満足度★★
夜
暗い中、マッチやロウソクの火が灯もり、客席の上まで雑然と立体的に組まれた単管パイプのセットを役者達が上下に動き回る、ダークで幻想的な雰囲気の、正当派な(?)アングラ演劇でした。
状況や登場人物の設定が説明されないまま物語が進み、テーマをあまり理解できなかったのですが、人間は必ず死ぬということを受け入れる葛藤を描いていたのだと思います。オートバイが擬人化されて演じられていた(全然バイクらしい格好もしていません)のが新鮮でした。
個人的にはあまり好きな演出スタイルではなかったのですが、役者の雰囲気も内容に合っていて、世界観がはっきりと打ち出されていて良かったです。