実演鑑賞
満足度★★★★★
演劇の見せうるイリュージョンを存分に織り込んだ作品。それでいて、演劇は虚構であると提示し続けるところが、ポストドラマ時代を生きる演出家らしい。役者の身体、照明・音響・セット・生バンドの用い方が繊細。言葉をほぼ封印しながら、本がキーになっているところも興味深い。チェーホフと切り離して観ても、美しく、視覚的に計算されつくした作品として愉しめた。
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2011/02/14 00:28
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