満足度★★★★
MaLとの出会い。
大地震の翌々日のライブ。
開催には大きな逡巡があったようだが・・・「命」「”良く”生きることの崇高さ」について、しっかり考えさせられた。
貴重な電力を使ってのライブ。
コメディでもシリアスでも、観客のボクは「何か」を感じて、これからの生活に活かさなければ、と強く思う。
しっかりと「感じ」てきました!
声優の山寺宏一と林原めぐみ、落語家の林家花緑による「語り」。
稲本響のピアノにMaLのボイスパーカッション。
話の筋は説明に書いてある通り。
夢の中になぜかあらわれる女の子(林原)に恋慕の情を抱くピアニスト(山寺)と、夢に取りつかれ衰弱していく友を必死に看病する医者(花緑)の話。
最初は花緑の語りの硬さが気になったが(台詞が多すぎなんだと思うが)・・・途中休憩後は、俄然良くなった。
山寺、林原は、さすが一流の声優。
うまく肩の力が抜けていて・・・途中で挟まれる「超絶な声の技巧」「かつて担当したキャラの声の披露」のサービスに大興奮!
ドナ○ドダックの声は、大人の事情で自粛していましたが(笑)
話も語りも良かったが・・・ボクにとって、最大の収穫はボイスパーカッションのMaLとの出会い。
ボイスパーカッションって、アカペラの一番端っこの人というイメージしかなかったんだけど・・・
その表現力の強さ・・・芝居の土台をがっちり固めてました。。。
MaLのボイスを、クラシックのBGMにしちゃったら・・・心への響き方がかなり薄まっちゃったかもしれない。。。
それくらいカラダ、ココロにビンビン響く生命力あふれるボイスだった。
人間が生み出す「音」ってすごいね。。。