対策もバッチリ万全でした。
引き結び
ViStar PRODUCE
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2021/04/21 (水) ~ 2021/04/25 (日)公演終了
わたしの知らない、あなたの声
鳥公園
THEATRE E9 KYOTO(京都府)
2021/04/24 (土) ~ 2021/04/26 (月)公演終了
ショーケース企画“Continue”
THEATRE E9 KYOTO(一般社団法人アーツシード京都)
THEATRE E9 KYOTO(京都府)
2021/04/24 (土) ~ 2021/04/27 (火)公演終了
ドレッサー【2月26日(金)は公演中止/兵庫公演中止】
加藤健一事務所
京都府立府民ホールアルティ(京都府)
2021/04/24 (土) ~ 2021/04/24 (土)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
3度目の非常事態宣言が発令された京都府だったが、ギリギリで予定通りに公演が行われて良かった。翌日から宣言が発令されたので、会場のアルティも閉館となり、また翌日予定されていた神戸での公演も中止となった。何が何でもオリンピックをやりたい政府のために迷惑な話やなあ。この程度の規模の人手を抑えることに何の意味があろうか・・・
さて、今回の上演作品は2002年に「戦場のピアニスト(The Pianist)」でロマン・ポランスキー(Roman Polanski)とともにアカデミー脚色賞を受賞しているイギリス人の劇作家・脚本家ロナルド・ハーウッド(Ronald Harwood)の作品。1980年3月に英国のマンチェスター(Manchester)で初演され、その後ロンドン(London)で2年近くロングラン上演され、また81年11月からは米国ブロードウェイ(Broadway)でも公演された。
さらに1983年にピーター・イエーツ(Peter Yates)監督が映画化し、脚色賞の他、作品賞、監督賞、座長役のアルバート・フィニー(Albert Finney)、ノーマン役のトム・コートネイ(Tom Courtenay)の二人が主演男優賞にノミネートされた(この年の最優秀作品賞は
「愛と追憶の日々(Terms of Endearment)」が受賞。
日本では81年に座長:三津田健、ノーマン(Norman):平幹二朗、座長夫人:栗原小巻、アイリーン(Irene):市毛良枝という顔ぶれで初演された。加藤さんも88年に三國連太郎さんの座長に対するノーマン役をされた。他にもノーマンは柄本明さん、西村雅彦さん、小宮孝泰さんらが務め、2013年の三谷幸喜版では大泉洋さんが演じている。加藤健一事務所では3年前の2018年に初演。
約5か月前に上演された「プレッシャー」もそうだったが、これも第2次世界大戦下の英国の話。折からの空襲と戦時下の心労で心神喪失気味な座長と彼を支えるドレッサー(着付け師)を中心として、シェイクスピア(Shakespeare)の「リア王(King Lear)」を上演する舞台裏を描く。
加藤さんは、今回は座長を演じる。三国さんと演じた時からいつか座長をと思われてたととアフタートークでのお話。3年前の初演の時より笑いを抑えた演技にしたとのことで、確かにいつもの加藤さんとはちょっと違う役。
主役はドレッサーのノーマンだな。加納幸和さんは1960年1月生まれなので、61歳。テレビにはほとんど出ない方舞台の方なので、初めて拝見した。劇団「花組芝居」の主宰で、全作品の脚本、演出を手掛け、主に歌舞伎をモチーフにした作品が多いそうだ。ノーマンはとにかくセリフ量がすごい。最初から最後までしゃべりづくめ。笑いを抑えた座長に対しノーマンは結構笑わせてくれる。他のキャストでは結構座長とノーマンは年の差があることがあるのだが、今回は座長に近い年のノーマンでやりたかったそうで、加納さんはピッタシだったわ。
京都公演でしかやらないと云う、このような裏話を聞かせてくれた加藤さんと加納さんの15分余りの舞台上でのアフタートークも含めて3時間余り、楽しく過ごせた。早く平常の公演に戻れますように!
お月さまの悪戯
劇団CANプロ
中板橋 新生館スタジオ(東京都)
2021/04/23 (金) ~ 2021/04/25 (日)公演終了
パークビューライフ【4月25日大阪公演中止】
エイベックス・エンタテインメント
世田谷パブリックシアター(東京都)
2021/04/07 (水) ~ 2021/04/18 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
チラシを読んでいたので、もっとほろ苦いラストを想像していたのでしたが、なんともメルヘンチックな終わり方でした。いや、彼らの今後はわかりませんが。
そしてここの説明を読んでみると、また違った話のような・・・。岡田さんがお話を書いている間に、コロナ禍の状況がどんどん悪くなっていくのでみんなが安心できるようなラストを選んだのではないかと想像してしまいました。
一人暮らしの画家の部屋、本物の花(ですよね?)を使ったテラスガーデン、舞台下手に小さく広がる都会の風景と、舞台セットも楽しかったです。
お後がよろしくありますように
大人の麦茶
ザ・スズナリ(東京都)
2021/04/14 (水) ~ 2021/04/25 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
25日の千秋楽、緊急事態宣言でどうなるのかと思っていましたが上演されて見ることができました。始まってから「あれ?」と思って後で確認したらチラシのあらすじと違っていたのです。チラシを作ってからお話が変わっていくと言うのは、結構あることなのだろうと思います。それにしても駄菓子もんじゃBARって何?(笑)
オトムギさんの舞台なのでほっこり暖かいのかと思っていたら、今を反映したとてもスリリングなお話でした。舞台美術も良かったです。