チラシの●の正体が知りたくて
行ってみまた(どんな理由じゃ)。もしやただのモザイク消し代わりか? 前説でいきなり「“次回から”シモネタは封印します」なんて言いだしたので、「間に合った!」と俄然気分が盛り上がった(おいおい)。答えはすぐにわかった。舞台正面の壁にでっかい●が空いているんだもの。やがて床にも1つ。それは、時には幼い頃の夢の象徴だったり、心にポッカリあいた穴だったり、遠くの様子を映し出す水晶玉のようだったり、肛門だったり(え、そう思ったのは私だけ? そんなはずはないよねっ、ねっ!?)色々なものに見えてくるのだけど、最後はラファエロの母子像かなんか描かれた円形のキャンバスのようにさえ見えてきた。舞台美術と衣装が独特(キッチュでポップ?)で、それだけ見ていると面白いデザイン。ただ、あれだけ個性が強いと、特に舞台美術は、想像の邪魔をして、違う場面になっても場面が変わった気がしないのですよ。ごく一般的なことを表現したい場面では、ことさら足を引っ張っている気がしたなあ、残念ながら。