ますく 公演情報 劇団言葉座「ますく」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★

    言葉を大事に
    「小さな現実の希望を言葉座はあなたに送りたい」
    と、劇団の主宰がパンフレットに書いている。

    が、混沌とした芝居だった。

    ネタバレBOX

    大学のサークル同窓会が久しぶりに開かれる。
    卒業して、都心に出たもの、地元に残ったもの、結婚するもの、
    様々だ。
    しかし楽しいはずの同窓会で、皆がひた隠しにしていた過去の事件が暴かれ崩壊に向かう。
    あらすじはこんな感じだった。

    あらすじにまとめてみるとなんだかダイナミックな展開だが、
    台本・演技が荒っぽかったため芝居が噛み合わず、大切な部分を取りこぼし過ぎていて、結果、安いドラマ感だけが漂ってしまっていたように感じた。
    力押しのギャグや力みまくりの演技が多かったが、
    「言葉座」という素敵な名前の劇団なのだから、もっと言葉を大事にすればかっこいいのに。
    内容も人間心理を抉るようなものだったから、余計に破綻が目立つ。

    開演すぐの象徴的な感じのシーンや、度々登場するますくの男の見せ方なんかも、方向性が定まらぬ感じ。

    脚本・演出が整理されれば、もっといい感じになりそう。

    劇団の特徴なのか、音程をしっかり守って(というか、固執して)台詞言ってる役者が何人か。
    全員そうならスタイルだが、そうじゃない人も大勢なので、なんだか違和感。

    0

    2011/03/03 23:02

    0

    0

このページのQRコードです。

拡大