満足度★★★★★
近未来の人情喜劇平日マチネでも超満員で人気の凄さをうかがわせます。客演なし、劇団員のみの上演ということですが、圧倒されました。作・演出でありながら主要キャストも演じる喜安さん。作品はお見事というしかありません。内容に不満はないですが、密度が濃いだけに、小劇場で2時間30分休憩なしの観劇は酸欠になりそうで環境面でキツさも感じました。小劇場演劇で最近感じるのは、優秀な作品ほどセットや仕掛けにも凝り、長時間ものが増えてきたようですが、やはりハコに合った作り方もあると思うんですよね。
ネタバレBOX
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2010/12/29 12:44
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2010/12/29 13:40
2010/12/29 13:14
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コメントありがとうございます。
林さん、おっしゃるとおり本当に不思議な魅力のある女優さんですよね。屈折した難しい子役を、大人だからこその表現力で演じられたのがすばらしいと思いました。
ブルドックは三鷹の「太宰」がシンプルな舞台装置で、今回のは凝っていて驚きました。小劇場で大掛かりな装置をやると、それなりの面白さはありますけど、ブルドックのように内容も高レベルでないと装置が主役みたいになってしまいますね。
>公演の尺というのはとても大事な要素だと、私も思っています。
KAEさんもそう思われますか。安心しました(笑)。
ある意味、喜安さんや評価の高い何人かの優秀な作・演出家たちはじゅうぶん大劇場で通用する長時間ものを書ける方々なのでしょうね。
作品に不満はないのです。でも、作品がすばらしいほど、狭い客席で人に挟まれ、息を詰めて観ますから、作品自体を長いとは感じなくてもそれなりの疲労はあるかと思うので。
長く書ける実力はあっても、小劇場なりの尺を考えて短めに作っているかたもおられるので、ついついそんなことを思ってしまいます。