テノヒラサイズの致命的誤謬 公演情報 テノヒラサイズ「テノヒラサイズの致命的誤謬」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    素晴らしかった。
    うん、素晴らしかった。

    観終わって一日、今はもうなんだかいても立ってもいられないような気持ちになっている。この素晴らしい舞台をもっと多くの人に観てもらいたくて。

    いやはやホント、わざわざ東京から大阪まで観に行った甲斐があったってもんだ。

    ネタバレBOX

    まぁ、大阪まで行ったのは出張のついでだが、そんなことはどうでもいい。

    どうでもよくないのはこんなに素晴らしい舞台が東京で、公演開始早々に中断になってしまったという事実だ。

    なんで中断になったか?

    って別に何かいかがわしいことをしたからってわけじゃない。たしかにいかがわしい外見をした役者は数人いたが至って真面目に、そしてすばらしい演技を観せてくれた。

    物語は非常によくできていて、レタス工場というちっちゃな舞台でのちょっとした日常が繰り広げられていくのかと思いきや、日常は非日常になり、舞台は遠く惑星を回る宇宙船の話へと広がっていく。

    なんて壮大な物語なんだろう・・・。

    と途中から圧倒されてしまった。
    そして、あっと言わされてしまった。

    じつはレタス工場は宇宙船の中にあったらしい。

    マジか?

    途中花粉症の薬のせいで寝ていただけにつながりがわからない。けれど、たぶんそういうことだ。寝ていなかった人達にとってもこの流れはサプライズだったに違いない。

    工場は宇宙船の中にあったらしい。
    うん、新しい。

    この流れは斬新だ。

    折り畳み椅子しか使っていないはずの舞台が、その椅子をベルトコンベアに見たてることで、花束に見たてることで、舞台上になんとも言えない広がりを見て取ることができた。

    最後の巨大レタスをみんなが見るシーン、その視線の先にあるレタスがはっきりと想像でき、なんともクライマックスに相応しい盛り上がりと規模の大きさが演出されていて、ここでまさにその壮大さを味わった。

    ライトの使い方、音楽の使い方、少しヘタ目のボイスパーカッションの使い方、全てにセンスを感じた。

    心があったまったし、
    声を出して笑った。

    なんかいいなって思った。

    いや、ほんとすばらしかった。
    ぜひとも東京で再演してもらいたい。

    グッジョブ!

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    2011/04/03 16:30

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