満足度★★★★
原典の魅力
明治大学文化プロジェクト略して文プロ。広く豪華なホールで満席の中、演じられる学生は本当に幸せ。
昨年、かなり詳しいレビューを書いたら、「知ってたら行きたかった。来年はぜったい観たい」とコメントくださったユーザーもおられたが、早めに情報はupされたのにどうやら今年も行かれなかったらしい。
演劇としては今年もレベルが高く、シェイクスピアの原典の魅力が味わえて満足できました。
ただ、昨年のようなロビーパフォーマンスもなく、高層エスカレーターの途中階も「関係者以外立ち入り禁止」の表示があるだけで味気ない感じでした。
「学習の一環なので商業演劇ではない」という考えが今年は浸透したのかもしれません。
役者と観客がロビーでも一体化していた昨年がたまらなく懐かしいです。
今年前半に、これまで指揮をとってきた原田大二郎さんの選挙出馬もあり、監修という立場で現場からは距離を置かれたようで、その分、イベントとしても淡白になった感があります。
文プロは来年からリニューアルされ、さらに雰囲気も変わっていくのかもしれません。