満足度★★★★
両ブレンド観劇
アロマ、モカ、両ブレンド観させていただきました。
「みきかせプロジェクト」ということで、
リーディングによる色?特徴?を出すことが本公演の意義だと思うのですが、
作品の善し悪しは置いておいて、身体表現される演者さんは
台詞を全く言わず、完全に別の演者さんがリーディングしていた、
“今夜はパーティー”さんの『さしのべられたくない手』が4団体で
一番則していたように思いました。
全体的には「リーディング」という表現はまだまだ発展途上な印象を持ち、
逆に今後どう工夫されていくのか楽しみになりました。
作品としては、15mm vol.10の「東京へつれてって」が
気に入ってしまったので、かなりひいき目になってると思われますが(笑)
Mrs.fictions さんがよかった!
Mrs.fictions 中嶋さんの緻密な設定、ストーリーに驚き!
また最後、暖かい感じで締めくくられたのが心地よかった☆
出演者、特にろりえの志水衿子さん演じるユウコの真っ直ぐさがいい。
以下、各団体さんの感想(公演終了されたのでネタバレBOXから移動)
感想とは違いますが、各団体皆さん、主人公の状況的には
ハッピーエンドではない方向になっていて、おもしろいと思いました。
「リーディング」の持つ効果?としては、その方が作り易いのでしょうか。
【モカブレンド】
・play unit-fullful さん
ラスト、どうなるんだろうという期待感が一番あった☆
ただ動きのあるお話ではないのでト書き以外、
ただ台本を持ってます感が強いように思いました。
・今夜はパーティー さん
序盤~中盤まで台詞の読み上げが単調な感じとなってしまったのが残念。
でも終盤の青鬼と赤鬼の乱闘は、ト書きのリーディングに
息を飲むほどに引きこまれた!
【アロマブレンド】
・劇団エリザベス さん
4団体で一番難しかった!
真実を写す鏡を割る = 新しい自分になる の図式が
わたしの読解力不足でわからなかった。。。
ここぞという時、効果的にト書きをリーディングして
ストーリーに深みを増そうとしていたのはよかったです。
ラストシーンは迫力あり☆
4団体中、一番可能性が感じられました。
もう少し整理して、芯をぶれないようしたら見違えるほどの作品になりそう!
進化し、ぜひ再演していただきたいと思いました☆