恋する、プライオリティシート 公演情報 コメディユニット磯川家「恋する、プライオリティシート」の観てきた!クチコミとコメント

  • 王子で王道。
    たくさんの小ネタに笑わされる内にいつの間にか物語にも見入って登場人物を見守ってしまう。これぞコメディ。ぷぷぷ、となった瞬間は結構たくさんありました。なんか分からないけど伝わってくる作品というのも奇跡的で感動しますが、あそこがここが面白かったと口で説明出来るならそれはそれで他の人との意見交換もしやすい。
    あと、たくさんある舞台美術のあれをよく揃えたなと。すげー。あれだけでも結構な時間見ていられた。

    ネタバレBOX

    中盤過ぎてカクテルを作る時に氷の音がしたのが良かった。バーの空間を一気に取り戻した感覚があった。
    ピアノは音色がもうちょっと、こう。響きが綺麗じゃかった。超もったいない。もっと音が綺麗だったらピアノが鳴っただけでも泣けた気がする。調律の良し悪しは分かりませんが、なんか残念な音だった。ピアノの良し悪しとは違うのかな? 劇場空間の問題? ピアノの位置の問題?
    以下、ファンの方が見たら怒る人もいるかもしれませんがあくまで個人的な感想ですから目を瞑ってやってくださいませ。そもそも自分は好き勝手言うから年に何度か怒られたりするんですけど、今の時点でこれだけコメントに好評ばかり並んでると流石にチョット怖いですわ。
    役者はそれぞれにこなすべきものをこなしていたと思います。台本の上での役の在り方にちょっと疑問。
    菊池さんの演技は良かったんだよなー。出てきた当初は「あ。こいつムカつく」と純粋に役にムカつく事が出来て、話が進んでからは「でも仲間思いの良い奴なんだな」と思えた。なのに純一と舞子はいなくても物語上は全く支障がなかった。もっと話の中心に入れてあげて良かったんじゃないかと思います。脇役にするには惜しい。冒頭はトイレ前のテーブルの辺りであれだけ存在感があったのに、その先はあんまり話に絡んでなかった。そういう位置だったし純一が舞子を度々馬鹿にしてたのもあるから、二人が海外旅行をゲットするのは幸せだった気がしなかったのです。
    その純一含め、同級生達の絆がもっと見たかったかな。『オレらはあの頃からの仲間だよな!』みたいな遣り取りをもっともっと濃く見せておいて、当時どんな遣り取りをしていたのかも想像させて欲しかった。そのほうがそれぞれの一言から重みや思い遣りをもっと汲み取れた。あと、そのほうが『え!男なの!?』ももっとびっくり出来たはず。
    理香。序盤は「主人公なのにこの悪女は好きになれなくて思い入れ沸きにくいな」と思ったけど、終盤は逆に良い子になり過ぎてた。ラストのあの大騒ぎで気持ちが崩れるのなら、迫田の説得がもうしばらくの期間続いていれば真摯に受け止めて心変わりしてくれたんじゃないかな?とか想像。しかもそのほうが二人の親密度は深まったんじゃないかと。
    迫田には小橋理香が好きだったとは言わないで欲しかった。他の人みたいにかつての彼女を気に掛けるのではなく、今目の前にいる美倉理香としての彼女を好きになっていて欲しかった。

    0

    2011/02/08 19:05

    0

    0

このページのQRコードです。

拡大