満足度★★★★
えぐる。
MCRに出会ってからちょうど1年くらいになりますけども、いつになくブラックに切り込んできた印象。
ドリチョコ含め今までは終わったあとになんだか胸が暖かくなるものを観てきたのですけど、今回は縁がノコギリ状になっているスコップで左胸をグッチャグッチャえぐられたような気分になりました。小さい頃を思い出したりして。
精度はだいぶ荒々しかったように思いますが、かえってそのささくれが傷口をよりぐちゃぐちゃに、治りにくく仕立ててくれたような感覚があります。
絶対的な象徴というよりは、このノコギリスコップ的な刃物が物理的な意味で刃物たりうる最低限の物質の芯としての「櫻井さん」だったように見えました。
テイスト的には意表を突かれましたけど、やっぱたまんないですね。櫻井ワールド。
次回、9月の王子も楽しみにしてます。ありがとうございました。