労働ですニーランド
開演前から笑いそうになった。事前に『演劇じゃないかも』みたいな噂を見聞きしていたものの、これはアトラクション性・イベント性が突出してるだけで立派に演劇でしたよ。演劇の可能性をみくびっちゃいけないですぜ。子どもや外人さんでも楽しめるんじゃないだろうか。
そんな訳で、物語ではなく現象を追いかけていく感覚。物語スキー(物語好き)さんには物足りなかったかもしれないけれど、個人の人間性ではなく労働者のコミュニティを見る話だったからこれで良かったと思います。そう言いつつ、あえて物語だけ抽出して見るとかなりシンプルでしたね。パッケージ方法で冒険してる分、中身まで冒険したら全部が意味分かんなってたかもしれないしナイスなバランス。
「少年少女」を観た時に「まだ色々と揃ってないな」と思えたのが、今回はかなり揃ってた。タイミングが来たんだなと思った。観てない間に身の回りで『面白くなかった』って声も聞きましたが、今は面白いんだからいいでしょ。さて、次は何をやらかすのやら。