満足度★★★
おバカなところ、好きだなぁ
近未来、懲役100年を超えるような受刑者たちの地下収容所での物語…ではありながら、ナンセンスコメディ系。
なんたって受刑者にサル(しかもサルがサルの着ぐるみをかぶっている設定!)やロボット(Q-10風?(笑))がいるし、看守長の肩にとまっているトリも人間の大きさになって出てきたりするし、そういうおバカなところ、好きだなぁ。
一方、S気味の女性看守と受刑者たちの関係に『カッコーの巣の上を』(または『…巣をこえて』)を連想。終盤、「大阪LOVER」が止まらなくなるあたりなんて『カッコー…』第1幕ラストを彷彿とさせるし…って深読みか?(笑)
そうして迎えるラスト、地震によって閉じ込められた面々が光を見つけて脱出するシーンで客席(前部2段)が「十戒の海」状態になろうとは…。
2列目センターにいて、座る時に「この金具、なんだろ?」と思っていたのがそういう風に作用するとはねぇ。
また、日替わりゲストの21期生が、+1の目崎主宰、ろりえの奥山主宰、タイタニックゴジラの高木主宰など、そうそうたる顔ぶれ…。いやはや恐れ入りました。