満足度★★★★
明るく哀しく心打たれる!終戦直後の風船爆弾作戦という、史実を背景にした作品。この風船爆弾という作戦自体がどことなく滑稽で、しかし、滑稽と言っても犠牲者が出たということでは哀しい事件であり、なんとも言えない出来事なのだが、その出来事をエピソードの中にうまく入れ込んで、全体としては愛すべき祖母の死に際の物語になっている。ハイリンドの役者は全員、演技に味があり、さわやかだ。そこへサスペンデッズのメンバーが加わっていい化学変化を起こしている。哀しい題材だが素敵なドラマに感じるのは早船聡のマジックか。
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2010/10/15 00:01
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