ほおずきの家 公演情報 HOTSKY「ほおずきの家」の観てきた!クチコミとコメント

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    韓流俳優チェ・ジョンヒョプの通訳として「ラヴィット!」に出演したみょんふぁさん。盛田シンプルイズベストによるネタ、「イメージダイブ」を通訳することに。動きまで真似て被せてみせてスタジオ大受け。決め台詞の「ここでダイブ!」を「ヨギソダイブ!」と決めてSNSでバズリ、未だに世間では「面白通訳さん」のイメージ。いやいや大物女優ですよ。

    初演も観たが、何か観なきゃいけない気分になった。美味い酒が飲めそうな舞台。

    開演前に流れるのは生のラジオ放送、「新浜ぐんぐんサテライト」。タケ坊(阿比留丈智氏)とジュンジュン(七味まゆ味さん)、彼等のサインは居酒屋食堂なぎにも飾られている。

    驚いたのが全キャスト、2年前と同じ。凄いこだわり。この人じゃないと駄目なんだ!執念を感じる。

    伴美奈子さんが秀逸、リアルな存在感。
    一番観客を沸かせたのはベトナム留学大学院生兼店員の佐々木このみさん。日本語英語ベトナム語をMIXしたものを駆使しつつ「聞け!」と威圧。こんな女に恋心を持つ日本人客もいびつ。

    今回は七味まゆ味さんの視点に重点を置いた感じ。差別されて苦しんだ世代から、それを踏みしめて更に先に歩を進める世代へ。差別も偏見も無知から来る病気でしかない。知性によってそれは治癒できる。人間を無知によって差別する時代は終わりを告げた。これからは差別する者こそが差別される時代となる。

    作家の主張は「人と人の絆こそが世界を繋ぐ」。理想論すぎるがそれしかないのかも。差別を乗り越えるのは毎日の生活の日々。人にとって他に何がある?

    ネタバレBOX

    前半は前回の方が良いと思っていた。それは座・高円寺1のスケールの大きさと舞台美術が好きだったから。海を感じさせて欲しい。ここからは何処までも海が見える。閉塞した北九州の田舎から遠く海の向こうを見やる青年。ここからどうにかして脱出してやるのだ。差別と偏見に支配された愚者の街。俺は才能だけを武器にこいつらの支配から自由になるのだ。だが実際は何処にも行けなかった。屑共と同じくその辺をうろついただけ。俺は超人なんかじゃなかった。軽蔑していたその辺の屑共と何も変わらない存在。認めたくない事実。結局何も変わらなかった。何一つ成し遂げられなかった。

    居酒屋のノリや濃度は前回の方が良かったと思う。笑いもその都度アップデートしなければズレてしまう。生モノだから。風車の絵は作品として必要だと思う。

    みょんふぁさんと松本旭平氏の物語とすると弱い。だが七味まゆ味さんの物語として観るとまた違う。過去を知ることで今が違って見えること。木下政治氏の決意と同じく、「まだ何かやれることがある」と気付く。

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    2025/03/16 20:05

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