“P”s (ピース) ~Wings to fly~ 公演情報 劇団め組「“P”s (ピース) ~Wings to fly~」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    史実を伝える意義は大きい!
    BC級死刑囚の怒り、諦めの心情が強く伝わってきました。

    若い教誨師の成長物語でもありました。

    ネタバレBOX

    嘆願書を出した二人の明暗は辛いですね。似ているだけで死刑とは、そして、一人だけ嘆願が認められたのも。

    最後に吸ったタバコですが、両切りのように見えたので終戦後まもなく発売されたピースかなと思いました。で、題名にも繋がっているのかなと思いましたが、箱の色は違っていたようです。

    最終的に遺書は持ち帰ることができたのでしょうか。没収されていたのかもしれません。それでも気持ちを落ち着かせる意味はあったし、遺族に伝えることはできますね。

    ところで、遺書を読み上げているときなどに映像で流れた銃後の女性たち、衣服はそれなりに戦中戦後を意識していたとは思いますが、しかも背景の壁に映しただけのよく見えない粗い画像でしたが、それでもなぜか今風の現代女性って感じを受けてしまいました。

    なぜだろう?肌が綺麗すぎるのかな。髪質もリングができるくらいにストレートで美しすぎるのかな。髪型もちょっと違うのかな。眉が細いのかな。セーラー服の素材・質感が良すぎるのかな。帯の締め方も当時と違うのかな。デートしたときの笑顔を交わした思い出の場面とはいえ、笑顔の質が違うのかな。現在の鉄柵が写り込んでいたからかな。

    言葉を聞くだけで銃後の女性たちの姿は想像できます。頭で描いたイメージと異なる女性が映ってがっかりでした。

    翼を持って故郷の山河に帰るということから、風景の映像はありかなとも思いましたが、いっそのこと映像なしで良いのではないかと思います。

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    2010/11/30 11:58

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