満足度★★★
まさしく、音楽の時間
学校の授業でいうところの「音楽の時間」
まさしく、明治時代の文明開化からの日本の音楽の歴史を目の当たりにするかのような、音楽の時間の授業を体感しているかのような。
時間軸が明治なんだけど異空間っぽい、不思議な感覚でした。
わたし知りませんでした、文明開化の時まで日本には国歌がなく、音楽というものに歌というものにそんなになじみがなかったなんて。
「君が代」問題にはあまり興味を持っていませんでしたし、難しい問題なのでここで意見は差し控えますが。
劇中で歌われる歌のメロディが、とっても優しくて心に染みて。
歌詞は情景浮かぶ情緒あふれる言葉でつづられていて。
観ながら聴きながら一緒に歌いたくなるような、素敵な歌でした。
最後の最後は、「音楽の時間」らしく音楽の授業ように合唱で締めくくられ。
なんだか懐かしいような、優しさに包まれたほっこりした面持ちで帰れました♪
役者さんはキャラメル岡田さん、美津乃あわさん以外は初めてな役者さんばかりでしたが。
もぉ安定しきった世界の構築力で、何やってても空気を自分色に染めることのできる方ばかりで見応え抜群。
とても上質なお芝居でした!